Jeep グランドチェロキー Limited 4 飛騨高山 新穂高ロープーウエイ
2018年 03月 05日
次女の大学受験の日程も終了し、我が家もやっとそろってお出かけできるようになった。遠くへ行きたい、温泉に入りたいという次女の希望を叶えるべく、北アルプス横断コースで飛騨高山と新穂高の山々、温泉を目指して出発。
朝7時に家を出て高速を乗り継いで2時間でひるがのまでやってきた。高速道路はスキー場へ向かう関西方面のクルマで溢れていて、スキーシーズンであることを知る。SAの駐車場からは大日岳のゲレンデがよ〜く見える。大阪あたりからここまで4〜5時間はかかるけど、関西方面からだとこの奥美濃のスキー場などが最も近いことになるんだろう。
名古屋から3時間で高山に到着、クルマを置いてテクテク散策開始。陣屋前のみたらしだんごは外せないアイテムなので、柔らかいみたらしを食す。焼き足りない、固くならない絶妙の焼き具合が美味しい。周囲にもみたらしだんご屋はたくさんあるけど、雑誌の影響力はすごいモノで、このお店が最も流行っている。
飛騨高山と言えば、この上三之町あたり思い浮かべるだろう。ばあさんののんびりした歩きペースに合わせて、混み合う前の町並みをあちこち物色しながら散策する。
食べあるきのアイテムは幾つかあるが、行列が最も長かったのが「飛騨牛にぎり」だった。次女も列に並んでゲット、旨そうに食べていた。お箸もお皿もないが、手でつまんでせんべいまで食べてしまえば「ゴミ」が出ないって利点も有りか。
琴高童子 ブロンズ像
町内には高山祭りに登場する屋台を収納する蔵が点在する。そのひとつ、「琴高台(きんこうだい)」という屋台の収納蔵の前に目をひく置物がある。琴高とは中国古来の仙人のひとりで、いつも鯉に乗ってやってくるという謂われがあって、それにちなんだブロンズ像。表情豊かに楽しそうでどこかでみた作風だなと思って調べたら、作者は奈良県のマスコットキャラの「せんとくん」を生んだ彫刻家の藪内佐斗司さんであった。この屋台は200年以上の歴史をもつ文化財だ。
ばあさんはせんべい焼いているお店に釘付け。このあと焼き上がったばかりのせんべいを買ったことは言うまでも無い。焼きたてのせんべいが美味しそうな醤油の香りをまき散らし。。。小生も腹が減ってくる・・・
ぐるぐる歩いて堪能した後で11時の開店に合わせて「京や」さんに突入して席にありつく。ここは炭焼きの飛騨牛が本格的に頂ける郷土料理屋さんで、まずまず美味しい。飛騨牛朴葉味噌定食はビールが飲みたいくらいの辛めの味付け、なので白いご飯がよく進む。ご飯もゆっくりと頂いて、12時に高山を出発し新穂高温泉に向かう。気温は10度以上もあり雲も風もない最高の天候、新穂高ロープウェイの絶景が期待できるだろうと読んで、最上部まで登ることにした。
高山から新穂高の行き止まりにある新穂高ロープウェイ駐車場までゆっくり走って1時間。天候は安定しているし、2つのロープーウエイを乗り継いで標高2000mまで行きましょう。
ちょいと前まではこのロープウェイに沿ってスキー場があったのだが、廃業してしまった。新穂高ロープウェイスキー場といって、尾根伝いに下りてくる上級者コースはとっても滑り甲斐があった。圧雪が入らないので板を飛ばそうものなら、新雪に潜り込んで見つけることはできないだろう。半べそかいてボーゲンで降りてきた覚えがある。
新穂高ロープウェイ山頂駅の展望台からの眺めは期待通り、青い空に冠雪の北アルプス連峰が目の前に広がっていた。気温は-2℃、いつもであれば-10℃以下になることがほとんどと聞いていたので、まさにこの日は最高の日であった。
西を向けば、笠ヶ岳、抜戸岳が真正面に壁のようにそびえ立つ。ミシェランガイドで二つ星の絶景とされる雄大な景色。
北を見上げれば、すぐそこに西穂高岳がリンとして横たわっている。右の稜線をみると西穂高山荘の赤い屋根が間近に見える。左の稜線の先には、奥穂高、北穂高、中岳、槍ヶ岳と蒼々たる山々が続いているのがわかる。山には素人の小生達が、これだけの名山をこんなに間近に見ることが出来るのは、ここ以外にはないだろう。
風もなく日差しの暖かいこの日は、高齢のばあさんにも優しかった。後生な景色を楽しむことが出来てよかったねえ。この展望台には景色に飽きなくって長居をしてしまった。
新穂高ロープウェイを降りたら、すぐ近くの温泉に立ち寄り。ここのお湯はきれいなので小生は大好きだ。内湯は単純泉とあるが湯の花が舞って硫黄の香りに溢れている。露天風呂は源泉97℃の熱いお湯を竹の枝に流して温度調節をした硫黄泉。どちらも湯の量が豊富で蕩々とした掛け流しは最高に気分がいい。我が家ではのんびり入るときには集合時間は1時間先、男子の小生にとっては有り余るほどのお風呂タイム。
家族みんなでたっぷりとお湯を楽しんで、いざ帰路に。時刻は夕方4時、山の端は日が差しているけど谷間はすでに日没の気配。
帰りは違うコースがいいとかみさんが言うので、松本経由中央高速で帰ることに。安房トンネルが出来たおかげで、くねくねの安房峠もあっという間にパスすることが出来る。いずれは松本から福井までの中部縦貫自動車道の一部になる壮大な計画路線のひとつ。たまたま先行するクルマがいなくって、ETCゲートにいつものように減速して進入。開くだろうな〜と思っていたら。。ウレタンのバーがグランドチェロキーのボンネットに引っかけて急停車。係員がすぐにやってきて「一旦停止しないと開きません。」と説明を受ける。よく見れば、ゲートには「一旦停止型ETC」と書いてある。ちゃんと読まなきゃねえ。
本日の走行、580km。次女の望みもかなえたし、85才のばあさんもちゃんと同行できたし、よかったよかった。あとは次女の「桜咲く」の報告を待つ番だ。
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乗鞍スカイラインが一般車通行止めになる時に、走り納めに行ったら、大雨で断念して温泉だけ入って帰ったこともありました。
ほんと安房トンネルできてから格段に便利になりましたよね~。
うちに次女は滑り止めに東京薬科大学と明治大学に受かったのですが、やっぱりやりたいことができないからヤダって手続きしませんでした。
なので国公立の2校をもし落ちたら浪人でーす。
しくしく。
お嬢さまとともに桜咲くのを祈ってます。
そろそろ結果がでますね〜 どこかには滑り込んでほしいです(__)
こんなきれいな雪景色を見られるなんて、最高の条件ですね。
「せんとくん」の作者の先生は、私の高校の先輩だということを何年か前に知りました。
行く先々の食べ物は外せませんね(^^ゞ 是非一度 飛騨高山に旅行に来てください 高山だけなら一泊で 合掌造りの白川郷なども足を延ばせば見ることが出来ます