年を経るたびに寒さに弱くなっている気がする。冷え性で布団に入っても四肢が冷たくって寝つきが悪い。バイクのお出かけもだんだん億劫になってるのだが、この時期に尾鷲海山の「渡利かき」を手に入れないとルーティンをしていないような強迫観念に襲われ、家族にカキを食べさせるべく尾鷲に向かった。高速道路ばかりでは味気ないので、凍結がないであろう「伊勢志摩スカイライン」と「熊野〜尾鷲 国道311号」へ走りに行った。
伊勢志摩スカイライン
鳥羽市遠望
伊勢志摩スカイラインはこの時期でも普通に走れる面白いワインディングロード。山頂の西側は緩やか、東側はツイスティな延長16kmで「絶景を走る日本百名道」にも選ばれてるそうな。幅員は余裕があまりなくて路面もところどころ荒れているけど、たまたま他のクルマに出くわすこともなくクリーンに走れて面白かった。凍結はなかったはずだが、日の当たらないコーナーではリアが滑ってひやりとする場面も(^^ゞ。
熊野大泊〜尾鷲 国道311号
熊野大泊から海沿いを走る311号は幾つもの入り江を巡るクネクネ道。大半がセンターラインと真新しいトンネルでつながれている。この時期でも奇特なライダー達も繰り出していた。絶対的に交通量が少ないので、カーブミラーのストレスも少なくってゆったり走れる。
新鹿海水浴場
新鹿と書いて「あたしか」と読む湾は、真っ白な海水浴場と澄んだ海の青い景観がとても貴重に思える。ちょうど1年前にここで撮った写真はひどく気に入っている。あいにく今回は日差しが足りなくって、海の色が冴えていなかったけど、自動車道が拓かれて名古屋から2時間半でたどり着けるようになったので、いつか夏真っ盛りの「あたしか」で泳いでみたいなあ。梶賀港
脇道にそれると梶賀はちいさな村落だけど、いかにも漁村を思わせる風情で好きな場所。海は限りなく澄んでいて、自然の美しさに見入ってしまう。こんな静かな海沿いで暮らしたら、釣り三昧することになりそうだ。サビキでアジを狙ったり、底もののアイナメやメバルが釣れそうだな。
渡利かき
十分にクネクネを堪能して尾鷲の町に入った。ここで本日の目的である「渡利かき」をゲットする。この牡蠣は近傍の「白石湖」で採れるなかなか貴重な牡蠣。小ぶりだけど癖がなくって「生牡蠣」で食すると最高らしい。MT-01のシート裏には4点の荷物かけが潜んでいて、それなりに大きな発泡トロ箱に入った大事なお土産をくくり付ける事ができる。尾鷲から自宅までは、面白くもない高速道路を2時間半乗り次いで無事に帰宅。その後は20個の牡蠣を剥く作業に勤しんで、家族の食卓を潤すことができた。ちなみに自分は牡蠣が苦手なので、合わせて買ってきた魚の干物で自己満足・・・。生牡蠣が大好物の家族達からは、今日ばかりはバイクツーリングも評価されたでしょう。
こうやって地図上で表すと、名古屋からの尾鷲はやっぱり遠い。本日の走行距離500km越え、仕入れ値は安い牡蠣だけども食卓に届くのには労力とガソリンが必要だと実感。走りたかった欲求は満たされているので、まあいっか(^^)。
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