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XT250 セロー 2 峠三昧(馬越峠 鹿倉峠 小川峠 大洞峠 伊勢峠 温見峠 猫峠 折越峠)

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峠巡り
温見峠の冬季閉鎖も解除され、岐阜の山奥にもバイクが入れるようになった。冬ごもりしていたセローを引っ張り出して峠をいっぱい巡ってみた。日の出とともに朝5時の出発〜〜。
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①馬越(まごえ)峠
  美濃加茂から道の駅「平成」を経て、津保川沿いに飛騨金山へ抜けるルートはバイクで良く使う抜け道。その中途にあって行ったことの無かった「馬越峠」にまずは寄り道をした。「うまこし」と読みそうだが「まごえ」が正解のようだ。交通量が少なくて走りやすい峠で自転車の猛者たちを多く見かけた。立派な石碑とお地蔵さん、そして旧道も併走して雰囲気のある峠だ。
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②大峠
 長良川沿いの美並に降りてきて、すぐにまた西進して山中に入る。美濃東部広域農道のルートになる「羽佐古トンネル」の手前から旧道に入る。美濃東部広域農道は郡上の美並ICと中央道恵那ICを高規格の道路でつなぐもので、地域の活性をはかるねらいがあるようだ。「大峠」の名前の由来は分からないが、随分と威勢のいい名前にしたものだ。1.5車線でくねくね道は続き、近隣の部落をつないでいる。
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ヤマフジ
 この季節の山にはたくさんのヤマフジを見かける。とても上品な藤色は新緑にさえ、その芳香は遠くからでも気づかせてくれる。杉の木にしっかり絡みついて、クリスマスツリーの様になっている見事なヤマフジに出会った。杉の木からしたらえらい迷惑な話だろうが。
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③鹿倉(かくら)峠(奥那林道入り口)
 和良の道の駅で一息入れた後は、さらに北進して小川峠を目指す。道の駅の北にある快適な相谷トンネル(2722m)で小川峠に出てしまうお手軽ルートがあるが、それじゃあつまらない。途中にある鹿倉峠を欲張りつつ、旧道といえる県道322号の土京を北上して小川峠に向かうことにした。鹿倉峠は歴史のある街道のようだが、峠らしい景色を実感することなく通過してしまった。。。思い起こすと「あのあたり??」ってな場所はあったのだが。土京には廃墟となった宿泊施設があって、山奥のゴルフショートコース跡が痛々しい。
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土京(県道322号)
 廃村を過ぎると川沿いの簡易舗装を進むことになる。人里離れてちょいと心配になるくらい静かだ。このあたりは野生の動物も多く、今回はリスやカモシカに出くわした。カモシカはかなり驚いていたな〜、崖をすごい勢いで登って逃げてった。
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④小川峠もどき
 県道86号と交差する場所が「小川峠」。でも県道322号を登ってゆくとその手前にピークがあって綺麗な切り通しに出くわす。正確には小川峠とは言わないだろうが、踏破してきたモノにとってはこちらが峠っぽい。このあたりは舗装も切れて貴重なグラベルとなっている。小川峠から西へ下るコースは約7kmあって、一気に高度を500mほど転げ落ちる。登りにしても下りにしても、バイクでは面白い道だ。
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⑤大洞峠
 せせらぎ街道をちょっと南進し、「寒水」の表示に従って山間にはいる。眺めのいい高原地帯を少しずつ高度を上げて峠に向かう。地図を眺めていて、この寒水と山向こうの白鳥が林道で繋がっていそうなので挑戦した。その林道には「大洞峠」があって昔の鎌倉街道と一致するようだ。峠は伐採された原っぱとなっており、広々としている。緩やかに坂を下りてゆくと自然に白鳥の町並みとなる。地図でしか想像できなかった峠も実際に越えてみるとまたひとつ征服したような気になる。
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しろとり駅
 ローカル線の駅前を中心にこじんまりとした町だ。商店街に気に入った食堂があってカツ丼を楽しむのがルーティンだが、あいにくまだお店が開く時間では無かった。普通に美味しいのだが、お店の雰囲気がレトロ、ローカルぽくっていい。ひょっとして開いてるかもと期待したが、のれんは上がっていなかった。。がっかり。
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⑥油坂峠
 白鳥の町からループ橋を回って九頭竜ダム方面に向かう。油坂峠トンネルを避けて旧道のくねくね道を駆け上がる。トンネルに出くわすとそこが油坂峠だ。高低差の大きなこの峠を旅人が「油汗」を流したからとか、一向一揆でここを守った村人の流した血が道を油のように滑らせたからとか、名前の由来があるようだ。ここから眼下に見える白鳥の町は箱庭のようで、夜景もいいだろうな。
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箱ヶ瀬橋
 九頭竜沿いから対岸に渡る橋が箱ヶ瀬橋。瀬戸内にかかる「瀬戸大橋」によく似たデザインだが、なんとこの橋は瀬戸大橋の試作として作られたようだ。全国レベルの有名な橋と福井の山奥の橋と関わりがあったとは面白い話だと思った。
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伊勢 廃村跡
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⑦伊勢峠
 太古の昔に伊勢神宮が丹波国からこの地に移り、天照皇太神宮がまつられ「伊勢」という部落があったとされる。今の伊勢に遷宮された後は、長い間街道として残るもダムの建設などで昭和の時代に廃村となる。箱ヶ瀬橋からの県道230号は人里から遠く離れ、とても寂しい景観が続く。対向するクルマにも出会わないし、こんなところでバイクで転落したりしたら誰にも助けてもらえないにちがいない。伊勢峠は見ての通りに峠らしい切り通しで貫かれている。ホントに寂しいところ。
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平家平入り口
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平家平
 伊勢峠を下りきると温見峠に繋がる国道157号に合流する。これを南進して温見峠に向かう。その左手に「平家平」の案内標識があり、探検に突入した。平家平とあるからには、平家の隠れ里として名が付いたとか。全国の平家がらみの地名はたくさんあって、ここもそのひとつ。この平家平はぶなの一斉林が多く残る自然に満ちた秘境。自然観察に来ているハイカーも多く、この山奥にまで足を伸ばす労力に感嘆する。
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巣原峠への分岐
 西側の山並みの向こうは、福井県池田町。そこへこの温見から山越えできる唯一の峠が巣原峠だ。自分はまだ未踏だが途中まで登ってみた。お昼休憩の道路工事のおじさんに尋ねると、確かに池田町へ抜けれるようだ。この峠は次回の楽しみにとっておこう。
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温見の枝道
 枝道に入るとこんなワイルドな景色に出会う。落石やプチ崩落は至る所に見受けられ、道を管理維持する大変さが分かる。行き交いがあれば道は生きるが、ひとたび廃道になるとすぐに自然に戻ってゆく。
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温見ストレート
 まっすぐに伸びた直線路に出くわすと、いわゆる「温見ストレート」だ。酷道マニアの間では有名な場所。町中だったら、700mの直線なんて気にもしないが、くねくねだらけの山岳路にまさかの直線。この先には今も集落が残っていて、訪れた日も元住民の方が民家の整備に来ていた。大切なふるさとを大事にしている姿はすばらしい。廃村となった温見ではあるが、畑も建物もまだまだ生きていると思った。
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温見峠への登り(福井側)
 福井側からの登りはとても展望が良く、これから先の峠まで展望することができる。対して岐阜県側は谷がより急峻なためか、なかなか展望が望めない。新緑のきみどりが目に飛び込むまぶしさだ。
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⑧温見峠
 お隣の冠峠に比べると峠の展望は今ひとつ。それでも「最果ての峠」っていう貫禄は十分だ。大昔はこの温見峠ではなくて、さらに東にあるハエ帽子峠が街道であったようだ。今も157号沿いにはそのルートを示す標識にであう。それにしても「ハエ帽子峠」とは面白いネーミングだ。
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洗い越し
 降雨後のそれなりの水量でなかなかの迫力。汚れたタイヤとブーツをじゃばじゃば洗った。157号だけでなくこの近辺の林道では似たような洗い越しに出会う。土砂崩れにあっても、路肩が生きている限り重機で土砂を排除すれば通行が再開できるのもこのやり方のメリット。
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迂回路 (H28.5現在、本線の通行止め無し)
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⑨猫峠
 酷道157号をそのまま南下すれば帰路となるが、敢えて途中から再び山間に入り込む。本線の道路崩壊で長らく使われてきたバイパス路に猫峠と折越峠が存在する。この猫峠は開通したのはそれほど古くなく、ネット上での情報では157号崩落などのバイパス路として猫峠林道が開拓されたようだ。元々の旧猫峠は存在するが、この地より外れたところで人が歩行できるだけの峠であった。猫峠という気になる名前だが、由来ははっきりしない。この地が「根尾」。。「ねお」だからそれがなまって「ねこ」になったとか・・・ 怪しいなあ!?
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折越峠の栃の木
 銘文には樹齢350年の「とちの木」と書いてある。飢餓の年には「栃の実」が食料として村人を救ったとされる。峠近くに凜とそびえ立ち、根元は日中でも薄暗く感じるくらいうっそうとしている。とても存在感のある木だった。
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⑩折越峠
 折越峠も十二分に深い山奥に存在する。この峠で反対から来る他県ナンバーのクルマに声をかけられた。「本巣に抜けられますか?」って聞かれたが、答えは「YES」。。。しかし。。。おそろしく遠回りで、来た道を戻る方が無難と伝える。果敢なご夫婦だった。
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上大須ダム
 せっかくここまで来たのだからと、どんつまりの上大須ダムに足を伸ばした。ロックフィルダムのすばらしい景観だ。これから先の道は管理地とされて一般には解放されていない。まさに根尾村の最北端だ。
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⑪尾並坂(おなみざか)峠
 樽見から美濃関へ抜ける国道418号に横たわる峠。樽見側はそれなりにカーブだが、美濃関側は集落を貫く街道だ。これまでに制覇した峠と比べると至極快適な国道の峠だ。だんだんと里に戻ってきた事も実感できて、自宅へ急ぐスピードもつい上がりがちに。ネット上での検索では、この「おなみざか」の由来は見つけることができなかった。
 峠を巡ること11箇所、12時間かかって制覇してきた。セローだと砂の浮いたような山岳路でもひらりひらりと走り抜けれるので、ロードバイクに乗ってるときのストレスが少なくっていい。ただ長時間のシートはおしりに悪いし、移動手段としての高速道路はなーんも面白くない。もすこしパワーがあればなおいいのだけど、排気量が増して取り回しが辛くなったらオフバイクではなくなってしまうし、難しいところだ。


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Commented by Rip at 2016-05-19 14:41
一日で11の峠を制覇するとは、すごい容量のツーリングですね。
温見峠は以前から行きたいところなのですが、まだ一回も行ったことがありません。

ところで、私のトリッカーには座布団があります。
車の背もたれ(オートバックス製)です。
長距離、および2日以上のツーリングで付けています。

http://blog-imgs-36.fc2.com/n/a/k/nakanakanarenai/110410_112712a.jpg
Commented by LYNX at 2016-05-20 18:36
好天にも恵まれてなかなか楽しめたようですね。
オブ車があるとまた違う楽しみがあって良いかも。羨ましい限りです。
Commented by akane8150 at 2016-05-21 07:59
Ripさん 座布団拝見しました(^^) おなじく座骨周囲の痛みで苦しむ同胞がいてニッコリです オフバイクのシートは一見すると分厚くてよさげなんですけど。。。 MT-01は気にならないし RZもへっちゃらです でも Vmaxはだめだったな〜 ということは 立ちポジションの姿勢と 前傾姿勢の違いでしょうかね
Commented by akane8150 at 2016-05-21 08:05
LYNXさん ブログ拝見しました 九州ツーリング楽しそうで何よりでした ロングツーリングってわくわくしますよね
オフバイクは転かしても「まあいっか」って思えるところが気楽でいいですね 高速道路に乗らなければ 125ccあたりのオフバイクが維持の面でもライディングの点でも面白いですね〜
Commented by bikebiyori at 2016-05-22 20:50
こんばんは!
akaneさんの旅ブログ? 写真もキレイで説明も詳しいので 読んでてとても楽しいです♪

バイクと景色の写真って、キレイに撮るの難しいですよね
どんな構図にしようかなって

この写真はここにバイクとめて、どれだけ離れて撮ってるんやろ〜って…
そんな想像もしながら楽しんでます(^^)
Commented by akane8150 at 2016-05-23 18:17
そうそう 写真って難しいです 自分はフォトショップなどでトリミングをはじめ かなりいじっています(^^ゞ
自分の記事は ホント自分の記録簿のつもりなので おつき合いして頂き ありがたいです_(._.)_
by akane8150 | 2016-05-16 23:25 | ツーレポ 中部 東海 | Comments(6)

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by akane8150