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RZ250改 4 大井川源流へ 畑薙ダム 白樺荘


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リペア済み、RZ外装一式

 フェンダーステッカーがはがれかけたり、塗装の痛みがひどくなったりで、思い切って信頼している塗装屋さんにリニューアルをお願いした。サイドカバーエンブレムの片方がバチモノだったので、これも苦労して純正のシールを探し出して、貼る位置も1981年当時を再現して拘った。タンクはコーションシールまで綺麗に残っている美品中古が手に入ったので、これを始めすべての外装を磨き上げて補修した後に、厚めのクリアをかけてもらった。できあがりはうっとりするほどの艶と発色で大いに気に入った。
 フロントのインナーチューブの錆びも気になってたんで、チューブ交換とオイルシールの交換をしてフロントサスペンションの整備をした。またリアのモノサスペンションもずっと乗りっぱなしだったんで、オーバーホールに出してみた。1ヶ月ほどで見た目まったくかわんないリアサスが戻ってきて((^_^;)、スイングアームのグリスアップなどなどで気分は一新。
 綺麗になったんで、さっそく走りに行くですよ、ハイ。

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久保尾辻(362号峠 春野〜川根本町)

 今年はまだ訪れていない静岡方面、しかも寒くなったら行けなくなってしまう山奥を目指す。まずは新東名を使って浜北ICまでワープ走行。トップ6速、6000回転くらいで淡々と走ると、マフラーのカーボンも焼かれて白煙も目立たなくなる。オイル消費は400〜600km/ L、 多いのか少ないのかよく分からないが、焼き付いてしまうことを恐れると濃くってもいいやと思えてくる。でもロングツーリングだと途中でオイルの追加も必要となってくる。途中にヤマハのお店があればいいけど、「スーパーオートルーブ」はどこでも手に入るモノでは無いので、自分はリットル缶を携帯していく。
 天竜から春野と362号を快走、ここはフェアレディZの集まり「DSCC」中部のホームでもあり、よく訪れる場所だ。どんどんと道は高度をあげて、久保尾辻の峠を越えて川根本町の大井川にぶつかる。このあたりはお茶畑がいっぱい、川根のお茶は有名らしい。


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千頭駅 C10-8

 山奥に入る前の最後のおっきな街の千頭にたちよる。この先はGSが心細くなるので、ここで必ず満タンにしてお山に向かうようにしている。千頭駅では丁度大井川鉄道のC10が着いたところだ。小型だけとかっこいいタンク式蒸気機関車のC10はとっても貴重で稼動する最後の個体だそうだ。いつまでも元気に走ってくれるといい。蒸気機関車でやってきた観光客で溢れていた。

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長島ダム

 千頭をこえて入り組んだ渓谷の快走路を走り、トンネルからのヘアピンカーブを降りてゆくと目前に長島ダムが現れる。渓谷の底には公園ができていて、ダム直下の豪快な景色が望める。この手のダムで真下までいけるところって少ないので、珍しい写真が撮れる。もしも、いまこのダムが決壊したら。。。なんて考えないことだ(^^ゞ。

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南アルプスあぷとライン 

 長島ダムを見上げる橋からは、アプト式電車が走る南アルプスあぷとラインが見える。ちょうど見えてるあたりの路面は急勾配となっており、アプト式で電車は上がってゆくあたり。黒部のトロッコ電車を思い出させるちっちゃな電車だ。しかし現在は、災害による不通となっていて、終点の井川までは行けないようだ。

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接岨峡温泉会館

 渓谷にあるわずかな土地に集落がへばりつくように点在する。通りにあるのは「接岨峡温泉会館」、小さな湯船だけどお湯は満々と溢れ、とても綺麗な立ち寄り湯。ひとっ風呂浴びたいところだが、今回はさらに奥を目指していたので、素通り。でもいつか、金谷から大井川鉄道を蒸気機関車でやってきて、このアプト式電車にのって接岨峡温泉で泊まってみたい。周りは自然しかないので、のんびりした旅になるんだろうな〜〜。

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井川大橋

 さらに県道388号を北上し、永遠に続くのではないかと思えるほどのくねくね1.5車線区間をすぎると井川ダムが現れる。正確には一旦山を下る必要があるのだが、今回はこれもパスしてどんどんと上流を目指す。ダムが出来た頃は景勝地として観光客もやってきたんであろう「井川」の村落を通り過ぎ、湖岸にそって北上すると右手に対岸に渡ることのできる橋が見えてくる。200m以上の長さでクルマ一台がやっと通ることのできる狭い吊り橋。その真ん中で途中で南アルプス方面の写真を撮ってみたけど、クルマが来やしないかドキドキものだ。遠くに南アルプスの片鱗が望める。

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畑薙第1ダム

 大井川の源流を求めて来ると、このあたりが終点となる。このダムから数キロ先でゲートが設けられており、歩行の登山者とその奥の山小屋に行くマイクロバスのみ通行が許される。南アルプスの入山口としてこのルートは使われるようで、静岡駅からこの先の山小屋までの直通バスも季節運行されるようだ。でも、静岡駅からここまでの所要時間が3時間30分!!、ひどく山奥に来たモノだと実感する。村落もなく、ただ静かな湖面があるのみだ。

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南アルプス赤石温泉白樺荘(宿のHPより)

 この畑薙第1ダムを降りたところに、「南アルプス赤石温泉白樺荘」がぽつんと建っている。今回はここに立ち寄るのも目標のひとつであった。レザースーツの重武装とはいえ、初秋はひたひたと寒く、のんびり浸かることにした。つなぎを脱ぐのは大変だが、お風呂の温かさを思うと厭わなかった。お湯は単純硫黄泉、内風呂からも正面に茶臼岳(2604m)を臨むことが出来るすばらしい温泉だ。おそろしく人里から離れているんだけど、静岡市の市立施設で、かつ普通にいろんなメニューで食事も出来るし、宿泊も年中無休ってのが、すごい。

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自宅前のキンモクセイ 

 白樺荘でゆったりとお湯に浸かるのはいいのだけれど、家まで帰んなきゃならないわけで。。。 つるべ落としと言われるくらい日没が早い秋の季節、自宅までの250kmは考えると辛いこと。来た道を西日に向かって淡々と走った。日没前に自宅に帰還。自宅前のキンモクセイの香りを聞きながらバイクの洗車をしてこの日のツーリングは終了(^^)。
おまけ
 実は出発前にタンクの端から微細なガソリン漏れを発見(°0°)。綺麗に塗色したタンクからピンホールが開いているようで、愕然とした。手に入れた中古タンクは、どうやら腐食で傷んでいたようだ。悲しいけどもう使えない(T_T)。このタンクはオブジェとして部屋にでも飾ろうかと。。。結局、もとのタンクにもどして出かけていた(>_<)。
 足回りの整備はやった甲斐があるようで、接岨峡の狭いクネクネ道や高速のコーナーもしなやかにリアが動いてくれて、突然の段差にも底付きをすることも無かった。ながーく乗ってると乗り味の劣化も気がつきにくいが、今回のリアサスOHは「やった感」ありありで良かった(^^)。


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Commented by LYNX at 2016-11-24 23:47 x
こちらにお出でになられたんですね。
しかも春野を抜けて。凄い⤴⤴
僕は大井川の宿場町島田市の在なので大井川沿いはよく走りに行きます。
下手に遠くへツーリングに行くより短い時間で余程楽しめますからね。
また来る機会があれば伴走しますので、是非お声がけください。
Commented by akane8150 at 2016-11-25 21:43
こんばんは LYNXさん
畑薙ダムあたりまで来ると、秘境にきた感たっぷりで好きですね〜 ただし、名古屋から浜北ICに行くだけでも距離が出るので、なかなか思い立たないと行けない場所です(>_<)。
通行止めが続いてますが、畑薙ダムから山越えして見延町へ抜ける「井川雨畑林道」は、いつかセローで通り抜けてみたいと思ってます!
Commented by Rip at 2016-11-26 14:01 x
4年ぐらい前に、大井川鉄道に乗って井川ダムまで行ったことがあります。
もっと奥があったんですね。
道と川とダムだけのところに温泉とはいいですね。
また行きたいと思っています。

2stのRZ、なつかしいです。
とてもきれいですね。
Commented by akane8150 at 2016-11-27 08:57
Ripさん こんちは
貴殿もいろんな所へ足を運んでいますね〜〜 紀州の山奥も深ですが、このあたりはさらに「最果て感」がありますね。バイクのトラブルでもあったら、翌日の仕事にはきっと支障をきたすでしょう(^^ゞ
Commented by bikebiyori at 2016-11-27 20:46
キンモクセイ、今なんですね!
こちらはひと月程前に終わりました。
そんなに遠くないと思うけど、こんなに違うんですね〜( ˘ω˘ )
Commented by akane8150 at 2016-11-28 18:44
こんばんは
まりぞうさん ご指摘、鋭いです〜 開花時期をよく知ってますね!
実はこの記事、ネタは1ヶ月前の10月下旬です。なので、日高川周囲と同じ頃に咲いていたはずです<(_ _)>
キンモクセイ、香りがいいです でもあっという間に落花してしまいます
Commented at 2016-12-26 09:01
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by akane8150 | 2016-11-22 11:34 | ツーレポ 中部 東海 | Comments(7)

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