小生の備忘録

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MT-01 OS 27 R152号 中央構造線 2017.6 その1杖突峠 分杭峠



 もう6月!! 沖縄は梅雨に入ったとかで、名古屋もそろそろ。。。んでもって、日曜のピーかん天気!! これは走りに行くべき、しかもロングに! ということで、金鯱ビッグマシン会の月例ツーリングをすっぽかして、今年最初の国道152号の縦走に出かけた。


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名古屋IC
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諏訪湖SA


 朝6時半に名古屋ICから高速に乗り、中央道を制限速度+αで北上。松川あたりで「生きのいいバイクたち」と絡み合いながらのヒートアップで予定よりも早く諏訪湖SAに到着、初休憩。約200kmの一気走行もMT-01ならストレス無し、セローだと3回ほどの休憩がいるだろう。。。お尻が痛くなって保たないのだ。(>o<)


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 茅野ICで下りてガソリン補給、ちょいと飛ばした区間もあったので、17km/Lも仕方が無い。1700ccのMT-01ではあるが燃費は意外とよくって、大人しく走れば20km/Lを優に超える。これに比して1/4にも満たない排気量のRZなのに16km/Lというガス食い、しかも2stオイルも燃やして走る。

いいよいR152号の交差点で南下を開始、名古屋を出てから2時間経過。


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杖突峠 標高1240m


 くねくね峠道を駆け上がると杖突峠だ。峠の茶屋があってコーヒー飲みながらテラス席での八ヶ岳の遠望と居心地は最高。しかし今日はまだ朝早くって準備中。地元の速そうなライダー達がすでにダベリングしていた。


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高遠


 杖突峠から緩やかにカーブを連ねて下ってくると右手に駒ヶ根がきれいに見えてくる。花菖蒲も沿道で咲き誇り、とてもいい光景。とくに登りのストレートで見通しがよく飛ばしそうになる状況だけど、道の反対側には・・・


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 なんとまあ、ねずみ取りを模したようなマネキンおまわりさんとパトカーの看板。初めて遭遇したときは滅茶どっきりした。。。心臓に悪いわ!

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高遠城址公園


 山手にあるお城あとは公園になっていて、春にはタカトオコヒガンザクラが1500本咲き誇り、全国サクラ名所100選に選ばれる。今年は4月20頃が満開を迎えたようで、多くの観光客でごった返したのであろう。。。今は静かすぎて春の喧噪が嘘のよう。


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道の駅 南アルプスむら長谷


 ここで一息休憩、こじんまりとした道の駅だけど芝生の庭やジオパークの展示などがあって気分のいいところだ。ホンダグロムの青年と言葉を交わす。地元のナンバーの彼は、グロムはまだまだ慣らし運転中で速く走ってみたいなんて缶コーヒー飲みながら話してくれた。いつかでっかいバイクで遠出が出来るといいね〜ってな話の締めくくりだった。


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 いつもは横目で見ながらパスしてしまう戸谷口を左折して南アルプス林道のマイカー規制の所まで足を伸ばしてみた。黒川に沿ってゆくと味のある隧道や強者のコンクリ橋にであう。途中には登山者用の広い駐車場を備えた林道バスの発着場があったりして南アルプスの麓にいることを実感できる。


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戸谷大橋 南アルプス林道入り口

 
 国道から程なくしてしっかりとゲートで締め切られた南アルプス林道の入り口「戸谷大橋」に到着。ここから17km先、行程にして1時間で山梨県との境、標高2000mの北沢峠に到達する。以前、山梨側の林道バス起点の芦安まで行ったことがあるので、興味がわく。登山はしないけれども、北沢峠までこのバスに乗って一度でいいからいってみたいな。北沢峠ってどんな所だろう??


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三峰川


 再びR152号にもどって南下を再開。広い河原に比して水量の少ない三峰川は古来から洪水で悩まされた険しいところ、すぐ下流に美和ダムができたおかげで下流域の洪水の心配が解消された。このあたりは国道も大きなカーブを描いた快走路だけど、この先は分杭峠でだんだんと道は谷間の景色となってゆく。


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分杭峠 標高1420m


 茅野を出てから1時間半で2つ目の目標の分杭峠に到達。いつからか「地場ゼロ、世界有数のパワースポット」として観光客が訪れる場所となっている。「じゃらん」の説明書きによると。。「日本最大の断層、中央構造線上に位置し、断層の両側から押し合うパワーの拮抗によりゼロ磁場状態となり、気エネルギーが発生し集積すると考えられる。十数年前、中国の高名な気功師により発見されて以来、今では年間3万人以上が訪れる。冬は主要道路閉鎖のため行けないが、開通する3月中以降に大地のパワーを感じにゼヒ!」なんて壮大な触れ込み。麓からは村営のバスで峠まで、そこからちょいと歩いてパワースポットの場所があるようだけど、小生は行くモチベーションなし(^_^;。信じるものは救われるというのは大事だね。


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矢立木 大鹿村天然記念物


峠から大鹿村の町並みまでは、こぼれ日の中を下る爽快な山道。気にはなっていたがこれまで素通りしていた看板を見つけてバイクを止める。対岸に渡るとすくっと伸びた大木と説明看板、樹齢500年のさわらの木で領主遠山氏がここに矢を射って吉凶をうらなったとか。近世になって伐採の憂き目に遭いそうであったのを村人達が守って現在にいたる。さわらの木のことはあまり知らなかったが、後学によるとヒノキに近い種であって枝の茂り具合が少なめなことで見分けがつくようだ。確かに幹や枝の張り具合がヒノキに比べるとスッキリしてその違いがわかる。


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鹿塩温泉 湯元山塩館


 大鹿村の集落から支流塩川沿いに上がった先にあるのが鹿塩温泉。立ち寄り湯で利用したことがあってお湯はしょっぱく海水の成分に近いそうだ。地名も川の名前も「塩」が採取できたことが由来している。中央構造線の地核変動の際に閉じ込められた太古の海水が噴出しているとも云われ、温泉好きには外れのない「日本秘湯を守る会」にも加盟しており、お湯と静かなたたずまいを大事にしているいいお宿だ。


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 上は塩川にかかる宿に通じる橋からの写真、下は職場の自室に掛けてある風景画。絵画は飛矢崎文義さんの作品でタイトルが「大鹿村」、山の景色が緻密に描かれていて気に入っているのだけど、、、どこかで見た景観と思ってたのだが、なんとこの橋の上から西の方角をみた情景であったことに気づいた。ガードレールや電柱が省かれているくらいで、晩秋にきたらまさにこの景色になっているんだろう。


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大西山大崩落地


 昭和36年に大西山東斜面で大規模な山崩れが発生して、対岸の集落を襲い42名の犠牲者を出す大惨事がおきている。50年以上も経った現在でも復旧工事は継続され、中央構造線周辺のもろい地盤の恐ろしさを象徴している。


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大鹿村 ディアイーター


 6年前の映画「大鹿村騒動記」で原田芳雄がやっていた食堂は今も残っている。ロケで使われたのちはジビエ料理を出す食堂であったはずだが、いまも営業を続けているかどうかわからない。通りかかるたびに覗くのだが暖簾がかかっているのを見たことが無い。


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小渋橋から望む南アルプス


 映画ではこの小渋橋が幾たびか登場する。オープニングだったっけ、岸辺一徳と大楠道代がバスを降りて歩くシーンが記憶に残る。橋の上からは小渋川上流の赤石岳などが遠望できる、ホントにいい天気だ。


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中央構造線博物館


 大鹿村のはずれにある博物館、敷地内に線が引かれていてまさしく「中央構造線」の境界だそうな。画像中心から川向こうの山にむかって構造線は伸びている。断層が乗り越える山端には断層鞍部と呼ばれる峠のような峡部ができるようで、目の前の山にも山端に凹みができている。


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安康露頭


 大鹿村近くの断層が露出している安康露頭にも立ち寄った。国道から川べりを降りると青木川の右岸に断層が見えてくる。向かって右の青っぽい壁面と左側の赤っぽい壁面は明瞭に違っておりその境が断層面だ。数千年前には活発に活動していたそうだが、歴史の残っている大規模災害として1718年の遠山地震(遠山郷)が知られており、マグネチュード7.0ほどの大地震の多くの崩落が村落をおそったと云われる。


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松下家 大鹿村引野田

 青木川沿いには目に付く看板があって、それが「松下家」。国道から100mほど上の山岳村落にあるお屋敷は、松本から伊那地方にかけての独特の建築様式で本棟作りと呼ばれていて、この松下家は戦国時代から続く豪農で、名主、地主をつとめてきた。なんと築200年の木造で重要文化財となって村が管理している。


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中央構造線縦走 前半


 大鹿の集落を抜けて南進し地蔵峠への登りが始まる。谷は深く道幅もクルマ1台分となり、バイクですら対向車との離合に注意しないと危険。交通量が多いので路上の落石も少なめだが、災害で通行止めとなることも多い区間だ。時刻も正午、走り出して6時間が経過、そろそろお腹も減ってきた。。。。その2に続く。。。





by akane8150 | 2017-06-06 18:48 | Motorcycles | Comments(0)
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