
おじいちゃんのGL1200が我が家にきてもうすぐ1ヶ月。サイドカーの運転になれるよう多賀町の五僧峠や権現谷のツーリングに行ってきた。サイドカーには場違いな山道だけど、踏破力なども知りたかったから「お試し」みたいな部分もあった。またGoproのマウントを幾つか用意して実際にサイドカーに取り付けて画像を確認してみた。

上石津町より五僧峠方面を望む
この日は9月最後の日曜、しかも天気は申し分なしってのもあり関ヶ原から四日市に抜ける国道365号は、「うじゃうじゃ」とライダーにすれ違う。そんな賑やかな本道から外れて小生は脇道にはいって滋賀の秘境に分け入る。
サイドカーの運転は独特、クルマともバイクとも違う。ハンドルを切った分だけクルマのように曲がってゆく。路面のでこぼこを拾うと上下よりも左右に体が振られる。この横揺れはバイクでは体験しないので不思議な感覚。寝かしこんで重力に抗するバイクと違って、サイドカーは立てたまま外側にはらむ重力に対応しなくてはいけない。自重が500kgを越えているにもかかわらず、左コーナーではサイドカー側のタイヤが浮き気味となって右側に転覆する危険がある。対して右コーナーはサイドカーが踏ん張るので荷重をかけて余裕を持って曲がることができる。


上石津町時山
美濃から近江にぬけるこの旧道は伊勢街道のひとつで古くから人の行き交った街道。峠の東側は「時山」でススキの穂が揺れる静かな村落だ。小さなコーナーをこなしながら上がってゆくと、本日は解放された時山林道のゲートを通過する。
サイドカーにパッセンジャーがいるとそれだけでも走行は安定する。ライダーとパッセンジャーが協力して、コーナーでの「イン側への体重移動」をこなすことができれば、さらに安定してコーナーを抜けることができる。サイドカーの制動はリアタイア重視である。このGLも右足のフットブレーキは70%までリアローターのみを制御。それ以上踏み込むとフロント片側ディスクとサイドカータイヤのドラムブレーキも制御がはいって「全輪ブレーキ」になるように設定してある。フロントブレーキが出しゃばりすぎると、下りなどでカー側前方に「でんぐり返り」転倒を来す心配があるからだ。

五僧峠
この日はすれ違う軽トラックなどもあったりで、賑やかな林道。路上の落石を避けながらさくっと峠に到着。バックギアがないから、鎰路では「対向車こないでね〜」とお祈りしながらイノシシのごとく突っ込んでいくしかない(^^ゞ。サイドカーになれていないと、カー側の取り回しに苦労する。車幅の感覚がないと「縁石」などにタイヤやカーボディをヒットしてしまう。このGLでは横幅1800mmあって、1815mmのフェアレディZとほぼ同寸のもの。日頃、対向車に気をつけて路肩の車線を目やすに、道路の左よりを走る癖がある小生は気をつけないとすぐにぶつけそうだ

五僧峠 工事現場
五僧峠を滋賀側に下りるとすぐに工事現場。このあたりは落石の多いところだから、沢の反対側にでも新道を作っているんだろうか?看板を見直してこればよかったけど、通り抜けてしまったので詳細不明。。。まさかトンネルなんてことは無いだろう。

県道139号 保月方面通行止め
アサハギ谷から廃村「保月」や「すぎ」を抜ける島津越えのルートは通行止めの表示。昨今の台風なので土砂崩れなどがあったんだろう。お彼岸の時だったから元村民の人たちのお墓参り時期であったけど無事にお墓参りができたんだろうか? 住んではいないけど、ふるさとを大事に管理している。

白谷林道 通行止め
セローで体験できたこの先の「白谷林道」は分岐にはしっかりと通行止めがなされていた。これまで小生は一度進入できたのみで、大抵は無情にも通行止めになっている。この先はそれなりのダートが続き、霊仙山の頂も見える素敵な展望が待っているんだが。。。


権現谷林道
権現谷は霊仙山の取り巻くような急峻な谷だ。いつもは伏流して流れのない沢も先日の雨のためかブルーの澄み切った流れを見せていた。大きな岩がせり出し、晴れていても深い谷は薄暗い。路面には落石がいっぱいでよけきれずにドスンともろに衝撃が来る。バイクだと避けることもできるけど、3輪だとどうしようもない場面に出くわす。

滋賀県多賀町河内 廃村
多賀町の山間には多くの廃村が今も沢山残っている。昭和50年代〜道が開けるに合わせ、住民はより住みやすい平地に移転していった。ここに限らず高度成長期に合わせ、日本中の僻地で見られた現象。住み手のいなくなった庭には、大事に育てられたであろう花々が自生していて季節になると密かに花を付ける。
サイドカーにはサイドブレーキも備わっていて、斜面での駐車も安全になっている。しかし長時間停めたりする際には車止めなどを置いてやるのが安全のようだ。

バイク自体が完調ではないのが残念だ。去年の暮れ車検のあとおじいちゃんがツーリングに出た先でエンジン停止、そのままショップに運ばれてきた状態で小生が巡り会った。故障はダイナモとレギュレーターが原因だったようで、これらをOEMの新品に交換。エンジン降りていたのに合わせてタイミングベルトなども交換した。
おじいちゃんは低速走行ばかりだったのか、キャブのジェット類がつまっているみたい。始動には手こずるし、50-70kmまでの市街地走行はなんとかなるが、100kmの定速走行を維持するのも難儀するくらい回転が上がらない。この記事を書いている時点で、まだキャブのOHが出来ていない。いつも世話になっているバイク屋さんも場所をとるGLが数日間作業場を占拠するのに準備が大変らしい。
10月初めにこいつでロングツーリングに行こうと企んでいるので、なんとか完調になったエンジンで出かけたいモノだ。

サイドカーショップでは、オーダーメイドでぴったりのカバーを作ってくれた。屋根付き駐車場にクルマ1台分のスペース、手間のかかるバイクに手を出してしまった感ありありだけど、サイドカーに乗ってみたいという願いは叶えられた。荷物を一杯積んでこの秋のツーリングは本当に楽しみだ。
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