小生の備忘録

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GL1200サイドカー 4 東北の旅 その2-5 八戸 恐山 大間崎 下風呂温泉



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三陸鉄道 釜石駅


 三陸鉄道には南リアス線と北リアス線があり、その間をJR山田線がつないでいる。震災以降JR線は不通となっているが平成30年を目標に再開通の予定だ。三陸鉄道のワンマンカーが鮮やかな塗色で走る姿はとてもかわいい。今後JR山田線が三陸鉄道に委譲される話もあり、そうなると大船渡から久慈まで三陸鉄道の線路が繋がることになる。
 釜石から再び北上して海沿いを走るのが当初の計画であったが、時間短縮が必要と分かり自動車道と東北自動車道を使って八戸まで高速を飛ばす作戦とした。なんたって今日の走行距離は500km以上にもなりそうだから。。


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二戸パーキングエリア


 高速道路を制限速度+αで淡々と距離を伸ばす。キャブレターOHのおかげできっちりエンジンは回るようになった。快調に走って青森の二戸まできたが、ここに及んで一から九まで「〇戸」という地名があることに気づく。荘園制度のころに馬の放牧場にちなんで名前が振られたようだ。数字の順に並んでいるかとも思ったけど、ばらばらだった。


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 ちなみに「四戸」だけが現在の地図上で見つからないが、江戸時代以前までは四戸八幡宮という鎮守があって、四戸は実在したらしい。現在は櫛引八幡宮と名を変えている。

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八食センター


 八戸に入り、食べログに上位になっていた八食センターに行ってみた。野菜、海鮮などの小売店がひしめき合って賑やかなここは、食堂も幾つかあってお勧めのよう。とにかく活気があって楽しかった。八戸にきたら「せんべい汁」は外せないとおもって、センター内の「なんぶや」さんで昼食。一番贅沢な「南部定食」を頂いた。焼き魚は4種類から真ホッケの干物を選んだ。たっぷりのせんべい汁とお刺身、鉢物が一杯で美味しかった。せんべい汁は硬めの南部せんべいがおすましに入っていて、ふやけても歯ごたえはしっかり残り小麦が腹持ちもよくしている。
 小生は底モノの魚が好きで特にメバルには目がないのだが、市場では取れたての立派なメバルを発見!!。25cmほどの新鮮なメバル、刺身でも頂けるようだが、わたを出して裁いてもらい冷凍で自宅に送ることにした。名古屋の市場ではまずお目にかからない鮮魚、地方の市場はすごいなあ。




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六ヶ所村野鳥観察公園



 八食センターを出たあたりからは雨も本降りとなって全身をぬらす。すでに上下のレインウエアーで装備しているが、足下だけはメッシュブーツのまま。GLの足下は濡れにくいのでしばらくこれで行けそうだった。三沢を超えたあたりから国道338号線はただただまっすぐに寂しい集落をすぎてゆく。景色が変わらない、飲食店はもちろんコンビニすら見当たらない。それでも国道沿いにはパラパラと住まいが続いていた。地図を見ていても、実際に走ってみてもとても閑散としたところだった。

 眠気も出てきたので、ちょっと見晴らしのいいところに停めて休憩、野鳥観察の場所であって白鳥の飛来地でもあった。見ると1羽の白鳥がカモに混じって哀しそうにしていた。白鳥のシーズンはこれからで多くの白鳥がこの地で越冬するわけだ。



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宇曽利湖



 久しぶりの町らしい町のむつ市を通り越し、本日メインの恐山に近づいていく。恐山の手前には青い湖が広がっていた。なんとPH3.5の強酸の湖、恐山温泉のお湯が流れ込むのが原因であろう。荒涼とした景色がなんだか怖い。


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三途の川と太鼓橋


 湖から流れ出る川が「三途の川」、ここに木造の橋が架かっていて、祭事の時には人が渡るらしい。橋の手前が「現世」、橋の向こうが「あの世」ということだろう。薄暗い天候もあるだろうが、気味がわるい。。。


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恐山 伽羅陀山菩提寺


 死者を弔う霊場として、地元の人たちに古くから崇敬をあつめてきた恐山。硫黄が吹き出す火山らしい地獄は、恐山の名にふさわしいほどに怖い雰囲気が漂う。死んだ人に会うことを仲介してくれる「いたこの口寄せ」でも有名な場所だ。秋のお祭りや大祭では、青森各地から「いたこ」がやってきて参拝者達の祖先と合わせてくれる。硫黄ガスをはき出すその姿は霊場というのにふさわしく、高野山・比叡山と合わせ「日本三大霊山」と言われる。
 溶岩の川原には、石積みのケルンが並んでいる。そこには鮮やかな風車が立っていてちょっと不思議な光景。火を使うと引火するかもしれないので、ろうそくや線香は禁止され代わりに風車が立ててあるんだそうな。あの世はこんな景色なのかと思わせるくらい、インパクトのある景観の恐山だ。



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恐山 湯小屋


 恐山の伽羅陀山菩提寺には宿坊も有り、湯治の役割も担ってきた。境内の参道横には「男湯」・「女湯」と書かれた木造の質素な建物がある。無料の温泉である(既に拝観料は払っては居るが・・・)。引き戸を開けると脱衣場があって、すぐに湯船。白濁した硫黄のお湯が蕩々とながれ、素晴らしく雰囲気のいい湯船だった。お湯は熱めで入れない人も居るだろう。恐山温泉は硫黄-ナトリウム-塩化物泉 源泉は74℃。


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大間崎


 行程表はきっちり組んであって、最北端の大間崎には日没頃の到着予定であった。恐山のお湯で暖まってから、ブンブンと飛ばしたけど、やや押しながらの到着は日没後になってしまった。幸いにもまだ薄明かりが残っていて、大間崎の灯台、対岸の北海道の地形が読み取れる。マグロの一本釣りで有名な港だから、どこか食堂にでも入って試してみたいが、もう夕食時間となってタイムアウト。
 ここは今回のロングツーリングのひとつの目標地、ぷち感傷に浸りながら人影もまばらな地のはての寂静感をたっぷりと味わう。


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下風呂温泉 大湯


 下北半島の北部に位置する下風呂温泉、井上靖の「海峡」の舞台となった鄙びた温泉地だ。漁師町に沸いたお湯は硫黄泉、海沿いなのに塩っ気も含まれない珍しいお湯だ。大湯という昔ながらの共同浴場に行ってみた。予想通り、あっちっちの掛け流しのお湯で冷えた体にはがつんと堪えた。


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 当日は町をあげてのお祭りの日であったが、天候が悪く山車などの繰り出すイベントはすべて中止になってしまったようだ。気の毒なことだ。防水シートが掛けられた山車が共同浴場前の広場に鎮座していた。浴場の靴脱ぎ場には雨にかからないように太鼓と鉦鼓が避難していた。

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下風呂温泉 


 ここもぜひ訪れてみたいとおもっていた温泉地。何軒かの宿があって、イカ釣り船の漁り火が部屋からもみえる鉄筋ビルの旅館に問い合わせをしたが、ひとり旅では予約を受け付けていないとのこと。他の宿にあたったところ、電話応対も親身でお風呂の写真の風情があったお宿に決めた。
 目利きはまちがっていなかったようで、びしょ濡れのレインスーツ姿ではあったが、宿の主がてきぱきと応対してくれた。お部屋も望外のきれいさでお湯は写真のごとくいい湯だった。こじんまりした湯船なのでお札を立て貸し切りで浸かることができる。なので三脚を立てて自分の写真を撮ることができた。お札で貸し切り湯ができるので、ゆっくりと入りたいひとにはありがたい。下風呂温泉 含硫酸-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 源泉66℃ 酸化が進む時期にはお湯がもっと黒くなるようだ。

ロングツーリング3泊目、明日からは終日雨の予報。。青森までの退屈な道のりが思いやられる 今回の走行 480km



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その3-5に続く




by akane8150 | 2017-10-20 18:00 | Motorcycles | Comments(2)
Commented by bikebiyori at 2017-10-21 16:22
こんにちは!
こんなロングツーリング行ってたんですね!!!
雨は残念ですが、風情のある温泉など 羨ましいです(^^)

私も久々のツーリングは雨で中止になりました…T_T
Commented by akane8150 at 2017-10-22 07:51
日頃のツーリングでは天気予報に注意してるのでめったに降られることはありません。なので、カッパを着ることはまれなんですが、今回8日間の旅行ではそうはいきませんでした(>_<)。
ゴム手袋に上下の作業用カッパ、ゴム長靴をホームセンターでゲットして愛用してました。みため、漁業組合のおっさんです(^O^)。
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