GL1200サイドカー 8 エピローグ
2017年 11月 12日
85才とは思えないくらい、血色がよくて元気のいい方だった。職業柄、様々な年代の人と接するのだが、70才と自称されても疑わないほどだ。愛車を介したご縁なので、初対面の遠慮もなくいろいろとお話を伺うことが出来た。86年式のGLアスペケンドを新車で購入。当時は逆車も珍しい頃だったから、相当に思い入れがあって買われたのだろう。ソロで2年ほど過ごしたそうだが、立ちゴケでひとりで起こせなかったことにショックを受けて、サイドカーに仕立てたそうな。
このショップの創業から間もない頃で、主も気合いの入った作品であったはずだ。主は今は無き「太陸モータース」に出向いて制作のノウハウを学んだそうで、フネのデザインもGTシリーズに準じたもの。30年間、週に1度はGLにまたがって方々へ出かけたそうだ。東北から北海道へもショップの主と共にサイドカーでツーリング歴があると言っていた。近くの清水を取りにポリタンクを積んでこのGLで向かうのも恒例だったようだ。このGLには「奥さん」を数回?「お孫さん」をたびたび? 載せて走ったくらいで、ほとんど空で走っていたそうだ。
「懐かしい」「嬉しい」を連発して、復活したGL に感嘆されていた。ショップの主から「記念写真をとろう」なんて提案頂いて、新旧オーナーとGLサイドカーが一枚に収まった。いい写真だ。
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前オーナーさんも、自分の乗っていたバイクがリフレッシュされて元気に走っているようすは、たいへん気持ちのいいできごとだったに違いないと思います。
高齢でも、現在また新規のサイドカーを持っているとは、正に筋金入りの「一生ライダー」です。
私自身もだいぶん年をとりましたが、まだまだ立派な先輩がいるんですね。
前オーナーに報告したかったんで、願いが叶ってホント良かったです。大先輩の跡をたどれるのであれば、まだまだバイク、クルマとモーターライフを楽しめるのかなあとワクワクしますね。
でも、その頃にはすべて電動になっていて、MT-01の排気音や鼓動が過去の語りぐさになっているのかもしれません(>_<)。
私も30年後は元気で走れているだろうか???
50歳を過ぎてから一つ一つの季節を大切に感じるようになりました。
人生の大先輩が現役で頑張られていると嬉しいです。
負けていられませんね^^
30代くらいまでは、先のことなど考えもせず日常が過ぎてゆきました。でも、近頃は寒くなって、暖かくなってという季節の移り変わりが妙に感じ入るようになりました。
齢は避けられない現実ですが、エンディングを考えてしまうとネガティブになってしまいます。目覚めた1日を思うように楽しく過ごせたらいいですね。まだまだ遊び足りないと思っています、お互い楽しみましょう(^^)