小生の備忘録

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GL1200サイドカー 8 エピローグ



 長期の休みを取ったんだから翌週は忙しいに決まっている。8日間もバイクに乗って遊んでいた罰だ、そう思いながら1日があっという間に過ぎてゆく。

それでもやり残した事があって。。。「GLばあさんの前オーナーにひと目お会いする」ことだった。

「マシ締めするから見せにおいで」とサイドカーショップの親父さんに言われていた事に合わせ、前オーナーにお土産を渡したいと主にお願いしてあった。

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職場から見た名古屋駅方面


小生の休みに合わせて約束し、天気も上々でこの企画は準備万端のはずだった。。。

しかしこんな時に限って、深夜に病院から電話。「○○さんが、熱発していてお腹が張って苦しんでいます」なんて夜勤看護師からの上申だった。当直医に指示を出しながら、ささっと着替えて病院へ。検査やら処置をしてひと安心したら、すでに界隈は普通にいつもの朝だった。

こちらからお会いしたいと言っておきながら、遅刻やドタキャンはあり得ない。。さくっと仕事を切り上げて、三河豊川へ高速道路を飛ばした。



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オアシス刈谷


 深夜から仕事した明けの朝、妙に腹が減って伊勢湾岸道路の刈谷サービスエリアに立ち寄る。近所すぎてここで食事を取ったことがなかったからいろいろ探索。遊園地やクアハウスまで完備して、平日にも関わらず多くの人で賑わっていた。調べると、ここは相当に流行っているようで、「ディズニー、USJに次いで遊園地集客全国第3位」(°0°)。フードコートも地元の名店が入っていたり、スペースもゆったり作られていてなかなか。

 高速道路利用者以外も入場出来ることもあって、近隣のレジャースポットになってる感ありありだった。バイク乗りに必須のお手洗いもしゃれていて綺麗。トイレが売りのサービスエリアなんてなかなか無いだろう。


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サイドカーショップ東海


 豊川のお店に着くなり、バイクを一通り見てもらう。ツーリングでナットが脱落したことを伝えてあったので、主は新品のステアリングダンパーに交換して対策品のナットで締め付けてくれた。さらに片側のリアサスペンションに異常が見つかってこれも治すことに。
しかしこれが大変な作業でサイドケースを外さないとリアサスにたどり着けない。引っ張る、押すなどの力作業は小生がお手伝いしてアッセンプリーで外し、治すことが出来た。これで底づきしやすかった乗り心地も改善。


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そうこうしてるところに前オーナーさんが現れた。

 85才とは思えないくらい、血色がよくて元気のいい方だった。職業柄、様々な年代の人と接するのだが、70才と自称されても疑わないほどだ。愛車を介したご縁なので、初対面の遠慮もなくいろいろとお話を伺うことが出来た。

 86年式のGLアスペケンドを新車で購入。当時は逆車も珍しい頃だったから、相当に思い入れがあって買われたのだろう。ソロで2年ほど過ごしたそうだが、立ちゴケでひとりで起こせなかったことにショックを受けて、サイドカーに仕立てたそうな。

 このショップの創業から間もない頃で、主も気合いの入った作品であったはずだ。主は今は無き「太陸モータース」に出向いて制作のノウハウを学んだそうで、フネのデザインもGTシリーズに準じたもの。30年間、週に1度はGLにまたがって方々へ出かけたそうだ。東北から北海道へもショップの主と共にサイドカーでツーリング歴があると言っていた。近くの清水を取りにポリタンクを積んでこのGLで向かうのも恒例だったようだ。このGLには「奥さん」を数回?「お孫さん」をたびたび? 載せて走ったくらいで、ほとんど空で走っていたそうだ。

「懐かしい」「嬉しい」を連発して、復活したGL に感嘆されていた。ショップの主から「記念写真をとろう」なんて提案頂いて、新旧オーナーとGLサイドカーが一枚に収まった。いい写真だ。


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旅行記


 エキサイトの提案するサービスで、ブログ記事を冊子にしてくれるものがあった。ブログ5回分の記事を二段刷りにして44ページ、パソコンを見ないであろう前オーナー向けに準備して東北のお土産と共にお渡した。連れ添って大事にされたGLが、小生の元で元気にツーリングに行ってきたことを伝えたかった。

 嬉しそうにぱらぱらとページをめくる姿を拝見して、感謝・感謝。ロングツーリングも前オーナーへの挨拶も無事に済ませたことで、小生の気持ちもすっきりであった。

 ちなみに、前オーナーは今も250cc のサイドカーを新規に作って乗っているそうだ。この御仁のお元気な姿を拝見して、30年後の小生もこのようになりたいと心から思った。




by akane8150 | 2017-11-12 20:50 | Motorcycles | Comments(4)
Commented by Rip at 2017-11-14 13:12 x
とても楽しい出会いですね。
前オーナーさんも、自分の乗っていたバイクがリフレッシュされて元気に走っているようすは、たいへん気持ちのいいできごとだったに違いないと思います。

高齢でも、現在また新規のサイドカーを持っているとは、正に筋金入りの「一生ライダー」です。
私自身もだいぶん年をとりましたが、まだまだ立派な先輩がいるんですね。
Commented by akane8150 at 2017-11-14 22:31
Ripさん
前オーナーに報告したかったんで、願いが叶ってホント良かったです。大先輩の跡をたどれるのであれば、まだまだバイク、クルマとモーターライフを楽しめるのかなあとワクワクしますね。
でも、その頃にはすべて電動になっていて、MT-01の排気音や鼓動が過去の語りぐさになっているのかもしれません(>_<)。
Commented by otnlife at 2017-11-15 17:35
素敵なお話しですね。
私も30年後は元気で走れているだろうか???
50歳を過ぎてから一つ一つの季節を大切に感じるようになりました。
人生の大先輩が現役で頑張られていると嬉しいです。
負けていられませんね^^
Commented by akane8150 at 2017-11-15 20:36
風ごよみさん まったく同感です。
30代くらいまでは、先のことなど考えもせず日常が過ぎてゆきました。でも、近頃は寒くなって、暖かくなってという季節の移り変わりが妙に感じ入るようになりました。
齢は避けられない現実ですが、エンディングを考えてしまうとネガティブになってしまいます。目覚めた1日を思うように楽しく過ごせたらいいですね。まだまだ遊び足りないと思っています、お互い楽しみましょう(^^)
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Golf Bike Cars and Beer


by akane8150
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