
ようやく修理に一区切りついたGLばあさんが帰ってきた。エンジンは至極よくなったらしい、だったら走りに行きましょう。天気予報では最高気温12℃、いいじゃないですか! 広範囲で天気は安定しているようなので、今年お初の紀伊半島縦走と尾鷲の「牡蠣」が目当て。お日様もしっかり上がっていい感じ、厚着の装備が大げさなくらい。
針TRS
名古屋高速、東名阪、名阪国道と乗り継いで1時間半で針TRSまでやってきた。名阪国道は相変わらず長距離トラックが魚の群れのように流れていて、ペースメーカーになりそうなクルマを見つけてコバンザメのように一定速度で走る。針テラスのバイクエリアの台数はまだまだ少ない。1週ごとに暖かくなってきているのを実感するので、3月に入ればここも沢山のバイクがやってくるだろう。
川上村 小倉橋
針から国道369号、道の駅大宇陀をやり過ごし先を急ぐ。国道370号にはいるとぐっと交通量が減ってペースが上がる。吉野川に沿った県道262号は細い道だけど集落が連なっていい雰囲気の区間。途中に出会う小倉橋はピンクの鉄橋で味わいある歴史遺産。

道の駅 杉の湯川上
吉野川の上流を縫ってゆく国道169号は整備された道でとても走りやすい。トンネルが沢山出来るまでは蛇行する川沿いの険しい道だった。大規模な崩落跡を過ぎると、距離的に休憩したくなる道の駅に到着。朝から何も食べていないので、肉そばを食べて腹ごしらえ。特に美味しいわけでもないのだけれど、ここを通るときはいつも食べてるような気がする。。。
川上村 白屋橋
大滝ダム湖が大きく蛇行する景観の素晴らしいところに一際目立つ綺麗な橋。快走できる区間だからついついバイクを止めることがなかったが、今回はハザードをだして写真を1枚パチリ。美しい橋なので調べてみたら、土木建築のなんたら賞を受けていた立派なモノだった。
大台ヶ原ドライブウエイ
国道には雪の気配はまったくないけど、大台ヶ原に向かう県道は雪と氷で閉ざされている。ゴールデンウイーク近くまで、冬期間閉鎖中だ。この先の山間には奈良県には珍しい「和佐又山スキー場」があるようで、興味をもった。なんとリフトやケーブルなどのない「自然なスキー場」のようで、子供づれのそり遊びくらいには最適のようだ。
道の駅 吉野路上北山
分水嶺を越えて路は下りになり最初の集落が上北山村でここでひと息休憩する。川の向こう側には立ち寄りの上北山温泉 薬師湯がある。アルカリ泉で評判いいらしいけど、これまで一度も使ったことが無い。クルマできているのなら多分寄り道するだろう。温まったらさぞかし気分いいだろうけど、冬のバイク装備では脱いでまた着るって考えると面倒くさくって。。。
佐田坂
さらに南下して、入ってみようかと思いながらも未体験の「きなりの湯」などを素通り。。人里に下りてきた頃に基幹道路国道42号線に合流するともう少しで海が見える。海沿いの大泊まで最後の難関、「佐田坂」が待ち受けている。整備された国道を約10kmの行程で300mの落差を下りて海岸線に向かうワインディング、バイクならとても楽しいはずがサイドカーとなると話が違ってくる。
50~60kmの中速でカーブの続く下り坂は、側車側へのカーブ(左カーブ)が曲がりきれなくってオーバーランしやすくって、さらにハンドルを切るといとも簡単に側車が浮いて2輪走行になる恐怖と向き合うことになる。右ステップから足が外れるくらい体幹をぐいっと左にかけて遠心力に逆らって、ハンドルをしっかりきってゆく。それでもカーブの後半では側車が浮いてくるからさらに体を左に投げ出すかアクセルを緩めるしか手段が無い。
カーブに入ってしまうとやれることは限られてしまうので、兎にも角にも安全に回りきれるスピードに減速しておくことが必要。サイドカーショップのおやじさんは「上手に乗れる人はソロバイクより速くカーブを抜けてゆくよ」なんて言うけど、これは側車に人が乗って体重移動を上手にしてくれる場合に限られ、ソロの場合にはそうはいかない。
南紀 熊野
交通量が少なかったのでクルマに後ろから煽られることもなく大泊まで降りてこられた。名古屋を9時に出発して熊野市についたのが14時、走行距離250km、ガソリン満タンにしたら15Lほど飲み込んだ。亀山からは名阪国道、そのあとは山沿いの一般道路であったので、これくらいの時間はかかってしまう。
寒い吉野の山奥から南紀熊野に降りてくると南国紀伊半島の暖かさを実感する。海沿いの国道を流していると未だ晩冬であることを忘れてしまうくらい日差しがぬるい。走っていて「おやっ」とまわりを見渡すと、しだれ梅が数本見事なピンクの花を咲かせていて「梅の香り」をまきちらしていた。
新鹿海岸
天気もいいから海の景色に期待して新鹿の海岸に立ち寄ってみた。大好きないつもの駐車場にとめて、三脚をたてて写真をとる。季節外れの時ばかりきているので、今年こそは夏真っ盛りの新鹿の海岸でビールを飲んでみたい。
尾鷲 お魚いちば おとと
日が傾き始めた頃に最終目的地の尾鷲に着く。牡蠣が店頭に並んでいるか前日に電話問い合わせしてあったので品切を心配することはなかった。平日にもかかわらず店内は観光客で賑わっている。近くの白石湖の名産、「渡利カキ」と酒の当て用にイカの一夜干しと干物を購入。「マンボウ」の具材もこのあたりの特産だけど、食わず嫌い いまだマンボウを食したことはない。
家に帰って、さっそく牡蠣のムキ作業にとりかかる。焼きガキも捨てがたいが、やはり新鮮な生牡蠣で頂くのが美味しい。ガソリン代、高速代を含めると決してお値打ちな食材になっていかいけど、ツーリング先をめざすモチベーションになるし、何より家族が喜ぶ姿が楽しい。

劣化して割れたイグニッションコイル
ジェネレーターの交換に始まり、タイミングベルト・燃料ポンプ・イグニッションコイル・プラグキャップ・キャブOH・レギュレーター・クラッチリリース・ブレーキクラッチマスターシリンダーなどなど、エンジン補機類のほとんどを交換した。今回のツーリングではバックファイアーも起こらなくなりアクセルのツキもビビッドに、本来のパワーを取り戻した感じ。手に入れてから半年経つけど、今までで一番調子が良い。やれた外装も全取っ替えしたいところだが、これはこれ、GLばあさんの人生を物語ってると思えばこのままでもよいか。
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