小生の備忘録

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MT-01 OS 33 ビーナスライン(表・裏) 上諏訪「宮の湯」



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 梅雨の時期に入ってしまったが、休みと晴れ間が重なった。んっじゃ、出かけましょう。思い立った先は、「ビーナスライン」、特に裏ビーナスを楽しみに午前5時半に自宅を出た。前日が夏至の日であったこともあり、日の出は4時40分!!あたりは全然明るくなっている。

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ビーナスライン(表・裏)

 ビーナスラインは名の知られた山岳観光道路だ。茅野から美ヶ原美術館までの全線開通は1981年、学生の頃に初めて来たときは、料金所ゲートが各区間にある有料道路であった。茅野から蓼科湖、スズラン峠を走る蓼科有料道路区間、大門峠から霧ヶ峰、和田峠、美ヶ原をつなぐ霧ヶ峰有料道路区間の二つを合わせてビーナスラインと呼ばれる。茅野から美ヶ原まで全線をバイクで走ると3500円ほどかかったが、2002年以降は無料開放されて現在に至る。
 美ヶ原美術館で折り返す観光客がほとんどであるが、その先を走ってゆけば、美ヶ原高原の北側に回り込む「裏ビーナスライン」と俗称の付いた県道が続いている。今回は茅野市街から裏ビーナスラインの終点、美ヶ原自然保護センターまでの約100kmを動画を撮りながら「ゆっくり」と走ってみた。

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諏訪湖(諏訪SAより)

 名古屋ICからノンストップで茅野まで走ろうとしたけど、恵那山トンネル付近の寒さに凍えてしまって阿智PAに避難した。標高が上がると気温はぐっと涼しくなって、メッシュの上下での高速道路は辛すぎた。寒すぎてそれ以降は80km定速走行のトラックに紛れてゆっくり走る。おかげで休憩を合わせると3時間もかかって諏訪湖に到着。晴天が拝めるか気になっていたが、高層雲と青空が出迎えてくれた、これなら動画も栄えるだろう。

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旧蓼科有料道路区間

 諏訪ICを降りた茅野市内では朝の通勤時間帯に居合わせてしまう。信号が変わってもなかなか前に進まないほどの混雑、すり抜けができるほどの路肩すらなくって随分と時間をロス。あれほど寒さで凍えていたのに、渋滞の信号待ち、足下からわき上がるエンジンの熱気で汗ばんでくる。ライダーは夏冬関係ないくらい環境温度の過激な環境に晒される。
 やっとのことで郊外に出るとクルマ量はグッと減って、幹線たるビーナスラインでクルマの流れは快適、順調になった。

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蓼科湖

 ゴルフ場の手前からヘルメットに装着したGoproを回し始めた。ほどなく右手に蓼科湖の駐車場が出てきた。観光ポイントだろうけど、湖というには小さいなあ。信州そばの「やまなみ」や ホテル「ハイジ」など、昔から変わらずに続いているお店も近隣にあって嬉しい。

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スズラン峠周辺

 蓼科湖を過ぎたあたりからは民家も減って山岳路になる。路肩が弱くなっていたり、アスファルトもつぎはぎだらけだったりと道路は傷んでいてバイクにはあまりよろしくない。近隣の「ピラタス蓼科」「しらかば2in 1」などのスキー場にもよく通ったものだ、いつもエスティマだったなあ。
 世俗たっぷりの白樺湖湖畔におりてくると、池の平ホテルの施設が目立つ。しかし、昔からの湖畔にならぶホテル群は随分と寂れていた。18年前にPorsche928の全国オフ会の宿泊先で利用した「白樺湖レイクサイドホテル山幸閣が気になったが、現在も建物もそのままに営業を続けているようだった。よかった、よかった。

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旧霧ヶ峰有料道路区間

 白樺湖をすぎてしばらくすると「大門峠」交差点、これより、先の牧草地となだらかな丘陵を縫うように走る「ビーナスライン」らしい区間が始まる。裏ビーナスラインという名称がもしあるとしたら、この区間はまさに表のビーナスラインと呼べるだろう。

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大門峠交差点
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ビーナスライン

 開放的な牧草地で被われた丘陵、それをゆった入りとカーブしてゆくこのあたりの景色はすばらしい。周囲が森林で被われていたらまったく違った景観になってしまうだろう。クルマを追い立てて走るのも嫌だから、車間を十分にとって見晴らしよく走る。

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八ヶ岳

 高度を上げてくると西の方角に八ヶ岳の姿が見えてくる。八ヶ岳と名が付くだけあって、山の頂はいくつもあって、ぱっと見ただけではどれが最高峰なのか、頂きの名前も分からずひとくくりで「八ヶ岳」だ。

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霧ヶ峰 S字カーブ

 ビーナスラインを走っていて特に印象に残るのがこの連続するカーブ。上りだとカーブの先がすべて「空」、下りはカーブを見渡せて向こうの山も背景となりダイナミックな景観。どちらから走っても楽しい。

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富士見台

 このような名前が付いているからには、「富士山」が見えて欲しい。正面には南アルプスの北端、左を望めば八ヶ岳の裾野の向こうに山頂を覗かせている100km以上先の富士山がはっきりと見える。信州を走っているのに富士山が見えるなんて得した気分だ。

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三峰展望台付近

 きれいに刈り取られたような牧草の山肌が美しい。前方を走るクルマと適当な車間を保ちつつ、エンジンの鼓動を感じながらノンビリ走る。ビーナスラインのほとんどの場所は、追い越し禁止のイエローラインが続く。

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美ヶ原高原美術館 道の駅


 美ヶ原の登るヘアピンカーブを幾つか越えて、大門峠から38km 所要時間45分でビーナスラインの終点「美ヶ原高原美術館」に到着。飛ばしてこなかったから時間もそれなりにかかった。せっかくの好天気、緑のお山と青い空、表情豊かな白い雲、バイクの排気音とエンジンの振動 かなりお腹いっぱいになって極楽、極楽。
 
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裏 ビーナスライン

 ビーナスラインと名称される観光道路はここまで。この先は長野県道464号となって山を下ってゆく。北から回り込む県道で美ヶ原高原に至る山岳路は、アクセスが遠いこともあってあまり知られていない。お世辞にも快走路とは言えない舗装林道ではあるが、美ヶ原自然保護センターを終点とするラスト10kmほどの高原を走る部分は1度来たら忘れられないだろう。

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 長野県道62号

 下りの464号は所により鎰路だったり、舗装の状態も悪く注意をするべき区間。展望もあまりよろしくないから、じっと耐えて走るべし。この日も平日ではあったが、観光客のクルマがそれなりに走っていてカーブをはらんでくるドライバーには気をつけなくてはいけない。
 下りきった武石観光センターの三叉路を左にとって、県道62号は再び上りに変わる。途中の武石峠の先で三叉路。美ヶ原スカイラインと名の付いたこの林道は下ってゆけば「美鈴湖」を経て松本市内に抜けることができる。

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美ヶ原高原

 森林地帯を抜けると視界の開けた高原にやってくる。頂上までつづくなだらかな斜面を適度なRを描いて道は続いている。草原にはオレンジの花が咲いていて、「レンゲツツジ」と言うそうな。とっても色彩が濃くって、群生している色合いが印象的。どうやら見頃であったようで、大勢の観光客が訪れていた。ガードレールのない伸びやかな道をゆっくりと走る、最高にき気分はよろしい。この日はオープンのZでもバイクに匹敵するような開放感が得られただろう。また、ゆっくり走るバイクの走行シーンをドローンの追走機能を使って、高所からの見下ろしで撮れたら自己満足100%のイメージが作れそう。

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北アルプスの遠望

 緩やかな尾根を道が続いて、その先にはまだ頂きに雪を残した白馬連峰がくっきり見えている。手前にはレンゲツツジの鮮やかなオレンジの帯が広がる。青い空、白い雲と対比して心に刻まれる風景。路肩にバイクを停めてぽっかりと休憩だ。



裏ビーナスライン
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美ヶ原自然保護センター

 今日の終点、クルマが入ることのできる最上部の美ヶ原自然保護センターの駐車場に到着。上田や浅間山などの蓼科から北に控える山々の端がすっきりと美しい。高層雲と青い空、完璧だ。この先は未舗装の林道で「王ヶ頭」の頂きを経て、先ほど出てきた美ヶ原高原美術館に続いている。歩けば数キロで向こう側にいけるらしい。しかしバイクでここに来るには北回りでぐるっと30kmを迂回しなくてはいけない。
 ビーナスラインの往復を予定していたので、ここから逆行して茅野の街まで戻った。茅野からビーナスラインを表・裏と往復すると約200km、6時間を要した。天気がよければ、日本屈指のすばらしい山岳路を体験できる。

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諏訪大社上社本宮

 午後2時過ぎに茅野に戻り、ひと風呂浴びようと魂胆。まずは諏訪大社上社にむかってかるーく参拝、目的の立ち寄り湯はこのすぐ近くの旧道沿いにある「宮の湯」さん。地元の人しかこない小さな銭湯で、時間が合えば使わせてもらっている。

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上諏訪温泉 宮の湯

 お風呂の看板はたったの一つ、ドアに男湯、女湯と書いてあるだけの恐ろしくシンプルな外観。これが名湯の銭湯だなんて通りがかりの人には分かるまい。水曜休み、14時くらいからお風呂は営業していて、中に入ると番台があって400円を支払う。「あんたが今日の最初だからゆっくり入ってきなさい。」、お借りしたシャンプーと石けんでごしごし。日差しの届いた明るい浴そうには、湯ノ花の浮かんだお湯が湯船から蕩々と溢れ流れている。
 すこし熱めの湯加減だが、小生にはぴったし。かすかに硫黄の香りのするお湯はつるつる感もあって名泉だ。自宅までまだ200km、あまり長湯するいけないと思ってさくっと脱衣場に戻ったら、「なんでもっとゆっくり入らないの? もったいない!」おばさんに指導を頂いた(笑)。



by akane8150 | 2018-06-28 17:57 | Motorcycles | Comments(6)
Commented by bikebiyori at 2018-06-28 22:00
ビーナスライン、すごく景色のいいとこですね!!!
絶景が続いて…

こちらのスカイラインとは規模が違いすぎだわ 笑
Commented by akane8150 at 2018-06-29 07:07
おはようです
天気がよければ ビーナスラインは良いところです。 ドライブしても いろいろ立ち寄っても見所満載です。近くの八ヶ岳はもちろん、南・中央・北アルプスの山々も、御嶽山や富士山まで見渡せるのは圧巻です。
龍神スカイラインを縦走したんですね、エストレア号がんばりましたねえ。360度周囲山が続くごまさんスカイタワーからの景色もなかなかのものと思います。
Commented by yukifukaa at 2018-06-29 07:50
この時期の晴れたビーナスライン最高ですね~。
片岡義男の小説「時には星の下で眠る」を読んで、まだティーンエージャーの頃にRZ350で大阪から来た時、感動しました。
それ以来、たま~に行きます。冬は車山に何回かスキーやスノボに来たこともあります。
Commented by akane8150 at 2018-06-29 09:53
ゆきふかさん おはようです
片岡義男の題材に信州はよく登場しますね 具体的な宿や地名は出てこないけど あっこれは別所温泉の事かな?なんて想像するのも面白かった
松本の浅間温泉近くから山に上がって 美鈴湖から裏・表ビーナスラインと走って茅野に抜けるコースなんていいですよね
Commented by Rip at 2018-06-29 13:42 x
すばらしく天気のいい日ですね。
動画を見ていたら、自分が走っているような気分になりました。

一度、美術館のところから北側を通って松本市街に出たことがありますが、自然保護センターの方は知りません。
なかなかすばらしいところみたいなので、機会があれば行きたいです。

コアな温泉はakaneさんらしい。
Commented by akane8150 at 2018-06-29 20:21
Ripさん こんばんは
走ったことのあるというコースを自然保護センターに向かえば、裏ビーナスラインの完走です。とりわけ、ラスト8kmの景色がすばらしいので、機会があったらお薦めです。
ヘルメットの右側面にカメラを取り付けていますが、できれば正面からの画像が撮りたいと思っています、、、が チェストマウントではブレが大きくなり、さらにカウルが邪魔をしてしまいます。フルフェイスのあごの部分に取り付けるのがよいのでしょうが、小生はフルフェイス苦手なもので(>_<)
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by akane8150
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