せせらぎ街道
名古屋方面から高山に向かうルートでライダー御用達なのが「せせらぎ街道」だろう。郡上八幡の市街地からR472で北上し、r73で太平洋と日本海の分水嶺の西ウレ峠を越え、高山郊外の清美に抜ける。この区間の信号は数えるほどで、せせらぎの名のごとく渓流に沿った快走路だ(災害工事で片側通行のながーい信号待ちが複数箇所で有り)。せせらぎ街道以外で高山に向かうルートには「R156」もお薦めで、ひるがの高原からぎふ大和までの裏道「やまびこロード」を利用するとこれもまた信号知らずのワインディングロードが楽しめる。しかし、この2ルートは鷲ヶ岳をはじめとするお山たちに阻まれてクルマでの行き来が遮断されているのが現状だ。
R257不通区間
R257は1982年に浜松市 - 岐阜県大野郡荘川村までの国道として制定され、清見町麦島から荘川町三尾河までは道のない計画路線となっていた。これが出来れば、この地域の東西の流れができて商業圏も広がるのだろう。地図の上で眺めていると現地がどうなっているのか以前から興味があり、今回は東西それぞれの行き止まりまでいってみることにした。
せせらぎ街道 麦島 R257分岐
まずは東から攻めてみる。道の駅パスカル清美からせせらぎ街道で北上するとR257とR472のおにぎりが2つ並んだ標識区間となり、R257起点の麦島にやってきた。ここからR257が分岐するなどの道路標識がないので、知らなければ普通に素通りだ。
分岐を左に曲がれば、道なりに舗装された集落を抜けて行く1.5車線の道となる。途中には通行止めの案内があって、やっとこれが国道なんだとわかる。麦島の集落は別荘風の住居があると思えば、無人となって廃屋となった家屋も見かける。
R257 麦島側ゲート
国道分岐から1kmもいかないところで通行止めのゲートがあっけなく登場。チェインでの閉鎖だから関係者の出入りはそれなりにあるんだろう。しかし地理院の地図では荘川側へクルマが通れるような道は無い。分岐の右側も試してみたが、これもまたすぐに通行止めのゲートで拒まれていた。
R158 三尾河
それではワープしてR257荘川側を探索。R158を北からやってくると、軽沢トンネルを抜けるとこちらの分岐部は下り坂がずーっと続く気分のよいあたり。びゅーんと通り過ぎてしまう小さな三尾河の集落がR257の起点。
舗装路を進めばすぐに車両通行不能の案内があった。「通行止め」ではなくって「通行不能」っていうのが、いかにも通れないことを強調している。さて、この先はどんな景色が待ってるんだろう。
仮設橋を渡ってゆくとほぼ完成した東海北陸道の橋梁をくぐる。この工事は終了しているようでここまでは車両の往来も多いようだ。そしてその先は荘川にそって舗装林道の態を見せ始める。
センターラインのある規格道路の部分も分断的に現れ、立派なコンクリートの橋桁も完成している。しかし、道路工事はここまでやりました感たっぷりに、三尾河の集落から2.5kmでぷっつりとセンターラインは途絶えた。
横根尾林道 延長3900m
この先は横根尾林道と書いてあるが、地図の上ではR257はまだまだこの上を走っていることになっている。この先は未舗装路、お〜、いよいよ気分が出てきた。
R257 三尾河側ゲート
林道になって2kmでとうとうR257の最後の姿、三尾河のゲートについた。こちらは通行止めのバリケードが2つ置いてあるだけで拍子抜け。この先の山の向こう、2km先には麦島側のゲートがあるはずだ。
R257のこの不通区間、見てのように開通させようとした形跡は残っているが継続している感じはしない。猛禽類が見つかったとかで調査が入ったりしたが、10年ほど前までは荘川側で工事が続けられていたよう。このあたりからまっすぐに麦島まで「三尾河バイパストンネル」が予定され、不通区間を解消する計画なんだが、昨年の岐阜県再評価実施箇所の説明では、三尾河トンネルの着工の目途はたっていないのが現状のようだ。
三尾河のバリケードの右手には横根尾林道がまだまだ続いている。いけるだけ行ってみようと先に進んだ。
左手には荘川の源流をみながら、林道を進むと伐採林がぱっと視界を広げてくれる。路面は砂利がひかれ、林道は整備されていて生きた道のようだった。どこまで続くのか。
三尾河ゲートから5kmほどで舗装路に出くわした。砂利道はここで終わり、どうやら山中峠に向かう林道に合流したようだ。今日はこの山中峠も目的地なので、その起点から走り出すために今来た道を折り返し、R158に戻った。
明宝荘川林道
R158とせせらぎ街道を唯一クルマで抜けることが出来る山中峠(正確にはさらに南には大洞峠など寒水などから抜けるルートもあるが)。かねてから地図上では興味のあったルートで、ネット上では、山神さん(https://blogs.yahoo.co.jp/poseidonttz2693/32325968.html)をはじめ幾つかレポートを見ることが出来る。雨が降り出しそうな天候ではあったが、せっかくセローできているので挑戦してみることに。
R158の三尾河に戻って1.5km先の黒谷の集落がスタート地点。集落を抜けて寺河戸川とならんで山をあがってゆく。道はまずまず生活路のようで普通に走りやすい。
東海軽井沢別荘地
里をぬけると東海軽井沢別荘地の看板が立つ廃墟のような別荘地を通り抜ける。先日の台風の影響か、倒木と落葉が路上に押し寄せ、ますます「廃」の風情が。この荘川には別荘地の案内がいくつもみかけるが、他の所はどうなんだろう。この東海軽井沢別荘地は建物を見る限り、20~30年は経っておりバブルの頃に作られたのではなかろうか。強者どもの夢の後。
やがて先ほど横根尾林道から登ってきて折り返した三叉路に出くわす。やはり山中峠に向かう道だったんだ。
舗装された林道をどんどん進む。後学で分かったがこの道は「明宝荘川林道」と名前が付いていた。9月の第4週の訪問であったが、紅葉が始まりススキの穂が道幅を狭くしていた。あと2~3週もすればこのあたりの雑木林もキレイに染まるだろう。
荘川
さらに上流へ、この橋をこえると道はダートにかわった。橋には荘川の文字。そっか能登半島ツーリングの際に富山湾で渡った大河の荘川、ここが源流なんだと思うとプチ感動。ここの水は小牧ダムをはじめ幾つかのダムを乗り越えて日本海に流れ着く。
ここも走りやすいダートで細かな砂利が敷かれている。まっすぐに高度を上げて行くのでクネクネ感なし。
山中峠 最高地点
景色の変化も少なく奥へ進んでいくと何時しか下りになっていた。ちょっと変だと思って後戻りしたのがこのあたり。最も高い地点を峠の頂きとすれば、ここが山中峠としてもいいのかも。地理院地図の等高線から判断してもこの地が最も高い。左手にはまさに源流といってよい湿地がありここが日本海に注ぐ庄川の生まれる場所だ。峠を越えた先は、すべて太平洋に流れ出る川となる。
ミズバショウ自生地
最高地点から200mほど明宝側に下るとミズバショウ自生地の案内があった。ミズバショウの春先であれば訪れる人たちで賑わうのかも、でも今は全く静かなところ。
下りにかかるとダートが荒れ出した。路上の水の流れが深い溝となって走りにくくなる。フェアレディZなら、フロントバンパーをガリガリさせるだろうな。
山中峠
最高地点から500mほど降りてきたところには、お地蔵さんを収めてあるだろう祠がたっていた。地理院の地図ではここが行政の境となって山中峠の表示がなされていた。行政の都合でここに線引きされただけで、この祠も昔は峠らしい位置にあるミズバショウ自生地近くにあったんじゃないかな。
めいほうスキー場
祠の先で道はスキー場ゲレンデには飲み込まれて行く。ゲレンデの中を折り返して高度を下げるが、簡易舗装が結構荒れていた。このゲレンデに夏期限定のバイクオフロードコースが出来たら面白いだろうな〜。1周2~3キロの走り甲斐のあるコース、バンクやジャンプを混ぜて走り回ってみたい。
明宝荘川林道起点
5,6kmだらだらとクネクネ降りてくると、めいほうスキー場の広い舗装路に合流。入り口には通行止めのバリケードがゆるーく立っていた。確かに黒谷の集落を越えてからはすれ違うクルマもなかったような。さてこの林道を使えば、高山への往復で使えるルートの選択肢が増える。しかしラフロードの区間もそれなりにあるので、大型のオンロードバイクではあまりお薦めできない。セローなどのオフバイクであれば、横根尾林道とこの林道のオフロード部分をつなげば、この地域でも貴重な未舗装林道として楽しめるだろう。
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