
国道371号
お国が規定した立派な道路のはずなのに通り抜けることの出来ない国道を別名、「点線国道」という。先日確かめに行った飛騨のR257もそうだったし、2年前に訪ねた竜飛岬のR339は階段国道として有名だ。紀伊半島のR371は南紀串本から河内長野までの山深い紀伊半島を険しい山道で繫いでいる。地図で見ると串本の先には点線国道区間も含み、どんな景色だろうかと想像を掻き立てられる。んっじゃ、紀伊半島も寒くなって辛くなる前に、この酷道を制覇してやろうと企んだ。

自宅 5:50
下道走行も多くなりそうだから、朝5時半すぎにと早めの出発。10月の日の出はのんびりしているのでまだ薄暗い。南紀串本まで270km、高速道路がメインではあるが時間がかかるだろう。ウインター用のグローブとつなぎに重ね着したウインタージャケットの防寒対策をしたが、正解だった。

紀勢自動車道 海山あたり
名古屋高速・東名阪自動車道・伊勢道とノンストップで南をめざす。勢和多気から紀勢自動車道に入り、紀伊長島を過ぎて尾鷲手前の海山あたり。対面通行区間なので前を行く観光バスに続いて走っていたら、どんどんとヘルメットのシールドが曇ってきた。バスの排ガスが白煙になってることも無いし、エアコンの排水を浴びてる様子もない。そーっとシールドに触れてみるとどうやら油脂っぽい。こりゃいかんとハザード出して路肩に退避、後続のクルマを先に行かせた。

シールド見てみると、透明な油脂でべったり。石けんを使ってやっと油膜のぎらつきがとれた。メットのみならず、バイクのフロントカウルやウエアにもがっつり浴びていた。どうみても整備不良のバス排ガスが原因としか思えない、それにしてもこの油脂は何だろう。軽油かなあ??

R425 尾鷲 7:50
尾鷲ICおりてすぐの所にあるR425の出発点。毎度覗いてみるのだが、今日も元気に通行止め。案内には年明けには工事が終わるように書いてあるけど、ホントかしらん。いつの日か、ここから出発してR425の全線を和歌山の御坊まで一気に走りきってみたい。

鬼ヶ城 8:20
自動車道区間をすぎると大泊。トイレ休憩に鬼ヶ城に寄ってみる。まだ朝の8時、観光客の姿は皆無で駐車場もがらんとしていた。雲の切れ間から朝の日差しが線条を引いてきれいだ。

三重県道141 オレンジロード
大泊から新宮まではR42で海岸線を南下するのが普通だろうが、20kmは続くこの海岸線の路は景観も単調でただまっすぐな市街路。全然楽しくないので山側の県道141号を迂回路としてクネクネ走る。周囲はミカン畑が広がっていて「オレンジロード」と呼ばれているのも納得だ。信号も少なく、コーナー、アップダウンありのお薦めの抜け道だ。

新宮市内 9:00
午前9時前、遅めの通勤時間帯で新宮市内に入った。尾鷲と新宮市街は自動車道が今だ出来ていないので下道を走るしか無い。しかし市街は信号も交通量も多いのでスムーズに通過できない。市内のガソリンスタンドで今日初給油、11.7L補給、242km走って、燃費は20.6km/L。残量警光灯がつくまで走っているけど、3Lはタンク内に残っているだろう。警告灯がついてもまだ60kmは余力を残している勘定だ。



橋杭岩 9:50
見所の橋杭岩には午前10時前に到着。ごろごろ転がっている岩も干潮でむき出しだ。串本はもう目の前で山奥に入ったら食事もとれないから、かなり早めのお昼ご飯。橋杭岩を正面に見ながら、マグロ丼1200円なりを頂いた。味は可も無く不可も無く。岩をバックにMT-01のフォートレート1枚。



南紀串本 R371終点 10:30
潮岬の灯台ぐらいは寄ってみたい気持ちに引かれながら、今日は先が長いので先を急ぐ。串本の町を過ぎると本日メインのR371終点に到着。名古屋からここまでの270kmを4時間半でやってきた。終点の先は海に続いている、まだ見ぬ起点の先はどうなっているんだろう。

串本からR371点線国道区間まで
R309やR168も南北に走る点では縦走ともいえるが、紀伊半島のさきっちょから最深部を貫いているのだから、R371は正しく紀伊半島を縦走する。このルートで最大の難関が点線国道区間だろう。串本から約30km先の点線部分は峠越えの林道で繋がっている(はず)。ここさえ越えることが出来れば、たぶん名古屋まで帰る事ができるだろう。さてさて、期待と不安が入り交じったツーリングのはじまり、はじまり。

一枚岩 10:40
最初のチェックポイントである道の駅「一枚岩」に着く。対岸は一面の岩壁でなるほど「1枚」。一個の石としては国内最大級で国の天然記念物に指定されている。150mの高さ・800mの幅、これが1つの塊と思うとすごいわ。

一枚岩を過ぎたあたりは、道はキレイに整備済みで圧倒的に交通量は少ないし信号など皆無だしとても走りやすい。しかし・・いずれ点線になるような国道なのに全くもったいない気がしてならない。

美女湯温泉 10:50
工事中で迂回して右岸へ、程なく行くと美女湯温泉なる美味しそうな温泉を発見。営業はお昼の2時からなので没、後学で調べるとアルカリ性単純温泉、PH9.7!!かなりヌルヌルのいいお湯だろう。

こんな味のある吊り橋を渡って元の国道に復活。小生は高いところはダメだから、ろくに下を見ないで教習所の「一本橋」みたいにして渡る。ホントに高所は嫌い、間違いなく男子の大事なところが「ヒエヒエ」してくる。


七川貯水池 和歌山県道229号分岐 11:06
県道ではあるが、これも縦走路の一部として名の知られた和歌山県道229号への分岐部。もしもR371の点線国道部分を抜けることが出来ずに引き返した際には、このルートも予備として考えておいた。でもガードは緩いけどしっかり通行止めの表示。こりゃいよいよR371号の行く末と心中するしか無くなってきた。

道はだんだんと国道なんだか、林道なんだか分からなくなっている。谷が深くなって山が左右から迫ってきた。いよいよ核心部分に近づいてきた予感。


集落 平井 11:20
点線国道部分の最後の集落、平井にたどり着く。橋のたものでプチ休憩、いよいよこの先の峠が越せるのか、ドキドキだ。橋の下を見ると流れは恐ろしい程に澄んでいて、魚が泳ぐ姿がよく見える。平井集落の入り口には分岐があって、迷わず集落の中の道を選んで進んでいく。

平井集落 通行止
橋から数百メートルも上がっていっただろうか、唐突に道一杯のバリケードと共に「通行止」に遭遇。絶対見たくなかった「通行止」の標識を目前にしてしばし呆然。時は既に午前11時、はるばる名古屋からここまでやってきたが、ついに挫折か。。。悪いことに後ろから軽トラがやってきて、脇道に入るのにMT-01が邪魔をしている。重いバイクを押して路肩に避けると運転手のおじいさんが興味深そうにこちらを見ていた。

ナビの画面をみると・・・紀伊半島の先っちょから、たったこれだけしか北上できていない。朝早く起きてがんばってきたのに、もはやこれまで。。。。さて、ここからどうしようと、頭を抱えた。
紀伊半島縦走 2/2に続く
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-238816936"
hx-vals='{"url":"https:\/\/akane928.exblog.jp\/238816936\/","__csrf_value":"f76027c017d26dc49d1ee794a3d3a2e4db2dacfb8c60ed79fe946fc354b8b9f8281ad4d47f98266f1c9b497a8986616cc091385073f53807ea52e6fa82d26351"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">