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GL1200サイドカー 12 寸又峡温泉 大井川鉄道

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 師走が近づいてきた。名古屋よりも北の領域、奥美濃、飛騨、信州などでは雪や路面凍結でバイクはおしまいの時期になってきた。今季最後の北方面ツーリングで高山、御岳あたりを巡ってこようと思っていたが、朝の天気予報ではこの地域は降水確率40%と悲しいお知らせ。しかし太平洋側の静岡県の降水確率は0%! それであればと行く先変更で高速道路を一路東に向かう。定番の寸又峡周囲は今期訪れていないし、美味しい温泉も思い出しゴールは寸又峡温泉に決定。
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塩郷の吊り橋
 名古屋を7時半に出発、西の空には雲がいっぱい。対して東の空はぴーかん!、よしよし、これなら静岡方面、期待できる。GLサイドカーで東名高速道路を太陽をまぶしく感じながら東進する。2時間と少しで大井川の河口の街、島田に到着。下道に下りると案内標識に従って右岸の国道、左岸の県道を行ったり来たりしながら上流をめざす。
 ながーい吊り橋、塩郷に寄り道する。川幅の広い大井川には今も吊り橋が現役で残っている。もっとも下流にあってもっとも長いのがこの塩郷の吊り橋。220mの長さがあって、真下の塩郷の駅と対岸の集落をつないでいる。2本の太いワイヤーで支えられた吊り橋は、とても揺れる。水面からの高さは知れているのだが、スリル感はかなりのもの。
 まさにナイスなタイミングで大井川鉄道の蒸気機関車が上がってきた。蒸気機関車の運転手さんもこちらの手振りに応えてくれる。吊り橋の真下を通るので、居合わせたら面白い体験だ出来たのに、残念。
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 線路と道路がくっついたり離れたりしながら、機関車を追跡するような状況となって、黒煙を受けながらGKサイドカーで走る。直線スピードは50〜60kmだろうか、GLばあさんでも十分ついて行ける。素敵な時間を過ごせた。
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大井川鉄道 C10形8号車 千頭駅
 下泉で途中停車する蒸気機関車を追い越して、終点の千頭にお先に到着。蒸気の音をたてながらホームに滑り込むのを待ち受けた。間近に生きた蒸気機関車を見るのは久しぶり、人間が運転しているのだろうけど、命の宿った生き物みたいだ。平日にもかかわらず、大勢の乗客が降りてきて先頭の機関車をパシャパシャ撮影タイム。
 このC10形8号機は、大井川鉄道に所属する蒸気機関車の中でも最古参の昭和5年製。石炭などを別の台車に乗せているC57などのテンダー形蒸気機関車は優雅で格好いいが、小粒で一体感のあるこのC10形のタンク形機関車は可愛いスタイルだ。勾配のある大井川鉄道では、C10形の最後尾から「こっそり」と電気機関車が後押ししている。



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寸又峡駐車場
 金谷のICから約60kmで終点の寸又峡に到着。途中の道も非常に狭くって、サイドカーでは気を遣う区間だ。幸いにもすれ違えないところには簡単な信号機がついているので、まだ救われるが。。バックが出来ないサイドカーは狭い山道は苦手だ。道は概して改善されており、バイパスやトンネルが完成し走りやすくなっていた。それにしても、寸又峡まで入り込んでくると、山も谷も深くって山奥感がいっぱいだ。
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ハイキングコース入り口
 平日の午後のためか、それほど混んでいなくってラッキー。寸又峡入り口の駐車場に駐めるつもりだったが、係員の誘導で温泉街のいちばん奥までサイドカーで上がることができた。さて、ここにバイクを停めて寸又峡観光のハイライト、「ブロムナードハイキングコース」に挑戦。
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寸又峡 ブロムナードハイキングコース
寸又峡温泉の集落を外れると、その先は森林鉄道の跡地に林道が出来ていて、夢の吊り橋と飛龍橋をぐるりと巡ることができる。入り口でもらったパンフだとブロムナードコースで約90分の道のりだそうな。寸又峡温泉には何度か来ているが、肝心の吊り橋たちを見たことが無かったので、今回は意を決して歩き出した。
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大間ダム
 トンネルなどを通り越してついた先は、切り立った谷に囲まれてグリーン色の湖面がキレイな大間ダムだ。午後の日射しが山の東面に日陰をもたらしていて、明暗のコントラストがきれい。ダム湖に向かって下りてゆくと、旅の口コミサイト「トリップアドバイザー」で「死ぬまでに渡りたい世界の徒歩吊り橋10」に選ばれた「夢の吊橋」が現れる。
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夢の吊り橋
 訪れた日は平日だからパラパラと観光客はいたけど、ここまですんなりとくることが出来た。ハイシーズンだとこの橋を渡るのに1〜3時間も待たされる人の波になるそうだ。吊り橋は、歩行する部分の板の幅が30cmほど、渡りきるのには90mの距離がある。水面までの高さが10mほど、大間ダム湖がエメラルド色で神秘さを高めている。
 10人までの重量制限のために頃合いを見て小生も渡ってみる。塩郷の吊り橋のほうがより長くって迫力があったが、ダム湖の色や静けさでは夢の吊り橋の方が雰囲気があった。「夢」のネーミングは、「夢に出てきそうな幻想的な橋」とも「渡るのが恐ろしいから夢にでるかも」などと言われるからだとか。橋の作りは新しく良く整備されていそうなので安心だ。
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寸又渓谷
 吊り橋から北にのびる寸又川は、この渓谷の先に山深い谷を広げている。「やまさ行がねば」のヨッキれんさんが綿々とレポートを残している「千頭森林鉄道」はこの狭い峡谷からさらにずーっと奥まで続いていた。時代は昭和30年代、森林開発を国を挙げて取り組んでいた遺産だ。さきほど歩いてきた林道も、千頭森林鉄道の線路だった。
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山岳路案内(前黒法師岳)
 夢の吊り橋からは、300段を越えるきつーい鉄製の階段が待ち構えていた。回りは小生よりも年配の方々が多くって、これは膝の悪い人たちには堪えるだろう。というか、リタイアする人が出てきてもおかしくない。周囲はすっかり日陰になって寒いはずなのに、一気に登ってみたら湯気が出そうなくらいに汗ばんでしまった。やっとの思いで再び森林鉄道跡の林道に復帰、飛龍橋をめざして寸又川の支流沿いに歩き出した。橋の手前にはこの上にある前黒法師岳への登山ルートが示されていた。
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飛龍橋からの眺め
 ハイキングコースの最深部、飛龍橋も千頭森林鉄道の遺産。川底まで70mあるという深い谷にかかっている。下をのぞき込むと足がすくむ。当時はもっと細い橋桁で柵などもなかったろうから、小さな電車でこの橋を渡るのは恐ろしかったろうなあ。
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寸又峡温泉
 ガイド図には90分の行程とあったが、さくさく歩いて60分で戻ってきた。水平に歩くのはマシだが、あの300段の階段をもう一度行くかと問われたら返事にこまりそう。なにはともあれ、寸又峡のハイライトというべきハイキングコースを看破したんで満足。寸又峡温泉には、お風呂だけ利用できる旅館もあるが、今回は町営の露天風呂に入ってきた。入浴料400円と持ってくるのを忘れたタオルも購入し、独り占めの露天風呂にドボン。寸又川のエメラルドを思い起こすようなブルーがかったお湯は硫黄泉で白い湯ノ花が舞っている。驚くことに酸性泉と思いきや、ヌルヌル感たっぷりのアルカリ泉だった。硫黄泉でアルカリのお湯というのはとてもめずらしい。小生の好みにぴったり当てはまったいいお湯だった。
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朝日岳
 山の西側にあたる道路はとっくに日陰になり、夕まづめの陽射しを浴びて対岸の朝日岳(1827m)がすっきりとそびえ立っていた。今日は終日快晴、名古屋から東に走って正解だった。
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前黒法師岳
 後ろを振り返れば、先ほど歩いてきた山あいが望め、1943mの前黒法師岳が見えた。小生はオリンパスのコンパクトカメラTG-4を愛用しているのだが、こういった明るさの極端に違う被写体ではどちらに合わせたら良いのかよく分からない。オートを多用する撮影しかできない小生には後ろの明るいお山に合わせると手前のバイクはまっくろけ、暗いバイクに合わせると背景のお山が飛んでしまう。カメラに詳しい人ならば、も少しマシな写真も撮れるだろうか。
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さわやか 島田店
 島田までお山を下りてきたら、あとは高速をひた走って名古屋に帰るだけ。夕飯にはまだちょいと早い時間ではあったが、せっかく静岡に来ているのだからとご当地グルメの「さわやか」で夕食を取る。つなぎのほとんど入っていないソーセージのような噛み応えのあるハンバーグが売りだ。とりわけ「げんこつハンバーグ」が人気のようで、250gのまさにげんこつのような肉の塊を目の前で半分にカットして「レア」な断面を鉄板で焼いて頂く。一度食べると、くせになってリピートしたくなるのも頷ける。しっかりと完食して、名古屋までひた走る。島田を出たのが午後5時過ぎ、すでに夕刻の闇がせまっている。名古屋の自宅までの150kmは久しぶりの夜間走行となった。

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Commented by Rip at 2018-12-05 18:27
大井川は鉄道に乗って井川ダムまで行ったことはあります。
寸又峡は未踏の地で、いつか行ってみようと思っています。

私のブログの画像はほとんどiPhoneで撮ったものです。
条件の悪いところではHDRという機能を使っています。
Commented by akane8150 at 2018-12-05 20:15
こんばんは Ripさん
寸又峡、井川ダム、その奥の畑薙ダムなど見所の多い静岡の山奥ですが、ここまで来るのに名古屋や関西からは距離がでます。御前崎や日本平、三保の松原あたりを加えて1泊2日くらいの行程だと楽しめそうです。今回の寸又峡もハイキングコースを歩くなどしていたら、ぎりぎり日帰り圏内でした。
HDR、なるほど良い機能です 小生のiphoneにもちゃんと付いていました(^^)
Commented by yukifukaa at 2018-12-08 09:02
この時期、バイクに走る時は厚着していないと寒いですが、降りて山道を歩くとすぐに汗ばむので温度調節が大変ですよね~。
Commented by akane8150 at 2018-12-08 20:52
yukifukaaさん こんばんは
平坦なところを歩くくらいならいいのですが、階段300はきっついです そもそもジャケットは置いてきたのですが、最後はシャツ1枚で歩いてました(^^ゞ
着込まなくてはならない辛い時期になりましたが、まだまだ走りますよ〜〜
by akane8150 | 2018-12-04 20:19 | ツーレポ 中部 東海 | Comments(4)

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