

「お盆休みはどこか行くの?」などという一般企業で交わされる会話は病院では聞かれない。なぜって、病院が「お盆休み」で休業することは無くって、「普通に」外来があって手術なども行われる。だから12月30日から1月3日までの年末年始は年間を通じて病院にとっては唯一の休業日となる(ゴールデンウイークはカレンダー通りの大型連休にはなるが」。
ということは、やり残した手術や検査、処置など年内に済ませなくてはいけないから、年の暮れはバタバタするものと決まっている。今年も気になる患者さんの手術やら検査であっという間に仕事納め。肺炎や重度の胃腸炎などを始め、術後の患者さんや昇圧剤を使ってアップアップの患者さんを抱えて、年末年始に突入だ。

お千代保稲荷
仕事納めの翌日、名古屋人には馴染みの深い「おちょぼいなり」に詣出てきた。お千代保稲荷は岐阜は大垣の南にあって、商売繁盛、縁結び、合格祈願などにご利益がある。商売繁盛の御利益で商店主や企業経営者などが大挙訪れ、年間250万人が参拝すると言われる。月締めの月末には特に参拝者が多く、夜明けまで人の流れが絶えない。患者さんが大勢来て仕事が増えることはウエルカムだけど、参道に並んでいる鮮やかな「熊手」を病院にかざるわけにもいくまい。社の前で頭を下げて今年も無病息災で終えたことを感謝。

串かつ 玉家
参道にはもろこなどの佃煮屋、なまずの蒲焼きなどの料理屋、雑貨屋、植木モノ屋など所狭しとならんでいるが、おちょぼいなりの名物と言えば「串かつ」だろう。数店の串かつ屋さんが競うように営んでいるが、「キンキラキン」でど派手なのは「玉家」さん。誘われるままに暖簾をくぐってみた。

名古屋圏では串かつといえば赤みそがたっぷりとかかった奴だ。ホルモンを串刺しにした「どて」も赤味噌にどっぷりと浸かっている。串かつは一本80円、お肉はごくごく少なく、揚げたての分厚い衣を頂くのがB級グルメの王道だろう。寒い季節にはほこほこ言いながら食べると誠に旨い。大阪は有名な新世界の「どて」が白味噌仕立てだから、名古屋のモノよりずっと甘口。名古屋人の小生には赤味噌の名古屋風がベターだなあ。

〆には肉うどんを頼んでみた。出てきたのが、、まあ、あっさり見た目のシンプルなおうどん。名古屋圏のうどんのおつゆは、かつをだしの黒醤油が定番だ。だからここの白醤油仕立ては意外な気がした。うどんのお出汁は東京圏と関西圏の中間、関ヶ原あたりで東西で異なっている。お千代保稲荷はまだまだ東の領域なんだけど、このお店のうどんは見慣れない関西風だ。店の主はきっと関西出身にちがいないと想像を豊かにした。


さて、大晦日と元旦は家族フルメンバーで出かけることにしていた。行く先の希望を聞いてはみるが、皆それぞれ勝手なことを言うから、結局は小生の独断で「城崎温泉」に決めた。日帰りでは立ち寄るが、宿泊したのは父が元気だった大昔。10月頃に予約を取ったのだが、その時点で選べるお宿はほとんど残っていなくて今回はお初のお宿になった。城崎までは300km以上走らなくちゃいけないので、例によって家族をたたき起こして7時に出発。


平等院 鳳凰堂
いつもの東名阪の鈴鹿周囲の渋滞を最小限度で切り抜けて大津までやってくる。京都でお昼ご飯を予約していたので、どこかに寄り道しようと提案。爆睡している娘達はほっておいて、起きていたかみさんとばあさんに平等院を勧めたらあっさり決定。京滋バイパスに入って朝9時に宇治に到着。娘達は眠い眠いと連呼するが、あなたたち出発してからずーっと二度寝していたじゃないの。気温は3度、こんな寒いなかでも観光客は大勢来ている。みぞれも混じる天候なので朱の鳳凰堂もいまいち冴えないが、均整のとれたシルエットはまちがいなく美しい。建物の正面では、格子越しに大仏様のお顔も伺うことができる。次女が10円玉を取り出して、「これだねえ」と見比べている。

鳳凰 国宝
9時半からの平等院ミュージアムの開館をまって、暖かい建物の中で展示も見学。ここには1対の鳳凰や梵鐘などの国宝を間近に見ることが出来る。小生にとってこの鳳凰を見るためだけでも、ここに来る甲斐がある。1000年以上前に作られたとは思えない精巧さと力強さ、高さも2mほどあってとても堂々としている。何度来ても足を止めて見入ってしまう。

スタバ 平等院表参道店
平等院の入り口横には、看板がないと分からないほど周囲に溶け込んだスタバがある。朝ご飯代わりに立ち寄ってみた。外観もインテリアもこの地にフィットしたモダン和風ですばらしい。裏にはちょいとした庭園まであって、雰囲気を味わいながら美味しくコーヒーを頂ける。

東本願寺
お昼ご飯にはまだ時間があるので、ばあさんの希望で京都の東本願寺を訪れる事に。大晦日であったから渋滞を心配したが、宇治からは高速道路を使って40分ほどで到着。すぐ近くのコインパーキングにもクルマを止めることが出来た。我が家は真宗大谷派だから、ここが総本山。6年前に父を亡くしているので、ここをお参りすることは身近に父にも会えるわけだ。

御影堂

ここの建物はでかい、面前にたてばホントに実感する。間口を問えばわが国最大の仏堂で,火災で焼失したあと明治13年釿始以来16年をかけて完成。数年前に来たときは修繕中で建物全体が足場でおおわれていたから、阿弥陀堂と御影堂をすべて一望するのはひさしぶり。お堂にあがると冷え切った板の間が足裏を凍えさす。残念にもお勤めの最中なのか、巻障子がすべて下ろされて内陣を伺うことが出来なかった。

京都錦小路
娘達のリクエストの湯豆腐を食べに四条烏丸までやってきた。大晦日の錦小路は大勢の人でごった返している。大丸裏の駐車場に入ろうとするクルマの列で烏丸通も渋滞。遠回りをして錦小路近くできたら、ラッキーにも駐車できた。杖を突くばあさんの事を思うとなるべく歩かせたくないので、同伴のときには気を遣う

境町通 錦湯
小路を少し入ったところには木造三階建てのレトロな銭湯が残っている。錦小路には気に入ったおばんさいや年中カキが食べることの出来るお店などがあって、この銭湯も気に入っている。板張りの脱衣場に籐で編んだ脱衣籠、とても風情がある。ただし熱いお湯が好きな小生でも、ここのお湯の熱さは半端ない。蛇口から水を出して薄めてしまうのも遠慮するので、一見さんはじっと我慢して入るべし。




花咲 錦店
南禅寺周囲のお店をあたったが、取り付く間もないほどの満席で断念。幾つかあたってやっとこのお店を予約できた。京町家の狭い間口の店構え、細長い通路を抜けるとお店の暖簾がかかっている。通されたお部屋は掘りごたつになっていて正座が苦手な我が家にはありがたい。麩の田楽と湯葉、たこの煮付けと前菜から京都らしい内容。湯豆腐はゆずをねりこんだお豆腐もあり、ホコホコと温かく頂く。最後は白菜やかぶのお漬けがのっかったお寿司、これもさっぱりと美味しかった。ランチの設定だからお代もやさしく、お初であったが当たりだった。

由良川PA
美味しく日本酒も頂いてしまったので、この先は長女の運転で京都縦貫自動車道路を城崎に向かって走る。綾部あたりから周囲は雪景色に替わり小雪も降ってきた。長女の運転については、通勤で毎日乗っていることもあり安心して横に乗っていられる。ばかでかいエスティマで初心者運転を経験した長女は、グランドチェロキーの大きさも意に介しないあたりは頼もしい。

城崎温泉
久美浜から城崎までのクネクネ溢路を乗り越えて16時過ぎにお宿に到着。東から海沿いに走ってくるとこのクネクネ区間を通ることになるのだが、大昔からまったく改善されていない。京都縦貫自動車道路は天橋立で終点、この先は計画にも上がっていない。姫路からの播但連絡道路も城崎の遙か手前で完結している。
城崎温泉は外湯を巡るのがスタイル、この宿は温泉区域の北端で外湯までは送迎のマイクロバスに乗らなくてはいけない。チェックインではいろいろと説明を受ける。「城崎温泉は外湯を大事にしているので、内湯は最小限度にするように組合から規制されています」と言われた。なんでまたそんなことまで伝えるのだろうと感じながら、夕食の時間も間近であったのでまずは内湯をあびることに。
2/2に続く
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