
冬のごちそう「生牡蠣」、かみさんの大好物なんだが、そろそろシーズンも終わり。尾鷲の「弘法牡蠣」が特に気に入っているから、これを求めて南に走ろうと思ったが生憎と三重県方面は降水確率が高かった。それじゃあ、晴天の予報がたっている日本海を目指すことにした。この手の買い出しツーリングにはGLサイドカーが楽ちんだけど、年末から一度も動かしていなかったMT-01を引っ張り出してみた。小浜のエンゼルライン近くに一年中牡蠣をあつかっている海鮮店があったのを思い出し、目的地はそこへ。
新四日市ICT

往路は琵琶湖大橋を渡って、鯖街道から小浜に入るコース。名古屋高速から東名阪とつないで鈴鹿山脈を越える「石縛トンネル」で西に出るルートを選択。普通なら東名阪をそのまま亀山経由で新名神で草津まで走ることになるが、鈴鹿ICあたりの「慢性渋滞の東名阪」を嫌って迂回したのだ。
東名阪で木曽三川を乗り越えて、四日市JCTから分岐して新名神に入り、すぐの新名神JCTで東海環状自動車道に乗り換えて東員ICで下道に下りた。すでに新四日市JCTの先はまっすぐに御在所岳方面へ本線が伸びている。平成31年3月17日にこのバリケードは外されて、この本線が名古屋〜草津間の最も重要な動脈に生まれ変わる。

東員IC

合わせて東海環状自動車道路も少しずつ延長してきて、現在終点の東員ICから大安ICまで同じく3月17日に北へ延長する。本線はすっかり完了して、3月17日の開通を待つばかり。大安ICまで開通すれば、員弁の中心まで高速が延びると主に、石縛トンネルにもアクセスが容易になる。

八風街道
石縛峠を貫くR421は、古くからの三重と近江をつなぐ商いの道で「八風街道」と言われた。三重と近江は東西を鈴鹿山脈で寸断され、北に迂回すれば関ヶ原、南に迂回すれば亀山となりR421は最短の直線でつなぐ使い勝手の良い間道だった。

石縛トンネルと峠への旧道
狭い酷道でその道のマニアからは全国的にも有名な石縛峠。旧道への分岐には「白龍神社までは行けます」と標示あり。しかし三重県側の旧道はこの先でがっちりゲートで閉められていて峠には行くことが出来ない。石縛トンネルは4.5kmものながーいトンネルで鈴鹿の山をまっすぐに貫いている。冬でも通行が可能で東西をつなぐ流通の柱となって、地域にも随分と貢献していると思われる。バイクで走ると夏でも寒いトンネル、そして冬ではさらに寒く感じる不思議なトンネルだ。

永源寺ダム
峠を下ってくるともう近江の領域、人の話し方などから関西圏に入ったことが分かる。紅葉で知られた永源寺の手前には緑色の水を蓄えたダム湖があって、このあたりの景色は広くってキレイ。今年は雪がすくないので、雪の気配もなし。その分、バイクで走ることにまったく心配なし

東近江市 市野原
扇状地となって山から流れ出た水田の中をひたすらまっすぐに農道が走る。たかだか4kmほどではあるが、回りに何にも無く桜の街路樹が続くのみ。この道も記憶に残る。


第一なぎさ公園
東近江の周辺は、むかしながらの街道や街路が残っていて、地図を見ながらでも目的地に間違えずに着くのは大変。琵琶湖大橋に向かうが、幾つもの交差点を右左折してそれなりの距離走る。やっと湖岸道路にでてきたら、なにやら歩道を歩く家族連れやカップルが多く見かける。その先には道路沿いに満開の菜の花畑を見つけて立ち寄った。この公園は以前にも訪れたことがあるが、ここを見るために訪れたわけじゃ無いので、たまたま出会したサプライズが嬉しくなった。菜の花の香りも周囲にまき散らされている。湖のむこう、冠雪した比良山地を背景に菜の花がとてもとても美しい。

琵琶湖大橋(県ホームページから)
琵琶湖大橋の周囲に来ると日曜のお昼前ってのもあって急に交通量が増える。橋の手前には料金所があって、路肩に駐めて小銭を取り出す心構えをしていたら、ETCゲートが新設されてクルマの流れは止まることなくゲートを過ぎてゆく。後で調べたら、つい最近の2月1日にETCゲートが増設され料金も安くなったようだ。これはよく利用する人から見れば待ち望んだ改善だろう。

大津市途中町
R367で朽木を北上して小浜に至る鯖街道、この「途中」の交差点は古くからの交通の要所であった。前々から面白い名前と思っていたが、調べてみると、想像通り「通行の途中の要所」だからのようだ。平安時代の比叡山無動寺の相応和尚は修業のために通っていた葛川明王院との往復で、丁度このあたりを中間点と思い「途中」と名付けたという。

若狭熊川宿
若狭側の鯖街道の宿場、熊川宿は旧道に沿って宿場のイメージを残した建物で町並みが再建されている。道の駅などの軽食コーナーよりは雰囲気が良いだろうと、おそば屋さんに来てみたが、テーブル席は満席。奥の座敷ならOKなのだが、ブーツを脱ぐのが一苦労なのでこのお店は断念。まあ、小浜の町までいけばなんとかなるだろう。

小浜湾
家を出てから4時間で小浜までやってきた。天気が良いから、青い空と海のコントラストが鮮やか。寒さはなくって、春めいた気候の変化がバイク乗りには嬉しい。思いつくお店を通りかかってみるが、いずこも入り口には人が溢れている。結局、この日もお昼は食いっぱぐれになってしまった。

小浜 旧古河屋別邸千石荘
小浜に来たら立ち寄る「千石荘」。昨年訪れたときには瓦も塀もくずれはじめていたが、修繕を思わせる改修も見られるのにホッとした。保存すべき文化財に認定されたようで、これからは小浜市が修復、保存を行ってくれるようだ。

小浜 藤田商店
最終目的地の海鮮のお店に到着、入り江の向こうはエンゼルラインの入り口。店頭には大きな牡蠣が山のように積まれていて、kg単位で購入できる。しかし・・・焼き牡蠣用のモノばかりで、生食ができる牡蠣はあつかっていないとのこと。かみさんは生食が好物なので、これではリクエストに応じていない。ここで買うのは諦めて、生食の牡蠣を求めて敦賀まで足を伸ばすことにした。

世久見海岸 鳥辺島
小浜から三方五湖までは海沿いの快走路のR162。このあたりの日本海を走る醍醐味を味わえるのは、ここと越前海岸だと思う。春を感じる穏やかなお昼過ぎ、交通量の絶対的に少なく信号機にもお目にかからないこの路は最高だ。

敦賀 日本海さかな街
三方五湖からは国道に出ることなく、すいすいと裏道を走る。やがて敦賀市内に入ってお土産を探しにバイパスにある大規模な海鮮土産店に到着。日曜の午後だから観光バスをはじめ、沢山のマイカーがやってきていた。混雑する店内の人混みをかき分け、生食できる牡蠣を見つける。尾鷲あたりで店頭に並ぶ牡蠣よりも大粒なモノだ。当然、お値段も張るのだが、買って帰らないと悲しむ家族の顔が浮かぶ。生食用の牡蠣と調理用の牡蠣をそれぞれ発泡のトロ箱に積めてもらってバイクに括り付けた。
MT-01には荷物用のフックが無いようにみえるが、シート裏にはネットを引っかけれるようなベルトが4本収納されていてこれを使う。リアキャリアも追加の固定に利用するとそれなりにしっかりとリアシートに固定できる。

夜叉が池の里 さかうち
敦賀からはR8で木之本へ。さて、このまま高速に乗っかって一気に帰宅してもよかったが、まだ走り足りない気分だったので、遠回りにはなるがR303で山岳路をひとっ走りすることにした。このR303も適当なカーブが続き、信号もクルマも少ないとあって気分爽快なコース。トロ箱を積んだバイクでMT-01の鼓動と排気音を満喫した。

日没直後の17時過ぎに自宅に到着、今日は約400kmの買い出しツーリングだった。すでに夕げの準備は済んでいて、早く牡蠣を剥くように促される。三重の牡蠣よりも大柄な牡蠣は剥くのもかなりの力が必要で、20個近い牡蠣を剥くだけで一苦労だった。大きい分、大味かと危惧したが、お味は間違いなく美味であったとのこと。この冬の牡蠣はこれでお仕舞いだね。

NEXCO 西中日本計画路線
名古屋周囲の高速道路のネットワークはかなり充実してきた。新東名の四日市から亀山西までの本ルートが開通するのを待ち望んでいた人たちは大勢いるだろう。名古屋と亀山間の慢性渋滞は、運輸に関わるドライバーや観光バスにも多大な影響を与えてきただろうし、三重県の観光地やゴルフ場などにむかうファミリーカーにも不便を強いてきた。計画が俎上に上がってから10年、やっと完成が近づいてきた。
合わせて東海環状自動車道路も未開の西側ループが少しずつ延長されている。やがて養老山脈を抜けるトンネルが完成して名神高速と新名神高速がつながればさらに便利になるだろう。ただし、このあたりは10年単位の計画路線なので、ぜひ小生が自身で運転できる間にできてもらいたいものだ。
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