
GL1200アスペンゲート + 東海GT

3月の祭日を絡ませてロングツーリングに行こうと画策している。連れ出すのは荷物を心配しなくてもいいGLばーあさんだ。しかし昨年末の車検からあまり走っていないので、ロングの前にちょいと走っておきたい。東の御前崎あたりも候補にあがったけど、紀伊長島や伊勢の海岸沿いをノンビリツーリングにすることに決めた。

紀伊長島
GLばあさんが鎮座しているのは職場の駐車場、さくっと病棟をみてまわってからなので8時半に名古屋を出発。制限速度+αで流れに乗って走り2時間半で高速道路をおりて紀伊長島に到着。風がちょいと強いけど雲も少なく晴天といっていいだろう。GLばあさんは3度目のキャブレター整備を経てからはすっかりパワーが戻っている。ステアリングの動きが時に渋くなるので、がたつきには至っていないけどいずれステアリングのベアリングは替えないといかんだろう。気になったのはそれくらい、ロングツーリングまでにもう一度モータースに点検してもらえば確実だ。

紀伊長島 道の駅まんぼう
平日のまだ早い時間帯だから、いつもは賑わっているまんぼうも人はまばら。海鮮売り場を見に行くと生牡蠣が並んでいたので、友人から頼まれていたことを思い出し宅急便で送る。翌日の午前中には届けてくれるようなので、ご希望通り「生牡蠣」を楽しんでくれるだろう。この道の駅はライダーも多く立ち寄るところで、「マンボウの串焼き」が有名だ。切り身を串に刺して焼いたもので一本400円、多い日には1000本以上さばかれるようだ。これは受け売りの話でなさけないが、食に冒険ができない小生は一度も試したことがない。

大紀町錦漁港
R260は海沿いをはしったり山をこえたりして東に延びている。小さな入り江と町並みが見えたので、脇道にそれて寄り道してみる。漁港の規模には不釣り合いなほどの立派な橋や堤防が目を引く。護岸からのぞけば、海底までみえる透明度の高いきれいな海。朝の漁から帰ってきた漁船も今は静かにお休みの時間帯。しばし休憩。


南伊勢町 三栄食堂
このあたりでさくっと昼食をとろうとおもっても、絶対的に飲食店が少ないので苦労する。だから営業してそうなお店を知っているってのは大事な訳で、この三栄食堂は頼りにしているお店。国道と海に挟まれた眺めの良いところにあって、見た目も小生の感性にびんびん訴えかける「きっと旨いだろう」風情の店構え。中に入っての店内も愛想のいいお店の人も、壁に書かれたメニューをみても「安定のめしや」さん。中華そばが美味しいのだけど、今日は品書きで気になっていた「肉丼」を頼んでみた。出てきたのは直球勝負的な肉丼。お味も外れていなくって、さっさと食べて走り出すツーリングの昼飯ってのはこんなのがいい。

安乗の海岸


安乗崎灯台
結論から言ってしまえば、この灯台がすっかり気に入ってしまった。
紀伊長島からずーっと東に走ってくると、大王崎が観光地の定番だろう。ここまで来たら、大王崎の灯台まで足を伸ばすことが多かったけど、地図をみてたらその一つお隣の岬にも灯台があるじゃ無いですか。それじゃ、今日はそこを訪れてみようってなことになった。幹線国道から外れて岬の道に入り込むと幅員はグッと小さくなって、両側から住まいのコンクリート壁が迫るような漁師町に雰囲気が変わる。レトロな看板やさび付いたトタン屋根など、昭和の香りが色濃く残る町並み。

クネクネ道の行き詰まりが安乗崎灯台(あのりさき)の駐車場で、バイクを停めて歩けばすぐに灯台が現れる。言われて気付くが、多くの灯台は丸い形をしているが、この灯台は四角だ。今日の晴天の青空に、真っ白な灯台がとても栄える。風雪に耐えてきた汚れも傷みも見当たらないほど、キレイな姿でそびえ立っている。



螺旋階段ではない、四角形の階段を上ってゆく。最後の部分はランプの土台が大きくせり出しているので、これを乗り越えて最上部に至る。灯台の頭のてっぺんには風向計が真っ青な空に突き刺さっている。灯台からの周囲の景色は深い藍色の海とグラデイションブルーの空と融合している。
訪れたときの観光客は小生ひとり。何の予備知識も持たずにやってきたが、これまで訪れた灯台でも指折りの景観と素晴らしいタイミングで安乗崎灯台を見学できた。灯台は重要な役割を持った建築物で、たいてい風雪や嵐などの自然環境の厳しいところにどっしりと立っている。人工物なんだけど、はっきりと目的を持ってここに君臨するその姿は、なんだか声をかけてみたくなるような思いにかられる。

国府白浜
太平洋側の空には雲ひとつもみあたらない「ぴーかん」な青空。これが真夏だったら暑さでへばるだろうが、この時期は防寒さえしておけば十分にツーリング日和だ。遠い沖合にビルのような巨大船が浮かんでる、きっとクルマを一杯に積んだ自動車運搬船にちがいない。

パールロード
パルケエスパーニャを通り越し志摩ロイヤルホテルを過ぎれば、パールロードの一番美味しいところが始まる。平日もあって交通量は極めて少なく、マイペースで走っても後続車に迷惑にならないからいい感じ。タイトなカーブが続くとGLばあさんをねじ曲げて走るには体力が必要、その点パールロードは緩やかなカーブが多いので楽ちん。


鳥羽展望台
もう少しで鳥羽の街に入るってころに、休憩するにはもってこいの鳥羽展望台がある。ちらほらカップルの姿を見かけるくらいで、ここも休日とはうって変わって静かに過ごせる。見渡す限り、太平洋がひろがってる。確かに水平線はカーブしている、地球はまるいんだ。


富士山遠望
案内板には海の向こうの渥美半島から始まる静岡の海岸線が記されている。そこには富士山の姿が。これだけ晴れているのだから、富士山も見ることができないか目をこらすけれど見つけることが出来なかった。この写真の正面あたりなのだが。

鳥羽ホテル群
鳥羽の街に入ってきた。駅前の鳥羽パールビル名店街は鳥羽駅から船着き乗り場までの連絡路になっていて、以前は沢山のお土産屋や飲食店が入っていた施設だ。それが10年ほど前に廃業したまま、今も廃墟となって寂しい姿をさらしている。入り江の向こうには近郊のホテルやリゾートマンションが幾つかみえるが、これも多くが廃業していて生き残っているのは半分くらいだろうか。1970年頃からのリゾートブームでこのあたりは多くの観光客が殺到した。小生もあのホテル群のどれかに宿泊したのだが、その名前も思い出せない。

二見浦神社
夫婦岩
最後の寄り道、二見浦。ここは流石に観光客の姿も沢山見かけ、GLを止めて参道をあるく。周囲は整備されて小ぎれいなお店が立ち並んでいた。例に漏れず半分は海外の人たち、観光地では国外の観光客からの恩恵も無視できないくらいになっている。夫婦岩はお久しぶりに拝ませてもらった。小学生の頃、おみやげに夫婦岩がでーんと描かれた「ペナント」を買ったことがある。当時は観光地には必ずと言っていいほど、三角形の「ペナント」が売られていた。今の若い人たちにはまったく馴染みがないだろう。

二見浦海岸
名古屋市内の小学校には、その頃「臨海学校」なる宿泊旅行があった。小生も4年生だったろうか、この二見浦に水泳訓練にきた。思い出せるのはこのコンクリートの堤上でクラス写真を撮ったこと、そしてこの先はすぐに水泳訓練の海だったことだ。今はすっかり砂浜になってしまっているが、ここを名前の付いた水泳帽を被って無理矢理泳がされたのだ。当時小生はかなりの「金づち」だった。この臨海学校に備えて、両親からプールで息継ぎの練習をやらされた覚えがある。

二見浦旅館街
一筋入ると団体客目当てのような旅館が建ち並ぶ。臨海学校で宿泊したのも、きっとこのどれかに違いない。大きなお風呂に皆で順番に入ったり、定番の枕投げで先生に怒られたり、修学旅行をする前だったから級友と共に過ごす旅館は相当に楽しかった。

賓日館
旅館街の一角に立派な門構えの大きなお宿がある。明治20年に立てられた賓日館(ひんじつかん)は、伊勢神宮に参拝する賓客の休憩・宿泊施設として伊勢神宮によって作られた。すでに宿泊施設としては廃業し、伊勢市に寄贈され現在は一般開放されている。時間があれば一度じっくりと参観してみたい。

御在所SA
二見浦からは自動車道にあがって一気に走り、御在所SAでひと休憩。随分と日が長くなって、走りに行ける距離も伸びてきた。観光バスからは中国語を話す軍団が降りてきた。小生のサイドカーに食いついている親父さんに声をかけられる。自分のスマホを持って何か訴えたいようだ。どうやら写真をとれと言うことらしい。うなずいてスマホを預かると親父さんは 普通にGLにまたがってポーズを取っているではないか。。。そうか、そういうことか。降りろとはいえないので、ピースサインを出している親父さんをさっさと撮影した。よせばいいのに、隣の横浜ナンバーのCB400の若者にまで、親父さんは要求している。かれは小生ほどお人好しではないようで、まったく無視をきめこんでいる風であったが、親父さんは諦めないで食い下がる。若者が気の毒になって、割って入り親父さんには諦めてもらった。


最後に変な出来事に遭遇してしまったが、無事に今日も帰還。さっそくインパクトの強かった安乗崎灯台のことを調べてみた。灯台にかかっていたパネルには、国内で登上できる灯台は16基あるようだ。このうちの幾つかは小生も登ったことがある。
キレイな写真が気に入った「灯台カレンダー」を安乗崎灯台で手に入れたのだが、その中に安乗崎灯台のカードが入っていた。なにこれ、って調べてみるとダムカードならぬ「灯台カード」なるものがあることを知る。今日は印刷されたカードを手に入れたが、全国150基近くの灯台では、現地で掲示されているQRコードを読み取るとその灯台のカードをダウンロードすることが出来るようになっているそうだ。これは面白いことを知った。ツーリング先の目的地に、このダムカードを収集するってのも楽しそうだ。
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