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GL1200サイドカー 15 山陰横断 2/5 元乃隅神社 長門湯本温泉 俵山温泉

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2日目後半 行程
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元乃隅神社
 絶景の角島から30分、東に走るとお次のスポット、岩の岬に広がる赤鳥居の元乃隅神社。元乃隅神社HPから引用すると
 「昭和30年に、地域の網元であった岡村斉さんの枕元に現れた白狐のお告げにより建立されました。商売繁盛、大漁、海上安全は元より、良縁、子宝、開運厄除、福徳円満、交通安全、学業成就、願望成就の大神です。昭和62年から10年間かけて奉納された123基の鳥居が、龍宮の潮吹側から100m以上にわたって並ぶ景色は圧巻です。」
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元乃隅神社 駐車場
 駐車場周囲のせまい山道は、一方通行の規制がしかれているから要注意。平日なのにこれだけの人出、シーズン中はひどい渋滞になるそうだ。世界各地からも旅行者が立ち寄るようになったのは2015年にアメリカのテレビ局「CNN」の調査で「日本で最も美しい場所31」のひとつに選出されたことがきっかけだ。
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元乃隅神社
 青い海と小川の流れのように赤い鳥居が続き、周囲の緑が補って、構図的にも色彩的にも印象に残る景色。京都の伏見稲荷がみょうに外国人から人気が高いのも、赤い鳥居を「日本らしさ」の象徴のようにとらえているのではないか、このあたりに理由がある気がした。快晴の日だったら、もっと鮮やかな景色になるだろう、雨じゃ無かっただけでも感謝しましょう。
 ただし、町おこしのように設えられたこの観光地、この先も絶えずに人が訪れるかどうかは難しいだろうな。ちなみにこのように人気が出る前の元乃隅神社の様子を知りたいものだ。
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油谷湾
 山口県の海岸沿いは岬や入り江が続き、変化のある海岸線が延びている。観光スポットも点在しており今回のツーリングでも前半のハイライト。元乃隅神社あたりまでは「奇跡的」に日が差していたけど、そこを過ぎたらたちどころに曇天に変わっしまった。
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二尊院 楊貴妃の里
 地図の上に「楊貴妃の里」って書かれているのを見つけたら、行かねばなるまい。油谷のさきっちょに向かい集落を抜けてゆくと大っきな看板がお出迎え。中国から取り寄せられた大理石でできた楊貴妃の石像が立って、周囲は中華様式の鐘楼が作られ、まるでどこかの中華街に来たみたい。
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楊貴妃の墓
石塔のひとつに楊貴妃が眠っているとされる。長門市のHPから謂われを要約してみると
 奈良朝の昔、唐の国では天宝15年(756年)7月のこと。向津具半島の岬の西側に唐渡口に空艫舟(うつろぶね)が流れ着いた。 舟の中にはたいそう気品のある美しい女人が横たわっていた。お側の侍女の話では「このお方は唐の天子、玄宗皇帝の愛妃楊貴妃と申される。安禄山の反乱により処刑されるところを、皇帝のお嘆きを見るに忍びないで近衛隊長が密かにお命を助け、ここまで流れ着きました。」と涙ながらに訴えた。
 息も絶え絶えの楊貴妃を里人たちは手厚く看護したが、その甲斐もなく息を引きとった。里人たちは、西の海が見える久津の丘の上に葬った。それが、二尊院の境内にある楊貴妃の墓と伝えられる五輪の塔。いつとなく「楊貴妃の墓に参ると願い事が成就する」というので、多くの人が参詣するようになった。
 一方、玄宗皇帝は楊貴妃への恋慕の情断ち難く、ある夜不思議な夢を見た。「私は日本に流れ着きました。土地の人々から優しくしてもらいましたが私の体は弱り切っており、とうとうこの世の者ではなくなりました。」夢の中の楊貴妃の言葉に、玄宗皇帝は白馬将軍陳安を日本へ遣わし、楊貴妃の霊を弔ろうために秘蔵の霊仏阿弥陀如来と釈迦如来の2体の仏様と十三重の大宝塔を持たせた。しかし、日本についた陳安は、楊貴妃の漂流地を探し歩いたが何処の浜か、何処の浦かどうしても分からないので京都の清涼寺へ預け帰国してしまう。
 やがて清涼寺には、この預けられた仏様を拝みにお参りする人々が日増しに多くなったが、日本の朝廷は楊貴妃の墓が長門の国、久津の天請寺にあることを知り、二尊仏を移すように命じた。ところが京都の清涼寺ではこのまま京都に置いておくように朝廷に嘆願。困った朝廷では仏工の名手に命じ、そっくりの2体の仏様を造らせた。そして1体ずつ2つの寺で分け合って安置させた。それから天請寺は阿弥陀如来と釈迦如来を本尊としたので二尊院と名乗るようになった。
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くじら資料館 青海島
 長門市から橋梁でつながっている青海島、その最も奥の集落まで行ってみるとくじら資料館があった。古代からこの地域では青海島に迷い込んだクジラを糧としていたようで、漁の様子や歴史など見応えがあった。クジラが揚がれば、それだけで周辺集落の数ヶ月分の蓄えになったようだ。
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くじら墓 青海島
 受付のおばあちゃんにすすめられるままに、裏手にあるくじら墓をみてきた。捕獲したクジラを弔っているのかと思いきや、なんとクジラの胎児、80体ほどが埋葬され供養されているとのこと。漁の対象となるクジラには受胎しているものあり、この世に生まれずに死んでしまった子クジラを弔ってきたというのだ。クジラ漁の対象とはいっても、漁師達はその胎児に心を痛めたのだろう。
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夏みかん 原木
 小さな漁村の庭先にある古木。立派な石碑を読んでみると「18世紀に西本チョウという女性が、青海島の海岸で果実を拾い庭先に種をまいて育てたもので、日本の夏みかんの原樹と呼ばれています。」まさに、西本さんちの軒先に今も存在していたが、もう実はつけないのだろうか?
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2代目 夏みかん原木
 300年以上前に植えられた西本さんちの夏みかんの原木は、さすがに勢いが無くなってきた。40年前にその枝を元に育てられたのが2代目夏みかんの原木。初代のお隣の畑に、たわわに実をつけて元気にしていた。
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長門湯本駅
 海から離れて山あいに入り込む。このあたりでは大きな温泉地の湯本に寄り道。山口県を南北に縦断するJR西日本の美祢線の駅で、大正から昭和にかけての温泉ブームの頃は湯本温泉とこの奥の俵山温泉の玄関口として賑わった。いまはすっかりローカル駅になり、周囲には温泉地の駅らしい風情は全くなし。
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湯本温泉
湯本温泉は500年以上も続いているこのあたりでは有名な温泉地。お寺の住職が発見したとされ、今も源泉の所有はお寺さんだそうだ。川沿いに大小の旅館やホテルが建ち並んでいてなかなか賑やかだ。
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湯本温泉 礼湯
 湯本のお湯はPH 9.2というくらいヌルヌル系のアルカリ性単純泉。入泉料200円で冷えた体を温めると非常に気分爽快。湯船の会話を聞いていると、地元の人たちの愚痴も聞こえてくる。どうやら温泉地の寿司屋さんが廃業してしまって、お宿以外で外食できる飲食店が無くなったらしい。地方の温泉地ではいずこも聞くような寂しい話だ。もう一軒、風情のある建物の「恩湯」という共同浴場があったが現在は改築中で今年の秋にオープン予定とのこと。また大型のお宿が建て替えをしている現場も有り、いっぱいひとが来るといいな。
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俵山温泉
 海沿いの長門市から約20kmで今日の宿泊地、山あいの俵山温泉に到着。ここは30年ほど前に九州ツーリングの帰りに宿泊したことがあって、とても鄙びた温泉地と覚えていた。当時の雰囲気をもう一度味わいたくって、ここに来たのだ。ここは城崎温泉と同じく、外湯形式の温泉地だからいずれのお宿にも内湯が無い。一番大きそうな「泉屋」さんを予約してあった。
 30年の記憶が蘇る狭いメイン道路は、サイドカーでは対向車とすれ違うことも出来ない。真新しい建物も皆無、昭和の時代のまま取り残されてしまったかのような町並み、好きだなあ。
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俵山温泉 町の湯
 お湯の歴史はずば抜けて古く、汲み上げなくても自噴するお湯は1100年以上続いている。PH9.8は湯本温泉以上のアルカリの単純泉、温泉研究家は全国の温泉番付で、このお湯を「西の横綱」に掲げているくらい効能があるらしい。とりわけ、リウマチなどの整形疾患には効くようだ。入泉料は420円、これは宿泊客もいっしょ。俵山温泉は湯治湯なので日に2,3度入浴することもあるわけだから、その都度420円はちょっと頂けないなあ。
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俵山温泉 泉屋
 今日のお宿はここ、温泉街のメインストリートの中心地にあって、外湯の町の湯も目の前。お宿は江戸時代から続く建物を増改築しながら今に至る、「ザ・温泉宿」ってなレトロ感たっぷり。夕飯の前に一風呂浴びて通りを散歩したのはいいけど、恐ろしく風が冷たくてしっかり湯冷めしてしまった。なので、ビールの続きは熱燗をたっぷりと頂いた。部屋には冷蔵庫無し、宿にはビールの自販機も置いていない。。。夕食時にいっぱい飲んでおいた。
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この日はどうやら宿泊者は小生ひとり。軒の深い玄関先にGLばあさんを置かせてもらって感謝、明日も晴れるといいなあ。
                                      その3/5に続く

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Commented by Rip at 2019-03-31 11:58
長門市の仙崎港は、昭和20年に軍人だった私のオヤジが釜山から引き揚げてきた港です。
半島南部だったので、運良く早く帰ることができたようです。

ここには私も二度ばかり行ったことがあります。
一回は童謡詩人の金子みすゞの足跡をたどる「みすゞさがしの旅」でした。
「みんなちがって、みんないい」という詩とともに、一時期流行っていました。
Commented by akane8150 at 2019-03-31 20:20
こんばんは Ripさん
金子みすゞの記念館やストリートと名の付いた場所は通りすがりで見てきましたが、残念ですがパスしてしまいました。地元では大切にされている偉人なんですね。たしかに仙崎の港には、戦後の引き上げ港という表示がありました。今は道の駅も出来ていて、週末には人が集まりそうな賑わいもありました。
そうですか、Ripさんの親父さんが無事にここへ帰還できて、いまのRipさんもあるわけですね。感慨深いです。
by akane8150 | 2019-03-28 19:15 | ツーレポ 中国 | Comments(2)

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