
新東名 新清水
かねてから、山梨にあるサイドカーショップ「K」を尋ねたいと思っていた。MT-01をサイドカーに仕立てる魂胆で、ショップの主と約束し、ショップのある山梨まで向かうことになった。あるじに見てもらうためにも、MT-01か、GLばあさんで行きたかったが、生憎の台風で雨の予報。やむなくZロードスターで音楽聴きながら「快適に」東に走る。

往路は新東名、復路は中央道。台風の影響は午後からのようで、ならば午前中に観光地をめぐりながら山梨入りを計画。幸いにも富士山はその大部分の姿を見せてくれていた。山頂近くで横に伸びる雲は「笠雲」と呼ばれているようで天候の悪化を知らせる兆候だそうな。

白糸ノ滝
幼い頃に来た覚えのある白糸ノ滝。こんなチャンスでもないと、寄ることもあるまい、刺すような強い紫外線の中、駐車場から滝まで500mほどを歩く。がっちりと暑いが、たどり着いた川縁は冷風が吹き抜けて、エアコンの前に立っているような快適空間だった。前日までの雨で水量多めの滝は、広く左右から流れ落ちて「轟々」と鳴っていた。川からの落水は正面の太い水流のみで、糸のように流れ落ちている大部分は富士山からの湧き水だそうな。

音止の滝
白糸ノ滝は「芝川」の支流で、本流が流れ落ちているのが「音止の滝」。こちらはさらに豪快で谷に「ゴウゴウ」と音が渦巻いていた。ただし取り付く歩道もないので、のぞき込むように見てくるだけ。

富士宮やきそば
駐車場から白糸ノ滝まで遊歩道には、昔からの観光地にありそうなお土産や軽食を扱うお店が並んでいる。「富士宮焼きそば」の活字が心に突き刺さり、朝食がてらに早い昼食を取ってしまった。まずは、普通に美味しい。しかし、「富士宮焼きそば」の定義が分からないままに食べてきた。調べてみると、ウィキペディアによれば、①専用の麺(マルモ食品、曽我めん、叶屋、木下製麺所)②油かすを入れる③鰹節をかける の3点を満たしていれば認可されるとのこと。美味しかったことは間違いないが、名古屋で食べる焼きそばと大差ないと思った。富士宮やきそばはB級グルメ大会で2連覇したそうで、日本人は「焼きそば」好きな人多いからなあ。

田貫湖
富士山が見えてるこのチャンスに、グーグルで「富士山 ビューポイント」を検索。その中の1つに「田貫湖」(たぬきこ)があったので、さくっと寄ってみる。ここの売りは湖を手前に、その奥に富士の全貌がみえるというなかなかのポイントであった。へらぶな釣りでも名の知れた処のようで、釣り人が一杯竿をだしていた。

朝霧高原
再び国道に戻って北上。ほどなく周囲が開けた処に出てきて、そこが朝霧高原。道の駅、富士山の天望が素晴らしいとあって、知られたポイント。国道沿いの草場空き地にスタックを心配しつつ、乗り入れてみた。台風直前の荒れた雲行きを背景に一枚、もうすぐ梅雨明けだろう。

精進湖
甲府への山越え、その手前にあるのが精進湖。ここからの富士山は手前に樹海がひろがっているので、人工物が視界に入らないからとっても気分良い。富士山の手前にあるお椀を伏せたような小山が「大室山」で、富士樹海のど真ん中に位置する。湖は、もっと透明かと思いきや湖の色は普通に緑色。

サイドカーショップ「K」
名称の変わった「上九一色村」を通り抜け、甲府盆地に降りてきた。昨年の秩父への道すがら、朝の渋滞に難渋した覚えがよみがえる。この日も平日の地方都市にしてはクルマが多い印象だ。これを上手に迂回しながら、名古屋から5時間かかって300kmを走ってサイドカーショップ「K」に到着。
住まいのおとなりに工房があって旋盤や溶接機械がならんでいる。お店のオリジナルで部品が作られるから、なるほど工作機械が必要なわけだ。GLばあさんの「サイドカーショップ東海」もこんな感じで工具や部材にあふれていた。
GSX1100刀
中型サイドカーがかっこ良く取り付けられたカタナ。アールズフォークがおごられ、リアサスも恐ろしくダウンされ車高がぐっと低く作られている。これによってコーナリング性能が上がって「速い」サイドカーになるとのこと。またセパハンだけどステアリングは軽いそうだ。サイドカーの扉も内ヒンジになってたり、シートも内装も仕上げがきれいだ。

スズキ テンプター改 650cc
このクラシカルな「フネ」もこのショップオリジナル。スズキの単気筒400ccのテンプターのエンジンをサベージ650に載せ替えたもの。これもアールズフォーク、リアローダウンと低く構えたシルエットがかっこいい。タンクはダミーで大型燃料タンクはサイドカーのリアに搭載されている。サイドカー空車時のバランス取りにはナイスなアイデアだ。

サイドカーの後部はガソリンタンクだから、危ないバッテリーは車外に置かれている。フレームは手の込んだ作りでサイドブレーキなども装備されている。サイドカーのFRP成型の表面スムーズで、仕上がりのレベルが高い。これなら所有欲も満たされよう。

ピアジオ250 3輪スクーター
250クラスの小型サイドカーも作られている。これは3輪スクーターをサイドカーにしたもの。フロント2輪はサイドカーにはうってつけのようでコーナリングは相当に良いらしい。小型サイドカーではあるが、ダンパー付きのトランクや別体燃料タンクなど作りは丁寧だ。
東海でも聞いてきたことを、この主からも説明を受けた。要約すると。。。
1999年7月以降に製作されたオートバイを本車とし、側車付オートバイへの構造等変更(改造)を行う場合、制動装置(ブレーキ)の能力について、厳重な安全基準が適用される。その試験とは、サイドカーを付けた完成車の状態で茨城県の谷田部テストコースに持ち込んで、数日間の徹底した制動能力の試験を受け、制動能力が基準をクリアしていることを証明するもの。この試験を受けるためには、数ヶ月前から試験申請の予約をとる必要がある。そしていよいよ1週間前にはサイドカーを谷田部に持ち込んで事前審査が始まり、2日間の繰り返す制動テストと耐フェード試験が待ち受けている。主曰く「落とすための試験」「サイドカーを無くす」試験だそうな。
例えば1990年式のGL1500の新規申請の際には、制動試験を受ける必要がないが、2008年式のMT-01を新規で作ろうとすると、試験を受ける費用だけで200万円ほどかかるとされる。これにサイドカー本体の価格、制作費用などを足し算すると、ざっくりと「500万円」以上の予算が必要となってくるらしい。

こんなMT-01サイドカーに仕立て上げたいのだが・・・
MT-01に拘らなければ、1999年以前に製造されたバイクを選べば、制動試験は不要となるので、250万円ほどの予算で作り上げることができる。250ccクラスであれば、申請のみで厳格な試験はないけど、横幅130cm以内という制限がでてくるので希望する性能が担保されないようだ。
さて、どうしたものか?
今のMT-01がいずれ取り回しできないようになるだろうから、サイドカーにしてみようというのが小生のスタートだった。しかし新規にサイドカーを作る際の高額な費用と年単位の制作期間は「恐ろしく」敷居の高いところとなり、小生のモチベーションは大きくダウンだ。今時点でGLばあさんは元気に使えていて、サイドカーを新規更新する必要性はない。つまりは、MT-01をサイドカーにする企みを断念すればすべては丸くおさまるのだ。
あれやこれやと1時間以上話し込んで、お店を後にした。主のこだわりも理解できたし、オリジナルサイドカーの作りも丁寧なものだった。なので、GLばあさんの寿命が尽きて次の小生がサイドカーを作るとなれば。こちらの主ににお願いしたいと思った。

ほうとう
すでにお昼時はとうに過ぎて食事処を探す。通りには「ほうとう」のお店が目につくので、「小作」というお店に入ってみた。「熊肉」のほうとうもあったり(値段も3100円とびっくり)、具材の違いで何種類もの「ほうとう」がメニューに載っている。当たり障りのない「豚肉ほうとう」をえらんでみたが、ボリューム満点でおなかいっぱい。

ほうとうの具材は。。。大きめにカットされたさといも・じゃがいも・かぼちゃ・にんじん・しいたけなどがごろごろ入っている。おもしろい案内を発見、飛行機やハート型のにんじんが出てきたら抽選割引、星形とお船型のにんじんなら特性デザートがサービスされるらしい。これは面白い、が、小生のは普通のにんじんだった。



ほったらかし温泉
前々から気になっていた温泉、「ほったらかし」。ここまで来たならちょいと遠回りだったけど、タオルを持って風呂に入ってみた。周囲は果樹園だらけ、今は「桃」が最盛期で出店も並んでいる。そんな果樹園だらけの山を上がってゆくと、小山の頂上に温泉があった。バイク乗りも多く立ち寄るようで、FBなどにもよく話題に上がっている。
こっち・あっちと2種類のお風呂があって、常連が多い「こっちの湯」を選択。大人800円の入浴料はそんなものだろ、しかし0才から小学6年までの小人が400円は高すぎ。居合わせた家族連れが子供料金に驚いていた。想像するに子連れはご遠慮願いたいと施設の方は思っているのかもしれない。

ほったらかし温泉 こっちの湯(施設HPより)

ほったらかし温泉 あっちの湯(施設HPより)
面前に甲府の盆地が広がり、向かいの山の向こうには富士山が見える。この日はあいにくの天気であったが、天候が良ければスケールのでっかい露天風呂は強烈に印象に残るだろう。朝日もすばらしいようで、日の出に合わせ早朝から営業しているようだ。泉質はアルカリ性単純泉(PH10.1)、二つの源泉は 41.4度、32度と2種類の源泉を持ち、ほぼ掛け流しの雰囲気だった。PH10.1はこれまでの経験からも「相当なアルカリ泉」で「ヌルヌルな」お湯だろうと想像したが、予想外にさらさらで拍子抜けするほどだった。
ところで「ほったらかし」とは、どの部分を取り上げて「ほったらかし」と命名したのか、分からなかった。食事をするところや休憩所も充実?している。きっと創業期の頃は何にも無かったから、「ほったらかし」などど確信犯的なネーミングをしたんだろう。ここが全国的に知られるようになったのも、この変わった名前と風呂からの眺めであることには間違いないだろう。
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