
恵那山林道周辺
セローでこけて右膝内側靱帯を痛めたのが金曜。土曜には職場同僚の整形外科医の診察を受ける。彼の見立てでは、断裂や血腫などの大事にはなっていないとのこと。それでも職場の階段の上下、クルマの乗り降りには膝が痛む。
金曜の探索はまだ宿題が残っていて、膝の痛みよりも完遂したい気持ちが勝り、日曜はZロードスターで金曜の続きの探索をする。

矢作ダム
暑くなる前に朝6時、自宅を出発。矢作ダムのワインディングをロードスターで楽しむ。日曜の早朝は同じようなことを考える好き者たちが、かっとびバイクや面白そうなクルマ(ケーターハムやロータスが多い)で集まっている。三河湾スカイラインでも日曜の朝に自然と集まる時代があったなあ。

早朝の上矢作、町に到着。今日は大船神社など残っている課題に挑戦。市道飯田洞線を北上する。オープンで走ってきたが、日差しも許せる範囲で空気が冷たいから気分良し。


暗井沢林道
程なく右折して暗井沢林道に入る。この先に大船神社、風力発電、などがあるはずだ。地理院地図ではこの林道を進んでゆけば、いずれ恵那山林道に合流出るようだ。しかし金曜の探索では、奥地ではゲートによってことごとく弾かれているので、ここも無理だろう。案内図では林道の終末あたりにゲートがあることを明示している。

暗井沢林道
林道の幅員は1.5台分ほど、すれ違うこともままならないからカーブミラーを信じて慎重に進む。落石や陥没など路面もあれているので、パンクさせないように気を遣う。山道になれていないような都会のドライバーにはきつい道だろうな。

暗井沢林道 分岐

林道小坊主線
やがて右に分岐が現れる。分岐の先はダートな林道でその名前が「林道小坊主線」、案内には「松並木」があるとされる。こんな山奥に松並木??って、不思議に思い帰宅してからネット検索。
松並木
岐阜県公式HPより引用
恵那市上矢作町中心部から東北へ標高1,060mの山頂にある大船神社に至る6kmの参道の両側に延々と尾根づたいにアカマツの並木が続いている。推定樹齢180年、根元の幹周囲2〜3m、目通り幹周囲約2mのものが多い。総数350本以上を数える。岩村藩主は大船神社に対する信仰が厚く、その参詣の際の日除けのためにマツを植えたものだと伝えられている。いずれのマツも盛んな生育をし、立派な樹形を示しマツの並木として県下の代表的なものである。
小坊主林道の先から、峰伝いに大船神社まで松並木があるようだ。バイクならば行ってみたいところ、いつかチャンスがあったら、上ってみよう。


風の杜
暗井沢林道をさらに上ってゆけば、大船神社の鳥居をやり過ごし大船山の山頂近くにやってくる。そこには、岐阜県内最初の風力発電施設があって、13基の巨大風力発電装置が平成19年から稼働している。上矢作や平谷村などこれまで何回もバイクなどで訪れているが、この山頂の風力発電をふもとから見たことも無く、その存在もしらなかった。

大船牧場
大船山の山頂につづく尾根伝いには、大船牧場の放牧地がひろがっている。この日は朝のガスが発生していて、遠望はまったくなし。牛さんたちをも見ることはなかった。


ガスにけむる巨大風車群が幻想的でおもしろい。牧場の駐車場には簡易トイレや遊歩道が整備され、季候のいいときにはドライブにもいいだろう。ここから先、歩いて行く山奥に「アライダシ原生林」ってのがあって、トレッキング愛好家などから絶賛されているらしい。

暗井沢林道 その先
風の森を過ぎても暗井沢林道は舗装路のまま、まだ続いていく。案内図によれば 数キロ先で国有林のゲートがあるとされる。セローであれば行き当たりまで行くけど、さすがにZさんではUターンに困る心配もあり。路面もさらに荒れてきて通行量の少なさも伝わってくるあたりで探索終了とした。

大船神社
風の森から戻ってきて大船神社を参拝する。この頃、午前8時過ぎ、これまでクルマにもバイクにも会っていない。つまりこの山には小生ひとりだけの可能性があり。なぜそんなことを確認するのかって、、、先ほどから林道周囲には猿の群れがいて、小生を警戒する雄叫びをしているし、クマ注意の看板も目立つ。
この鳥居から社まで300mほどの森の中を歩くらしい。右膝をかばいつつ歩いて行けそうだけど、中途でサル軍団に会ったらどうしよう、ましてやクマさんにお会いしたら走って逃げることも叶わない。単独行の恐怖心がわいてくるが、ここまで来て参拝しない訳にもいくまい。鳥居横に立てかけてある太い枝の杖をお借りして、意を決して歩き始めた。

大船神社への参道
クマよけの鈴もないから、遠くに聞こえるサルの吠える声を「まねして」可及的にさっさと登ってゆく。我ながら格好をかまってはいられない、傍から見たら変なおっさんだろうなあ。。。。 右膝は外転すると「ぐきり」と痛みが走る。あ〜〜、サルさん、クマさん、やってこないでねえ〜。

人道は正面鳥居を通らないで、脇から境内に入ってしまう。なので、正面に回り込んで正規なルートで境内に上がってみる。周囲に人気は全くなく、セミのこえが響く渡るだけ。なんとなく、怖いなあ。

大船神社境内
大きな杉の木で覆われた境内は、なにがしらの「オーラ」を感じる。紀伊の「玉置神社」・多賀の「地蔵堂」などなど、大木とお社、うっそうとした森、これらの因子が重なって神秘な力を感じさせるんだろう。山奥、そこに至る松並木、熊野権現を思い起こす修験道の雰囲気が良く伝わってくる。

大船神社 祭神
須我神(すがのかみ)・稲荷大神(いなりのおおかみ)・高野神(たかののかみ)・丹生神(にうのかみ)・気比大神(けひのおおかみ)・白山比売命(しらやまひめのみこと)の6柱を主祭神としている。荒ぶる素戔嗚尊、食物の神、水銀産出の神、北陸海の神、白山信仰の神、などなど、様々な神様がなかよく祭られている。


大船神社 本殿
岐阜県神社庁HPより引用
天平宝宇年間(757-764)東大寺良弁僧正が大舟山に草庵を結び聖徳太子の御作と言われる救世観音菩薩を安置する。現在は円頂寺、万光寺が交替で秘仏として保管している。天長年間(824-834)小野篁、関東下向の途次この地に本堂及び宝塔を建てる。延喜3年(903)醍醐寺の聖宝、密法を潅修し初めて大船寺と命名し勅賜金榜額を揚げた。以降、修験道による信仰の中心地となる。文治年間(1185-1190)源義経、弁慶を伴い奥州下向のおり、この山に登り願書を納めて祈願し、弁慶は杉の小枝を挿して祈りを捧げたと伝えられる。寛文11年(1671)権大増都明美、岩村城主丹羽氏純の援護を受け十年余りの歳月をかけ本堂、奥院、仁王門等を新造に近い大改造を行なう。安政3年(1856)大工立川和四郎により大改造が行なわれ大舟山大権現本社という神社建築となり現在に至る。明治維新、神仏混淆は禁止され大舟寺は大船神社となる。明治35年早春失火により貴重な山門(仁王門)を焼失する。


本殿の彫刻 矢作川漁業協同組合HPより
大船神社本殿の彫刻は、安政3年(1856)本殿再建の時のものである。作者は、立川和四郎三代富重の作。本殿正面が、唐獅子、波、牡丹をくわえる唐獅子などである。県の重要文化財に指定され、日頃は拝観することができない。

狛犬
変わった雰囲気の狛犬さん。とりわけ小さな狛犬さんがちょこんと座っている姿が面白い。調べると古ーい形態の狛犬さんのようで、飾りがないシンプルな姿はこの地域の狛犬の原型と言われるようだ。「阿吽」(あうん)という言葉もこの勉強で知る、口を開けた狛犬と閉じた狛犬が対になっていたとは知らなかった。


弁慶杉
大船神社の裏手すぐに弁慶杉が鎮座している。葉が茂る枝葉わずかで、むき出しになった太い幹が異様な景観を呈している。危険防止の為、ロープが周囲に張られ近づいて見ることもできない。
岐阜観光連盟HP引用
弁慶杉は、良弁の弟子の弁慶が植えたという一説もありますが、文治のころ、源義経主従が奥州下向の時に大船山に登山し本尊に祈願した際、弁慶が一文の願書を納め、杉の小枝を「この祈願むなしからずんば、この枝生い栄えよ」と折って地に指し、この枝が繁茂し今の弁慶杉となった、という説もあります。また樹齢は、伝説により800年とされていましたが、その後の樹医の樹勢回復事業のとき2500年と診断されました。

在りし日の弁慶杉(全国巨木探訪記さんより)
幹は太く樹高も驚くほど、以前は40mほどもあったようだ。平成29年秋の台風が枝を出していたあたりで折れてしまい、現状のような悲しい姿になってしまった。ここまで傷んでしまっては、もう元に戻ることもできまい。完全に枯れてしまうのも時間の問題のようだ。


サルさん、クマさんと鉢合わせすることなく、無事に大船神社の参拝を終了、クルマに戻ってホッとする。気温は23度、やはり山奥は涼しいなあ。このあたりの高度は1000mを超えている。見下ろすR418が走る谷が、はるか下に遠望できる。さて、残った課題は、上矢作の町にある「円頂寺」の訪問だ。このお寺はその天井絵で知られている。

曹洞宗 円頂寺
上矢作病院のすぐ近く、坂道の上にお寺さんがある。かなりの急坂、谷の入り口、交通の要所などなど、円頂寺は集落を守る砦の機能も兼ね備えていたんじゃないだろうか。

馬頭観世音
目の前のR418は「中馬街道」と言われ、中世の尾張と信濃を結ぶ重要な街道である。門前には、馬頭観世音の碑がたち、小さなお地蔵さんが並んでいる。山間のこの町は交通の要であったろう、牛や馬が唯一の移動手段であった当時は、家畜の守護神として大切にされた。これらの小さなお地蔵さんは、それぞれが労務で働いていた馬などのお墓なのかもしれない。こうやって弔ったのは、いかに家畜を大事にしてきたかの証でもある。

円頂寺本堂
お寺のホームページなどが見当たらないが、曹洞宗のお寺さん。とにかくその天井絵で知られている。拝観には予約が必要とされるので、ご在宅のように思えたがお寺の雰囲気だけ拝見しておしまい。ちゃんと電話で予約させて頂いてから、参拝しよう。

八方睨みの龍(ぴこねっと日本ねっ島さんより)
大きさは畳8畳分ほどで、あまりにも鋭い眼光に思わず足がすくんでしまいます。上矢作町の古寺、円頂寺の開山堂にある龍の絵天井は、どこから見上げても、人をにらんでいるように見えることから、ついた名前が「八方にらみの龍」。作風から江戸時代中期に狩野派の絵師によって描かれたと言われているこの龍は、もともと岩村城の天井に魔よけとして飾られていたものです。岩村城廃城で放置されていたままだったものを円頂寺が譲り受けたものだそうです。
2回にわたって、恵那山のふもとを探求してみた。地図で想像した景色と現地の景色、想像通りだったり、見当違いだったり。まずは、知らなかった世界がまた一つ増えて満足、満足。天井絵はみれなかったが、またの宿題としてこれにて撤収。
さてさて、恵那山林道をWeb上で調べてみたら、2014年と2017年に山神さんがしっかり丁寧なレポートしているのを発見。小生と同じように多方向から恵那山林道を探っていて、知らないところなど幾つもあってとても参考になった。それにしても同好の志は、考えることがつくづく同じだなあ。

串原 ささゆりの湯
帰りはサクッと立ち寄り湯に浸かって帰りましょう。ささゆりの湯は大きな施設で隣接したキャンプ場も備えた立派な施設。ここを目当てに名古屋から来るのはちょいと遠いからお勧めではないが、近くまで来た時の寄り道にはいいだろう。露天風呂も広く、内湯もゆったりしている。

今週末に行われる花火のポスターに注目。地方の小規模の花火が小生は好きだ。なぜかって、打ち上げ場所に随分と近い場所で見るので、その花火の音を体全体で感じることができるから。飛騨金山の花火を間近でみて、その迫力に度肝を抜かれてからは、大規模な花火大会よりも小規模なものの方が好きになった。
8/10 予定がなければ見てみたいところだが、当日はCUB CUP3時間耐久レースに参加予定の日。足が痛いくらいで乗らない訳にはいかないので、それまでにはも少し直しておかなきゃ。なんてったって、今度のレースは富士スピードウエイの本コースで行われるからねえ、これも楽しみだ。


ドライブイン さんらく 串原
そういえば、朝から何も食べていない。どこ行こうかと思案して、前から気になっていた「さんらく」に寄ってみる。矢作ダムを走る時に通りかかるお店、随分前から知ってはいたけど、ちょっと入る勇気が無かった。しかし、サイドカー仲間のネオさんから、お勧めだと聞いていた。
こんな時、お初のお店でも外れの少ない「カツ丼」を選んでみる。程なく出てきたのは、「大当たり」の半熟玉子、だし汁たっぷりの美味しいカツ丼だった。こんなところに、こんな雰囲気なのに、と決めつけちゃいけないことを実感した。今度も寄らせて頂きます。
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