道後温泉本館 AM5:50
振鷺閣 刻太鼓 AM6:00
本館の朝風呂に浸かってから出発としていたので、朝6時の開場を待ち受けて準備する。
朝風呂に入るときは、本館で鳴らされる太鼓の音を聞くのが風流。その音の音源は、振鷺閣(しんろかく)という、本館の最上部の屋根にそびえる櫓から。
内部が赤く映えるのは、赤いギヤマンガラスが使われているため。朝6時の刻太鼓(ときだいこ)は、6回の音で本館開場の知らせをならす。お昼は12回、18時は6回、同様に鳴り響く。
道後温泉本館 神の湯
動画を撮り終えて、朝6時の開場を待っていた人たちに続いて小生も神の湯へ。神の湯にはカランもすこしだけ設置されてるが、常連さんは湯船の近くで床に直に座って体を洗う。お湯は湯船から直接「おけ」で汲んでザバーンとぶっかける。これは名古屋の銭湯でも見かける光景で、常連さん達は湯船のお湯を「普通に」利用する。
大和屋本店 AM 6:50
道後温泉別館 飛鳥乃湯
前の晩に浸かった飛鳥乃湯、この先7年間は本館の代わりにがんばらないといけない。次回チャンスがあれば、2階席のお風呂と特別浴槽を体験してみよう。その頃には、湯船の石造りも貫禄が出ているかも知れない。
椿の湯
宿を7時前に出発、人がガラガラをいいことに、道後温泉の3つの共同浴場をGLばあさんで回る。宿は温泉であるようにルート設定をすることが多いが、四国一周ではあまり温泉にこだわれない。それは他の地域に比べ、四国は温泉の数が絶対的に少ないからだ。今回の4泊5日の旅も松山だけが温泉だった。


砥部道路 AM 7:18
土曜の朝だから幹線道路もすいすいと走り、松山の町を後にしてR33を南に向かう。松山市内を抜けた先、だんだんとお山が見えてくる郊外の町が砥部。陶器の生産が盛んなようで。中央分離帯にも大きなツボが並んでいる。陶器の町をアピール出来るだろうけど、これ、バイクでこけてライダーが直接当たったら、やばいだろうなあ。

砥部の街を過ぎると、街道は登り道となり山の中に入ってゆく。途中には360度、ループを描いて高度を稼ぐところもあり、中速カーブが続く「かなり豪快な」道で、これは面白い。サイドカーではカーブの面白みが減ってしまうが、MT-01やRZだったらもっと楽しいだろうな。

尾根沿いに高度を上げてゆくと、松山の街の向こうに高い山々が見えてくる。昨日走ってきた今治方面の山だろう。かなり高そうに見えるが、調べると1200mほどの標高をもつ山たち。中部の山岳に比べると四国の山は低いけど山の端がギザギザ、切り立った斜面、入り組んだ谷と峰が目立つ。四国の山は独特な印象を持つ。

ところどころで道ばたには、標高と峠までの案内板がたっている。途中には、バイパス道ができていたが、もちろん旧道を選んで登ってゆく。旧道に入るといっぺんに交通量が減って、のんびり味わって走ることができる。
三坂峠 AM 7:45
道後温泉を出発して、約25kmで三坂峠に到着。登りが始まった砥部の街からは12km、走り甲斐のある峠道だった。頂上の峠には標識が一枚あるだけで、休息所やお地蔵さん、峠をしのぶものが見当たらない。松山と高知を結ぶこの街道は「土佐街道」と呼ばれていた。歴史ある街道。
御三戸嶽(みみどたけ 別名軍艦岩) AM8:24
R33は分水嶺の三坂峠を越え、太平洋側の下流をめざす。午前のまだ早い時間帯、空いた国道を走っていると、目前に大きな岩肌がみえる。どこにも案内板が見当たらないが、きっと有名な場所だろうと一息休憩。後に調べてみると二つの川の合流地点になっていて、軍艦岩ともいわれるようだ。なるほど、船の舳先のようにみえる。こりゃ、すごいわ。
柳谷大橋 AM 8:34
高知に向かうR33から西に向かうR440の分岐にやってきた。あまりに急峻な谷のために、登坂路が作れず、柳谷大橋は、対岸に渡ってループを描き、トンネルで乗り越えるという荒技だ。これに象徴されるように、剱岳周辺の大歩危、小歩危は始めとして、四国の山は「険しい」の一言だ。


R440を地芳トンネルに向かって南下する。四国カルストの峰に上がるために、トンネル手前から右に分岐するr36に入り込む。1.5車線の林道みたいなクネクネ道を西に進み、四国カルストの山峰を形成しているr383の西の端に到着。本日、一つ目の大きなミッション、四国カルストの縦走の始まり。


源氏ヶ駄馬(げんじがだば)AM 9:34
雨こそ降ってはいないけど、残念な曇天。r383を東に進み、「源氏ヶ駄馬」なんて面白いネーミングに惹かれて立ち寄る。脇道を上ると峰上に到着、源氏ヶ駄馬とは、この山(標高1402m)を指しているらしい。草原の中に石灰石の群れが飛び出ている。この無数の白い石灰石の姿を見た平家の残党が、白馬に乗った多勢の源氏が自分たちを取り囲んでいるものと見間違え慌ててこの地から退却したことが由来と云われている。

地芳峠(じよしとうげ)AM10:00
峰に沿ってさらに東に進むと、地芳峠。この下を新しい地芳トンネルが通っている。峠には峰を乗り越えてゆく旧道があるのみで、展望も望めない。地図では大っきく「地芳峠」と記載されているので、現物のひっそりした峠は、拍子抜けだった。現在では四国カルストに上がってきた観光客のルート一部分で、峠の意味合いは無くなっている。



姫鶴平AM10:07
ほどなく霧の中で姫鶴平に到着。ここは四国カルストの観光地の中心地、周囲はカルスト地形に草原が広がる牧場地。広くキャンプ地も区画され、この日もテントが並んでいた。しかし、あいにくの霧、霧、霧。展望がきかないから、残念無念、晴れ男なのにねえ。
ソフトクリームの雰囲気ではないが、ここのは美味しいと聞いていたので試してみる。、小生的には珍しいソフトクリームの自撮り、日頃はベタすぎてやらないけど、お味は濃厚で牧場のソフトクリーム。ホントに旨かったよ。



天空の道AM10:24
姫鶴平を過ぎて東に進むとゆるやかにカーブしながら丘をあがってゆく。策の向こうには牛さんたちがゴロゴロ、これで晴れていたら、よかったのに。雨じゃなかっただけでも感謝しないといけないかもね。

天空の道 (いよ観ネットさんより)
晴れの天空の道。こんな景色を期待していたんだけどね。。。 また機会があれば、ここに来てこの景色を見てみたい。悔しがっても仕方ない、この日は四国ツーリングの中でも、目玉となるコースが続いているんだから、どんどん先に進みましょう。
矢筈トンネルAM11:02
天空の道を南に降りてくるとR439、これを東進すると「矢筈トンネル」で抜けた先の林道を南に向かう。この先に四万十川の源流ポイントがあり、これを確かめるのが本日2つ目のミッションだ。

やがて源流に向かう最後の分岐、この支流の突き当たりが源流ポイントらしい。周囲には民家もなく、人里から遠く離れている。ずいぶんと奥地までやってきた。地図での想像に一致して、何もないところだ。まだこの先、2.5km。


四万十川源流 登山口AM 11:20
入り込んだ林道の終点近く、源流点登山口と書かれた案内にバイクを止める。ここからは25分の歩きのようだ。道路脇にでも源流地点はあるのかと安易に考えていたが、やはり現実は甘くない、これから歩かなくてはいけないのだ。



四万十川源流 小生最深部 AM 11:36
ジャケットを脱いでTシャツだけ、入り口にあった太めの木の枝を「杖」代わりに登り始める。始めは踏み跡も明瞭で道を見つけることができるが、やがて苔むした道はあやふやとなり、ルートがわかりづらくなる。雨上がりの岩や地面は滑りやすく、バイクのメッシュシューズのソールでは辛い。25分かかるところの半分ほど頑張ってみたが、悩んだ末に撤退することにした。沢を巻く高低差がだんだんと大きくなり、滑落したら一人ではなんともならないような危険を感じたからだ。周囲に観光客でもいれば心強いが、とにかく単独行の限界を考えての苦渋の判断。
一人では無理だったと今でも思うけど、なかなか行ける場所ではないのですごく悔やまれる。最も奥まで行った場所で、源流地点があるだろう方向に向けて写真を最後に撮る。この場所では。沢の流れって感じだから、源流の「滴」を見るには、まだまだ登らなくてはいけないのだろう。

四万十川 津野町
源流を見そびれたが、気を取り直して四万十川河口を目指して川を下り始めた。源流地点から降りた最初の集落が津野町。四万十川に架かる橋から上流を見上げる。もう、沢から小川くらいには四万十川が変貌している。


高樋(たかひ)沈下橋 PM 0:35
四万十川の欠かせない風景が沈下橋。クルマ社会が始まった昭和30年代に、建設費を安く抑えることのできる橋として、この沈下橋が広まったとされる。その後、自然と調和した構造物として、四万十川の景色を作り、高知県では生活文化遺産として構成に残すために保存と維持管理をするようになった。
そんな沈下橋で四万十川の最も上流にあるのが高樋沈下橋。幅が1.5mだからクルマは無理、自転車で渡るのが精一杯。淵に続く四万十川の流れもおだやか。

中土佐町 大野見神母野 PM 0:43
四万十川は時には「うねり」、時には「なだらかに」流れをみせる。四万十川の上流といえるこのあたりは、交通量も少なく、青々とした美しい水田が広がっている。四国カルストの霧が嘘みたいに青空が戻ってきた。


久万秋(くまあき)沈下橋 PM 0:50
上流から2本目の沈下橋。もう四万十川の川幅も広くなっていて、橋の幅も3m。これなら横幅1.7mのサイドカーでも余裕で渡れる。

窪川駅(土讃線 中村線)AM 1:47
四万十川の流れは大きくS字をえがいて流れている。特にこの窪川では直線距離で5,6km先に、太平洋の海岸線が近づいている。しかし四万十川は、海岸にそそり立つ500mほどの山脈に跳ね返されて、ここ窪川から再び山の中へ入っていく。この流れ方がとても面白い。
窪川があるのは、四万十町。周辺の町村が合併して10年前にできた街だ。四万十川の河口にあるのが、四万十市。これも旧中村市であったのが、2005年に中村市など周辺の自治体が合併して、四万十市というようになった。四万十町(旧窪川)と四万十市(旧中村市)とは、似ているようで違う場所なのだ。


四万十川(渡川) 天の川橋 PM 2:02
このあたりまで来ると、随分と四万十川の川幅が広くなっている。2時間半前に見た源流近くの沢を思い浮かべれば、ここはもう立派な川だ。
たまたま渡ってみた橋の名前が、天の川橋。風流だねえ。そして欄干には渡川と書いてある?? 渡川ってどこ? 四万十川の支流に来ちゃった? 現地では相当に焦ってしまった。四万十川を間違えないように下ってきたはずなのに、なんで「渡川」??
答えは調べればすぐに分かった。四万十川と改名したのが平成に入ってから。それまでは「渡川」と呼ばれていたのだ。だから欄干に渡川と記されていてもおかしくないのだ。


海洋堂ホビー館 PM 2:20
四万十川沿いには目立った観光地がないが、この海洋堂ホビー館は好きな人にはたまらないスポット。窪川の街からR381を下ること10kmほどで対岸に打井川という駅があり、これをさきに進んで5kmの山奥に突然と出現する。建物は廃校となった体育館を流用しているようだ。運動場が駐車場、この日も駐車場に一杯の観光客が訪れていた。よりによって、なんでこんな辺鄙なところに? これも後学で知るのだが、「創業者の宮脇さんの実家がこのあたりなので、この地にということらしい。
模型はもちろん大好きで、時間があればじっくりと見たいところだけど。。。、散財しそうな場所なので、、、サクッと見て感動して撤収した。これ以上長居すると、いかんいかん。



向山沈下橋 PM2:54
上流から8番目の沈下橋。コンクリート製の橋桁などが流線型にデザインされ、強い流れにも負けないような工夫がされている。幅は3.7mの大きなものになっている。橋の上からみる四万十川の流れは透明で清らか。

岩間沈下橋 PM4:03
16番目の沈下橋。ポスターやパンフレットでも取り上げられることが多い有名な橋。しかし、平成29年に壊れてからは現在は修理の最中で通行止め。桁が落ちてしまった沈下橋は、自然の力を見せつけている。

R441 四万十市 西土佐
R381は途中から宇和島へむかい、変わってR441が四万十川の左岸を河口に向かって走ることになる。道路幅も立派になり、河口の市街地に近づいてきた感あり。ここも水田の青と空の青が美しい。


佐田沈下橋 PM 4:45
四万十川の最下流にある沈下橋。四万十市の市街地もすぐそこだ。川の幅は300mにもなり、四万十川も堂々とした大河。道幅も4.2mあり、最上流部の沈下橋がわずか1.5mの幅で30mの長さであったことと比較すると面白い。ガードレールなどがない分、路肩イコール川にドボンというわけで、ゆっくり走らなきゃ。

四万十市


四万十川河口 PM5:22
小雨も混じるような四万十川河口へ日没前に到着。源流地点を出たのが12時くらいだから、5時間半をかけて196kmの四万十川を見てきたことになる。長良川や飛騨川などの清流を知っている小生には、四万十川が「最後の清流」って言われることに、両手を挙げて賛成とはいいかねるが、山深く人里離れた感の強い四国の源流は、手着かずの自然が多いことは間違いない。沈下橋も現役で生活を支えている道、それに気付いて保護しようとしている姿も素晴らしいと思った。

中村駅PM 5:52
この日は四万十市(旧中村市)で宿泊。宿に着く前に駅周辺で食事が出来そうな処を偵察。本日もお一人様、素泊まりコース。朝のパンとコーヒーを買い込んで宿に到着。そうそう、今回の旅行で勉強したこと、「おにぎりは冷蔵庫には入れちゃダメ」

八剣伝 四万十店
ホテルからはちょいと離れたところの居酒屋に決める。着替えてゆくの面倒くさいので、荷をほどいたままでお店に直行。カウンターでまた今晩も壁に向かっての生ビール。あ〜、間違いなく美味しい。そして、悔しい。そう、いまだに四万十川源流を見ることが出来なかった事を悔やんでいるのだ。
本日の走行 250km
GL1200サイドカー 18 四国一周 4/5 はりまや橋 室戸岬 に続く
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