
美保神社
よめさんの実家は東京、西荻窪。義父母とはなかなか会うことがないし、ましてや旅行にも数年来行けていなかった。この秋に長女が嫁いでいく予定もあり、それまでに義父母と家族旅行を思いついた。行く先のリクエストを両親に聞くと、出雲神社と足立美術館に行ったことがないとのこと。ならば、せめて2泊3日の行程が必要と思い、半年前から準備をしてきた。ツアコンの小生は、両親の行きたい先、連れて行きたい場所を書き出して、分刻みの工程表を作成。この計画に縛られるのはつまらないが、充実して失敗のない予定をこなすには綿密な計画があってこそと思える。さてさて、いざ出発。

県営名古屋空港 14号機/エンブラエル ERJ-175
名古屋〜出雲は大好きなFDAの路線があって、一日2便がでている。有効に一日を使うためにも、8時の早朝便を抑えた。両親には前日から名古屋入りしてもらい、早朝6時過ぎにホテルにジャンボタクシーでお迎え。名古屋市内から県営名古屋空港は高速使えば30分で到着できる近さが良い。今日の機材は「ワインレッド」の14号機で、昨年就航したばかりの新造機。新しいってのは、気分がいい。

出雲縁結び空港
この日は西から天気は崩れる予報、その通りに出雲空港に着いたらしっかり雨が降っていた。フライト時間は約50分で、コモの「クロワッサン」と静岡茶がサービスされた。FDAのハンガーお隣には日本航空767が駐まっている。767は260席あるようなので、FDAのエンブラエルに対して3倍ほどの容量がありそう。出雲〜羽田には一日5便が就航しているので、利用者も多いのだろう。

一日目の行程
ヴェルファイア 2.5L
前回の東北旅行で、セレナをかりて狭かった覚えがあり、今回はより大きな8人乗りのヴェルファイアをレンタした。運転手は小生と長女、我が家のエスティマで慣れ親しんでいたので、この手のワンボックスカーの運転には長女も慣れていて頼もしい。


美保関灯台
初日は島根の東を主に観光、まずは最初に美保関灯台にやってきた。午後から雨もやむような予報であったが、まだ傘が必要。この灯台は明治31年に作られたこの地方で最も古い石造りの灯台。登録有形文化財に指定されるほど、貴重な灯台らしい。日頃は見上げるだけだが、年に一度だけ中を見学することができる。昨年訪れたときにここの灯台カードを手に入れることができなかったので、海上保安庁の「灯台カード」QRコードをくまなく探したが、今回も見つけることはできず。有名な灯台なんだから、なぜ灯台カードの準備ができていないんだろう?


美保関灯台ビュッフェ
灯台の隣の旧官舎はレストランに改装されており、ぜひここでランチとしたかったから、手際よく予約をとっておいた。数回、この地を訪れているが、毎度のバイク一人旅、ここでゆっくりと食事を取る余裕が無かった。それにしても、灯台横の岬から、海を眺めながらの食事なんて「なかなか」ないだろう。海に向かってテーブルにつくと、天気がよければ、正面に広がる海の先には隠岐の島が見えるらしい。


義母が選んだのはいかめし、ぎゅうぎゅうに詰まったお米と煮込んだイカが美味しかったようだ。義父が食べたのはイカ丼、「イカ」好きな小生もこれを頂いた。新鮮な甘いイカがたっぷりのっかって、しその葉と海苔がスパイスとなって旨かった。晴れていれば絶景のお席、地場の料理と一度に味わうことができるのに、ホントに残念。



美保神社
岬から少し戻って美保神社を参拝。事代主神(大国主命の息子)と三穂津姫(大国主命の妃)を祀る。飛鳥時代にはできていたらしく、江戸時代以降は「大社だけでは片参り」といって美保神社と出雲大社を合わせて御参るようになったとされる。大社作りの本殿は左右に二つあり、向かって左が事代主神、右は三穂津姫をお祭りしている。
こちらの神門にかかるしめ縄も大社に負けないくらい立派な大きさ。正面の拝殿はその大きさと重々しさに圧倒される。大きな屋根の下は天井がないので、中で行われる雅楽などの音が音楽ホールのように響き渡る。小生は何度も訪れているが、そのたびに厳かな気配を感じて背筋がピンとなる。

美保関
参拝を終えて参道を降りてくると、二つの鳥居の先には静かで青い海が見える。美保神社は「えびすさま」の総社でもあり、海運、漁業などの人々の営みの神様。この鳥居の先が海につながる景色は珍しく小生は大好きだ。




水木しげるロード
境水道大橋を超えて島根県から鳥取県の境港に移動。境港の駅から水木しげる記念館までの商店街が「水木しげるロード」と名をつけて、177体の妖怪ブロンズ像が展示されている。夜間には上記のようなライトアップまでされてすごく楽しそう。ブロンズ像の妖怪たちは精巧に作られていて、皆が撫でるものだから「テカテカ」になってる。妖怪の名前と寄贈した人の名前まで掲示されている。
妖怪「いそがし」は病理医の水野さんが寄贈したもの(笑)、「いそがし」は忙しく動き回ることで、なぜか安心感に浸ることができ、逆におとなしくしていると、何か悪さをしているような気持ちになってしまう妖怪のようで、小生もこれに取り憑かれているのかもしれないなあ。。。
水木しげる記念館
妖怪ロードの終点に水木しげる記念館。小学生の頃にテレビアミメーションで「ゲゲゲの鬼太郎」は週末の夕飯時間帯にやっていたはず。小生は怖いものは苦手なので、あのオープニングの曲がかかるとチャンネルを変えていたはず。漫画本の絵面も怖かった、なんでわざわざ「怖いもの」を漫画にするんだろうって、理解できなかった。だから生涯を通して水木しげるが妖怪にこだわったのも、よくわからないなあ。「怖いもの見たさ??」


妖怪食品研究所 妖菓目玉おやじ
記念館に隣接した妖怪食品研究所、ここの目玉おやじ風和菓子がリアルにできている。栗こしあんを包んだまんじゅうは、寒天でコーティングされているので、本物の目玉のようなつやつや感。これを人物の顔のところに重ねれば、、、「目玉むすめ」の完成。



ベタ踏み坂
境港から松江の市内に向かう。中島に浮かぶ江島と大根島をつなぐのが松江への最短コース。その江島にかかる江島大橋は通称「ベタ踏み坂」で知られている。江島大橋の西側なので渡りきってから近くに車を止めて橋のたもとにやってきた。しかし、どうみてもあのコマーシャルのような激坂には見えない。さきほど坂を下ってきたときも、それほどの斜面とは感じなかった。広角で写真を撮るとなおさら、「普通」の橋だ。


撮影ポイント
疑問の謎解きは簡単なこと、要は撮影場所が違っている。西に約2km先にあるお隣の大根島から「望遠レンズ」を使ってあの画像を得ることが出来るのだ。手持ちのコンパクトカメラやスマホカメラではどだい無理な写真だった。これは、「行ってみたけど、がっかりスポット」のベスト4つめに推薦してもいいかもね。





堀川巡り
さて、出雲の中心地、松江にやってきた。小生以外の家族達は、松江城のお堀をぐるっと1周する「お堀巡り」を体験。乗船時間は約50分、ガイドさんの案内を聞きながら、お城や城下町を小舟から見て回るわけ。この時期の座席は練炭で温まったコタツでぬくぬくと過ごすことが出来る趣向が凝らされている。途中で幾つもの橋をくぐるのだが、屋根を低く畳まないと通れない所もあって、そのたびにコタツに「突っ伏して」やり過ごすようだ。これもまた、楽しい思い出になろう。


松江城
小生だけが松江城見学コース。階段があったりと、義母には無理な観光なので、必然的にこうなったわけ。松江城は国内でも貴重な「ホンモノのお城」、お城好きな小生には外せない場所。しかも、これまで何度も松江には来ていたが、実はお城は初めてというわくわくポイントだった。



天守からの眺め
残存しているホンモノお城の中でも、高い5層、6層の大きなお城は希だ。彦根城や犬山城など中部地方にも残っては居るが、最小さなお城、それに比してここは立派。熊本城や松本城に匹敵する規模だろう。特に石垣と絡みあった低層階の薄暗い内部は神秘的でおもしろい。

玉造温泉 佳翠苑 皆見
松江城、お堀巡りで本日の観光は終了、宿泊地の玉造温泉に到着。小生にとって玉造温泉はお初、どんなお湯なのか楽しみな一泊。星野リゾートのお宿があったが、ベッドの設定がないのでパス。両親にも過ごしやすい和洋室がとれたこともあって、こちらに決定。半年前からの予約であったので、まずまず希望のお部屋を予約することが出来た。どうやら人気のお宿のようで、早めの予約がよかったようで安堵だ。



小生達は小さいながらも二間を備えた和室を予約してあった。男は小生だけ、残りは適齢期の女子を含んだ家族となれば、別室があったほうが居心地がいい。女子3名は16畳、小生は4畳半、こうやって分けることが出来ると、着替えにも気を遣うこともない。お部屋からの展望はいまひとつ、川沿いにホテルや旅館が建ち並ぶが、温泉街っぽい商店や雰囲気はあまりない。全国レベルに有名な温泉地、しかも歴史もあるはずだけど、下呂温泉や別府温泉、修善寺温泉などのしっとりとした風情は見当たらない。

まずは荷物をほどけば、大浴場へ直行。玉造温泉は「低張性弱アルカリ性高温泉」PH8.2 源泉温度60度、湯量は潤沢。新型肺炎の影響か、アジア系の観光客はほとんど見かけない、静かにお風呂に入れる環境。お湯は熱めで小生の好みに合っている、ゆっくりと食事までの時間を楽しむ。「美人の湯」ってのも、売りにしているようだけど、それほど「ヌルヌル感」を感じることはない。正直なところ、あまり特徴の無いお湯という印象だった。

さてさて、お楽しみの夕食。乾杯のビールは間違いなく美味しい。腰を痛めていて、階段や長時間の歩行には気を遣う義母を連れての強行軍であったが、無事に乾杯となった。日頃のご無沙汰を謝りつつ、今秋、長女の結婚予定のお伝えと、久しぶりに水入らずの会食となった。かみさん、長女はウワバミ、次女はお酒修行中、小生もお酒が進み、都合熱燗6合ほど飲んでしまった。お宿に酒代を一杯落としてゆく「いい家族だ」。
出雲旅行 3/2 に続く
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