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GL1200サイドカー 21 1/2 高賀六社巡り 高賀神社 瀧神社 金峰神社


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高賀六社巡り

 ずいぶん前になるが、美濃の林道を調べている時に、たまたま郡上の新宮神社に立ち寄ったことがあって、そのお社の静かさや秘境感に打ちのめされた思い出がある。調べてみると、高賀山の周囲に6つのお宮があって、「高賀六社巡り」という山岳信仰が伝えられていることを知る。梅雨もあけそうな7月最終日、1ヶ月ぶりにバイクで郡上へ出かけてみた。


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この日はひょっとして梅雨明け宣言が出るかもと期待していたが、午前は山間部を中心に通り雨の予報。名古屋を出たときは、日差しもあったが板取川に近づいた頃には、ポチポチ降ってきてしまった。タイミングよく見つけた通りかかりの廃工場で雨雲レーダーを見ながらのしばし「雨宿り」。

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道の駅ラステンほらど 10:50

まだ時間が早いせいか、観光客もまばらな道の駅でトイレ休憩。今日は高賀神社をスタートに反時計回りで高賀六社を巡る作戦、仕上げは大好きな板取溫泉に立ち寄る予定。

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高賀口

 R256を北上、高賀神社への分岐となる高賀口を右折する。国道をそのまま進めば、巷で人気の「モネの池」だ。どうしてそんなに人を集めるのか、小生にはピンとこないのだが。週末には駐車場に入るクルマたちで国道が渋滞するほどだ。

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高賀(こうか)神社 11:10

 国道から3kmほどの突き当たりが高賀神社。奈良時代に「光を放つ魔物」がこの周辺に住み着き、朝廷は使者を派遣し、この山の麓に退魔の祈祷を行なった。すると魔物は姿を消し、「秀でて高き故まためでたい」という意味で「高賀山」、神社を「高賀山大本神宮大行事神社」と名付けたとされる。その後、平安時代に妖魔「猿虎蛇」が村人を苦しめていたので、朝廷から命を受けた「藤原高光」が山麓に21の神々を祀りこの妖魔を退治した。その後、藤原高光は高賀山の周囲に6つのお社を建立したとされる。

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 名古屋からも天気が良いと高賀山は望むことが出来る。御嶽山や白山などの信仰と同じく、いにしえの山岳信仰がこの地にも今に残っている。平安、鎌倉時代には、今以上に集落も栄え、参拝者が絶えなかった。そして、峰を超えてこの六社を巡る巡礼がはじまったのも、この頃であった。

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高賀(こうか)神社

 高賀神社は奈良時代の建立から、平安時代、吉野時代、江戸時代と3回の再建がなされた。現在の建物は280年前、神社の宮司は第40代目にあたるそうな。天地が作られた際の最初の神さまである天之御中主尊が主祭神とされる。

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猿虎蛇伝説

 境内には、妖魔「猿虎蛇」を藤原高光が成敗している像がたっていた。頭が猿、胴体が虎、尻尾が蛇という魔物。「ふくべ(ひょうたん)の中に動かぬものを討て」と高光に夢のお告げがあった。さっそく高賀の山続きの瓢ヶ岳(ふくべだけ)へ部下を引き連れて登って行った。頂上には沼があり、そのほとりの大きな木にはひょうたんのつるが巻きつき、鈴なりのひょうたんの中に、ひときわ大きいひょうたんがぶら下がっておった。「夢のお告げはこれに違いない。」高光は、エイッとばかり矢を放した。ギャオー ! 山をゆるがす叫び声。と、そこには、頭が猿、体は虎、しっぽは蛇の死体が横たわっておった。(高賀伝説より)

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円空記念館

 荒削りだけど、温かさを感じる円空仏は日本中に残されているが、特に岐阜、愛知には沢山残っているらしい。円空は岐阜の生まれ、そして美濃にある弥勒寺で入定しており、円空のふるさとといってよい。この高賀山の山岳信仰とも接点があり、この地に足を運んだ軌跡がのこっている。

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高賀の滝 高賀渓谷

高賀口から神社までの川沿いは、巨岩、一枚岩など美しい渓谷が続いていた。高賀の滝は落差5mほど、何段にも分かれて宝石のようなブルーの水流であふれていた。

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高賀神社神水庵 11:50

 高賀口の近く、神社への沿道沿いに何やら人だかり。平成の時代になってから、高賀神社の宮水として、氏子たちが掘削した井戸水。オリンピックマラソンの高橋尚子選手が愛用したことで一躍有名になった清水。超軟水で「ふくべの霊水」として地域の人たちから愛されている。初穂料100円を納めて、一人4Lまで持ち帰ることが出来る。一口いただくだけである小生は「タダ」であった。冷たくて「甘い」感じがした、間違いなく美味しかった。

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板取川 

 板取は美濃からさらに奥の山間の地域、大きく90度板取川が流れの向きを変えるあたり、長い梅雨を乗り越えた真っ青な水田が広がっている。板取川は鮎つりでもその名が知られているが、今年の大水は餌となる「苔」がすくないので鮎たちの発育は良くないだろう。

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 反時計回りに県道81号を東進し、最初に出会う支流の先に次の目的地がある。県道の分岐点には、「村社瀧神社」と石碑あり。進む先には、高賀山の頂が見えていて、ここからお社は5km先。

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瀧神社表参道

村道がやまみちとなって程なく、右手に神社の参道がはじまる。裏参道はそのまま直進、村道から見えるこの鳥居は「表参道」と書いてある。集落からはずいぶんと離れたお山の中。

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瀧神社 表参道 12:50

 神社へは、どっしりとしたスギの林の中を、まっすぐに石段が続いている。日が届かないうっそうとした林には、至る所で「苔」が繁殖していっそう荘厳な雰囲気を作り出している

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瀧神社

 お社の奥には権現滝があって、元々集落の鎮守としてこの滝を祀ったのが、瀧神社のいわれらしい。祭神は滝を祀る神さまの瀬織津姫神であるが、妖魔退治の伝承によって高賀六社の1つに瀧神社も取り込まれていったのではないだろうか。集落の最も奥まったところにあるとはいえ、人気を感じない山奥の鎮守。夕暮れ時など薄暗くなってからは、一人じゃ来られない静けさ。

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金峰神社(きんぷじんじゃ) 13:20

 県道31号に戻り再び東に走る。高賀山、そして同じ峰の瓢ヶ岳の南に流れる支流を遡ると右手に金峰神社があらわれる。藤原高光が最初に妖魔を見つけた場所が、この地とされる。

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金峰神社

 元々は金峰神社はこの集落の鎮守であったが、高賀山一帯の山岳信仰が盛んになり、修験道の影響から江戸の頃に主祭が蔵王権現となった。大和の山岳と同じように、美濃国の霊山としてこの地は多くの山伏たちが厳しい修行をおこなってきた。阿弥陀如来や十一面観世音菩薩など、が祀られている。

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他の神社と同様に、静かなではあるが、集落に近いこともあって、明るい境内という印象。神社であるけど、権現様、菩薩をまつる、神仏融合の姿が残されている。

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お昼過ぎ、朝の通り雨が思い出せないほどの晴天になって、もくもくと入道雲が湧き上がってきた。さて、六社の半分まで制覇してきた。お昼ごはんを食べたら後半戦に突入。

その2/2に続く



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by akane8150 | 2020-07-31 07:30 | ツーレポ 中部 東海 | Comments(0)

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