
名古屋 自宅 5:50
愛知県を巡る旅、2日目。今日もクソ暑いと天気予報、早めに出発ということで6時前に自宅を出て、前回引き継ぎ地点の瀬戸まで向かう。早朝のエンジン始動には周囲への配慮が必要だ。この時間帯だと、家の前の坂を惰性で下りていって、市道にでてからキックする。
前回はこちら
千種区の自宅から瀬戸は東の方角、正面の朝日がまぶしいこと限りなく、信号の色すら分からないほど。上下のウエアはメッシュだけど、早朝ということもあって、走り出すと寒いくらい。暑い暑いといいながらも、確実に季節は変わっている。

2日目の前半行程

名鉄 尾張瀬戸駅 6:20
出発地点と決めていた瀬戸駅に到着。日曜だから通勤客とおぼしき人たちもまばらで静かな構内。小生には通過点であることが多く、なかなか瀬戸市街を散策したり観光したりしたことはない。津々浦々日本中を走ってきたけど、実は近所の街のことをあまり知らなかったりする。おかしいかな、瀬戸よりも九州や東北の好きな町の方が情報が多かったりするモノだ。

瀬戸川
瀬戸と言えば、「瀬戸物」の街。瀬戸川はこの町の中心地で、街の表情を代表している景観。年に一度の「せともの祭り」では、この川沿いに多くの出店が立ち並ぶ。

県道33号(瀬戸設楽線) 戸越(とごえ)峠 6:30
瀬戸の街から山越えして東の三河へ抜ける街道がこの戸越峠、前後には集落がなく植生も深いので薄暗い。この峠を越えて、昔も今も多くの「せともの」が送り出されてきたのだろう。

県道353号(大平折平線)
藤岡からは県道353号に入って東に進む。道路情報板には、毎度の「県外に行くな」が表示されている。いつまでこんな不自然なことを続けるんだろう。

川見四季桜の里 7:00
小原の集落でR419号に入り北上。その先に四季桜で知られたスポットがあって、立ち寄ってみた。真冬に淡く白い花を付ける桜、この小山一面に咲き誇る姿は美しく、満開の頃には周辺で渋滞が出来ちゃうほど。この時期は葉っぱが青々と茂っていて、冬に向けて体力を付けている。

県道19号(土岐足助線)
国道から東に県道19号に入る。朝7時の空気はひんやりと寒いくらい。これが、でっかいカウルのGLだったり、股ぐらに1700cc空冷エンジンのMT-01だったりするとまた話が違うかも。RZのようなネーキッドで小排気量水冷エンジンは、下半身を熱気で悩ますような事がない。もともと、普通に乗ってる限り、RZはオーバークール気味で、冬場はラジエターの半分をガムテープで隠すようなオーナーもいたっけ。

矢作ダム 7:30
この日は日曜、なのでクルマもバイクも朝練のように矢作ダムに早朝から大勢やってきていた。幸い、小生の前は道路がクリーンな状況で、ダム湖のクネクネを楽しむことが出来た。この矢作川が愛知と岐阜の県境、ダムを渡ってしまうと越境してしまうので、南側・左岸を東に走る。多くのバイクやクルマ達は反対側を走る事が多いので、交通量がすくなくていい。ただし、グルーピングしたコーナーが多いので、細いタイヤのRZなどにはちょいと辛い。

奥矢作湖
ダム湖は奥矢作湖と命名されているらしい。湖底に集落が沈んでしまっているので、湖畔には集落と言えるようなひとの営みがなく、ひたすらクネクネと道が続くのみ。残されたお墓達がときどき散見するくらいで寂しいところ。

稲武 7:50
矢作川からお次はR257で南進、このあたりのクロスポイントである稲武に走る。山奥でガソリンスタンドを探すことは大変。まして、日曜日となれば、そのほとんどが休業してしまうので、営業しているガソリンスタンドを知っておくことは大事なこと。この日もこの稲武のガソリンスタンドが頼りの綱、ここで満タンにしておかないと新城や豊橋などの市街に出るまで給油は困難。しかし、着いたのが7時50分、開店は8時からなのでエンジン切ってしばしの開店待ち。

道の駅 どんぐりの里いなぶ
稲武はR153 R257の交差点で、尾張、信州、遠州をつなぐ重要な街。関西の道の駅、美杉や針と同じように、このあたりでは最もバイクがやってくる道の駅がここの「どんぐりの里いなぶ」。30台近くあるバイク駐車場も週末となればすぐにあふれてしまう。混むところが苦手な小生はあまり立ち寄らないけど、この日はお腹が空いたのでおにぎりとお茶で朝食を済ます。

中盤の行程

茶臼山高原道路 8:40
ガソリンも満タン、お腹にもおにぎりが入って稲武を出発、R257を設楽方面にむかう。ここからは茶臼山に登るために県道80号でお山にはいってゆく。茶臼山の峰を走る茶臼山高原道路に出るまでの10kmほどの登りクネクネ道は、交通量も少なく楽しいワインディング。途中には稲武野外教育施設があって、愛知の小中学生は一度はお世話になったことがあるだろう。

茶臼山高原スキー場
高原道路を上りきり、茶臼山の頂きが見えてきたら終点。愛知県唯一のスキー場があって綺麗な草原がひろがっている。標高も1400mほどもあって、ながれる風は涼しくって快適、爽快。正面に見える頂きが茶臼山は愛知県の最高峰。

レストハウスやはず 8:50
愛知、静岡のライダーに御用達な茶臼山で、目的地となるのがこのレストハウス前の駐車場だろう。バイクやクルマ好きももちろん、自転車軍団も沢山上ってくる。この雰囲気を見てる限りはコロナ禍のことも忘れてしまいそう。


茶臼山高原牧場
スキー場の北側は牛の放牧地が広がって高原の景色が見渡せる。左への枝道に気になる看板を見つける。矢作川源流と南アルプスビューポイントと書いてある。この先はバイクも入れない人道が続いていて、100m先にあるようなんだけど、其処は長野県なんだよね。。。ここまでこだわってきたんだから、後ろ髪引かれる思い。。。また、今度ね。

R151
県道506号はいろは坂みたいに、茶臼山から転げ落ちてくように下ってゆく。そして降りきったR151を左折して、伊那の阿南方面へ。対してR151は新野峠まで高規格な道幅で、中速コーナーが右、左と現れて、ライダーには楽しい限り。

R151新野峠 9:10
緩やかな頂きの新野峠は標高1060m、この先は長野県阿南町、豪快に下りの道が続いたあとに、千石平という道の駅がある。ここは信州と尾張をつなぐ重要な街道のひとつで、信玄が信州に帰る途中で亡くなったとされるのは、もうひとつ西の街道(R153)飯田の阿智村。

広域基幹林道 豊富線
峠の手前に右に分岐する林道がありこれを進む。県境と一致する林道はやがて県道74号となって再びお山を下りはじめる。この分岐に気になる林道を発見。広域基幹林道 豊富線は、この新野峠から、南に尾根伝いに伸びる林道で、遙か南にある「みどり湖」の大入渓谷まで全長27km続いているらしい。WEB上で調べても、ブログなどで見かけないし、情報が少ない。これは、楽しそうなので、いずれ探検に。


新豊根ダム みどり湖 9:45
豊根村からは県道426号、429号でみどり湖に到着。途中の路上には気が早い栗たちが実を落としていたので、お土産にいくつか拾ってみる。山は少しずつ秋の準備が始まってるんだね。みどり湖は愛知県の最も街から離れたあたりのダム湖だろう。その名の通り、いつも湖面は深い緑色をしている。この地の東には天竜川があって、その右岸は愛知県道1号が南北に延びていて、正にこれが最東端の道路となろうが、佐久間ダムが終点でその先が静岡県となってしまい越境のできない今回は県道1号は使えない。

大入(おおにゅう)トンネル
みどり湖は新豊根ダムによってできた人造湖、そのダムとなった大入川はここから南に「大入渓谷」となって、天竜川に流れ込が、大入渓谷は車両通行止めで立ち入ることができない。この新豊根ダムの大入トンネルを抜けてゆけば、未知の渓谷がのぞけるはず。紅葉が相当にすごいらしい。一度、行ってみたいなあ。

県道74号(阿南東栄線)
県道428号でみどり湖から豊根村にでてくる。集落をずっと見ていなかったから、豊根村に入ってガソリンスタンドや役場を見るとなんだかほっとする。ここからは県道74号に乗ってまたお山を越えて南に進む。峠のトンネルまでは、ずいぶんと急坂が続き、ぐんぐんと高度をあげてゆく。谷も深いので、役場が下界に小さく見えている。

御園トンネル 10:15
登り切ったところに御園トンネル、なかなか古そうな面構え(昭和29年竣工)。長篠の戦いに敗れこの地で自害した武田の武将の「望月右近太夫義勝」の祠がこの近くの旧峠に祀られている。


そば処茶禅一(ちゃぜんいち)
峠を越えると山腹の南斜面に集落が現れる。山の北側から南側に来ると、日差しも展望も明るくなって「陽」の感じ。程なく、観光客が大勢きているお店に出会う。お蕎麦で知られたお店、昨年はミシェランガイドにも掲載されたという。こんな山奥になぜと思うが、すばらしいお店からの眺めに美味しいお蕎麦がからめば、一層おいしくなるのだろう。しかし、今日みたいな「走り」のツーリング途中に労力を割いて食べるようなものでは無いな(^^ゞ。週末は長蛇の列になるけど、いつかはこれ目当てで、食べに来ましょう。


三遠南信道(さんえんなんしん) 東栄IC
御園トンネルを抜けてどんどん南にお山を下れば、東栄町の集落にでてくる。ここから先は、R151の基幹道路となって、お山とはさようなら。天竜川にでたあたりで、見新しい自動車道路の緑の案内板にであう。今年の3月に東栄町から佐久間ダムまで三遠南信道自動車道路が一部開通したようだ。現在工事中の鳳来〜東栄間が完成したら、新東名高速の浜松いなさJCTから佐久間ダムまで一気に自動車道でつながり、中部の秘境である「天竜」がとても拓けよう。

関谷醸造
三河から浜松にかけての基幹道路沿いには、所々でおっきな日本酒のディスプレーに出くわす。設楽町にある関谷醸造の「空」や「蓬莱泉」の宣伝だけど、お店の場所や連絡先など一切書かれていないのが面白い。それだけ「空」が知られているから、イメージだけでも宣伝になるのだろう。小生でも数カ所は思い出せるほどだから、この看板の愛知県配置マップを見てみたいなあ。

後半の行程

湯谷温泉 はづ別館 11:10
R151は川沿いをゆったり流れ、どんどんと山奥から市街にかわってゆく。鳳来山の入り口にある湯谷温泉は名古屋から近いこともあって、我が家がよく使う溫泉。特に昔からの風情が残る「はづ別館」がお気に入りだ。バブルの頃には客が宿泊代を決めるってことで、話題になったのがこの宿だった。現在はもちろんそんな馬鹿げたことはしていないようで、当時はインバウンドの人たちが「1円」なんて値踏みをしたことなどもあったそうだ。お昼のランチ付き立ち寄り湯プランがおすすめだ。

まつたけ売り
国道の道ばたでみかける「松茸」の露店売り。これって、小生が幼い頃から見かけてきた気がするし、関西や関東でも見た覚えがある。立ち寄って品定めをしたことが無いけど、3000円ほどの値段がついているようだ。この真夏に採れる松茸などあるのだろうか、国産、天然の文字が見当たらないから、韓国や中国産?? 最も驚かされるのが「周辺の匂い」、バイクでお店を通過すると、かならず「まつたけの香り」が強く漂っているのだ。そう、永谷園のまつたけのお吸い物、あの香り。これはずっと前から抱いている謎だ
長篠からR257で引佐方面へ。ほどなく県境って場所に道の駅、ここはバイクが沢山やってくるところで、浜松ナンバーが最も多い。バイクのメーカーが集まる浜松は、他の地域よりもバイクを多く見かけるような気がする。

県道81号(豊橋下吉田線)
道の駅からは豊橋方面へ向かう県道81号で南の方面へ、里山をいくつか越えてだんだんと豊橋の街に近づいてゆく。

県道31号 湖西連峰(多米峠)を望む
県道31号のバイパスは豊橋の市街を迂回するようにR1に合流する。東に見える山並みは湖西連峰で、愛知と静岡の境となる。多米峠は遠州と尾張の文化の境目、言葉も気候もずいぶんと違う気がする。遠州は暖かい、寒い冬のツーリングでこの多米峠を越えると実感する。
豊橋市東細谷町
R1で県境の潮見坂の近くまで、そして県境直前を右折、県道402号にはいりこむ。やがて渥美半島特有の赤土の畑を抜けて、食用菊やメロンで盛んな温室も通り越し、本日終点の太平洋にぶちあたるまで南進する。

細谷海岸 13:25
あぜ道のような狭いところを抜けると、「ぱっ」と青い海が広がっている。最高の開放感!!瀬戸から走り始め、標高1000m以上の高原を抜け、7時間かけて250km先の太平洋までやってきた。実際に走ってみると、愛知県は広いし、まだまだ知らない所もいっぱいあることに気付く。
2日目行程

砂浜がずっと続くその先は、次に目指す伊良湖岬のお山たちが、はるか彼方に見えている。第2日目はこれにて終了、自宅へ撤収だ。
RZ250改 14 愛知県ぐるりと一周 3/3 に続く
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