
熱田神宮
あっという間に1ヶ月が過ぎて、いよいよ長女が家を出て行く日がやってきた。彼女たちはシルバーウイークの真ん中で結婚式を予定していたが、コロナ禍のために1年後に延期となってしまった。しかし、ひょんな事から二人が新生活を始める前夜に家族だけで思い出のホテルナゴヤキャッスルで結婚パーティをおこなうことに。そして我らが家族最後の日は、結婚の報告を社寺に伝えようとあいなった、まずは、地元のお宮さんの熱田神宮に詣でる。
事のいきさつは、こんな感じ


熱田神宮 拝殿
長女も生まれたときからこのお社で参拝をおこなってきた。振り返れば、小生も幼い頃から両親に連れてこられたお宮。ずっと変わらず熱田の宮に詣でて、今日は長女の息災のお礼と結婚の報告を伝えた。

法光寺
長女を大変かわいがった亡き父にも報告をしなきゃ。菩提の法光寺にお邪魔して、本堂でお参りと納骨堂にお花を添えておじいさんに報告。信心深い母親は、お宮さんとお寺さんに皆で行けたことに満足した様子。天国の親父もきっと喜んでくれただろう。


午前中にお出かけなどを済ませ、午後はそれぞれにのんびりと。夕刻になって、一泊の準備をしてキャッスルホテルへ向かう。お相手の家族とは、ホテルのロビーで待ち合わせの予定。そうそう、SAIくんも長女と共に嫁いでゆく。ガレージのマイポジションから、新居のマンション駐車場へお引っ越し。SAIくんは、小生、家内、長女と3人が乗り継いできた。家族の足車として重宝してきたので、この子がいなくなるのも寂しいなあ。

ホテルナゴヤキャッスル

夕食が18時半からなので、17時にホテルにチェックイン。玄関前に宿泊者たちのクルマが並んでいるが、地元のナンバーが多かった。つまり、我が家と同じようにキャッスルに思入れのある人たちが、来ているのではないだろうか。フロントでお相手のNさん一家とご挨拶、一緒にお部屋に上がる。長女夫婦は「インペリアルスイート」、両家の親夫婦は「キャッスルスイート」、そして残りの次女とばあさんは「ツインルーム」に。

キャッスルスイート
私たちの部屋は、キャッスル・スイート。キャッスルにはスイートルームは部屋の規模で4種類あって、最も大きな部屋が「インペリアル・スイート」。小生夫婦が利用したコンパクトな「キャッスル・スイート」でも十分に快適で、ベッドルーム、リビングとも広めで、シャワーブースありの、バスタブも大きなものだった。家具の調度もシックなデザインや色合い、とても落ち着くお部屋だった。

長女たちの宿泊する「インペリアルスイート」は「蓬左の間」とも呼ばれる。彼氏さん、ご両親にとっても、キャッスルでの宿泊は初めてのようで、大変に楽しみにしていたそうだ。夕食の時間が近づいたので、皆が蓬左の間に集まった。

インペリアルスイート ダイニング
通常は6人掛のテーブルが置かれているが、今日は8名分のテーブルが用意されていた。大きなテーブルを置いても狭くならないくらい、お部屋は広い。ウエルカムドリンクとアミューズを頂きながら、翌朝のアメリカンブレックファーストのメニューの確認。



結婚パーティ
18時半にダイニングに集まって、いよいよ二人の結婚パーティの始まりだ、ホテルにお願いしてあったカサブランカの花束を次女が送り、二人から結婚の報告とこれからの決意を述べてもらう。彼氏さんのしっかりしたあいさつがあり、長女も私たちに感謝の意を伝えてくれた。皆からの拍手の中、とびきり輝いた二人の背景にはライトアップされた名古屋城が花を添えている。

次女もけなげにも、ご両親にビールを注いでまわる。ご両親とは、これまでにも数回の会食の機会があったが、とてもお優しい方たちで、一人っ子の彼氏であったこともあり、女子として長女が家族に加わることを大変によろこんでくれていた。


三河湾水揚げの海の幸のマリネの瞬間スモーク オセトラキャビアを添えて

国産伊勢海老のソテーにアメリカンソース


国産牛フィレ肉とフォアグラのボワレ トリュフの入ったベリグーソース

アワビとクエのソテー 肝ソース添え
お料理はフランス料理のコース。私たちの為に、コック長が献立の説明に来てくれたり、3名のウエイターが専従してくれたりと、至れり尽くせりなおもてなしだった。瞬間スモークなんて演出があったり、傍らでフォアグラを豪快なフランベで焼いたりと、楽しませてもらった。フランベの大きな炎はこの部屋で炎を使うことはしなかったそうだから、今回は営業最後とあって、特別な企画だったようだ。もちろん、天井のスプリンクラーは作動を一時的に止めたそうな。
愛・地球博の祭には、キャッスルには迎賓館として、多くの国賓が滞在した。その際に提供されたのが迎賓のノリタケの皿。今回はその貴重な、高価なお皿で小生たちも料理をいただく事ができた。ナイフを立てるのも気を遣ってしまうし、落としたり割ったりしたら「えらいこと」。もちろん食洗機などはもってのほかで、丁寧に洗ったりして、大切に扱われているらしい。

ご両親からは彼氏の幼い頃からのお話や、ご自身たちのお話などを伺いながら、時間も忘れ、ゆったりと食事と会話を楽しむ。お酒もどんどん進んで、シャンパン、ワイン、ビールなどなど、どれだけ飲んだのだろうか。家族だけの宴なので、周囲に遠慮も不要、とっても素敵な時間を過ごすことができた。


デザートとは別個に、ケーキもお願いしてあって、ふたりでナイフをいれてもらった。来年の結婚式でもケーキ入刀なんてやるだろうけど、明日から二人の生活がはじまるわけで、この日が二人の真の門出だ。「末永く素敵な家庭を作ってください。」ちなみに、ふたりとも同業の薬剤師、そして彼は競技スキーにのめり込んでいたスポーツマン。今はゴルフに熱中とのこと、いつかは一緒にラウンドすることになろう。そうそう、学生時代はバイクにも乗っていたそうだ。

夕食後は一端、それぞれの部屋でシャワーなどを浴びて、再度集合。二次会とあいなった。この写真を撮ったのは小生なんだが、この頃から記憶が飛んでいて、思い出せるのは、翌朝から。幸い皆に迷惑をかけることなく、静かに振る舞って、静かに寝たようだが、、、、自分たちの結婚式の晩も酔い潰れて思い出せなかったが、30年後にも性懲りもなくまた酔っ払いを再現してしまった。なんて学習能力にかけた自分なんだろうなあ、まあ、お酒が美味しかったから仕方がないけどね。


翌日もとても良い天気。花束はホテルの人が綺麗に花瓶に生けておいてくれていた。お部屋から見える名古屋城が窓一杯に目の前に飛び込んできて美しい。多少、二日酔い気味ではあるが、ひとまず合格点な目覚め。ゆったりとした朝を迎えた。

名古屋城正門

名城公園

重要文化財 西隅櫓
朝食までには多少時間があったので、かみさんを誘って名古屋城をぐるりと一周、朝の散歩に出かけた。お堀を巡ると約3km、景色を見ながら、会話をしながらぶらぶら歩く。日頃かみさんと朝の散歩なんてしたことないから、とても新鮮。これから老いてゆくと、こうやって散歩することも増えるのだろうか。
ところで、名古屋城は終戦間近に空襲で焼け落ちたので、今のは鉄筋の偽物。しかし、この西隅櫓は火災を逃れて、江戸時代の建物がそのまま残っていて、とても貴重。 現在の名古屋城天守は、木造で作り直そうと企画がはじまっている。エレベーターをつける付けないで、議論も起きているが、それ以前に石垣保全の観点から、建築の認可が下りていないのが残念だ。

2階ロビー
ホテルに戻って、宴会場と会議室のある2階にあがってみた。この日も企業のイベントが天守の間で、結婚式が青雲の間で予定されていた。ここで結婚式を予定したカップルは、キャッスルが休館となってしまうから、コロナ禍であっても式を決行するんだろうな。大変だ。

青雲の間
小生達が30年前に披露宴をおこなった開場がここ、青雲の間。ここを訪れるのも今日が最後、ガチガチに緊張して、飲み過ぎて酔っ払ってしまった披露宴であった(^^ゞ。円卓にわずかに4つのイス。まさか、今日の結婚式はこんな配席で行うのか?? なんだか、寂しいねえ。
アメリカン・ブレックファースト
ノンビリと朝の時間を楽しんでいたら、朝食の時間となった。おはようございますのあいさつして、朝ご飯を頂く。前夜にお願いしたとおりに、タマゴやソーセージ、ベーコンが提供される。二人ともこの部屋を十二分に楽しんだようで、よい思い出になったようだ。お相手のご両親もキャッスル最後の宿泊を楽しまれたよう。我が夫婦だけが、飲み過ぎの爆睡で朝を迎えたかな。
キャッスルクラブラウンジ
食後もチェックアウトまでは余裕があったので、ご両親をお誘いしてクラブラウンジでお茶とした。ラウンジは西面にあるので、名古屋駅の高層ビル街や遠望の養老山脈が雲ひとつない晴天をバックに美しく見えていた。娘達のご縁で、ご両親とも今後のお付き合いが始まった。これからも幾久しくお付き合いをお願いします。

部屋に戻ると二人から、婚姻届に署名をして欲しいとのこと。届出を今日、出しに行くようだ。なにやら署名せよと言われ、両家でそれぞれ記名した。婚姻届にこんな記名ってあったっけ?? 届出は、祝日にも区役所は受け取ってくれるらしい。あ〜、この書類1枚で、娘が我らの戸籍から外れて、他の所に行ってしまうのねえ。。。なんてことのない記名だけど、実はトンデモナイことをしちゃったような後悔の念が。

さて、家族だけの結婚パーティも無事にお開き、ロビーで集合写真を1枚。お見送りには、今回の企画のきっかけになったドアパーソンはもちろん、支配人までお顔を出して頂いた。亡き父の好きだったキャッスルの最後を見届ける小生のおふくろ、結婚式の思い出が詰まった小生達、両親が結婚式の日に宿泊したインペリアルスイートで新しい生活をスタートさせた娘達、キャッスルの最後を一緒に楽しまれたご両親、様々な思いが詰まったひとときも、無事に大団円。
そしてホテルナゴヤキャッスルとも今日でお別れ、これまでの思い出をありがとう。5年後の開業には、また皆でやってきましょう。そのときには、次の世代も連れてくるのだろうか? 次女も適齢期になっていよう、どんな我が家になっているんだろうか。


ホテル玄関には、両家のクルマが並びご挨拶をして、それぞれのクルマに乗車。あれ、長女が乗ってないけど、、、そっか、今日からは彼女は我が家のメンバーじゃないんだ。まさに、娘を失った事を実感した瞬間。

ホテルナゴヤキャッスルから頂いた記念の「線香花火」。福岡の玩具花火で90年にわたり花火を作ってきた筒井家、時正さんの作品で4種類の色紙で作られた32本の線香花火が入ってるらしい。今度、我が家に二人が来たときに、みんなで線香花火、やろうね。それにしても、記念品が線香花火なんて「しゃれ」ている。「華々しく散る」ってのを、ホテル休館と、掛けたのかなあ。
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