こうべエキスプレス
どうやら船酔いは避けられたようで、気分のいい朝を迎えることができた。デッキに出てみるが、Tシャツとスエットの薄着は寒くてすっかり眠気も消失。6時から入浴できるのから、展望風呂で朝風呂を楽しむ。
南九州ツーリング 初日の様子はこちら
朝食も洋食、和食、カレーライスの三択。こういったレストランのカレーに大ハズレは無いから、朝からカレーライス。想像通り、普通に美味しかったから正解。

宮崎フェリー 宮崎港 8:45
下船準備の案内があるとゾロゾロ乗客が搭載デッキへ降りてゆくのだが、小さくスピードの遅いエレベーターのせいで大渋滞。バイクに戻りささっと荷物を搭載、船首のランプから宮崎に上陸。到着予定時刻は8:40だから、ほぼ時刻通りに走り出すことができた。下船の順番が悪いと遙かに遅れる事が多いので、これは幸先よし。

JR青島駅
この日の行程は見どころも多く、最後に逃してはならないフェリー乗船もあるので、スケジュールに遅れないようにサクサク走らなきゃ。朝の渋滞にもまれながら、宮崎市外へ南下。最初のポイントの青島に到着。

青島 鬼の洗濯岩 9:20
青島を訪れるのは2回目、学生時代にかみさんとバイクで九州一周したときだから、30年以上も前になる。当時の記憶をたどりながら、それなりの距離を歩き出す。しかし駅前から続く青島までの観光街は寂れた感じあり、昭和30年代にあった空前の宮崎新婚旅行ブームの名残は感じられなかった。


青島神社
彦火火出見命(山幸彦)を祀ったお宮は 古くは平安時代から歴史に登場する。神話では、山幸彦は神武天皇のおじいさんに当たる。高千穂、霧島など、この南九州は日本の始まりと深く関わった地域。天孫系のルーツは九州のこの地域と言われている。


青島神社 元宮
島の内部はジャングルのよう、あまり見たことのない木々が森を作っている。神社をさらに奥に進むと、小さな小祠があって太古から祀られている。青島全体は亜熱帯・熱帯植物の群生地として最北端とされ、島全体が国の天然記念物に指定されている。


堀切峠 10:00
宮崎市の観光サイトでは、堀切峠を以下のように紹介。「南国ムード漂うフェニックス並木、青い海と青い空の絶景。宮崎市の象徴・代表ともいえる風景が、この堀切峠です。宮崎市街中心部から国道220号を南下し、県道377号の山間から海岸沿いに出て行く坂の場所にあります。山道を走り抜け、目の前にフェニックスと青い海の風景が現れる瞬間には感嘆の声が上がります」。R220号でバイパストンネルの手前から旧道に入ればこの景色に出会う。あいにくの曇天は100点満点では無いけど、緩やかな峠を越えると同時に海が広がる景色は記憶に残る。


鵜戸神宮 10:40
日南海岸も半分くらい走ってきただろうか。昼食を予定していた目井津(めいつ)の街までやってきた。エンジン切って一息休憩。この漁港はおっきくて、カツオやアジ、伊勢エビなどが名産のよう。


目井津 ごんぐり亭 魚うどん(拾い画像)
宮崎のグルメを調べていたら見つけた「魚うどん」。戦時中、主食が不足していた頃、代用食として魚のすり身と片栗粉で工夫してうどんにしていた。戦後、忘れられていた懐かしい味を再現してみたところ、お年寄りにも若い人にも大変好評。麺類の好きな小生はぜひ食べたくって、ごんぐり亭を探してやってきたが、残念にも「お休み・・・」で「魚うどん」にはありつけなかった。



道の駅 なんごう 11:50
南郷の街をすぎると左手に海が開け、島々が重なった素晴らしい景色に出会う。薄曇りですっきりしなかった空が、このときだけは青空と日差しがまぶしく、ナイスに晴れてくれた。景観を楽しめる高台に道の駅があったので、ここで昼食とした。

宮崎牛牛丼 1700円
メニューには魚うどんがないのでがっくり、代わりに「宮崎牛」の名前に惹かれて「牛丼」を注文。牛丼1杯に、この値段は??だったが、まずまず美味しかった。お味はすこし甘め、高知の甘いお醤油を連想させるもの。
南郷からは次の目的地「都井岬」までR448号で一直線のはず、しかし災害による通行止めと嫌な看板。迂回の指示に従って山道を進むが、その先にもう一箇所通行止めがあることを知る。すでにスケジュールは遅れぎみ、これから大きく迂回して都井岬へ回る余裕なしと判断し、都井岬行きは断念した。草原の岬、野生馬などなど楽しみだったので悔しいねえ。

R220県境 13:00
都井岬を断念した先は、宮崎県串間市を通り抜け、R220号の県境にさしかかった。ここから先は「鹿児島県志布志市志布志町夏井」、手書きで住所を書くのが面倒くさそうな地名。志布志はサンフラワーフェリーの港、これまでよく世話になってきた。


大隅グリーンロード 13:20
次の目的地は「鹿屋航空基地資料館」、途中には志布志や鹿屋の市街地が続く。地図を調べていて、混みそうなR220号を迂回するように「大隅グリーンロード」があることを知り、これを使ってみることに。想像通り、信号も少なく路肩ありの規格道路がずっと続き、ペースを上がることができた。広域農道みたいな物かとおもったが、現地にはちゃんと解説までついていた。志布志の港と鹿屋市をつなぐ物流ルートとして開発されたようだが、港と自衛隊基地を結ぶあたり、軍事戦略的な意味合いもあるかもね。

鹿屋航空基地資料館 14:15
これまで通り過ぎるだけで、鹿屋に立ち寄った事がなかったから、鹿屋基地の資料館を見てみたかった。コロナ禍のために、見学は事前予約制。15時〜15時半の見学予約を前もってとっておいた。予約なしで来てしまい、現地で残念がった人たちもいるんじゃないかなあ。


二式大艇
一番見てみたかったのが、この二式大艇。旧日本海軍の飛行艇で、その性能は当時の世界トップクラスであった。4発エンジンは快速で、長大な航続距離を持ち、強力な20mm機関砲5門は襲撃してくる戦闘機を蹴散らすのに役だった。戦後アメリカに渡ってテストされ保管されていたが、日本に里帰り、しばし東京の海の博物館に展示された。2004年からはこの鹿屋基地に屋外展示されているが、塗装も傷んでおらず大事に展示されている。実機をみるとその大きさに圧倒され、こんなでかい飛行機が80年以上のむかしに大空をとんでいたことがすごい。

PS-1A
PS-1Aは日本が誇る海難救助飛行艇で、二式大艇を基本に設計された純国産。沖合の海上で遭難した人たちの為に900回以上も緊急出動し、900名近い人たちを助けてきた。現行は改良されたUS-2となってその任務が引き継がれ、PS-1Aはすべて引退した。他の機種、他の国では救えないような遠く離れた海上でも、PS-1Aは救助できる能力があって多くの素晴らしい逸話が残っている。

「永遠の0」の撮影に使われたコクピットが資料館で見ることが出来た。こんなお手軽モックアップだったとは思えないほど、映画のシーンはリアルに思えたなあ。最後にニヤリとしながら突入していくシーンもここからのアングルだったはず。
資料館
零戦52型 海底から引き上げてきた2機の零戦の部品を使って、航空隊の整備士が三菱重工業の助言を得つつ、作り出された零戦のレプリカ。もちろん飛ぶことは出来ないが、その雄姿を間近に見れるのがたのしい。調べてみると、国内に現存する零戦は8機、関東2機 中部2機 中国1機 九州3機 圧倒的に西日本に多く分布するのも面白い。
そうそう、資料館の屋外展示を見ていたら、「パタパタ」と聞き慣れない飛行音、みれば「オスプレイ」が飛んでるじゃありませんか。小生は初めて「生」で飛行姿を見ました。導入前の訓練中なんでしょうか??
根占 16:10
大隅半島から指宿に行くには、桜島、鹿児島経由でぐるっと回ると200km以上もあって、5,6時間はかかるだろう。これもあって、鹿児島湾の入り口の最短距離を船で渡れる「フェリーなんきゅう」はとても貴重。夕方5時10分の最終便を乗り越してしまったら、ぐるりと走るしか無い。出発港の根占には確実に間に合いたかったので、根占港の案内表示を見たときには安堵した。さらに最南端の佐多岬までは、まだ40km、1時間以上かかるだろう。

フェリーなんきゅう 根占港 30分前には手続きをするように言われていたが、余裕で間に合う。しかし、出発時刻の17時10分まではしばらくあるので、乗り場周辺をぶらぶら散策。もう少し時間があれば、隣接する溫泉施設も体験できたかも。
フェリーなんきゅう 山川港 17:50 対岸の山川港についたときには、すっかり日は落ちてヘッドライトが必要に。この次期、日が落ちると急に寒くなるのだが、GLばあさんはウインドプロテクションがいいので、長袖シャツ1枚でもしのげる。
JR 指宿駅 18:05 本日の宿泊地、指宿に到着。毎度ながら、まずは駅まで足を延ばして雰囲気を確認。コロナの為もあって、インバウンドの人たちが皆無、さぞかし温泉街にはダメージになってるんだろうな。そうでなくても、古くからある地方の温泉街はピンチになってるところがほとんど。駅周辺の飲食店街、商店街を見ても、いい意味でレトロ、悪くいえば寂れている。
魚見岳丸十字ライトアップ 指宿駅からお宿はさらに北より、暗くなった指宿市街をナビを頼りにラストスパート。右折するお宿の看板は知りつつも、目前に出てきた「丸十字」のイルミネーションに惹かれて近くまで走ってみる。「丸に十字」は鹿児島の殿様、島津家の家紋、鹿児島の象徴だ。指宿温泉祭りに合わせて2週間ほど点灯されるだけなので、ナイスタイミング。
指宿 白水館 18:20

通り過ぎたお宿の入り口に戻って、今日のゴールイン、白水館に到着。ゆっくりするためにも早いチェックインがいいけど、フェリーの運行時刻のために遅くなってしまった。1時間後の食事をお願いして、待望の溫泉へ

元禄風呂 大浴場はふたつあったが、でっかい方の元禄風呂にザブン。江戸時代のお風呂をイメージしたとあるが、ド派手な作りや壁画などで小生的にはいまひとつ。それでも無色透明のさらっとした溫泉は湯量が豊富で蕩々と浴槽からあふれてながれでていて気分よし。湯船もしっかりとした深さがあって、じっくりと湯に浸かって溫泉を堪能。

一人旅だと宿側のプランは「素泊まり」が多いので、毎度寂しい思いをするのだが、この宿は「普通に」一人客にも食事を出してくれたのがうれしい。これもコロナ禍で旅館側が集客に苦労している証かも。一人旅派にとっては、ありがたい変化だ。

せっかく九州に来ているのだから、焼酎を楽しまないと。しかし、ビール派の小生には、焼酎を選ぶ知識も無い。「プレミアム焼酎、ちょい呑みセット」なんていう安直なものを見つけて試してみた。さすがに「森伊蔵」は知っているけど、それ以外は申し訳ないけど分からない。この芋焼酎は飲みやすいけど。。。飲み比べても、違いがよく分からず飲み干してしまった。
部屋に戻り、もう一度溫泉に浸かってベッドに潜り込む。揺れる船上と違って、今宵はすぐに睡魔がおそってきて心地よかった。
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