MT-01 OS 2008 6:30
奥美濃の酷道峠たちは、そろそろ冬季閉鎖の解除が始まってるだろうか?そこでWEB上の各県道路情報などを集めてみると、いずれも通行止めの表示が見当たらない。んっじゃ、今季初めての冠山峠や温見峠に逢ってきますか。
日本海と太平洋の分水嶺をかがり縫いするような峠巡りをする相棒はセローが妥当だろうけど、距離が出ると「おしり」が辛い。なので、最近出番が少なかったMT-01にがんばってもらいましょう。距離が出るだろうから、早めの出発。
滋賀県木之本 北国街道 7:40
高速道路を乗り継いで、北陸自動車道「木之本」から下道に。まだ人の動きが少ない木之本の旧街道を走り始める。近江と越前をつないできた北国街道は、現在ではR365が引き継いでいる。木之本の町の靜かでしっとりとしたところが小生は大好きだ。郡上八幡や飛騨古川を連想する。
R365 北国街道
R365は、木之本から北にまっすぐに福井県の今庄まで続く35kmの快走路。交通量が圧倒的に少ないから、北陸方面への抜け道としてよく使う。柳ヶ瀬までは北陸自動車道と併走し、国鉄も1964年の廃止まで、電車が併走していた 柳ヶ瀬トンネルは国鉄のトンネルで、現在は信号付きの1車線トンネルとして車が通る。駅のプラットホームなどの鉄道時代の名残を国道の所々に見かける。
栃ノ木峠 8:00
信号無し、交通量すくなく幅員もしっかりあれば、必然的にペースもあがる。並行する高瀬川もやがて源流となって、気をつけていないとあっという間に峠を過ぎてしまう。栃ノ木峠は戦国時代の歴史にも登場する歴史ある峠。しかし滋賀県側はひたすら快走路なので、峠らしくない。冬期は雪の多い地域なので長期の通行止めになる。
まっすぐな滋賀県側に対し、越前側は、クネクネ道をつないで険しい下りになっている。峠を大型の長距離トラックが抜けてゆくが、幅員いっぱいにつかって走ってくるから、気をつけておかないとバイクでも対向できない。
集落 板取 8:15
R476に合流してほどなく出てくる「旧宿場町」の板取。規模は大きくないけど、古民家が保存され石畳が再現された宿場の雰囲気はすばらしい。商業化されたお店なども皆無なのが潔い。古代街道の木ノ芽峠を下りてきた場所になる。
南越前町 熢(のろし) 8:40
R476で今庄の市街地を抜けたあたり、熢というなかなか読めない町名交差点を右に折れる。国道はほどなく非開通部分となって行き止まりになるが、高倉峠に至る道が集落瀬戸からつながっている。

平地の最深部、瀬戸から以前の記憶を頼りに廃村芋ヶ平にむかう。川幅がグングン狭くなり、渓谷となって一気に自然の中に飛び込む感じ。苔むした大巌に巻き付くように根を張る大木、新緑の黄緑色一色の鮮やかな空気。
西高倉砂防堰堤 下流の瀬戸などの集落は大雨による土砂災害で苦しめられてきたため、明治時代にこの流域に砂防堰堤が築かれ、それが現代も現役として機能している。1m近くもあろう大きな岩を組んだ遺構は、重機などのなかった時代にどうやって組んだんだろうか。

高倉事故 慰霊碑 林道の山斜面に管理された慰霊碑を見つける。裏の碑文には昭和50年4月におきた事故で3名が殉職したとある。それ以上の記載が無いので、WEB上で検索したが、この地で徳山ダムの水を利用した揚水発電の建設計画があり、地質調査の時に起きた事故による犠牲者の慰霊碑と分かった。事故の詳細を知ることはできなかったが、転落や土砂崩れなどであったのだろうか。
高倉谷川 行き止まり
中途から道の風景が以前と違っていることに気づくも、スマホも圏外で現在地が分からない。やがて、舗装路は途切れ人道と変わる。あ〜〜、道、間違えた。さてさて、狭いところで、クソ重たいMT-01をUターンさせるのは、超、気を遣う。
廃村 芋ヶ平 9:20
来た道を戻り、やっと正解の芋ヶ平にやってきた。ここは六呂師たちの集落だったところ、昭和38年の豪雪で被害に遭って集団離村してしまった。道は砂利道となって、高倉峠へ続く林道のはじまり。
林道 塚線 越前側起点
峠に至る林道塚線の起点には、バリケードがあるけど道は開放されていた。落石注意の上に小さな貼り紙の文字「林道塚線 岐阜側通行止め」の表示・・・・ありゃ、通り抜けられなかったら、今日の計画は実現不可能。一か八か、突入することにする。峠で終点だったら、戻ってくるしか無い。南へ迂回するのも距離があるので、その時点で今日の挑戦はお終いになるだろう。
林道は大きく右に取り巻いて、少しずつ高度をあげてゆく。見える山の稜線が分水嶺、左に稜線をたどれば、冠山峠、温見峠。右にたどれば、先ほど通過した栃ノ木峠に至る。この美濃と越前を隔てる山脈は「両白山地」と呼ばれ、東の「白山」と西の「能郷白山」で屏風のように分水嶺となる。白山の名前が連なることが「両白」のいわれだ。
林道は高度を上げると右に越前側に広がる山々が見えてくる。手前は先ほど走ってきた南越前町、右手は池田町周辺、正面の奥は一乗谷あたりか。

高倉峠 標高956m 9:50
ふもとの芋ヶ平から、25分で高倉峠に到着。途中は落石がところどころあったが、クルマでも上がってこれるほど。高倉峠は越前側の展望がすばらしい。雲があるもまずまずのお天気、生憎日本海までは見渡せないけど、名古屋の自宅から3時間と少し、景観にみとれしばしの休憩。
林道入り口には岐阜県側は通行止めと書かれてあったが、ここで引き返して次の冠山峠へ迂回するとなれば、大きなロスになる。バリケードなどで制限している様子がないことをいいことに、通行止めの予告がある岐阜県側にリスクを持って突入!!。
さてさて。。。岐阜県側におりてきたが、路上には大小の落石、倒木、流木が散らばって走りにくいことこの上なし。扁平な太いロードバイクのタイヤでは、バンクしやすいしマッドにとられてスリップしやすい。落石にフロントタイヤを乗り上げれば、最悪転倒や崖下に転落なんて心配も。途中で引きかえそうとも思ったほど、厳しい林道塚線だった。現況はまだ冬季閉鎖中、これから本格的な整備がすすむのであろう。今日はたまたまバリケードが無かっただけ??
岐阜県側からの地元軽トラおじさんたちに出会うたびに、呼び止められて「高倉峠が通行可能か?」と問われた。ビックバイクで上がってきたことに皆さん感心するが、「すごいねえ」、って言われてどんなリアクションすればいいんだろう。
才の沢峠 10:20
30分掛けて冠山峠にむかう林道冠山線に合流。走ってきた高倉峠方面にはバリケードで通行止めとあるが、脇があいているのでクルマでも進入可能。最近になってここが「才の沢峠」と呼ばれることを知る。

才の沢峠から冠山峠までは距離もないので、あっという間。右手に拓ける景色にひかれながら開放感たっぷりの林道をドコドコのぼる。峠の名前にもなった冠山が見え隠れ、なるほど頂きの形が冠のようにみえる。
冠山峠 標高1050m 10:35
才の沢峠から15分で冠山峠に到着。あれ〜〜、福井県側はがっちり通行止め!!冠山峠は登山のアプローチとしても知られており、この日もクルマがとまっている。岐阜揖斐と福井大野をつなぐ車道として昭和46年につくられた峠は、6ヶ月近くの冬期通行止めとなる。先ほどの高倉峠と合わせ、もうすこしで通行再開の準備が整うのだろう。峠の右手の沢は、揖斐川源流という碑文がたっている。
さて、計画では冠山峠を福井側におりて、大野から再びR157の温見峠越えを目論んでいたけど。。。まずは引き返して徳山ダムまで、そこからr270でR157の根尾にショートカットできれば、温見峠に挑戦、できなければ今日は撤収と決める。いざ、温見峠を目指さん。
MT-01OS 46 奥美濃越前 峠巡り 2/2 冠山峠・温見峠・油坂峠に続く
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