XT250 セロー250 25thアニバサリー 2010

大安IC 東海環状自動車道 8:30
お気に入りの多賀の廃村や林道にセローで会いに行く。がっちり周遊するためにも、日の出からの出発を予定していたが、この日も寝坊。。。すっかり日も上がり、連日の猛暑の中を出発。東名阪から四日市ジャンクションを右に、新名神に入れば、新四日市ジャンクションを右に東海環状自動車道で大安ICまで。名古屋市内から約40分で員弁まで来ることができるようになった。

上石津SS 9:00
多賀への入り口、上石津にやってきた。この先でガソリンの心配が無いように、上石津の集落の中にある出光のスタンドで満タンに。地方の集落では、農協などが運営する「出光」のスタンドをよく見かける。スタンドが少ない地域なので頼りになる(日曜はお休み)。

r139 上石津多賀線
さてさて、多賀の山奥、廃村と林道のワンダーランドへいざ突入。上石津多賀線は、この峡谷の先、五僧峠、杉坂峠を越えて多賀の市街まで続く。「島津の退き口」はこのルート。関ヶ原の合戦で、島津義弘は命からがら大阪へ脱出するのだが、その際におこなったのが「捨て奸(すてがまり)」という撤退戦用の戦法。退路に銃を持った数人の兵を配置し、敵の追撃を妨げ、近くに迫られたら突撃して死ぬまで戦う。次に、新たにまた数人を残して死ぬまで戦わせ、を繰り返すことで、本隊がその間に撤退した。もしもここで島津が討ち取られていたら、歴史は大きく変わっていただろう。


幾利林道 9:15
上石津から牧田川の谷に入り込み、第1時山発電所跡を右に見ながら先に進む。時山の集落手前で最初に探検するのは「幾利林道」。地理院の地図には「幾利谷」、現地の土木事務所の看板には「郁利谷」、微妙に違うけどまあいいでしょ。

林道はすぐに舗装が切れて楽しい世界にかわり、雨の後なので乗り越しを流れる沢の水も多い。幾利林道の落石があまり目立たないのは、クルマもそこそこ入って来ている証だろう。


幾利のおっさん 第2時山発電所跡
半年ぶりに、幾利のおっさんに会う。10年以上前からWEB上では登場する、同好者に人気な「らくがき」。色あせること無く元気な姿、左の壁には同じ作者と思われるキャラクターが追加されている。前からあったっけ??


土石流跡
昨年にサイドカーで来たときは、左の沢からの土石流が道を塞いでここで終点。それがきれいに処理されてクルマも通ることができるようになっていた。河床には崩れて滑落した木立が取り残されている。それにしても木の生命力も素晴らしい、その場でしっかりと茂っている。


幾利林道終点
入り口から約3kmで終点、ここから先は人道でやがて霊仙山の峰につながる。幾利林道は陽射しも谷間まで届くので、明るい谷。


上石津町 時山
五僧峠の岐阜県側の集落、時山。そこそこ大きな集落でひとの営みもちゃんと残ってる。コミュニティバスのバス停ベンチでは、おばあさんたちが数人、朝のおしゃべりを楽しんで、いつもの集落の時が流れている。島津の退き口などを記した木製の案内図は年々、痛み?、貫禄?を増している。まだまだ解読できるからがんばってもらいましょう。


藪谷林道 9:40
はっきり言って 小生は元来、怖がり。バイクの単独行だけでも、びくびくしながら。おまけにこの藪谷林道は薄暗くてさらに気味が悪い。苔むした感じ、使われなくなった炭焼き施設、人の名残を残す石垣、なんだか怖いんだよね。


林道はクルマの入った形跡がとだえ、苔むした落石で路面も荒れている。上流から竿を抱えた釣り人と会釈とともにすれ違う。クマ除け鈴をりんりんと鳴らして登ってくるバイクをどう見てるんだろう。よほどの変わり者と思われるだろうなあ。益々、道は険しくなって下り坂、降りることはできても、ガレていて戻って来れない心配が出てきて、そこで終了、勇気ある撤退とした。林道入り口から撤退場所まで約3km登ってきた。

藪谷林道 終点(5年前)
以前の探索では、まだ林道の先は続き、やがて堰堤と広い河原で道は消える。その突き当たりには、美しい苔の絨毯が広がる秘密の場所があったのだが、今日は到達できなかった。

r139 上石津多賀線 岐阜側ゲート
薄暗い藪谷林道から再び上石津多賀線に戻ってきた。ひとまず、アスファルトの路面に安堵する。鬼門のゲートは絶賛オープン中、ここは、多賀の廃村、林道ワールドの入場口だ。さてさて、どんな景色が待ってるんでしょうか。

五僧ストレート
もすこしで峠ってあたりで、まっすぐに伸びる上り坂にさしかかる。多賀の山奥は曲がりくねった道ばかりなので、このストレート区間は妙に目立つ。R157の「温見ストレート」をもじって、小生は「五僧ストレート」と呼んでいる。



五僧峠 10:11
お久しぶりの五僧峠、あい変わらず靜かな場所。登山者が掲げた「鈴鹿山脈縦走」の案合図、この霊仙山から鈴鹿峠までの鈴鹿山脈の頂が列挙されている。奥にあった廃屋がさっぱりと撤去されていて草むらになっている。残る2つの家屋もいつまで姿を残せるかな。


権現谷林道
毎度、石灰岩の落石だらけの峠の下り道を降りきれば、権現谷林道にでてくる。ここから先は、至る所でこれら落石におめにかかる。落石カ所で、のんびりバイクを駐めて撮影なんてしてちゃいけない。さっさと権現谷を下流に下る。

アサハギ林道
程なく左に川を渡る分岐があるが、島津の退き口ではこれを進んで保月、杉の集落を抜けて彦根に進んだ。今日はぐるりと権現谷を反時計回り、廃村たちを愛でてから、反対方向からここへ出てくる計画。アサハギ林道さん、また後でね。

白谷林道 10:20
右に支流が現れ、白谷林道の分岐あり。ここは多賀の山奥で最も長距離の砂利道が楽しめる、そして痛快な遠望が待っている白谷林道の入り口。さて、今日も終点までの長い道のり、転ばないように慎重に行きましょう。


これまでの林道と同じく、白谷林道も霊仙山の峰にむかって支流を上ってゆく。うっそうとした緑のドームは、神秘的な世界。始めの2kmほどは舗装路が所々に現れるけど、路上を流れた土砂が走りにくくしている。
倉庫小屋が出てくと、もう少しで沢沿いの走行もおしまい。入り口から約6kmで沢を渡って、今度は霊仙山の南面をとりついて高度を上げてゆく。それまでの薄暗い林道から陽射しもまぶしい明るい林道に変わる。

名も無き堰堤。セロー尾さんがお気に入り?の絵面。右目から流木が飛び出ていて、なかなかシュールお顔。


道路幅はそれなりにあるので、ガードレールが無くってもそれほど怖い思いはしない。尾根を超えるたびに、お山の稜線がクッキリと飛び込んでくる。霊仙山の頂上付近は木々も少なく、石灰岩のためか、白っぽく独特な景観。

今日は涙も、よだれも流していない堰堤さん。流木が髪の毛のようだったり、鼻筋のようだったり。すっかり上部は土砂でうまっている。
白谷林道をがんばって上がってくると、ご褒美のように霊仙山が迎えてくれる。雲の切れ目から陽射しが緑の絨毯をまだらに照らしている。このあたりの路面は短い芝生のような草が生えていて、気分良い。

白谷林道終点 10:50
林道入り口から、11kmで林道終点に。この斜面の下は急峻な谷になっている権現谷。

終点からくるっと帰路につく。林道は直線で天に刺さるように伸びていて、楽しい。ゆっくりとトコトコ空にむかって上がってゆく。


白谷展望台
行き止まりから 手前300mほどのカーブポイントは、霊仙山の南方面の展望が開ける絶景が待っている。邪魔をする木々もガードレールも無い、絶好の展望所。鍋尻山(838m)が真正面にでっかく見える。その向こう側は保月の集落があるはず。たばこを止めて久しくなるが、こんな所での至福の一服は旨いだろう。


白谷展望台
この場所を「白谷展望台」とでも呼んでみる。先達のセロ尾さんや山神さんたちもお気に入りの場所。権現谷からは距離が出るけど、行く甲斐は十二分にあり。霊仙山周辺の林道では、一押しの白谷林道、今日も楽しませてもらいました。

「XT250 セロー 21 2/3 多賀の廃村と集落」に続く
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