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レクサス ES 2 若狭小浜 護松園(旧古河家別荘)

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若狭小浜 護松園 (旧古河家別荘)

 護松園が修復終了と聞いてイレブンでツーリングがてら訪ねたら、なんと建物の修繕はおろか、観覧やカフェまで併設していることにビックリ。数年前の朽ちるばかりの情けない旧古河家別荘が、見事に蘇っている姿にすっかり感心。これは、小生ひとりではなく、家族、とりわけ家内には見せてやりたくなって、約1ヶ月後に再訪した。
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 漆喰が削れ、木板も痛んでいた塀もすっかりきれいになり、雑草だらけであった招き口も手入れされている。門柱には、「廻船問屋 古河屋」の表札も誇らしげ、修繕により昔の栄華も伝わってくるような気がする。
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 玄関の引き戸は外され、暖簾がかかった開放的な入り口になり、見学客やカフェ目的のお客さんが出入りする。瀟洒な2階部屋を望むエントランスの雰囲気はなかなかよろしい。
県指定有形文化財「旧古河屋別邸(護松園)
「北前船の船主として活躍した豪商古河屋が、小浜藩主を迎え入れるために、江戸時代の後期(1815年)に建築した迎賓館で、日本遺産「北前船寄港地・船主集落」の構成文化財になっています。建物は数奇屋風の商家の建物として一見派手さはないものの、北前船船主らしく秋田杉を筆頭に全国の銘木を建物の随所に用い、建物の細部にまでお殿様を迎え入れる“こだわり”が見られます。藩主が小浜湾での船遊びから帰り、移りゆく四季の中で、美しい護松園や月を愛でながら、海運のかけはしによりもたらされた全国各地の酒肴をたしなんだ姿が想像されます。」
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書院一ノ間、ニノ間。
 書院造りの一ノ間、ニノ間はふすまを取り払っているので、さらに大きな空間でお庭もどこからでも楽しめる。200年前の各地の逸品を使って設えた建物は、豪華さこそないが、質実剛健、控え目な中にも商人の粋を感じる。新たにソファーやイスも設置、カフェのコーヒーを好きな場所で頂ける。こんなゆったりしたカフェは類を見ないだろう。
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書院一ノ間
 護松園でもっとも格式のある空間、由緒ある床の間の絵もそのままに、鑑賞できる。ただし、分別の無い子供などがこれらを傷をつけたり、飲み物をこぼしてしまったりしないか、ちょいと心配。
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2階 月見の間
 引き戸の中に隠された階段を上がると、2階の部屋につながる。四畳半ほどの小さな部屋だけど、ベンガラが塗られた部屋は、洒落ている。低めの手すりは、月夜を愛でるのに調子がよさそう。1階の雰囲気と全く異にしているので、主人だけの特別な空間だったんだろう。
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 レトロな電灯、アールヌボーとでも言うのだろうか、大正後期、昭和の初め頃のものか。当時の栄華を垣間見る。
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釘隠し
 廻船問屋らしく、秋田の杉を贅沢に使った書院造りの柱には、1つ1つ意匠の違う「雄貝(クロアワビ)」の釘隠しが使われていて、それぞれを見るのも楽しい。
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 書院造りの縁側は、特殊な建築技術により、あるべき隅柱が省かれている。これは、座敷からの庭の眺めを柱が邪魔しないようにしたため。
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ene COFFEE STAND
 屋敷の台所だったところは、おしゃれなカフェにかわり、エスプレッソマシーンが釜戸のように設置されている。笑顔のステキなお姉さんたちが、美味しいカフェを提供してくれる。スタンドで頂こうか、庭の楽しめる書院一ノ間、ニノ間でいただこうか、お好み次第。
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奥の間 箸蔵まつかんの直営ショップ
 奥の間は小浜の名産、小浜塗箸の展示ショップで、鮮やかでいろいろな形のお箸が並んでいる。家族で1本ずつ好きなお箸をお土産に、小生は「マツコデラックス」さんが訪れた時にお土産にした「ブルーメタリック」の派手なお箸をチョイスした。これで小生は、マツコデラックスとお揃いの箸を使ってるかもね(笑)。
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「マツ勘」と「GOSHOEN」のスタッフの皆さん

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(株)マツ勘  代表取締役 松本さん
 かみさんは海商古河屋とは深いつながり、幼い頃からこの屋敷に関わってきた。以前の管理は地元の旅館経営者が携わってきたが、旅館を廃業してしまい、護松園も荒れ放題となっていた。特にこの10年ほどは痛むに任せていて、かみさんも心を痛めていた。それが、このように修繕され、人が集まっている姿に感銘を受けていた。
 古河家別荘の復活、その仕掛け人が、地元で小浜箸の製造販売をしている「マツ勘」の松本さん。松本さんは幼い頃からこの屋敷を知っていたが、なかなか地元住人も入ることの出来ない文化遺産、これが朽ちて行くのは忍びないと思っていたところに、管理する小浜市からの委託依頼が合致して、護松園の修繕と再開発が始まった。松本さんは、観覧料をとらないフリーな鑑賞と癒やしの空間としてカフェ併設を考案。その熱意をもって小浜市より文化財補修の予算もついて、ボロボロの護松園が、人の出入りする「生きた」建物にもどった。
 いろいろお話を伺って、マツ勘の運営方針はとても共感できるもので、それが証に、この春にオープンしたばかりではあるが、地元の人たち始め、遠方からも別荘を見に立ち寄ってくれている。小浜の文化遺産として、旧古河家別荘が活用され、皆に愛されるのは、古河家の末裔にとっても嬉しい事。ぜひ、護松園がこれからも小浜の宝物として愛されるよう願っています。期待します、松本さん!!

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エンゼルライン
 小浜の街並が見下ろせる岬の上にあるエンゼルライン展望台まで上がってみる。護松園が丁度真正面にあるだろう。遠く西の空は分厚い雲に覆われ、雷が光っている。
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 エンゼルライン入り口近くにある海産物のお店に立ち寄り。期待通り、岩ガキが並んでいたので、がっちりお土産にゲット。養殖カキと違って、殻が分厚いので生身をむくのは大変、この夜は汗をかいて牡蠣の殻むきをさせていただく。家族が旨そうに生がきを食べてくれれば、それでよし。
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若狭町 ごはん処 やまだ
 お昼時には、折角だから海鮮モノを食べようと、ライダー御用達の三方「ドライブインよしだ」にむかったが、日曜とあってバイクだらけで玉砕、通りすがりではあるが、ジモティーのクルマが多い「ごはん処やまだ」に挑戦。
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 いやいや、選んだ眼は間違っていなかった。お値段控えめ、提供早め、美味しくイカのお刺身、海鮮丼を頂いた。やはり地元で頂くイカの新鮮さは旨い、また貝、海老、いくら、イカなどで彩られた海鮮どんぶりは、よくある具材のマグロや白身は含まれないけど、これはこれで美味しかった。また、再訪させて頂きます。
 さてさて、美味しいモノも頂き、生まれ変わった護松園も拝見できて、家族みんなが満足、満足。この秋には、かみさんの実家の両親を護松園にお連れするつもりだ。きっと喜ばれるに違いない。楽しみ、楽しみ!!

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by akane8150 | 2021-08-14 13:00 | ツーレポ 中部 北陸

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