
燕温泉 5:20
前日のガスが嘘のように、青空が広がる朝がやってきた。朝食前に、知られた燕温泉の露天風呂に挑戦。日の出は5時20分、ちょうどその時間で歩き出す。温泉街(といっても数軒並ぶだけだが)を通り抜けて登山道を進む。通りの道路は温泉パイプから漏れ出して年中濡れていそう。
ひとつ前のお話は こちら


温泉街をぬけて背後の妙高山への登山道が始まる。夜露に濡れた砂利道をタオル片手に浴衣姿ですすむ。この時期ならまだしも、春秋は何か上に羽織らないと寒いだろうな。日の出が暗い谷にさし込み、峡谷が鮮やかな色彩にかわる。


現れる吊り橋を渡れば、「河原の湯」の案内板。細い沢にそった道を行けば、脱衣場が見えてきた。往路では反対側から大学生のグループとすれ違い、挨拶を交わしていた。男子5名ほどに女子1名。人の気配がなかったからすれ違いは心強かったけど、あの子たち一緒に入ったんだろうか? 親父の余分な心配。


河原の湯 5:33
樺太館から歩いて約15分後、野趣溢れる露天風呂に浸かる。お宿より、さらに硫黄臭が強く、東北の後生掛温泉などを連想する雰囲気。露天風呂はちょいと浅めなのが惜しいけど、周囲の雰囲気などなかなかのもの。ただし、いつ他のお客さんがやってくるか分からないという「恐怖」がノンビリとした気分にさせてくれない。幸運にも独り占めの状態で風呂から上がることができた。


妙高山
燕温泉登山口から山頂を眺める妙高山の図。カルデラを形成する活火山で、越後富士と呼ばれる2454mの美しい頂をもつ。妙高と言えば、帝国海軍の巡洋艦や二代目の自衛隊のイージス艦を思い浮かぶ。特に重巡妙高の艦影は日本艦らしい華麗さと力強さを備えて美しい。

黄金の湯 6:06

にいがた観光ナビさんより 引用
もう一つの露天風呂が「黄金の湯」で、妙高の登山道に隣接、こちらは男女別々に脱衣場と湯船があって、女子でもOK。ただし、男湯は入り口からほぼ丸見え、立っていようものなら、見物客のさらしものになる。お湯は41度くらいかな、小生にはややぬるめ。首までしっかり浸かっていれば、のぞかれても大丈夫。


出立 8:40
お宿でもう一度、〆のお風呂に浸かり、朝食をいただいて出発。今日も天気はよさげでありがたい。短パンとTシャツのお気楽スタイルで走り出す。


r39 県道 妙高高原公園線
妙高山のふもとまで地図の上で直線に道が延びているが、当たり前だけど、現地に来ても「まっすぐな」センターラインが遠くまで続いている。やがて、両側がゴルフコースにかわり、一面芝の世界に。妙高カントリークラブというようだけど、道路とコースの境にネットがないのは大丈夫?? ティーショットを左に引っかけたら、もろにクルマなどに当たるでしょう。OBで道路の側溝に落ちたらどうするんだろう。。。疑問符だらけ。コースは芝も管理されてきれいなコース。妙高山に向かってドライバーショットが決まったら、最高に気分いいだろう。


ひまわり畑 信濃町古海
妙高から斑尾高原を抜けて、野沢温泉経由で新潟県の秋山郷にすすむ今日のルート。斑尾高原手前の古海の集落に、ひまわり畑にであう。背丈の立派なひまわりが一斉に東南の方角を向いているのが面白い。太陽の動きに合わせて、「ひまわり」するんだろうか?

タングラム斑尾スキー場 9:35
東急ハーベスト倶楽部のホテルがあるタングラム斑尾スキー場、夏場のゴルフ場の芝も映えて、美しいところ。ゴルフか、スキーで周辺を観光しつつ、数日間滞在したら楽しいだろうな。


戸狩野沢温泉駅 10:28
斑尾高原ホテルの前を通過して、千曲川まで降りてきた。戸狩温泉の日帰り温泉「暁の湯」ものぞいてみるが、営業開始前だったんで断念。そのままJRの駅までやってきた。天気も文句ない青空で、晴れ男に感謝。


野沢温泉 真湯 10:50
野沢温泉ももれなく立ち寄る。13の外湯を楽しめる野沢温泉は、白く濁った単純硫黄泉で期待通り、「めちゃ熱い」。熱いのが好きな小生でも、入るのには覚悟がいる。入っちゃえば「じーん」と皮膚を刺激する熱も薄れて、首までどっぷり浸かる。硫黄の香り、じんじんくるお湯、あ〜いい湯だな。長湯をしたつもりはないが、お風呂を出ても汗が停まらない。短パンだけで、外に出て日陰で涼をとる。周囲に人の気配もないから、好き放題。絞ったタオルはサイドカーのキャリアに洗濯バサミでくくり付けて走り出す。すぐに乾くから、次の立ち寄り湯でも都合良し。

野沢温泉 展望 11:25
野沢温泉スキー場の奥をどんどん山に登ってゆくと、野沢の街や千曲川を見下ろす大景色を楽しめる場所に出会える。しかし、案内板があるポイントには、先客の自転車軍団のサポートクルマが「でーん」と駐車していて、敬遠して他の場所に移る。この林道は志賀高原まで続いているが、毎度通行止めばかり。以前、逆方向から野沢温泉を目指したことがあったが、途中で麓に降ろされてしまった。明日はその林道の一部を使って、日本海側の切明温泉から長野の志賀高原に抜け出す予定。

道の駅 野沢温泉 12:00
お昼時になって、道の駅に入る。旅館の和食ばかり食べていると、昼食は麺類やカレーが食べたくなる。カツカレーをパクッといただいて先を急ぐ。

千曲川 長野県栄村 12:25
旧道をみつければ、寄り道してその地を味わう。栄村は長野県の最北の地域、あと数キロ先で新潟県との県境になり、長野県を流れてきた千曲川は、新潟県に入って信濃川と名前を変える。小学校でならったね、日本で1番長い川。

清津峡(きよつきょう) 13:05
ひとつのトンネルを隔てた先が上越新幹線や関越自動車道の走る越後湯沢というほど、東方向にR353を走ってきた。ここを右に折れて清津峡に向かう。清津峡は地図を眺めていて興味を持った場所。調べれば峡谷を貫くトンネルがあるらしい。これは見なくては。


清津峡渓谷トンネル
清津峡は柱状節理が特徴的な美しく険しい渓谷。昔から清津川沿いの峡路をあるいて観光していたが、落石などの事故があり観光用の人道トンネルが平成8年に完成した。駐車場はそれなりに一杯、トンネルも紅葉時期などは予約制になるくらい混雑するらしい。


全長750mのトンネルを先に進む。照明の色が奥に進むと5回ほどかわってゆく。中途には3ヶ所の展望所があり、突き当たりにはパノラマステーションと呼ばれるクライマックスが待っている。

パノラマステーション
清津峡のクライマックス、トンネルの終点は、峡谷を正面から俯瞰するパノラマを味わえる。その手前は湧き水を床一面にはってあり、「水盤鏡」のようにその先の渓谷を照らし出す。とても幻想的な景観。水深は10cmほどで皆さん靴を脱いで先端まで進んでいる。壁ギリギリの両サイドの部分は、水深が浅くなっていてスニーカーなら濡れずに進める。

清津峡
水盤鏡の先は、柱状節理の高い岩壁が左右から迫るダイナミックな景色に出会える。左岩盤には、以前に使われていた遊歩道が見える。ここを歩けば、さぞかしスリル満点だろう。真っ白な雪景色、赤や黄で彩られる紅葉など、息を呑む美しさだろうね。この清津川を上流にたどれば、やがて貝掛温泉、苗場スキー場、三国峠、法師温泉と続き、関東の上毛高原へ抜けてゆく。地図でながめると興味深い場所。

第3見晴所 しずく
壁面に配置された露のしずくのような鏡が、外の渓谷をトンネル内に映し出す。背面の赤い照明が妖しくひかり、幻想的な空間を作っている。トンネルが建設された当時は、このような芸術的創作はなされていなかったが、集客アップを目的に、中国出身のマ・ヤンソン氏が率いるMADアーキテクトがこのトンネルに装飾を加え、以降それまで以上に多くの観光客を呼び込むようになった。

第2見晴所 見えない泡
第2見晴所はトンネル内がシマウマのストライブで塗り込まれ、真ん中に通せんぼするみたいにミラー処理された半球状の部屋が置かれている。コレなんだと思う? 答えは、個室トイレ、入り口にトイレマークがあるけど、大半の人は入ってビックリするだろう。ハーフミラーになっているので、用をたしながら渓谷の景観を楽しめるらしい(なんのこっちゃ?)。

津南駅 14:50
清津峡から折り返し、津南の町まで戻ってきた。R東日本飯山線の津南駅は、全国に18ヶ所ある温泉付きの駅のひとつ。これを見たくって駅まで尋ねてみた。一日の乗車客員100名を切るようなローカル駅だけど、クルマで乗り付けて、お風呂セットを持参で駅舎に入ってゆく光景が面白い。お湯は単純泉、たとえ駅の利用客が少なくても、温泉で人が集まれば、駅の機能も維持されるわけで、なかなか良いアイデア。

見玉公園 石落とし 15:17
さて、今日最後の見どころ「秘境秋山郷」にすすむ。R405はこの秋山郷を貫いて切明温泉と群馬県の野反湖(のぞりこ)をつなぐはずであるが、未開通区間として途中が寸断されている。津南から南に下るR405は、しばらく2車線の整備された道が続く。途中にある見玉公園まで足を延ばし、「石落とし」と呼ばれる河岸段丘の柱状節理を見てきた。早春の雪どけによって雪や水とともに柱状節理の岩が崩れ、ガラガラと音を立てて落ちることから「石落し」と言われる。
自然界で、構造として強固な形態は6角形らしい。雪の結晶、蜂の巣などなど、自然の中には6角形を見かける。柱状節理、岩は見事に6角形に割れるのだが、これも長い間に溶岩が強い圧力に晒されたのが理由らしい。


Googleマップで見つけた立ち寄り場所「トドの展望台」名前を見ただけで、どんなところか見てこなきゃ、とR405の対岸を走る林道へ入る。クネクネ上がって看板を頼りに進む。すでに夕刻で日が傾きはじめる。そんな時に人の気配のしない林道をひとり走るのは心細い。さてさて、最後はバイクを置いて歩いて行くようで、蜘蛛の糸を寸断しながら先に進む。蜘蛛の糸が残っているってことは、今朝から人が入っていないことの証ともいえる。


トドの展望台 15:57
蜘蛛の巣の先には、板バリの台の展望台があった。生憎の低い雲が景色を台無しにしているが、R405にそって、丁度これから向かう方向(南)を眺める形。
苗場山(Wikipediaより) 天候が良いと拾いもの画像のように、苗場山がどーんとみえるらしい。あの山の向こう斜面には、苗場プリンスホテルなどがあるはず。


さてさて、トドの展望台から引き返し、途中にある鄙びた屋敷温泉を通り越し、R405に戻ってきた。道路表示には「切明」の地名、R405の寸断部分がどうなってるか、ナビで示す赤線の最後を見届けてやろう。


R405 分断ヶ所 16:37
まさにナビの表示通り、国道を示す赤線が途切れたところで舗装は終了、その先は林道のゲートで塞がれている。林道は群馬県側には伸びていないが、歩いては群馬県側に抜けられるらしい。案内図では野反湖へ「車道」で至ると書いてあるが、そりゃ間違いだろう。今晩のお宿、切明温泉 雄川閣 はこの谷をおりればすぐ近く、チェックイン予定の16時を過ぎているので、お宿も心配していよう。さあ、お宿へGO。
行程図
GL1200サイドカー 25 4/4 切明温泉 奥志賀 横手山 に続く
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