秋葉ダム近くにて
前編はこちら

R152 通行不能区間 青崩峠へ 11:26
兵越峠は通過できたが、その先で通行止め。目的のしらびそ高原に行けなくなってしまった。さて、時既に11時過ぎ、リカバリーはどうしましょう。そこで思いついたのが、R152号の通行不能区間にある青崩峠。峠の古道区間を歩いて真の青崩峠に行ったことがなかったので、これはよい思いつき。R152からの分岐部まで南に戻り、そこから仕切り直しで峠に向かう。

R152 通行不能区間
寸断されて通行不能とある区間に入る。現地は舗装林道の状態で、登りの勾配がかなりきつく、XSもローギアで引っ張って登る。


さば地蔵
この道は、古来から秋葉街道として多くの人たちに使われてきたので、路傍にもそれを示す遺構が残っている。左手に魚をかかえた珍しいお地蔵さん。いわれ1:信州へ運ぶ鯖が腐らないようにと行商人が願掛けた。いわれ2:むかし、この川で魚を釣った人がいた。「俺の大事な友をとった」と魚の仲間が悲しい声で訴えたけど、釣り人は無視して食べたら、急に死んでしまった。その供養のために、地蔵をたてた。というふたつの説が記してあった。

足神神社
登り坂の途中に、真っ赤な鳥居の神社が鎮座。全国にも珍しい「足の神様」で、全国各地から御利益を得ようと参拝者が来るらしい。鎌倉時代にこの地を通りかかった北条時頼が病に倒れたとき、地元の主の守屋辰次郎が手厚く看病したことが由来だそうな。

しっぺい太郎の墓
足神さまのちかくには小さな祠あり。みれば、人さらいの怪物を退治した犬の「しっぺい太郎」のお墓とある。地元の「Nojee Chips」さんの訪問記で霊犬 早太郎伝説のことが書かれてあって楽しく拝見させて頂いた。

青崩峠古道入り口 11:45
3kmすこし、急坂を登ってくると、古道に到着。この先も車道は伸びているが、やがて砂利道になり落石の巨石が塞いでいる。ここから徒歩で峠にむかう。



青崩峠古道
古道は苔むした風情と林の静けさとマッチして、とても雰囲気がよい。この石畳、古代からのものではないだろうが、峠をめざすワクワク感を引き出してくれる。

信玄の腰掛け岩
腰掛けると丁度いい感じの岩に名前がついている。武田信玄の徳川攻めに関わる伝承と思われるが、いつ、だれが、どのようにしてこの岩を命名したんだろう。そっちに小生は興味が沸いてくる。


青崩峠 12:00
距離にして500m、15分ほどで峠に到着。以前から写真では見てきた場所、自分の目で確かめる事ができて満足。峠を抜ける秋の風は既に冷たい。風と枯れ葉のカサカサの音だけ、怖いくらいに靜か。
峠 遠州側
南側は沢のおかげで遠望がみえる。幾重にかさなる山の端で作られた谷が、まさに中央構造線。

峠 信州側
北側は谷になっていないので、樹木でみはらしがきかない。心なしか、南側に比べて落葉した枝が目立つ。ここを降りてゆけば、バイクで行けなかった遠山郷。


峠の信州側には、判読できない古い石碑やお地蔵さん。いったい、いつからここに座っているんだろう。この前を数百年の間、旅人や商人が通り過ぎて、道中の安全を祈願して手を合わせてきたんだろう。いろいろなことを想像する。

中央構造線と青崩峠
国土地理院の地図をみれば、中央構造線が如何に奇異なのか、分かるというモノ。まっすぐに定規で引いたかのような谷が南北に走り、その上に青崩峠が載っかっている。

往復40分かけて、バイクの所にもどってきた。紅葉を通す陽射しが鮮やかで、木陰の石畳も明るい。

青崩峠のマイロナイト
「青崩峠」の由来は、峠の北西面(熊伏山)の大きく崩れた崖が遠くから青く見えるからだとされる。これは断層を形成する岩(マイロナイト)が非常に崩れやすいからで、この地層のため、トンネル工事が困難にしている。峠にも青っぽい石を見かけたので、拾ってみた。


水窪 12:50
青崩峠からおりてくると水窪の街。商人や林業の拠点で、昔は賑わった街。街並には旧街道が人道として「潮の道」として保存されている。さて、お昼時もすぎて、もひとつどこかへ寄ろうか思案。雲ひとつない快晴、んっじゃあ、お山にある秋葉神社上社へと目標を定める。


ドラゴンママ 13:20
峠から下りてきて、水窪商店街を通り抜けても食事をするところが見つからない。このあたりは外食する人はいないのか?? 30km彷徨って、やっと右手にお店を見つける。店舗の名前が「ドラゴンママ」、いったいどんなお店の人が出てくるのか楽しみだったが、普通のおばあさん(^^)。お手製のこんにゃく田楽と天ぷら蕎麦をいただく。天ぷらにはとろろをトッピングオーダして、これで1000円ちょっと。地元のキノコや野菜の天ぷらもお蕎麦も、プリプリのこんにゃくも美味しくいただく。お土産用のこんにゃく300円をウエストバックに無理矢理つっこんだ。
なんでドラゴンかって?? 龍山町にあるおかあさんのお店だから、「ドラゴンママ」なんだって。

天竜川
午後1時過ぎなのに、西側の斜面はすっかり日陰になっている。深い谷は、日照時間が限られて、寒い冬は凍結路面となる。秋葉ダム前後のR152は単調な景色が続くので、居眠り注意。

龍山町 やすらぎの湯
秋葉ダムに立ち寄るが、写真映えする景観に乏しく素通りしてしまう。立ち寄り湯の看板を見つけ、偵察してみる。地元の人たち向けの銭湯施設で、ジモティー200円、部外者830円とは、よそ者に冷たすぎない??駐車場のカエデがグラデーションのように紅葉していてきれい。


秋葉神社上社 14:10
麓にある下社は何度も訪ねたが、山の頂きにある上社は初めて、下から約8kmの山道を上がって第1駐車場に到着。ところどころ離合もたいへんな狭い山道、慣れていない人には辛いかも。

石段
案内図をみれば。。。階段の先には山門があって、やがて本殿。お気楽に階段を上りはじめるが。

参道の周囲は、樹齢うん百年のスギの木が並び、歴史を感じる。いずれは真っ赤になるのだろうか、寄進を受けたモミジが沢山植えられていた。

神門 14:17
バイクの服装、ブーツは歩き辛い。青崩峠で満足した徒歩も、さすがに今日2度目となるとしんどい。まだかまだかと歩みを進め、やっと神門が現れた。

とうとう、社殿の並ぶ敷地まで登ってきた。南面には地平線が一望できそうな景色が期待できそうで、ワクワク。


本殿と幸福の鳥居 14:21
登りはじめて15分、ついに最上部の本殿にたどり着く。外構も建物も古さを感じないのは、そのとおり。本殿は1986年に再建され、ピッカピカの鳥居もまばゆいほど。火除けで有名な秋葉神社は全国に800以上の末社をもつ。創建は江戸時代、火災は多くの命を奪う大過だったので、多くの信者を得る事となり、やがて全国規模で秋葉神社詣でが流行し、方々へ秋葉街道が広がった。氏祭神は秋葉大権現で、近くの秋葉寺と合わせて神仏習合の姿であった。



本殿からふり返ると南方面はでっかい景色が待っていた。東は延々と続く遠州のやまなみ、南はキラキラと輝く遠州灘、浜松の街並が一望できる。これまでも様々な神社を詣でてきたが、境内からこれほどの大景観をみたことはない。これを見るだけでも、石段を登ってきた甲斐がある。

第3駐車場の巨木 14:48
第2,3駐車場まで用意されているので、そちらにも足を延ばしてみる。第1駐車場からぐるりと1/2周お山を回り込む位置にあって、特に最深部の第3駐車場は社殿に近いので、階段や距離があると辛い高齢者にはここにクルマを駐めるのもありだろう。この駐車場には、巨木の貯木場となっていて、その巨大さにびっくり。災害や老いなどで倒れたのかもしれない。神木だろうから、いずれなにかのお役目があるんだろう。

帰宅 16:50
秋葉神社上社から下に降りてきて、あとは一気に新東名高速道路で名古屋に戻る。例によって、コイン洗車場でさっぱり洗い流し、ガソリンを満タンにして帰宅。なんとか暗くなる前に帰る事ができた。終日、ほとんど雲のない秋晴れの日だった。FBやインスタでも、様々な場所での紅葉の話題が上がっていたので、まさに全国秋晴れの日であったにちがいない。失った魚は大きい、しらびそからのお山はさぞかしキレイであったろうに。こりゃ、近日中にリベンジだね。
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