
XT250セロー 25th Anniversary Special Edition
セローさんはバッテリーが上がり気味、最近乗ってあげてない証拠だ。これじゃあいかんと、前日はバッテリーをフル充電、郊外の多度山へプチツーリングに向かう。多度山は名古屋から丸見えの養老山脈の南端、ふもとには多度大社が祀られ、揖斐川、長良川、木曽川と木曽三川を見下ろす。高速道路を使えば、名古屋市内から30〜40分で到着するご近所。

東名阪の桑名東ICで下道に出て、R258を北上すると左手に大鳥居が見えてくる。この界隈の鎮守、多賀大社がお山のふもとに鎮座している。

養老鉄道 多度駅
近鉄桑名駅と大垣をつなぐ養老鉄道は、もとは近鉄の一路線であった。現在は沿線自治体の「公有民営形式」で路線の存続継続に努力が払われている。近鉄電車のえんじ色の塗色が多いが、東急から移入してきた電車のカラーが賑やかさを増している。

駅前の案内図、今日は多度大社を詣でて、その後周辺を探索する予定。
宮川清めの池
参道の入り口には、多賀大社の参拝者が体を清めた池がのこる。ここには近くの多度川のキレイな伏流水が沸いていて、手を洗い、口をすすいだ。・・・だけど、現在の水たまり状態では、口をすすぐ気にはなれないなあ。

鯉料理 大黒屋
大黒屋は、280年続く旅籠、料理屋さん。しっかりとした門構えの玄関の先には、中庭の様子までみえる意匠がすばらしい。鯉料理が苦手な人も美味しく供されるとのこと、ランチあたりでぜひ試してみたい。お部屋やお庭を鑑賞するだけでも、楽しみ。


西大黒屋
旅籠の大黒屋さんの西にあるから西大黒屋?? 参拝者のお土産である名菓は、大豆を原料に黒糖、きなこなどで作られた豆菓子で、いにしへは貴重なお菓子だったんだろう。



多度大社
境内に上がる階段の左手には、幅3mほどの斜面と土手が設えてあり、全国的にも有名な「上げ馬神事」が行われる。上げ馬神事は、700年程前の南北朝時代から続くもので、馬を奉納する行事が祭へ変化したといわれる。毎年GWの頃、馬が上がった数や順番によって、その年の豊凶を占う。


周辺の集落から5、6頭の神馬が用意され、準備を積んで来た稚児(中学生くらい)が馬とともに、この急坂をかけあがる。途中の坂も険しいが、なんといっても最後の2mはあろうかと思われる壁。馬から見れば、多分恐怖でしかないだろうな(T_T)。世話役たちが馬を取り囲み、なんとか登り切らせようと奮闘する。これを見物する枡席や観覧席が用意され、見る者も参加する者も、熱狂する。
ふたむかし、この周辺にある病院で当直医をしていた時期があり、この馬上げ神事でケガをした稚児たちを何度も診てきた。前日の乗馬練習で落馬し、尺骨骨折があるのに、晴れの舞台を辞退できないからなんとかして欲しいとその親に泣きつかれたこともあった。それほど、地元の人たちにとっては、大切な神事なんだ。



神馬 錦山号
境内への石段を上がれば、「生きた」白馬の馬屋。多度大社の神様の使いとして、この地には白馬が1500年前から住むとされる。生のお馬さんが神馬として飼育されているのは、全国でも珍しいだろう。丁度、飼育担当の人が来て、お話を伺うことが出来た。この馬さん、平成7年生まれだから、27才。人にたとえると100才は優に超えているとか、競走馬であった錦山号は余生をこの地で過ごしてきた。現在は膝を痛めて、散歩も出来ないが、100円のにんじんを与えると「ポリポリ」美味しいそうに食べてくれる。もっと、もっと長生きしてくれるといいな〜。

御手洗所
渓谷から流れてくる沢が手を清める場所。内宮を連想するような風情あり。

境内は少しずつ階段を上りながら、幾つも鳥居を過ぎて渓谷の奥に進んでいく。


神門とその先
本殿と境内を区切る神門。ひな壇状に上がってきた境内の最深部、荘厳な雰囲気があって神々しい。回りの静粛の中、流れ落ちる滝の音、カサカサと木々が揺らす音ばかりがめだつ。


本宮 多度神社
アマテラスの玉から生まれた男神5柱のひとり、天津彦根命(アマツヒコネ)を祀る。このこともあって、伊勢神宮を参る際には、こちらも参れといわれる。古代にさかのぼれば、三輪山崇拝と同じように、この多度山を御神体とする古代宗教があったとされる。やがて、地域を束ねる権力者たちを崇めるようになり、平安時代には近隣の総氏神になっていった。

別宮 一目連神社
本宮の隣のお社は、本宮の天津彦根命(アマツヒコネ)の子、天目一箇命(アメノマヒトツノミコ)を祭る別宮がある。刀や鉾を作り出す神、また雨乞信仰の神としても知られている。日本各地にのこる社寺の謂れの多くは、それぞれの地域で生まれた信仰が形になったもので、神話や主祭神の存在は、その後に当てはめられたものが多いのではなかろうか。
神木に手を添えて、一心に祈とうする参拝者に出会う。ぜひ、お願い事が叶うといい。

多度川
多度大社のお参りが済んだら、多度川に沿って上流へ。風も少なく穏やかな日和で、セローさんでトコトコ走るのは心和む。



多度峡(八壺渓谷)
多度大社の西に流れる多度川の上流は美しい渓谷となり、多度峡(八壺渓谷)と呼ばれて景勝地となっている。夏は水遊びの出来る清流として、多くの家族連れで賑わうところ。海水浴の「海の家」みたいな貸座敷もあってレトロ感満載。渓谷の上流にはある滝は、「禊(みそぎ)の滝」と呼ばれ多度山信仰の場であった。先の八壺豆が白く砂糖でまぶされた姿は滝のしぶきを現しているそうな。

多度山上公園
今日の〆の目的地、標高400mの多度山の山頂へ上がってみる。お山の東麓から、くねくねと尾根にそってクルマ一台分の狭い道が続く。


登りはじめたばかりなのに、すぐにがっちりと通行止めに阻まれる。「クルマのすれ違い事故多発のため、進入禁止」という案内、バイクなら大丈夫なのに。。。この先、2,3km先の頂上は山上公園があって濃尾平野を一望できるパノラマが楽しめるのだけど。。。ハイキング目的できているのなら、未だしも、景色のためだけにこれから登山はちょいと無理だなあ。これまでにバイクやクルマで登頂できていて、5年前にはお仲間のセローさんがブログにこの先のことをアップしている。
たしかに、車同士の離合が困難な場所が多いので、何らかの対策をすべきとは思っていたが、今後もすばらしい景色がお手軽に見れなくなって観光資源としては、もったいないなあ。

多度山の裾野から、名古屋方面を望めば名古屋駅の高層ビル群が見えている。バッテリー上がりも、走ればなんとかなるなんてのが間違っていたようで、帰りの頃にはセルモーターも回らず押しがけ始動のみとなってしまった。キックの無いバイクで、バッテリー上がりは致命的。晩秋の夕方はつるべ落とし、エンストに気をつけつつ、暗くなる前にガレージに帰りましょう、
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