過給器付きの1.5Lにダウンサイズされて、フォードDFVに比べたら、めちゃ小さくなったエンジン本体。小さすぎて全然「映えない」。さらにインタークラーやタービンなどの補機類がごちゃごちゃしている。
ボディ全体を白色で塗り上げる。ついつい垂れさせてしまうので、要注意、じっくりと重ね塗り。2日間、乾かせた上で、イエローを吹き付ける準備に入る。平面はマスキングテープを使い、局面部分はマスキングゾルをペタペタ塗りつける。これも乾いたら、一発勝負のカッターナイフで塗り分ける境界を決める。
いよいよイエローを吹き付け。下地が白なのでキレイにイエローが発色する。これもムラや垂れに気をつけて作業を進める。そして、翌日までねかせたら、マスキングを剥がすと出来上がり。仕上げ用のコンパウンドで磨き上げる。



キット付属の転写デカールはスレや黄ばみで使い物にならず。今回もプロにお任せして画像データにトレースをしてもらった。さすがに今回のトレース作業は煩雑だったようで、時間と手間がかかったよう。

一番難しかったのが、ボデイ上部のラインを貼り付ける場面、まずは最小の範囲で切り出して貼り付ける場所に台紙ごと乗せてイメージ造り。

浮き出した転写シールと台紙を上手に外して、デカールのみにする。台紙を引き抜くのが一苦労、慌てると細い転写シールが絡まって失敗する。

キムワイプなどの吸収紙とピンセットで位置決めと余分な水分取り、そして優しく上から押さえつけてフィルムを定着させる。ノリ成分が足りないようなら、接着のりを含んだデカール押さえ液で補強する。

自作した転写デカールは、透明なシート上に印刷される。なので、白などの薄い色は、貼る場所の下地の色に負けてしまう。白文字「ELF」は、背景の黒に負けてまったく分からない。

対策として、白色背景の転写シールキットを使う。まずは、透明ベースの画像をフォトショップを使って、背景を黒にする。次に黒字背景のデータを白色台紙印刷用紙にプリント、デカールを作製した。これにより、下地の黒に負けない白色を発色することが出来て、問題解決。ただし、オリジナルのデカールに比べれば、白色の発色が今ひとつなのが残念。同じくボディ側面のドライバー名が白文字だったので、これも同様な手順で作り替えて成功した。

ウイングカーはその名の通り、飛行機の翼を抱えたようなクルマで、特徴的な構造をしている。ネジ止めの多用など、組み立てには工夫がなされているけど、マフラーやウエストゲートパイプの取り付けがいい加減すぎて苦労する。ちょいとタミヤらしくない部分。

ボデイ上部をウイングシャーシーに合体して本体はほぼ完成になるけど、この合体が一苦労。大きなキットなので、経年変化の歪みやねじれがあって、素直に組み合わさってくれない。ましてや、4ヶ所のネジがすんなりハマってくれないときている、


最後にフロントカウル、リアウイングを取り付けて終了。タイヤのホワイトレター書き込みは、ミシェランタイヤなので、派手なレター無し。

V6 1500ターボは、1980年にF1デビュー、フランス人ドライバーによる純フランスチーム。エンジンも3L フォードDFVが主流のなかで、1.5Lのオリジナルターボエンジンで孤軍奮闘した。ルノーのイメージカラーのイエローをまとい、フレンチブルーのヘッドカバー、タイヤはミシェランのオールフレンチで潔く、かっこいい。1977年に出現したウイングカーのロータス78の活躍に影響され、RE20はルノーの回答であった。1980年は3回の優勝を得て、1981年には、新進気鋭のアランプロストが加わった。

ケースに収めると、となりのタイレルが同じF1と思えないほど小さい。わずか3,4年の時代差しかないのにレギュレーションでこんなに変わるんだ、びっくり。70年代後半から90年代前半にかけてのF1の変化はすごかった。そしてさらに40年後の現在、切磋琢磨して築き上げた内燃機機関を廃絶しようとしているのだから、すごいこと。子供たちの世代になって、内燃機機関を謳歌した我らの世代はよかったねえ、ってなるだろうな。そうそう、だから楽しめる間は、エンジンの面白さを味わっておかなきゃ。