降りきった先には、対岸の岩壁にクルマ1台分くらいの洞ができている。水を治める龍がこの洞に住むとされ、周辺は神域。なるほど、巌の壁、ナメの谷、謎めいた洞、すべてが神秘的。このふもとの龍穴神社はこの神域を守り、祭るお宮でいわれは有史前といわれる。遥拝所でお賽銭を投げ入れて手を合わせる。と、そこで友に「そこ上がっちゃダメ」と指導を頂く。「土足厳禁」のお札とスリッパが用意されて要るのに気がつかなかった。すいません。あれ〜、神域を汚してしまったかも、罰があるかなあ。

室生寺のシャクナゲ
さて、お目当ての室生寺にやってきた。休日にしては、少ない人出でこれならゆっくり見て来れそう。境内に入れば、さっそく「シャクナゲ」が可憐な姿でお出迎え。シャクナゲにも会いたかったので、こりゃ良かった。

室生寺 金堂
石段を上がれば、国宝の金堂。ご本尊の「中尊 釈迦如来立像」を金堂外陣からの特別拝観できる日であった。薄暗いお堂の中に、本尊をはじめとする仏像が祭られていて厳かな空気。奈良、平安時代からの建物、仏像は、国宝、重要文化財ばかりで、8世紀からの歴史は、いまから1200年以上もさかのぼる。想像もできないほど長い間、この地で存在し続けていることが素晴らしい。

天神社
金堂の右手には、拝殿がありその先には赤いお社。脇に立つ木々には、しめ縄も渡され神々しい雰囲気。先ほど訪ねた吉祥龍穴は、直線でこの先1kmに立地している。室生寺は元々、吉祥龍穴を祭り守る神社を起源とする説もあり、とても興味深い。古代においては、神社も寺院も境界がなかったのだ。

室生寺 本堂

もう一つ石段を上がれば、大木に囲まれて本堂。1300年、鎌倉時代に建立され、これも国宝。重要文化財の如意輪観音を祀り、手を合わせて今日ここに来ることができたことを感謝。秋の紅葉で、朱に染まるモミジはもちろん、新緑のこの時期も息を呑むほどの美しさもすばらしい。薄日の光で、様々な濃淡の緑は、生命の力強さを感じ取る。空気まで美味しく感じる。
室生寺 五重塔
法隆寺の五重塔につぐ規模と歴史を持つ国宝。均整の撮れた屋根の連なりが人を惹きつける。塔に続く石段は左右にシャクナゲが花を添える。つぼみのシャクナゲが多いから、これからが本番の時期を迎えるのだろう。

奥之院への石段
室生寺参拝のクライマックス、奥之院へ続く石段が待ち構えている。沢を渡る橋の周囲は、木の根っこが取り憑いた巨石、巨木が取り巻き、荘厳のひとこと。そしてその先は、登ってゆく参拝者を試すかのように、まっすぐに続く400段はあるという石段。中途には休憩できそうな踊り場が1ヶ所だけ、ひたすら足下の石段を踏み外さないように淡々と登る。友人はさすが山歩きのひと、ゆっくり確実に上がってゆく。
奥之院 御影堂
奥ノ院にたどり着くと安堵の深呼吸。室生寺は真言宗のお寺、その開祖の空海を祀るお堂は、鎌倉時代の建築。室生寺の最上部まで参ることができて、感謝。友は初めての奥之院だったようで、これもよかった。

奥之院 常燈堂
常燈堂の谷側外縁から、登ってきたふもとの景色を眺めながら、弾む息とうっすら汗ばむのをベンチでやりすごす。常燈堂は下から見上げると清水寺を思い起こさせる高い柱と左右の梁で組まれたて、懸作(かかりつくり)と呼ばれる工法。

屏風岩のヤマザクラは咲き収め、室生寺シャクナゲは咲き始めに出会うことができて、これはこれ、ラッキーであったかも。当日、地元名古屋は雨模様であったが、奈良県内は日も差す場面もあって、晴れ男の確信がさらに深まる(^^)。
半世紀前?!に中学生時代を過ごした友人とも、この日は尽きることない会話を楽しんだ。仕事量を減らした友は、多忙であったこれまでに比べ、自分の時間が増えスローライフをはじめたよう。対して、早歩き・早喰なせっかちの小生はスローライフとは言いがたい日常を送っていることを痛感する。そして、その友人の過ごし方がとても羨ましかった。今日の気づきは、自分の過ごし方を見直す機会を頂いたんだと思う。
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