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MT-01OS 50 2/2 赤石温泉白樺荘 湯ノ島温泉 県道南アルプス公園線

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畑薙第一ダム 11:50
 この日の目的地、バイクで上がってこれる最深部の畑薙第一ダムに到着。景色に満足したら、奥に続く県道をさらに上流へ。
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沼平ゲート
 ダムから1kmあるかないかで、一般車両通行止めのゲートがでてきて、大井川を遡るツーリングもこれにて終点。ここは南アルプス登山の入り口で、ここから歩いて90分以上の遠隔地に登山者用の臨時駐車場があって、沢山のマイカーが駐まっていた。そんな距離も厭わない、登山者の人たちの山歩きにかける熱意はすごいなあ。
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県道南アルプス公園線始点 12:00
 沼平ゲートは県道60号の始点にもなっており、スタートラインよろしく、始点のポールが立っていた。復路はここから、静岡ICまで、県道南アルプス公園線と名がついた県道60号を降りてゆくルート。出発は丁度12時、さて走り出そう。
前半戦はこちら

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 南アルプスの流水を集める大井川は、もともと水量が多く深い谷を作り出す。蛇行する川は幾重にも山裾を合わせて奥行きある景観を作る。
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赤石温泉 白樺荘 12:10
畑薙第一ダムから少し降りてくると、左手に赤石温泉白樺荘。さて、ここで昼食とお風呂を頂こう。このあたりでは、食事ができるお店など皆無だから、とても貴重。
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赤石温泉 白樺荘(HPより)
 泉質は単純硫黄泉、泉温31度、湧出量191 L/m、PH9.4 。つまり加温で、ヌルヌルで、硫化水素の香り、となるのだが、ほぼ無臭かな。アルカリの程度は強めなので、スベスベ感が半端ない。窓からの眺めは、南アルプスを真正面に見据えて、緑色が痛いくらいキレイ。しかし残念にも、垣根を造設したので、湯舟に浸かった状態で茶臼山を望めなくなっちゃった。この日は日曜日で下山してきた登山客たちで、お風呂も食堂も混んでいた。食事もいろいろメニューがあって、山奥とは思えないほど。これが静岡市営ってのもすごいなあ。
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小河内へ 13:20
 田代第1トンネルの先で、小河内に向かう分岐あり。秘境とされる峠につづく林道なので、行けるところまで探検気分で突入。
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小河内大橋(現在と20年前?)
 県道の分岐の先ですぐに大井川を渡る。川向こうの集落につながる小河内大橋は、紅葉の時期は素晴らしい景観を見せてくれる。上の写真は、20年ぐらい前だろうか、秋にFZX750でこの橋の上で撮影したもの。橋のペイントもこの年月の変化を表していて、ずいぶんと「さび」が増えている。
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小河内(こごうち)
 大井川でもっとも上流にある最後の集落、小河内にはいる。バス停の時刻表を覗いてみると、下流へは井川の駅まで、上流へは先ほどの白樺荘まで、一日に4,5本ハイエースが地元民の足を支えている。しかし、井川の集落に日常品を買いに来るようなお店があったかなあ??
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林道井川雨畑線
 確認したかったのが林道の現状。この林道は、井川から山伏峠(やんぶし)を経て山梨の雨畑にいたる秘境の林道。災害で通行できないことがほとんど、なかなか通り抜けることのできない「憧れ」の林道だ。さて小河内の集落を外れるとすぐに林道起点の案内あり。通行止めの案内がないので、まさかとは思うが、行けるだけ先に行ってみる。
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 喜んだのもつかの間、500mも行かない先に通行止めのゲートが登場。通行止め期間も表示されず、「とーぶんは走れませんよ」的な強い意思を表す雰囲気だった。膨大な峠の記録を残している蓑上さんの「峠と旅」でも、山伏峠を取り上げている。18年前に山梨からここまでジムニーで通り抜けている。

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事故多発ノ所
 井川ダム沿いのカーブが続く当たり、路傍の石碑に目がとまる。交通事故遭難者供養と刻まれたのは、昭和40年の春彼岸。今はない吉原市の某氏の発起とあり、きっと身近な人がここで事故に遭ったことを弔うために建立したのであろう。昭和40年といえば、戦後のモータリゼーションまっただ中の頃、事故はオートバイだったんだろうか、それともスクーター、はたまた自動車?。
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井川線井川駅
 千頭から始まる井川線は、井川ダム近くの井川駅が終点。しかし、この5月の災害不通で、ひとつ手前の閑蔵で折り返し運転となっている。なので、現在の井川駅は全く人の気配無し。
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井川ダム 13:40
 往路ではパスした井川ダムにやってきた。大井川上流でもっとも最初に開拓されたダムで見た目も重厚そう、60年の歴史を伝えている。
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井川展示館
 山深い井川でも、さすがに炎天下のお昼時はクソ暑い。冷房の効いた館内を期待して、展示館に入ったが。。。冷房なし(T_T)。大井川の水源問題が少しは触れられているかと思ったが、やはり運用側の中電が管理する施設なので、アンタッチャブルなのかな。そもそも、ダムを幾つか建設したこと自体、大井川下流の水位低下を来したとされている。
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 r60号は井川ダムを乗り越えて、南へ延びてゆく。さて、ここからは大井川とさよならして、太平洋に向かって下ってゆく。
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r27号 分岐
 井川ダムから狭い登りを走る事、10kmほどで分岐に出くわす。左のr27号をすすめば、口坂本温泉を経由して静岡の市街に出て行く。r60号はそのまま直進。
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富士見峠 14:15
 大井川から登ってくると、その頂が富士見峠。その名の通り、富士山が見えるんでしょう。付近を散策してみる。
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大日古道
 現在の口坂本温泉から山越えして井川の大井川へ抜ける人道が今も残っている。井川には縄文時代からの遺跡が残っており、古代から静岡方面の集落とつながりがあった。熊野古道の静岡版とでも言おうか、史跡の案内などの整備もされており、トレッキングが楽しそう。
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林道開通記念碑
 峠の傍らには、林道開通を記念する塔があり、その碑文によると井川林道は延長25kmで昭和33年に開通とある。その奥には、南アルプスと書かれた石碑もあるが、林の中でお山なんて、なにも見えず。きっと、これらの石碑や塔が作られた時は、見晴らしよい丘で南アルプスも富士山も見えたんだろう。60年の歳月が、すっかり景観を変えてしまった。
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 さらに降りてゆくと、静岡へつながるr189号と分岐する。r60号は右手に折れるが、大型車は通行禁止。この前後では、路肩崩壊や土砂崩れなどで通行止めであった現場が続き、真新しい復旧工事跡を何カ所か通過した。これら山奥の人知れず行われている治水、治山事業は本当に頭が下がる。
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 r60号は植林に囲まれてなかなか展望が利かないが、山の東面で拓けた場所を見つけて、バイクを駐める。東を望んで、富士山は見えないが、山の先には駿河湾が顔を出していた。
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 r60号は1.5車線程度の幅員がほとんどで、離合するのも注意が必要。特に舗装路面の状態がとても悪い。穴ぼこ、路肩落ち、浮き砂利、落葉、何でもござれ。とりわけ、アスファルト舗装の状態が悪すぎる。路面に注意を払うだけでも、かなりの注意力が削がれてしまう。
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湯ノ島温泉 14:50
 復路に長い県道を選んだ理由は、この湯ノ島温泉に立ち寄る事。様々な立ち寄り湯を経験してきたが、ここのお湯は小生の中でもかなり上位にランクされる。名古屋から決して近くないので、なかなか来ることができないが、オクシズに来たら立ち寄る甲斐は十分にあり。赤石温泉白樺荘と同様にこちらも静岡市立だ。なかなか、静岡市ってのは、温泉を大事にする自治体なんだね。
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湯ノ島温泉(HPより)
 こちらもオクシズに多いアルカリの湯で、ツルツル温泉だ。汗だくの体をゴシゴシ洗い、ざぶーんとお湯を楽しむ。湯舟は源泉と加温のふたつしか無いが、露天など不要、これで十分。浴槽からは、蕩々とあふれるお湯が洗い場を潤す。地元民はもちろん、週末ともなれば近郊の温泉好きな人たちが沢山やってくる。夏休みの頃は、横の渓流遊びの子供たちが着替えがてらお湯に浸かる。
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 暑いので嫌々、バイクウエアに袖を通し、あとはお家に帰るだけ。さあって、走り出す。と、燃料警告灯がパカーンと点きだした。オドメーターはリザーブに切り替わってからの走行距離を示しはじめる。リザーブで悪くても30~40kmは走れるだろうと予想して、r60号を経済速度で南下する。静岡ICの当たりまで行けば、きっとガソリンスタンドが見つかるだろう。
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 ナビで見つけた最寄りのガソリンスタンドを期待したが。。。「定休日」そうだ、今日は日曜だぁ!!。山奥のガソリンスタンドは、日曜休みのところが圧倒的に多い。いやいや、これはいやな予感がしてきた。予備タンクで高速乗り口までは、行けるだろうと信じているが、大丈夫かなあ。
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八幡交差点 16:00
 結局、ガソリンスタンドを見つけれずに、r60号(県道南アルプス公園線)の終点、R362との交差点までやってきた。畑薙第1ダムの沼平の始点から、80km先の終点まで走り抜け、6時間かかって降りてきた。途中でふたつの美味しい温泉を味わってきたんで、ちょいと時間がかかったね。
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名古屋 17:50
 その後は、ガソリンスタンドを見つけて滑り込みセーフ!!。静岡SAスマートICから高速に乗り、あとは一気に名古屋まで走りきる。夏休みの日曜は新東名もずーっと車がつながり、時に60km位までスピードが落ちてしまう。サンデードライバーだろうが、延々と追い越し車線を走る車の多い事。。。左車線が空いていたら、さっさと走行車線に戻るべきだろう。お山をバイクで走れば、足回りはかなり汚れるので、コイン洗車場で高圧洗浄して帰宅することが多い。バイクの洗車については、いろいろな意見もあるだろうが、小生は構わずジャブジャブ洗う。もちろん、水切りはしっかりと電装品には注意して。
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帰宅 18:15
 二度も温泉に浸かりながら、家に帰る頃にはすっかり汗だく。キーを抜いてヘルメットを外し、ブーツを脱ぐときは最高に気持ちいい。そして、ザブンとシャワーを浴びて、冷えたビールをゴクリとやれば、今日も満足、極楽浄土、無事に走って来れました。
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虫咬傷
 接岨峡で脇道に入って蜘蛛の巣だらけになった場面で、走行中に首に「ギクリ」と痛みが走る。経験的に痛み具合が「蜂刺され」と分かり、手で払いのけるがそれっぽいものは触れず。しかし、帰宅して見直せば、しっかり腫れ上がっていた。全身の中でわずかに皮膚が露出していた首回り、よくもまあ、上手に刺してくれたねえ。
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by akane8150 | 2022-08-05 08:00 | ツーレポ 中部 東海 | Comments(0)

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