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プラモ製作記 12 フェラーリ 312T4 1/12 プロター

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プロター PROTAR 1/12 フェラーリ 312T4
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 イタリアのプラモデルメーカーのプロターは、母国のクラシックバイクを中心に、マニアニックな製品を提供してきた。もともと、創設者がオートバイレーサーだったという所も面白い。1/9のオートバイが多かったが、1/12サイズのビッグF1も数種類販売しており、稀ではあるが模型店で見かけていた。フェラーリ312T4は、タミヤ製とプロター製のふたつをストックしているが、今回はプロター製のフェラーリ312を俎上に挙げた。難物のこれに手を出すのは、勇気が要るが、タミヤとはまた違った組み上がりになるだろうから、楽しみ。
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 組み立て説明書は絵ばかりで、わずかに解説文がついているだけ。戦績がどうとか、ドライバーは誰だったとか、国産モデルならしっかり説明されるところ、まったく記述なし。絵面も煩雑で重なり具合、組み付け先などの描写がアバウトで悩みながら読み解く。
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 左 タミヤ 右 プロターの組み立て説明書。あまりに情報量が少ないので、同じモデルのタミヤ製、説明書を参考に組み立てを進めることにした。パーツ割りも異なっているが、配管の取り回しなど、非常に参考になる。
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 付属の転写シールは、水溶性じゃないので、一発の位置決めが必要。このタイプを使ったことがないので、どんな貼り具合か分からない。表面の凹凸にうまくフィットできるかなあ。
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 アフターマーケットで見つけたタミヤ用の水溶性デカールが準備してあったので、これを使いましょう。
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 キットは、塗装をしないでも、ある程度見栄えが期待できるように、4色のプラスチック素材が使われている。一部に塗装の指示と、最後に全体をクリアで塗装するような説明がある。塗装をしないユーザーには、いいのかも。
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 ラバーブーツをかぶせてしまえば、まったく見えなくなってしまうドライブシャフトのジョイントも、設計者のこだわりを感じる部分で実車同様な作りで組み上げる。細かなパーツも奇跡的に割れずに出来上がった。
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 12気筒エンジンのプラグコードと燃料ホースはごちゃごちゃでその取り回しが大変。プロターの組み立て説明書には、ざっくりと書いてあるだけで、詳細は想像してくださいって感じ(^^)。
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 このあたりは配管や取り回しを詳細に説明しているタミヤの組み立て図を活用する。同封のホースでは太すぎるので、ストックしてあるタミヤ製のチューブを流用。束ねる極細の針金は、リード線をバラした金属線を使う。
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 支柱受けやブレーキシリンダーなどの小さなパーツも4mmのネジと3mmのナットを使って取り付ける。そんな強度もいるところではないが、なぜ接着剤だけではダメなんだろう。小さな部品を小さなネジで、しかもマイナス型なので、面倒なことばかり。
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 排気管の固定は、実車の様にスプリングを用いる。必要な長さにスプリングを切って、その両端をピンホールに引っかけるような加工をする必要あり。指示のようにしてみたが、小さなスプリングの端を狙い通り曲げたりするのは「無理!!」。最後の手段は針金で両端を縛り付ける方法で逃げた。
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 シートベルトは手芸用のテープを切って再現する。組み立て図の指示では、折り返しを「ミシンで縫う」なんてあるが、そんなのできないって(^^)。小生はクリアボンドで貼り付けてオシマイ。
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 組み上がってきたフェラーリ12気筒エンジン。文句を言いながらの制作ではあるが、出来上がってくるとなかなかカッコいい。エアファンネルはアフターマケットで見つけたアルミ製ファンネルでディテールアップ。この口に細かな網でカバーするように指示があるが、そんな事できるわけがない。メーカーの担当者も、ちゃんと作れたんだろうか。。。
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 付属のプラスティック製のタイヤ。ゴムを使ったタミヤ製は劣化がひどい事があるので、これはこれでありかも。テカテカの接地面では雰囲気でないので、粗めの耐水ペーパーでゴシゴシ削ってリアル感を。
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 プラサフの上に、スプレー缶のイタリアンレッドで塗装。例によって小生のダメだし、厚く塗りすぎてしまう。
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 つやを出すために、粗め、細め、仕上げとコンパウンドで磨いてくると、しっとりとした艶が出てくる。
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 転写デカールをはってから、仕上げのクリア塗装で仕上げる予定。デカールを張り始めるが、辺縁のホワイトラインが曲線に馴染まなくて、バキバキに折れてしまう。こりゃ、使えない。どうしよう。
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 ここで思いついたのが、マスキング用のマイクロテープ。これをデカール代わりに貼ってみる。上からクリアがのるので、見栄えも良くなるし固着もしっかりするだろうから、これで代用する。いいんじゃない(^^)。
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 サイドスカートのゼッケンは白の背景。その部分は、デカールで表現されるが、、デカールが分厚すぎて凹凸に馴染んでくれない。ソフターをドボドボに垂らして対策しても、隙間ができちゃうし、ついにはバラバラに割れてしまった。あきらめて、この部分はホワイトでスプレー塗りに変更。手間数増えて、最初からそのようにしていればよかったなあ。なんだかんだで、すべてのデカールを貼り付け、最後はボディ全体を水性クリアスプレーで仕上げる。コブラで失敗したデカールの変性も、今回は水性を使ったので、難なく綺麗に仕上がった。
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 ラジエターの吸入口、排気口、そしてエンジンのエアインテークとウイングカーのボディは複雑。ウイング部分の組み付けもネジを使うのだが、ネジを回すスペースがない。上部とスカートは接着の指示だけど、接着面が小さすぎで強度が出せない、などなど無理難題は続く。こんなんでへこたれちゃあ、イタリア製のプラモデルと対峙できないよ(^^)。
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 そして、究極の行き詰まりの図。指示通り、製作してきたが、最後の最後になって、ボディ上部を貼り合わせる場面、エンジンや補機類が邪魔して、上下のボディが合体できない事が判明。ぜーんぶ塗装も済んでいるので、今更、後には戻れないよ〜。
 組み立て図には、この部分でヤスリのイラストが描かれてある。そっか、現場合わせで、ガシガシ削るんだね(^^)。そうと分かれば、上部ボデイで干渉する部分をグラインダー削ってゆく。見栄え、実車の再現は二の次、とにかく上下が合わさるまで、削る削る。そして、合わさりそうになったんで、ボディ上下をクリアボンドでたっぷりと接着固定。クランプして、ひと晩経てば、無事に(無理矢理)上下がくっついて、最後の難所を乗り越えた。
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 無理矢理くっつけたおかげで、二度とボディ内部を見ることはできなくなった。こうするしかなかったので、あきらめましょう。このモデル、説明書通りに作れたモデラーはいるんでしょうか??(^^)。
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完成
 タミヤF1の倍くらい時間がかかったし、手間がかかったプロターのフェラーリ。難渋はしたけど、できてしまえば、本家本元のイタリア人によるフェラーリの模型、やっぱり雰囲気がある仕上がり。設計者の発想の違い、それを受け入れる国民性の違い、たかだかプラモデルだけど、日本のメーカーとの違いが面白かった。ちなみに、プロターは2003年にイタレリに合併吸収されてしまって、今はもうない。
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1979 イタリアGP 優勝 ジョディ・シエクター
 今回再現したのは、1979 イタリアGP ジョディ・シェクターの11号車。チームメートのジル・ヴィルヌーヴとともに、このレースを1,2フィニッシュで終え、自身もワールドチャンピオンにかがやいた。フェラーリファンには、最高のイタリアGPだったに違いない。

Commented by kobatetuapril at 2022-10-12 12:30
「プロター PROTAR 1/12 フェラーリ 312T4」をググって、価格にたまげました。ヤバいですね。
私はせいぜいガンプラのマスターグレードを未塗装で組むくらいが関の山です。昔、ラジコンのオフロードバキーのブーム終焉頃に作ったことがありましたっけ。友達がミニ四駆しかやってなくて、悲しかった思い出しかありませんけどね(笑)
いつもお仕事で細かいことをなさってるのに、おうちでご趣味でも、って、すごいですね。天職なのでしょうね
Commented by akane8150 at 2022-10-12 21:40
kobatetuaprilさん こんばんは
そーです 職人ですね(^^) でも プラモ製作はド素人なので、もっと真摯に取り組んでいる人たちには、足下にも及びません。その点で、手術はより真摯に取り組んでいますので、ご安心ください(^^)。
このモデルは既に廃盤でしかも輸入物なので、オークションでも高めですが、、、、国産の現行販売のプラモたちも、以前の倍くらいの価格設定になっています。もう、ガキがお小遣いで買う対象ではないですね。大人のおもちゃです。
Commented by shb3539 at 2022-10-14 05:55
凄い集中力に脱帽!お見事です、器用ですね。
工程の苦労と楽しさがうまくまとめられ引き込まれました。
見事完成に拍手です。
Commented by akane8150 at 2022-10-14 13:24
> shb3539さん こんにちは
お褒めのことば ありがとうございます でも 本当のモデラーの人たちの作品は この何倍も手がはいっていて 芸術品に思えるほどです 小生は 完成するだけで満足しています(^_^;
Commented by radio2_kurochan at 2025-09-01 06:22
只々、脱帽です 悪魔のような12気筒エンジンを手元に飾りたいです

Commented by akane8150 at 2025-09-01 06:58
> radio2_kurochan さん
いずれ ガレージで不要品放出イベントしますので 持ち帰れるような準備をお願いします(^^)
by akane8150 | 2022-10-12 06:30 | プラモデル製作 | Comments(6)

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