
秋田県 乳頭温泉郷 黒湯温泉

名古屋空港 7:15
年始より温めてきた家族での東北旅行、ついに当日がやってきた。生憎の雨の旅立ちとなったが、明日からは彼の地は天候が回復するよう。名古屋空港発の青森行きFDAに乗り込む。

FDA 9号機 ゴールド JA09FJ
FDA(フジドリームエアライン)は現在16機のエンブラエル ERJ170/175シリーズを使用しており、今日、小生たちをのせてくれるのは、ゴールドで塗られた11号機。名古屋市内の自宅上空は、南からのランディングコースに入っていて、低空で侵入してくる飛行機がよく見える。このゴールド君もよく見かける機体。

ばあさんをもう一度東北旅行、特に「蔦温泉旅館」に連れて行きたいという気持ちから、今回の旅行は立ち上がった。なので、主役のばあさんには、2泊3日の行程を無事乗り越えて貰いたい。

FDA361 7:35名古屋発
杖歩行はできるが、如何せん歩が遅い。なので、今回は車椅子をなるべく活用しようと、携帯用コンパクトな車椅子持参の旅となる。名古屋空港は歩いての搭乗となるため、地上業務員の人たちの協力を得て、ポンチョを羽織っての移動となった。乗り込むばあさんも大変だが、介助する地上業務員の皆さんも雨具を着てお仕事ご苦労様です。

青森空港
やってきました、青森空港。もともと、長女夫婦を連れて行くはずであったが、ご懐妊のため、小生の妹夫婦に穴埋めをしてもらった。ふたつ違いの妹は、介護の仕事をしてきたので、ばあさんの介助はお手のもの。力自慢の次女もいるので、ばあさんを引っ張り回すパワーは充足している。名古屋の気温は25度、こちらは9度と半袖から長袖に衣替え。

青森空港 9:40
青森空港では、用意してあったレンタカーに移乗。高知からのFDAの到着と重なって、レンタカー窓口は大騒ぎの大繁盛。金曜日ではあったが、連休の週末に続くため、多くのビジターにあふれていた。

岩手県雫石 焼肉・冷麺 髭 11:40
青森空港からは、東北自動車道を使って一気に南下。盛岡ICで下道に、最初の立ち寄りの角館に向かう。予てから、盛岡冷麺を食べたい要望があり、食べログで調べた上で雫石にある「髭」に突入。幸いにも平日のためか、6人でささっと着席ができた。


盛岡冷麺は焼き肉屋さんのひと品だから、それ単品で食べさせるお店は少ない。つまり、昼のランチでも焼肉をいただけるってことで、この先の運転は妹に任せ、飲み助は、は昼呑みと相成った。盛岡冷麺にボリュウムたっぷりの牛タンのセットが1630円、これはお値打ち。

名古屋の焼き肉屋さんでも、冷麺は頂けるが、さて本場のお味は?? 盛岡冷麺は、韓国の冷麺を参考に盛岡の焼き肉屋さんで始まったのが由来。具材には果物が入るのが特徴で、夏はスイカ、この時期は「なし」がトッピングされていた。チャーシュー?は、脂分のない硬いモノ、これも特徴??麺のコシが強く、噛むのに労力を要す。お出汁がすごく甘く感じるのが意外で、どうやら他の盛岡冷麺も甘口のよう。本場の味を知りたかったので、これで満足。
秋田県 角館町 武家屋敷通り 14:00
ばあさんと妹が特に訪ねてみたかった角館にやってきた。雨は止む気配がないので、意を決してクルマをおりて散策開始。ばあさん用にレインコートをコンビニで調達、車椅子のばあさんは、レインコートと傘で雨対策とした。
青柳家
角館は豊臣秀吉の時代に構築された城下町で、今の武家屋敷通りは中、下級武士の屋敷が並ぶ通り。主を失い廃墟になりかけた時期もあったようだが、街並保全の活動から県や町が開発に力を注ぎ、うつくしい街並を取り戻した昨今では全国区の観光地となった。


当時の面もちを残す武家屋敷が幾つもあって、見学すべき屋敷を前もって勉強、その上で青柳家をじっくりと拝観してきた。青柳家は当初、芦名氏に仕えたが、芦名氏断絶後は、佐竹氏の臣下となった。江戸時代、金一両が今の価値で20万円くらいだそうな。一両で慎ましくやれば、家族が1ヶ月は暮らせたよう。当時の青柳家は「200石持ち」であったので、年収4000万円にあたり、中級武士とはいえそれなりの家柄であったみたい。そうじゃないと、これだけのお家と使用人を維持するのは大変だったろうに。

ホンモノの刀や槍に触れることができる展示もあって、初めて真剣を持ってみた。かなり重たいので、これを振りますのはえらいこっちゃ。青柳家は、解体新書の挿絵を描いた角館の武士「小田野直武」とも婚姻関係にあり、解体新書にまつわる展示もあり。また近代の当主は、蓄音機や時計などのコレクターで、蓄音機と壁掛け時計、写真機のコレクションが展示されていたが、かなりの展示数で個人所有とは思えないほど。

残念な天候での武家屋敷巡りとなったが、それゆえ、観光客を見かけない通りは、庭の巨木、しだれ葉桜と黒塀が強調されて、「凜」とした風情があった。楽しみにしていたばあさんも満足そう。またいつか、天気のいい日に来ようね。

予定よりも少し時間が押して、秋の夕はつるべ落とし、あっという間に暗くなる。しっかりとした雨脚の中、運転手の妹は、今宵の宿の乳頭温泉郷 黒湯温泉にむかう。

乳頭温泉郷 黒湯温泉 17:10
やってきました、黒湯温泉。予てから泊まりたかったお宿で、今回も予約を開始した春一番の電話で、どうにか実現できた。お宿は駐車場から沢に降りる急坂を100mほど降りなくてはならない。ざんざんと雨降る中を、6人分の荷物と、杖突くばあさんを下ろすのは大変だった。

もみじ 半露天風呂
ベッドが必須のばあさんのために、お部屋は和洋室をお願いした。夕飯まであとわずか、部屋付きの半露天風呂にザブンと浸かる。硫化水素臭の白濁したお湯は、期待通りの温泉。極楽極楽、冷えたからだがグングン温まる。


全国でも知られている乳頭温泉郷は、「黒湯温泉」,「鶴の湯」,「妙乃湯」,「蟹場温泉」,「孫六温泉」,「大釜温泉」,「休暇村乳頭温泉郷」の7つの温泉旅館からなっていて、その中でも黒湯温泉は、もっとも奥深いところにあり、冬期間は唯一休館となる。これまで、家族はもちろん、小生も立ち寄り湯で来ただけで、黒湯に宿泊は初めて。念願叶って、皆でビールで乾杯。嬉しいねえ。一人鍋の中には、ご当地「きりたんぽ」が鎮座していた。

雨上がりの翌朝、旅行先では毎度のように、小生が一番早起き。皆をたたき起こして、食事前にお風呂へ誘う。昨日の到着時、日没後の雨模様では周りは何も見えなかったので、今朝の部屋からの景色は温泉地に来たんだと実感させてくれる。自然に湯が沸く湯釜からからお湯を引いている贅沢さ、登別温泉や草津温泉、雲仙温泉を思い起こす。

手前の茅葺きは、自炊部のお部屋。別棟で自炊棟もあり、昔ながらの風情が味わえる。自炊であれば、お布団付いて4000円と少しで宿泊できる。右奥は、男女別の内湯と露天風呂。ちょいと歩かなくてはいけないが、この湯舟が宿の中では一番大きい。

左は旅館部の建物、ここにも男女別の内湯あり。右は小生たちが利用したベッド付きの離れで、二部屋あり、部屋付けの半露天風呂を備える。朝もやと湯釜からの湯気がからまる。


男女別内湯と露天風呂(拾いもの画像)
男女別内風呂と露天風呂。お湯はボチボチ熱め、白濁したお湯は、ちょいと青みがかっている。壁が高いので、湯舟からの眺めは期待できないが、湯舟に落ちるお湯の音、さえずる野鳥の声、それだけの音に囲まれて、目を閉じて深々と湯に沈む。何も考えず、ぼーっと湯を楽しむ。

朝食を7時に約束して、妹夫婦と合流。ばあさんも、食事前に朝風呂を浴びて、気分よさげ。

黒湯温泉の開湯は大昔となるが、現在のような宿の形態を取るようになって、100年ほどの経過が流れる。現在のオーナーである池田氏は、明治からの東北の三大地主と言われ、秋田県大仙市に居を構え、今も史跡と残る大庭園を管理している。つまり、地元の名士が、郷土のお宝である「温泉」を維持してきたというわけで、現在の池田氏は湯守となって、3代目となる。かようなしっかりとした背景を持って、黒湯温泉は大事にされてきた。

混浴露天風呂(拾いもの画像)
黒湯温泉を紹介する絵としてよく使われる露天風呂は、母屋の横にある混浴湯舟だ。隣には、風情のある内湯と打たせ湯をもつ母屋続きの建物がある。古来、この湯舟をメインに混浴で利用していたんだろう。東北の温泉はこんな感じだ。この時、初老の男性がお一人入っていたが、我らが妹は「堂々と」湯船に突入していった(^^)。それに引きずれれるように旦那もいっしょに。小生のかみさんは「無理」といって降参していた(^^)。小生も露天、内湯とも味わってきた。源泉は2ヶ所あるようで、こちらと男女別浴槽のお湯は源泉が違うらしい。混浴は男女のどっちが多いかで、優劣が決まる(^^)。女子がたくさん入っていれば、男子は遠慮、もしくは早々に退散するだろう。

ゆっくり味わっていたので、チェックアウト時間がせまっていた。皆さん同じ行動のようで、フロントは随分と混雑していた。

さて、お宿の前で記念写真。到着した昨夜は、真っ暗で雨が降っていたから、周りを見ていなかったね。

駐車場までの急坂をばあさんが上がるのは無理。。。裏口を回ってクルマでの送迎をお願いした。どうやら大きな手荷物なども運んでもらえるらしい。

黒湯温泉 出発 9:20
さあ、旅行2日目、黒湯温泉を出発だよ。今日は天気が回復しそうだから、楽しみだねえ。八幡平の山越えで、十和田湖へ向かいます。

田沢湖
宿からの下り坂を下りきったところが、田沢湖。水深は400m以上もあり、めちゃ深い湖。透明度も素晴らしいが、ph1の玉川温泉の排水を注ぐようになって、多くの魚が全滅してしまった。古来種の「クニマス」もそのひとつであったが、その卵が富士五湖の西湖に移されて、そのまま自生していたことが判明した。これを発見したのは、あの「おさかなくん」だった。


八幡平 大場谷地
田沢湖を過ぎて、玉川温泉の表示を見ながら、R341を北上。高度を上げてくると、赤や黄色の草原や沼が見えてきた。これが晴天だったら、もっと色鮮やかにみえるんだろうね。

後生掛温泉 11:00

後生掛温泉(拾いもの画像)

ほどなく右手に後生掛温泉の表示、ちょいとお風呂に入ってこようかと皆に提案したら大賛成。玉川温泉、後生掛温泉とも、これまでに、家族やツーリングで宿泊歴あり、いずれも印象に残る温泉。ばあさんは亡き父と来たことを思いだし、とても喜んでいた。硫化水素泉でph2.5は玉川ほどではないが、強酸のお湯は強烈。前日の黒湯も硫化水素泉ではあるが、こちらの方が鉄分の香りが強い。いい湯だねえ、毎日湯舟につかれるなら最高だろうね。

道の駅 おおゆ 14:10
この旅のテーマに、東北の紅葉があったが、残念ながら2週間ほど早かったらしい。紅葉を期待した八幡平であったが、時期の問題よりも、「濃霧」で運転が大変な事に。通行止めにはならなかったが、濃霧の中の八幡平を一気に下って、松尾八幡平ICから、東北自動車道に乗る。松尾八幡平の市街地で、昼食にありつこうとするが、どこも満員で6人の家族の関を確保できない。仕方なく、花輪SAのレストランに淡い希望をかけて走る。これが大正解、ファーストフードの松屋があって、サクッとお昼を頂く事ができた。満腹の後は、いよいよ十和田湖をめざす。このあたりはかみさんの運転、運転手の意向で途中下車もあり、かみさんは道の駅によりたいとのことで、道の駅おおゆ にやってきた。。


ここで見つけてしまったのが、秋田県のぬいぐるみ。次女と二人で「いいね〜、かわいいね〜」なんて見ていたら、連れて帰りたくなってしまう。そうと決まれば、二人で可愛い奴を探して、相談の上、この子に決定。次女はイケメン面よりも、愛嬌面で選んだようだ。まあ、こんなとき、かみさんからは「また無駄遣いして」なんて、小言あり。さて、トイレも済ませたし、十和田湖、奥入瀬渓谷と見て回り、蔦温泉旅館に向かいましょう。

東北旅行 2/2 蔦温泉旅館 八甲田山雪中行軍遭難 ねぶたの家 ワ・ラッセに続く
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