
鳳来寺 本堂

鳳来寺山パークウェイ駐車場 8:05
天気がいいことを幸いに、今年最初のお山にやってきた。目指すは鳳来寺、鳳来寺山。愛知県も岐阜、長野に接する地域では、積雪があるので、この時期でも心配なく行けるお山は、太平洋側だ。クリスマスに降った雪も残っていないことを確認して、計画した。午前8時からの開門を待って、スタート地点の駐車場に到着、山行の支度をはじめる。

登山ルート
バス停のある県道からの表参道は、1425段の石段を上がるルートで時間もかかる。この日は登山後の温泉と昼食を予定していたので、あっさり「軟弱な」駐車場ルートを選択。


今日は中学校時代の同級生(Hさん)を誘っての山行。Hさんは、ずーっとお山登りを続けていて、お山の先輩。これまでもアドバイスもらってきたが、同行するのは初めてで楽しみだ。互いの歩調を探りながら、ゆっくり歩き出すと、背後から昇ってきた太陽が向かいのお山を照らしはじめる。今日もありがたいことに天気が良い。


鳳来寺東照宮 8:18
おしゃべりしているうちに、最初のチェックポイントの東照宮に到着。日光、久能山に続く日本に3つある東照宮のひとつ。徳川家康の出生と鳳来寺との縁に感銘を受けた3代将軍家光が、鳳来寺の加護と新しい東照宮の創祀をはじめ、続く家綱が1651年に社殿を竣成させた。ちなみに、家康の父母が子を授かろうと祈願したのが、鳳来寺で「東方の翁に金珠を授かる夢」の後に家康を授かったとされる。

拝殿正面(HPより)

丁度、宮司さんが拝殿の扉を開けていた。小生たちが今日の最初の参拝者だ。「どうする家康」で、しばらく賑やかになりそうな三河地方、ここにも家康の甲冑が真正面に展示されている。ドラマに登場した「金色の甲冑」にそっくりだけど、まさかホンモノじゃあないよねえ(^_^;。

狛犬の変遷(HPより)
家康は幾多の戦いをくぐったが、一度も弾に当たらなかったとされ、いつしか、戦場に赴く兵士は、境内の狛犬を欠かせて「弾除け」に持って行くようになった。その挙げ句、削られ続けた狛犬の初代、二代目は、こんな無残な姿に。清水の次郎長のお話に出てくる「森の石松」のお墓も、「賭け事好きな人たち」の参拝により、墓石を造り治しているのと同じお話。

本殿(HPより)
本殿は江戸時代に作られた入母屋作りの建築で、300年を超える風雪に耐えてきた国指定重要文化財。各所に豪華な彫刻が施されていて、日光東照宮が思い起こされる。あいにく拝殿からは拝むこと出来ない。

境内の周りの巨木たち。この木は樹齢370年、幹の太さ5.2mと記されている。東照宮の創建が、1651年、この杉の年齢が370年、足し算すると2021年!! ってことは、社殿の創建時に植えられた杉なんだ。すっごいなあ。

参道 1425石段
表参道がこの石段。本来はここから上がってこなきゃいかんでしょ。スタート時点から、約1時間とちょっとで、山麓からここまで来れるはず。学生の頃に1度は登った覚えがあるが、当時の体力とは比べものにならない。今日は、駐車場からで、楽させてもらう。

鳳来寺 本堂 8:15
鳳来寺は、702年、利修仙人が開山し、文武天皇の病を治した功で、伽藍がつくられたのが始まり。鎌倉時代は頼朝の庇護により、このながーい石段が寄進されたとも言う。江戸時代には、家光の大号令により、隣接して東照宮が鎮座するとますます興隆した。

田楽堂からの眺め
本堂前の谷側に、田楽堂があって、参拝者のよい休憩場所となっている。田楽堂からの景観が素晴らしい、この谷に長い石段の表参道があるはずだ。


本堂奥の石段をあがれば、いよいよ登山道の雰囲気が出てくる。岩盤を削った階段、鉄製の階段などよく整備された小径をグイグイと上がる。

勝岳不動 8:49
上り石段でくたびれた頃に、朱塗りのお堂が出てくる。鳳来寺開祖の利修仙人が入滅した場所。利修仙人は鳳来山で悟りを開き、朝鮮にわたって不思議な力を習得し、病を治し、鳥(鳳来)に乗って空をかけることが出来たそうで、入滅時は308才だったそうな、まさに仙人。

六本杉 8:53
勝岳不動の先、巨木の切り株の横に、「六本杉」の表示。開祖、利修仙人が霊木7本の1本(表示のあった切り株)を切って薬師如来を刻み御本尊とし、残り6本を「六本杉」としたのが始まり。右奥、左手前に杉の巨木があったので、それらが残りの杉なんだろう。

奥之院 8:57
朽ちて壊れてしまったままの奥之院。江戸時代には、多くの塔頭寺院を抱えるまでに大きくなった鳳来寺は、明治に入ると「廃仏毀釈」により、東照宮は神社扱いとなり庇護されるが、鳳来寺は衰退著しく、僧坊など規模縮小が続いた。現在は真言宗となり、高野山の所属のお寺となっている。

奥之院の先は、山頂への稜線に出てこれを上がる。岩に巻き付くように値を下ろして踏ん張っている木々、こんな場所には、ちっちゃなお地蔵さんが祀られたりしてるよね。
鳳来山山頂 9:08
奥之院から10分ほど、駐車場から丁度1時間で鳳来山の山頂(標高)684mに到着。周囲は樹木に覆われて展望無し。先の登山者から、「奥の瑠璃山にのぼるといいよ、すぐ先だから」と声を掛けられる。

山頂からは、北と東に抜けるルートあり。北に抜けるルートがそれらしい、「この先、棚山高原・宇連山方面」とあるだけで、どこにも「瑠璃山」の表示はない。

すぐに、展望よさげな階段がでてきて、大展望が待っていた。


瑠璃山山頂
巌をくるっと回り込むと、上がれそうな取り付きあり。先ほどの登山者からは、荷物を置いて左側からアプローチするといいと助言があった。小生は高いところ、絶壁は大の苦手だが、ここまで来たら登るしかないでしょ(^_^;。

瑠璃山山頂 北東方向 9:12

瑠璃山山頂 北方向
つかめるモノを探しながら、巌の上に到達。大人3人が立ったら一杯の狭い山頂、小生は怖くてしゃがんだままだが、Hさんはへっちゃらで立っている。恐るべし。。。北の方には、冠雪した山が見えるが、ここから真北となれば、恵那山や中央アルプスの南端あたりか。鳳来寺山は双耳峰で、こちらの「瑠璃山(るりやま、標高695m)」が真の最高峰。ちなみに、瑠璃山の名の由来は、この巌に仙人が「瑠璃の壺」を隠したからだそうな。
ナビアプリ Geographica
ナビでも、この瑠璃山の山頂を鳳来山山頂としている事が分かる。電波の届かない場所でも位置情報を確認できる「Geographica」はなるほど使える。ただし、バイクなどでは電源を取ることが出来るが、山行ではバッテリー消費のことを考えないとまずいね。

六本杉 9:47
尾根伝いに東に向かうルートをたどれば、「天狗岩」や「鷹打場」などを巡りながらの帰路もあるが、今回は来た道を引き返し、六本杉を再び通過する。なるほど、でっかくて雰囲気のある杉の巨木だ。

東照宮より表参道を望む 10:26
10時を過ぎて、下から上がってくる登山者も増えてきた。小学生くらいの家族連れや、ご高齢のグループなど様々だ。この日は風も少なく、この時期に屋外で活動するには、最高の天候だった。下りも約1時間かけてゆっくり降りてきた。鳳来寺山パークウェイ駐車場から、瑠璃山までの往復(距離1.7km、標高差215m)で、休憩を合わせて2時間22分の山行だった。


湯谷温泉 はづ別館
鳳来寺山パークウェイを東に降りた先が、愛知県でも名の知られた「湯谷温泉」。飯田線の駅周辺は、昭和の香りがする温泉街。利修仙人は、鳳来寺を開基し、このお湯も発見したとされる。さすが、仙人、何でもできるんだ(°0°)。山行の後の温泉は最高、お昼とお湯を頂いてすっかり癒やされる。お湯はナトリウムカルシウム塩化物温泉で、薄茶色の濁り湯。無色、透明な温泉も捨てがたいが、小生はこのような塩化物泉や硫黄泉が好みだねえ。
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-241700949"
hx-vals='{"url":"https:\/\/akane928.exblog.jp\/241700949\/","__csrf_value":"9dc40b782bc88e002b9773dd07d55a2bcacf9f03cff144302d224332bb7d1a9c1db2f329921042a3b086eae4499178ac05471d0fa1dff778d1ec6b8413587047"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">