
フェラーリ 275GTB 1/12 レベル Revell

お家のプラモデルストック棚には、作ろうとして、途中で中断してしまったキットも多い。このフェラーリもそのひとつ。1/12のでっかいモデルで出来上がれば迫力のある仕上がりになるだろう。でも、製作の手を止めてしまった理由があったんだ。

それは、このモデルの大雑把な設計とおかしなサイズ感が理由。10年以上前に手をつけてみたが、開閉するドアの合わせが隙間だらけ、左右とも「チリ」を合わせるのに、難儀することが予想された。また、1/12とあるが、どー見ても1/10くらいのでかさ。他の1/12のクルマ模型と比較しても、笑えるくらい。

ドア開閉を仮合わせすると、ドアのヒンジが設計通りにやっても、ハマらないことが判明。シャーシー側にドアを取り付けるのだけど、それでは、上部のボディとの合わせの微調整が出来るわけがない(-Φ-)。

エンジンルームも、スカスカ・・・・エンジンルームも、部品の甘いモールドの凹凸があるだけで、興ざめ。タイヤハウスも表現されていないので、横から見ると、タイヤの向こうにエンジンが丸見え状態。
あまりに大雑把な設計、ずさんな再現などなどで、作る気力が失せてしまったのだ。今回、なんとかこやつを形にしてやりたいと思って、意を決して製作を再開した。方針は、「いつもの素組み」で、ドアもボンネットも閉じたまま。ディテールなしの外見だけのモデルにする。出来の悪いモデルに「とことん」手を加えるのも「あり」だが、このキットに手を出し始めたら、「終わりの見えない泥沼」になりそうだから。というか、小生の手には負えない。

窓枠の製作
ど〜みても、ボディ周りの修正が必要なので、そこから手をつけはじめる。クルマのプラモ作製で重要なウインドの製作。クリアパーツは、それ用のコンパウンドでしっかり磨きだして、細かな傷を消して透明度をアップさせる。パリパリ剥がれてしまうメッキの窓枠を、透明ボンドでボディに組み付ける。


上下、左右バランスを考えながらボディと窓枠を合わせてゆくが、ドウシテモ左右に隙間が開いてしまう。経年変化とも思えないので、誰がやってもこうなるだろう。

この隙間と、ドアのどうしようもない隙間をタミヤパテで埋める。このまま、数日待ってラフに削って、その後はナイフとリューターでしこし、ゴシゴシ削って整形してゆく。

なんとかここまでは、面をあわせてきたが、細かい部分の面をスムースに仕上げるのが難しい。すでにパテは時間の変化で縮小して「やせ」が発生している。もう、直す気力も無し。

フロントノーズもボデイに組み込むが、ここも段差をなくして面一にする。グリルの格子が太すぎるし、位置も正しくないが、他のパーツの突っ込み具合と照らし合わせて、ヤスリで薄めに削ったのみで終了。

プラサフを吹いて、全体の雰囲気を確認。ホントデカいねえ、1/10だ。


最終のボディ色は「パールライトブルー」。屋内の塗装ブースでは狭いから、パティオに段ボールブースを用意して、屋外で豪快にスプレー塗装する。


塗り上がったボディを仕上げ用のコンパウンドでシコシコ磨く。これが済んだら、しっかり乾かした後に、クリア塗装を追加してボディの塗装は終了だ。

車内もそのままキットの素組み。シフト部の位置など実車と異なっているが、まあご愛敬。ルームミラーもウインカーレバーも再現されていない。1/12であれば、最低限の表現が必要だろうね。そうそう、ルームミラーくらいは自作すべきだった(^_^;。ハンドルのホーンボタンに再現されたフェラーリの跳ね馬が上下逆さになってるんだよね。。。。これ作った人、どうよ(^^)。

テールライトは円形のシンプルなモノで、キットでは、クリアパーツを使わないで、塗装で表現しようとしている。そんで、このパーツ、2組必要なんだけど、ランナーと間違えて捨ててしまったらしい。さあ、どうしましょう。

そこで、レジンを使って部品のコピーを作ることにした。用意したのは、100均のプラスチック粘土とUVレジン液。

熱湯で伸ばしたプラスチック粘土でパーツをサンドイッチして型取り。半日ほどで固まったら粘度を割って、パーツを抜き取り、その型にUVレジンの液を垂らして再びサンドイッチ。

UV殺菌灯に約30分も入れておけば、レジンが固まる。このUV灯は、床屋さんなどで使われていた中古品、模型の日焼けしたデカールを復活させるために活用している。

テールレンズに使うので、今回は透明なレジン液を使用。粘土を割れば、まだ柔らかいレジンパーツがバリと共に出来上がる。

数日すれば、しっかりとレジンが硬化して、形を整える。プラスチックをレッドで塗装するオリジナルより、全然かっこいい。

テールレンズの完成。手間がかかるけど、シンプルな形状で小さなモノであれば、このようにレジンで部品がコピーできる。


メロメロにメッキが剥がれてしまった窓わくに、細く切ったアルミテープを貼り付けて枠を再現。塗装では、金属の質感がどうしても出せないから、クローム風とアルミ風のテープを使い分ければ、実車の雰囲気が出せるだろう。

最後に黒いラバーを再現するために、マイクロテープを貼り付けて、これを黒く塗装する。1/12サイズの大きさだからできる小細工。

キレイに貼り付けたいヘッドライトカバー。このような所には、接着剤の「マイクロ・クリスタル・クリア」が使いやすい。それなりに接着力があって、出来上がるとクリアで分からなくなるし、プラなども溶かさない。



完成
10年越しで形になったフェラーリ275GT。想像するに、このキットは、参考にした手作り親モデルがあって、それを型取りして模型化したように思える。左右で大きなや合わせの違うドアや窓わく、ラフな内装などをみると、参考にした模型がおもちゃ(トイ)だったから? まあ、なんでもいいが、出来上がって、遠くからながめれば(ここ大事(^^))、FRフェラーリらしいフォルムがカッコいい。クリアパーツで作り直したテールレンズもいい感じ。でも、近くで見ちゃあ、ダメ・・・塗装はムラムラ、合わせは隙間だらけ、なんとか、形にしてやれただけだ。こやつも、ちゃんと飾ってやろう。
275GTBは、市販用ボディを用意した最初のフェラーリ(1964~1968)で、その静粛性や耐久性ですぐれたGTと評価される。3.3LV12 280HPのエンジンは、最高速度は250km。全長4325mm 全福1725mm 車重1.1tと今のカローラよりもひとまわり小さい。そ〜なんだよね、カローラサイズに、3.3Lの12気筒エンジンが載っていたんだから、すごいね(^^)。
この美しいブルーの275GTは、プロトタイプをピニンファリーナの創業者であるバッティスタ・ファリーナ氏が個人のコレクション用として買い取り、1966年になくなるまで手放さなかった貴重な個体。リアのディフューザーなど販売車両とは異なった部分がある。2018年にオークションに出て、新しいオーナーの元に、8億円で渡っていった。

模型電動士さんの275GTB
このキットの製作にあたり、Webで参考になる先輩たちの作例を調べたが、なかなか出てこない。そりゃそうだ、これだけクセのあるキットを苦労して作ろうなんて、奇特な人。その中で、模型電動士さんの作成記にであって、(°0°)、ビックリ仰天。隅々まで資料を集め、それを部品作成して表現し、「グダグダ」なレベルのキットをここまで作り上げたことに感銘を受ける。と同時に、小生には無理だということを教えてくれた記事でもあった。おかげで、小生は居直ることが出来て、エンジンルーム内もドアの開け閉めも「「あっさり」あきらめることが出来た。素晴らしいレベル275GTが出来上がるまでの行程を是非ご覧あれ。すんばらしい!!。
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