
J.P.S.MK.Ⅲ ロータス78 1/12 タミヤ 1977年販売

タミヤは1/12 F1シリーズに3台のロータスを模型化している。伝説のホンダF1に続く第二弾のロータス49、ついでロータス72、そして、今回手をつけたロータス78。タミヤとコーリンチャップリンはパイプがあったんだろう。タミヤの本社には、ロータスのF1カーの実車が展示されていた。「JPSといえば、ロータス」と思い浮かぶほど、漆黒にピンストライブは「映える」ボディだね。

塗装しない作り手も多かっただろうから、タミヤはボディ部分のブラックをランナーの状態で塗装して出荷していた。当時は筆塗りが主で、スプレー缶がやっとではじめた頃。自分で塗料を調整してエアブラシで吹き付けるなんて、誰もやっていなかった。

今回のカウルも分割されているので、接合部の段差が発生する。これは上手に消さないと出来上がりが悲しいね。しっかり接着剤でくっついたら、素地のプラスチックを#600くらいのペーパーでゴシゴシ。およそフラットになったら、速乾性パテを薄く塗り伸ばす。

ひと晩経ったら、再び#600→#1200→#1500と平らにしあげる。あとは、プラサフスプレーした後で、つなぎ目がなくなっていることを確認すればいい。

組み立て図の進行と関係なく、どんどん組み上げる。そして各色ごとにまとめて塗装してゆく。1色で済む部品の場合、なるべく組み立ててから塗装した方が効率も出来上がりも良い。

ハンドルを切ればタイヤが動くなんてのも、このサイズの模型だとあたりまえ。でも、折角そのように組んでも、動きが渋くて無理だったり、折ってしまったり、ろくな事が無い。小生はロッドの歯をすべて削り去り空転するようにしてしまう。これなら、スムーズにタイヤを左右に振ることが出来る、

ラジエターはほとんど隠れてしまうけど、エナメル塗料の墨入れブラックを流して、コアの凹凸を浮かび上がらせる。ちょっとしたことだけど、出来上がりの雰囲気をアップしてくれる。

ウイングカーの特徴あるシャシー周り。タイヤの幅一杯に張り出したサイドポンツーンの断面が飛行機の主翼のようになり、ダウンフォースを生み出す仕組み。ロータス78が走り出すとそのコーナリングスピードに他のチームからは驚嘆の声が。ウイングカーの構造に追従するチームも出てくるが、オリジナルのロータスに匹敵する性能を引き出すには時間を要した。

フォードDFVエンジン
1966年の登場から、ポルシェやルノー、ホンダのターボが主役になる1980年台前半まで、グランプリF1の主役であり続けたV8 3Lエンジン。タミヤ1/12シリーズでも何度も登場し、キャブや補機類を代えれば、すぐに他のF1に流用可能だ。燃料パイプやイグニッションコードなども、慣れてパイピングが出来る。

エンジン躯体を力学的構造物として、フレームを介さずに足回りやウイングを直接組み付けることもDFVが最初とされる。ロータス78のリアスタビライザーも華奢なトラス構造でミッションケースに取り付けられる。ホンモノであればボルト止めだからいいけど、ピンポイントの接合部しかないプラモデルでは、接着強度を出すのが難しい。

透明ボンド、プラ用ボンド、瞬間接着剤を使い分け、ひと晩の時間をかけてスタビライザーが組み上がった。手間がかかるが、出来上がるとその構造が美しい。

メタリックグレーのクネクネエキパイを接着してエンジンが出来上がる。このクネクネの微妙に左右の取り回しが違っているところまで上手に再現されていてすごい。実際の現車も、エキパイの長さを等長にしながら、試行錯誤で曲げ具合を決めたんだろう。機能美のかたまりだ。

シャシーの組み立てが進んだので、ボディの塗装に進む。仕上がった素地に、缶プラサフを吹き付けてゆく。パーティーションも接合部の段差もなくなり、苦労が報われるところ。


今回はつやありブラックの車体、実車のブラックを利用しようと、リペア用のタッチペンで日産「スーパーブラック」を使ってみる。使いやすいシングルレバーのエアブラシで2倍強に薄めて吹き付ける。ある程度近接して厚めに塗らないと「つやあり」なのに「つや消し」仕上がりになってしまう。塗りだれを起こさない範囲で厚めに吹き付ければ、濡れたようなキレイな艶が再現できる。

ブラックで塗り上がったボディを3日間ほど乾燥させる。ここで先を急いで素手で握ろうモノなら、指の指紋がざっくりとついて悲劇が起こる。特にブラックは塗装に気を遣う。今回もゴム手袋でパーツを触り、端でささえ面で握らないようにした。


45年前のデカールは、箱の中にあったはずなのにこんなにキズキズでハゲてしまっている。デカールが箱や組み立て図と固着してフィルム面を痛ませることが多い。社外品で1/12タミヤ用のデカールを海外のeBayで探し出す。後で分かったが、15年前に再販されているので、今でもタミヤからデカールのみ購入できるかもしれない。


作りはじめる前から、ピンストライブのデカール張りが困難であることが予想されていた。一体に印刷されたデカールを、4つのパーツに張るためには、前もってデカールを分割しておく必要がああった。そのサイズを測りながら、裁断し貼る場所を間違えないように工夫する。

細いピンストライブなので、真っ直ぐにバランス良く配置するのに苦労する。浸軟剤の含んだデカールのりを塗布した上に、デカールを大まかに載せる。そして中央から押さえつけつつ、左右差の無いように進展させる。最後は濡れた綿棒でチマチマ微調整。ピンストライブを貼るだけで、優に2,3時間がかかってしまった。


接着剤でサイドスカート下にプレートを取り付けるが、接着面が小さいので強度が出ない。こんな時は、焼いたドライバーの先で接合部のプラスチックを焼き溶かして融合させる。この方法がもっとも強力だ。

貼り上がったボディパーツ。時間がかかったが、ここまで来ると出来上がりの姿が想像されて楽しい。これでおしまいでもいいけど、つやの深みやデカールの保護目的で、さらにこの上にクリア塗装を行う。ラッカー系か、水性か、使い分けに悩む。下地がラッカーで塗られていると、その上塗りもラッカーが推奨される。しかし、一部のデカールはラッカーに浸食されてダメになるものもあり、それは避けたいところ。今回は、勇気を出して、ラッカーのクリアを数回に分けてコーティング。

完成したボディパーツ
クリアがかかるとさらにつやの深みが出来て美しい。これを最終仕上げ用の「セラミックコンパウンド」で優しく拭き上げると出来上がり。これらの行程も、塗装の乾きをしっかり待たないと、取り返しのつかない失敗となる。兎にも角にも、クルマやバイクの実車と同様に、ブラックは塗るのも管理するのも手間がかかる。

ボディの塗装が済んでやっとシャーシに乗せることが出来た。組み立て図だとごく前半で組む様になってるが、塗装が済まないと出来ないのだ。

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