納古山

自宅 7:00
昨年からはじめたお山歩きも、今年はもう少しレベルアップして距離を伸ばしたい。当面、4月に滋賀の霊仙山に上がるのをひとつの目標にしているから、その訓練をしなきゃ。ということで、前回から同行してくれる同級生のHさんと近郊のお山へ足慣らしに出かけた。

岐阜県川辺町下麻生
行く先は、名古屋からクルマで1時間ほどの美濃の川辺町、遠見山・納古山。このところヤマップなどでも人気のお山、最近もテレビで取り上げていたらしい。地元の川辺町も登山道や駐車場の整備をしたので、ずいぶんと便利になったよう。5年前の情報では、登山道すら開拓されていなかった。駐車場は、下麻生の市街地にあり、目の前はこれから登る遠見山が屏風のようにそびえている。

遠見山〜納古山ルート

遠見山登山口 9:25
登山道の取り付きは、駐車場から程無いところ。桜の古木が目印になろう。遠見山の登山道は、その頂上にあった下麻生城への杣道だ。

前島橋梁
集落の背後を高山本線が貫いているので、登山道もその下をくぐる。線路が、旧家の敷地を分断したので、線路敷設時にトンネルが用意された。その旧家が前島さんだったのだ。


線路脇から、いよいよお山歩きらしい道が始まった。数年前に整備されたであろう案内板もまだまだ新しい。「壱の笑」とは、「最初の。。。膝が笑う?」かな。

「参の笑」までは、確認した気がするけど、道はどんどん高度を上げるので、だんだんマジで足が疲れてくる。看板を見る気も失せてくるが、「もうすぐだよ」って案内にホッとする。


9:44
歩き出しから一気に高度を上げて、へばった頃にやっと稜線に出てきた。下から見上げた屏風状の高台まで来たようだ。尾根を左に折れて、みはらし岩に向かう。


みはらし岩 9:50
絶壁の手前に張り出した大岩が、みはらし岩。なるほど、見晴らしがすごい。下を流れる飛騨川の作り出す渓谷から、「岐阜のグランドキャニオン」ともいわれるそうだ。Hさんは相変わらず高台でもへっちゃらで見物が出来るが、しゃがんだままの小生は、グランドキャニオン風に、蛇行するU字型の飛騨川を一望することが出来ないんだな、これが。こんな場所、きっと男子は総じて苦手なんじゃないかなあ。。。大事なところが「スー、スー」する。女子とは解剖学的に作りが違うからなあ(^_^;。

9:56
みはらし岩から戻ると、左手に下る道との分岐。これを降りると南天の滝に出会えるようだ。小生たちは直進して遠見山の山頂をめざす。


遠見岩 10:00
お山の南面に、今度は遠見岩と名のついた巨石あり。その向こう側は、美濃加茂の市街地が見えている。

鏡池
遠見山の山頂はお城があったくらいだから、ちょっとした平地になっている。山頂近くの鏡池はどれだけ雨が降らなくても水をたたえる池だそうな。5,6月にはモリアオガエルの卵が見られるとのこと。


秋葉神社・遠見山 10:07
さてさて、遠見山の山頂にやってきた。みはらし岩と違って、ここは安心してゆったりと景色が楽しめる。なるほど、城趾といわれれば、水場もあるし、見張るにも、守るにも都合のいい高台だ。遠見山だけの登り下りであれば、1時間と少しの行程で「岐阜のグランドキャニオン」が楽しめよう。高いところの好きな人には、オススメかも。


今日の最終目的の納古山はまだまだ先、一歩一歩、北面の急斜面を階段のように降りてゆく。登るときにはロープが欲しいくらいだろう。前日は全国的に雨がたっぷり降っていたので、ぬかるんだ山道が心配されたが、粘土質ではないのか、その心配は無かった。木の隙間から、進む尾根の先に納古山の頂がみえている。ひや〜、まだあんな先だよ(>_<)。


鉄塔みどりの展望台 10:23
登り始めて1時間で、遠見山登山ルートの最深部の鉄塔に到着。これを左手の谷に降りてゆけば、反時計回りに遠見山ルートを1週することになる。尾根沿いの先は、納古山にへの登山道が始まる。ヤマップのデータだと、納古山山頂まで2時間の行程だ、長いね〜(>_<)。

カモシカピーク 10:45
小さなアップダウンをすぎると、座れる休憩所が出現。ここで休めとあるのは、その先が大変な証拠だよね(^_^;。
11:00
休憩地を過ぎると、尾根の南斜面を「地味〜に」上り道が続く。心折れることに、なかなか景色がかわらない。ひとつ曲がり道を過ぎると、次の長ーい登り道が見通せるという、「精神的に良くない」杣道が止めどなく出現する。富士登山で経験した吉田ルートの砂利道の下りを思い出した。あれも、ダラダラ続くクネクネカーブを心折れて歩いたなあ(>_<)。

ジオグラフィカ
さて、どれくらい歩いたかとナビで見ると、まだまだ頂上はずいぶんと先だ。・・・見なけりゃよかった(^_^;。林道走行用に導入したジオグラフィカもいつしか、お山のナビにつかう事も増えた。電波の届かないところでも、国土地理院の地図上で現在地を教えてくれるし、走破ログも残せる。もともと登山用のナビだから使いこなせばいろいろな機能があるんだろう。電力消費も上手に使えば、日中の連続使用にも耐えられそうだ。

古びた道標 11:10
尾根を乗り越えるように旧道があったのだろうか。「南東 下麻生 北西 川辺」と刻まれている道標。いつからここで行き交う人に見られてきたんだろう。


第2の鉄塔 11:14
さっきのよりももっとでっかい鉄塔下を通過。4本の電線で構成されているのを見れば、500kVの超高電圧線だろう。下から見上げると鉄塔の高さ、規模の大きさが伝わる。真下からの幾何学構造が美しい。「高圧線の真下ビュー」のフェチになりそう(^^)。

山びこテラス 12:01
単調で地味〜な南斜面の登りもやっと卒業し、尾根の上を歩けるようになる。山びこテラスって言うからには、試さなきゃ。南向きの岩の上から、Hさんが「ヤッホー」とやってみる。ちゃんとコダマが帰ってきたらしい。小生には全く無理だね、まずその岩の上に行けないから。インターネットが始まった頃、「YAHOO」を「ヤッホー」と思い違いしていたねえ(^_^;。

くぐり松
岩の上に根を下ろす古木、折れた枝が復活したように、アーチになっている。そこをくぐるように登山道が引かれている。おもしろいね。



通し岩
こんどは、くぐる岩。「苦苦"り抜け 願いが叶う 通し岩」って立て札有り。先行登山者から、「僕は通り抜けられましたよ」なんて、言われて、Hさんもザックを下ろして挑戦。無事に通過できてよかったねえ(^^)。

納古山登山道との合流点 12:00
遠見山山頂から2時間で納古山の登山道と合流。帰路はこちらを使って下山予定。山頂の矢印をみて、勇気百倍、もうすこしでゴール。


納古山山頂 12:17
遠見山の登山口から歩いて2時間半、最高地点の納古山についたど〜〜。頂上の展望は遮る樹木もなく、まさに360度のパノラマが待っていた。登ってきた苦労も、景色の良さに吹き飛んでしまう。長期予報では雨であったが、この日は願ってもない好天で気温も上昇、風もなく暑いほどの山行だった。

北を望む

白山
堂々たる雄姿を見せる白山。日本海側というのもあろうが、その雪の多さがよく伝わり、白山連峰のでっかさにがーんとやられる。結論だけど、この日見えたお山では、ベストの容姿。いつか小生もあの頂にたってみたい。さらにその西には、温見峠の能郷白山の姿も見えた。残雪のため、あと3ヶ月以上経たないと、温見峠には行けないんだ。

御岳
名古屋からよく見える御嶽山も、ここからはさらに近くに感じる。左手には、乗鞍岳の頂が見えているから、その先には、北アルプスも控えているはずだ。

東を望む

中央アルプス
御岳の右には、長ーい冠雪した山脈が見える。飯田から茅野に続く中央アルプスだ。真ん中あたりのもっとも高いお山が、木曽駒ヶ岳かなあ。その向こうに千畳敷カールがあるんだよね。

南アルプスと恵那山
東には、恵那山がわずかなに雪を頂いて鎮座している。高い山だけど、内陸にあるので日本海からの影響が少ないんだね。その手前の特徴的な平らな頂のお山は、中津川の笠置山に違いない。左奥には、のこぎりの歯のように、南アルプスも見えている。納古山の山頂は、わずか633mだけど、南アルプスから北アルプス、さらに白山連峰まで、中部地方のお山を一望できるお山はなかなかあるまい。しかも、名古屋都心から車で1時間、最短路2時間の山行でここに立てるのだから、納古山、やるなあ。

南西方面を望む
海側の展望も侮れない。遠くには名古屋駅の高層ビルがはっきり分かり、その右手には伊吹山から続く養老山脈も見える。ずずっと先の鈴鹿山脈も亀山あたりまで区別が出来た。こんなチャンスに感謝しよう。


山頂テラス席
山頂をくるりと取り囲むように、テラス席が作られていて、その数10席ほど。小生たちも北面の特等席に座ることが出来て、おにぎりを頬張りながら「ご褒美タイム」を楽しむ。Hさんからチーズやセサミを頂き、エネルギー補給。山行にはエネルギー補給が大切と教わるが、食事時以外に口にする習慣のない小生には、なかなかなじめない。ビール腹の腹腔内脂肪が燃えてくれればいいのだけどね。いや〜、こんなに完璧な景観をまったりと味わえるなんて、超贅沢なテラス席だねえ。

納古山登山道 13:04
景色と美味しいおにぎりで素敵な1時間を楽しんで、さあ下山しましょう。お名残惜しゅう、また来たいなあ。納古山のルートを使って下山、時計回りに駐車場へ向かう。

初球、中級コース分岐部 13:09
程なくすると、初級コースと中級コースに分かれる。中級コースが最短となるのでこれを利用。

13:16
中級コースのハイライトは、この岩場だろう。鎖もロープも用意されていないので、赤いペイントされたくぼみや岩角を信じて、足を乗せて降りてゆく。この岩場は、ずっと下りなので気が抜けない。

断崖部では三点支持で確保しながら、確実に降りてゆく。さすが先輩のHさん、サクサク降りていく。小生もがんばって降りてゆかなきゃ。

そんなに距離はなかったが、岩場区間は変化に富んで面白かった。でっかい一枚岩があったり、ルートを選択できたり、明るい尾根だから気分もよい。

中級コース鞍部 13:49
下りのため、右膝の古傷が自己主張してきて、外側側方靱帯が痛んできた頃、やっと尾根の鞍部に降りてきた。

中級コースは尾根沿いに再び上がってゆくが、鞍部から集落に下る最短コースを進む。もうこの先は、キツい部分がないから、ひと安心。この山行から小生もトレッキングポールを試してみたが、岩場以外であれば、非常に上体が安定して歩行できることを知る。

植林された林の中を、どんどんおりてゆく。森林の香りを感じながら、ゆっくりの歩めば膝の古傷の傷みも忘れてきた。

牧ヶ洞林道 14:05
登山道から、林道に出てきた。まだ早い時間だが、谷間の林道は薄暗く気味が悪い。セローで山奥を走る時に感じるような「恐さ」、やっぱり山登りでも感じる。でも、今日は単独行じゃないんで、その点は心安らか。おしゃべりしながらてくてく歩けば怖さも消える。

大牧谷川 14:37
中級コースの鞍部から、林道を含めて1時間かかって、やっと里らしい景色になってきた。すっかり安堵の気分だけど、この期に及んで、林道のぐちゃぐちゃ、ドロドロに出くわす。

納古山大牧谷登山道 入り口 14:47
やがて舗装路になり、大牧谷登山道の入り口に到着した。あとは国道沿いに歩いて駐車場に戻るのみ、消化試合だ。

高山本線 14:53
高山本線を超えようとしたとき、まさにジャストで踏切が鳴った。かなりビックリだった。ワイドビューが来るかなと期待したが、普通電車だった。1時間に2本しかやってこない普通電車に出会えたんだから、ラッキーかな。

平和錦酒造 15:12
ざっくり、6時間かけて今日の山行は終了。無事に走破できて、充実感に浸る。しかも、素晴らしいお山たちを眺めることが出来て最高だった。ザックを下ろし、登山靴を脱ぐときの快感は、スキーブーツを脱いだときの「アレ」と一緒だね。駐車場の隣は、地元の醸造所。もちろん、お邪魔してお土産を仕入れてきた。

遠見山〜納古山ルート

道の駅 里山の湯
お山の帰りは、温泉がいいね。さっぱりしたいし、疲れた筋肉にもよいだろう。以前は「昭和村」と命名されていた「ぎふ清流里山公園」内にある日帰り温泉に突入。ゆったりとお湯を味わえば極楽極楽。走破距離約10km、6時間の山行は、霊仙山に挑戦への自信につながった。所持品のリストアップ、服装の選択などすこしづつ経験を積んでレベルアップしたいね。

堂上鉢屋柿(オリジナルHPより)
蔵元の店頭に干し柿が売っていた。主の奥さんから、「これは絶品だから」と強く強くオススメがあり。二個入り1000円のおっきな干し柿をお土産に。帰ってから調べると「堂上鉢屋柿」といって、超高級ブランドの干し柿だった。良いものは、1個2000円以上するのも当たり前とのこと。干し柿の旨さを知らない小生は、ばあさんに謹んで献上した。

上撰 金泉
蔵元HPより「飛騨の木材を運ぶ筏師たちに愛された綱場の地酒。素朴な自然が残る山紫水明の地に160年にわたり造り続けられているメイン銘柄。やや甘口でコクの深さが身上です。」この酒蔵の看板銘柄で国道沿いなどでも「金泉」の広告看板をみる。食事と一緒に、熱燗でいただくといいだろうね。

特別本醸造超辛口
蔵元HPより、「優雅な芳香とまろやかな味わいの中に磨き抜かれたコクがあります。本当の酒通が好む辛口です。」小生が本当の酒通かどうかは知らないが、小ぶりの冷えたグラスでぐいっとやってみた。風呂上がりののど越し最高、お腹にしみたねえ。
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