薩埵峠 YAMAHA MT-01 OS 2008
名古屋 7:40
このところ冬眠をむさぼってるMT-01さんを引っ張り出して、どこかへ走りに行こう。Googleマップを眺めつつ、天気予報をみれば関西から東海にかけては晴天マーク。ふと思い立ったのが、雪をかぶった富士山。そう、この天気なら間違いなく頂きも見えよう。天気はよくたって、まだ2月半ば。名古屋の最低気温はマイナス1度、最高気温は12度ほど。あまりに早い出発は「寒すぎる」と思い、日が上がって1時間ほどの7時半に名古屋を出発。寒くない支度をしたつもりだけど、行程の1/4ほどの豊川ですでに指先が凍ってレバー操作も怪しくなってくる。

東名高速道路 由比PA 10:18
遠州豊田PAに飛び込んで、ホッカイロをゲットしてグラブとブーツの中に忍ばせる。あ〜〜、極楽極楽、なんで出発の時に使わなかったんだろう(>_<)。休憩はそこだけで、どんどんと東に進む。吉田ICあたりで富士山をチラ見。やったね頂きもしっかり見えていた。そして薩埵トンネルを過ぎたら、「ばーん」と富士山にご対面。由比PAに立ち寄ってその姿にうっとり。
富士川SAスマートIC
富士川までこれば、遮るモノなく富士山と向き合うことが出来る。スマートICを降りたすぐ先、野田山の東斜面の市道を上がる。


富士山展望台 10:35
名も無き展望台だけど、富士の町と富士山、愛鷹山や箱根のお山も見渡せる。クルマ一台分、ガードレールの隙間から駐車できるスペースのみ。表示もないのに、なぜか集合写真用のお立ち台がおいてあったり。流れ雲がちょうど山頂付近を隠していてなかなかどいてくれない(>_<)。

お立ち台の上にデジカメを置いてポートレート。1700ccのエンジンを抱くようにフレームが伸びたMT-01、そのボリューム感が強い存在感を示す。とりわけ斜め後方からのフォルムが好きだね。冬に愛用してるフィンランドの「シニサロ」ジャケット。スノーモービル用なんだけど、バイクで使ってもぜんぜんOK。もう10年近く重宝している。

蒲原海岸 10:50
富士川の河口から東に続く美しい海岸線。風は冷たいが、春めいた陽射しがやっと凍えた体を溶かしてくれる。歌川広重の五十三次浮世絵で、蒲原の宿を「雪景色」で表現していたのを思い出す。こんな海沿いの温暖な地域で、敢えて雪景色を持って来た真意は何だろう?

由比 定食や あおぞら
お昼ご飯はご当地のモノと決めていた。思いついたのが由比の桜エビ、以前たちよったJR由比駅前の「あおぞら」に開店時間10分後にやってきた。さて、なににしようかな、入り口に向かうと「臨時休業」の看板だ。

由比 ごはん屋 さくら
第2案で、国道沿いの定食屋さんに来てみたが、なんとここも「臨時休業」・・・なんてこった。ランチ難民だ。


由比漁港 浜のかきあげや 11:20
ついに第3案まで登場。漁港内にある漁協運営のめし屋さん。よかった、ここは営業していたよ。今は桜エビの休漁期間なので、食材が少ないのもお休みの理由かもしれない。
桜エビかきあげうどん
とんぶりか麺か、体を温めるにはうどんでしょ。かきあげうどん1000円をお願いして、日だまりのテラス席(おしゃれ感ゼロ)でうどんをすする。エビが一杯詰まった贅沢なかき揚げが2枚、美味しく頂いた。


由比の旧道(旧東海道)は桜エビのお店が点在している。漁の期間じゃないけど、何かないか立ち寄る。家族も桜エビは好きなので、夕げの食材用にいくつか宅急便で送ってみる。桜エビの釜揚げ、かき揚げ、イカの醤油干し、イカの塩辛など、皆で食べよう。
旧東海道 12:00
由比を貫く旧東海道を西に進み、薩埵峠に向かう。この通りは、宿場町の風情も残り、本陣で天皇も泊まった本陣が残っていたり、大正時代の洋風建築もあったり、なかなか味のある通り。

薩埵峠へ
現在の集落から、ぐいっと坂を登ってゆくのが旧東海道。2015年に清里で開催された「MT-01 10周年ミーティング」に向かう途中、ここで鋭角に回ろうとしてバイクを倒してしまったことがあった。エアバックが作動してしまって、以降ジャケットは単なるお荷物になったっけ。そんな苦い思い出が蘇り、今度は絶対に転けないようにと、こちら側からの侵入とし、一気に駆け上がった。やったね(^^)。

由比PA近く
対向車が来ないことを願いつつ、山肌にへばりつくような狭い旧東海道を峠にむかう。ぱっと開けた場所は、由比PAの裏山を上がった場所だ。駿河湾がキラキラ光っている。

薩埵峠(さった)12:15
下の集落から1kmちょっとで、薩埵峠に到着。由比の海岸の向こうに、雲が消えてベッピンさんになった富士山を美味しく頂く。ここへのアプローチの道がよくないので、有名な峠ではあるが、観光客もまばら、静かにお山を眺めることが出来た。この先に人が通るだけの旧東海道が続いているが、災害で展望台には行けないよう。

あ〜〜、美しい。古代から富士山信仰が脈々と続いているのが頷ける。白山、御嶽などなど、各地の雄雄しいお山たちも信仰の対象だ。ずいぶん昔に、家族で富士登山を試みたが、小生と長女は登頂に成功、次女は行きのバス内ではしゃぎすぎて、眠けのために途中で断念した。いつかは家族みんなでそろって登頂しなきゃね。

三保の松原 13:05
ここまで来たら、三保の松原も外せない。信号待ちの多い清水市内を我慢して通過、やっと三保に着いた。以前より駐車場も綺麗になり、「みほしるべ」なるおしゃれな観光センターのような施設が新設されていた。



三保海岸
三保海岸沿いに5km続く松林、そして真っ青な海、端正な富士山の姿は、日本最初の名勝地指定を100年前に受けた。陽射しも一杯の海岸は、観光客がそれなりに来ていた。若いカップルも散見するが、おしゃれなパンプスで砂の上を歩く女子もいた。あれは、彼氏が配慮してやらないといかんわね。今日は三保の松原を歩くよって、前もって伝えて上げなきゃね。
二代目 羽衣の松
「美しい天女が水浴びをしていると、その衣を通りかかりの男に奪われ、やがてその男と所帯を持つ。」という日本各地に伝わる羽衣伝説。この地域にも残っていて、その羽衣を掛けたとされる羽衣の松。初代の松は、富士山の噴火で消滅し、二代目の松も平成25年に枯れてしまった。

三代目 羽衣の松
現役三代目(樹齢200年)の羽衣の松は、二代目(樹齢650年)のお隣。さすがに勢いの良い三代目ではあるが、まだまだ貫禄が備わっていない(^^)。

神の道 13:36
三保の海岸から松並木が500mほど、内陸に続いていて、海側の先端が羽衣の松となる。神の道と呼ばれる参道で、木板で歩きやすいように設えてある。


御穂神社
紙の道の先のお宮さんは、大国主を祀る御穂神社。謂れは、ヤマトタケルが社領を寄進したとも、出雲の美保神社から遷座したともいわれる。海の向こうからやってきた神様を、海岸でお待ちしてお社までの通り道を用意するなんてのは、神無月に行われる出雲大社の稲佐の浜の神事と全く同じ。遠州のこの神社と出雲とがどうやってつながっているのか、想像するだけでも楽しいね。そうそう、三保崎の美保神社も海に面したお宮さんだったね。御穂と三保は、偶然ではないだろう。


清水次郎長の生家 14:05
清水市内で「次郎長の生家」って案内を見かけた。清水市内を流れる巴川の旧市街地にあって、次郎長通りと呼ばれている。無宿人となり、博徒として名をあげた次郎長は、地元清水で一家を立ち上げる。周辺の博徒たちと争い勢力範囲を拡大しつつ、地域の顔となる。

清水港船宿記念館 末廣
海運を中心に活躍すると共に、地元の発展にも力を注いだ。やがては、現在の警察署長のような役も担った。二代目の奥さんである「おちょう」さんが切り盛りした船宿が巴川沿いに再現されていた。次郎長を紹介するビデオをたっぷりと勉強、面白かったね。
清水日本平パークウエイ 14:50
富士山の旅の〆は、日本平に上がってみることに。清水市内からワインディングを駆け上がると、右手に駿河湾と清水の街並、そして午後の西日に照らされる富士山が見えてきた。


日本平夢テラス 15:00
日本平夢テラス、日本平の山頂にある静岡テレビの電波塔をぐるりと取り囲むように回廊が作られ、絶好の展望を提供している。八角形をした建物は、ウッディな作りで法隆寺の夢殿を連想したが、帰宅してから「まさにその通り!!」と知恵を頂く。隈研吾という新進のデザイナーによる作品で、新しくなった国立競技場も彼の手による。


河津桜 日本平 15:18
15時には撤収しようと決めていたので、本日の徘徊はこれにて終了。ロープ-ウエイから久能山東照宮の参拝も行きたかったが、時間切れだね。次回は、1159段の石段をトレーニングがてら、歩いて参拝に来よう。

タミヤ
小生の大好きなプラモメーカー、タミヤのでっかい看板。そうそう、田宮本社では歴代のプラモの展示や所有するF1などを見ることができるが、予約制とわかり断念。静岡は国内のほとんとのプラモメーカーが本社を構えているところ、なんででしょうね??

日本平久能山スマートIC 15:45
日本平に近いスマートICから帰路につく。このところ、この手のスマートICを多く見かけるようになった。ETCの普及もその背景であろうが、ここもそうだし、舘山寺スマートICなどは、観光地へのアプローチがずいぶんと良くなった。対して、名古屋の守山PAからのスマートICなどは、地元民の通勤や運輸などに役立つはずだ。


三好IC 17:25
富士川で満タンにしたMT-01もいろいろ立ち寄ったから、名古屋までの200kmを無給油で帰れるかなと思っていたら案の定、豊川あたりで燃料警告灯が点灯。上郷SAで給油すればいいのを、クソ高いガソリンを入れたくないばっかりに、通過してしまった。そうなるとガス欠の心配が大きくなって、びびりの小生は名古屋の手前三好ICで降りる。給油は出来たが、夕刻のR153渋滞に掴まってしまい、すっかり余分な時間を費やして、日没になってしまった。

名古屋 18:03
夜間走行はなるべく避けているが、家に着く頃には黄昏も終わろうとしていた。アップダウンの街並の向こうに赤い点滅ライトのビル群が遠望できる。さあ、今日も一杯走ったよ、期待通りの富士山をたっぷり楽しんだ。早く温かいお風呂に浸かって、冷えたビールを頂こう。
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