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プラモ製作記 17 リジェ JS11 1/12 エレール

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リジェ JS11 1/12 エレール
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 大っきな1/12サイズのF1プラモは、我らがタミヤの独壇場といえるが、少量ではあるが海外メーカーもキット化している。イタリアのプロターやイタレリなど思い浮かぶがが、フランスの雄、エレールも2製品見つけることができる。ルノーのRE20とリジェJS11だ。REはタミヤでも製品化しているので、ここは稀な「リジェ」を組んでみましょう。パッケージは、モナコあたり走っているイラストなんだけど、日本のイラストレーターと比べようがないほどの稚拙な出来。これじゃあ、購買意欲おきないねえ(>_<)。まあ、贅沢言わず、リジェなんて珍しいキットを作ってくれただけでも、感謝しなきゃね。
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 コンテンツに比べると、妙に大きなパッケージ。仕切りが無いからガサガサ、ゴソゴソ、透明パーツなどが擦れて傷が付いちゃいそうだ。組み立て図を見れば、ざっくりした絵図にコメントのない無愛想。現物の凹凸やイラストから想像を働かせ、こんな感じかなって組んでいく。
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 車体のブルー、ボディのグレー、メッキパーツなど、塗装しなくても雰囲気は出てくれそう。日本製のプラモより、海外のものは樹脂が柔らかい気がする。デザインナイフで削っているとよく分かる。加工しやすいのは○だけど、歪みが多いのが難点のような気がする。
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 出荷されて40年にならんとする経年劣化でタイヤがえらいことになっている。ラバーというより柔らかいプラスティックの素材はクタクタで使えず。同年代のタミヤのフェラーリ312 T4のタイヤを別途購入してこれを流用とした。一台分、990円でタミヤカスタマーサービスから届く。フィッティングも問題なしで流用可能。
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 ランナーに組まれたパーツをみれば、圧倒的にその数が少ない。エンジン周り、足回りともタミヤの半分以下、大雑把なできあがりになりそう。そうだなあ、妙にでかい1/24サイズのキットと言われれば納得しそう。
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 シートに刻まれたシートベルトがもの悲しい。こんなんなら、刻まない方がいいでしょう。リューターでゴリゴリ削って、せめてシートベルトくらいは追加で加えてやろう。
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 タミヤならビニールチューブやコードで再現するプラグコード、燃料パイプを柔らかい樹脂を用いているが、これをコードとして使うには如何ともしがたい。タミヤの作り方にパテントなどがかかっていて「マネ」出来ないんだろうか。
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 エレールのキットでいくつか驚かされる部分があるが、これが最強だろう。付属の針金でスプリングコイルを自作するんだ。らせんを作る治具に針金をグリグリ巻いて、ペンチで切ればあら不思議、コイルっぽくなりました。
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針金のスプリングじゃあ可動は出来ず、形だけの再現。無理にこれを使わず、タミヤのスプリングをストックから流用(>_<)。
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 足回りのアッパーアームは、まるで板チョコのように四角い板。。。。実車の写真を参考に、端をガンガン削ってスムーズに成形する。
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 サイドポンツーンはウイングカーの大事なパーツ。インテークのメッシュをクリアパーツで再現してるけど、これは無いでしょう。。。。さすがに可笑しいので、インテークは手を入れることに。
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 スモークを塗っておしまい、ってお手軽もあったけど、裏にメッシュシートを貼る作戦とした。インテークの裏側にメッシュが貼れるように細工する。
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 サイドポンツーンのスカート部分は先にマッドブラックで塗装してマスキングテープで隠しておく。パーツの合わせ目が目立つので、ここはしっかり修正したい。パテを埋めてゴシゴシ。
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 エンジン、足回りもサクサクすすめる。それっぽく出来上がってくるけど、パーツの作り込み、詳細さが大雑把、計り知れず。イタリアのプロターでは、小さな20個近いパーツで再現したアクスルシャフトも、たった1個でおしまい。豪快というか、アバウトというか。
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 なるほど翼の形といえるサイドポンツーン。造りすすめてゆくうちに、レベルのフェラーリ256同様の大味な造りで味わった絶望感がよみがえってくる。詳細に手を入れる技量は持ち得ないので、ざっくりと外観を楽しむモデルと割り切ろう。そう、1/12のトミカだ。
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 オイルライン、冷却のパイピングなど一切なし。あるのは、プラグコードと燃料パイプのみ、タミヤのモノを流用して補う。
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 ボディはフランス車らしい「フレンチブルー」の指定。タミヤのスプレー缶で製品になっているので、これを使う。キットのパッケージはもっと濃いブルー、スプレーの発色はスカイブルーに近い鮮やかな青。実車の写真を見ても、やはりこちらに近いブルーだと思う。ルノーのラリーカーやアルピーヌA110などを連想するが、フランスのナショナルカラーが、ブルーだ。
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 ステッカーをどうするか悩んだ。アフターマーケットでは、1/12のリジェ用を見つけることは出来なかったし、「Gitanes」のロゴは版権のためか省かれているし。。1/20リジェのタミヤのデカールを拡大してステッカーを作成することも考えたが、サイドのみならず、フロント、リアウイングにもGitanesと入れなきゃならんので、とても煩雑になりそうであきらめた。サイドの白いピンストライブは、デザインナイフよりも、カーブが切りやすいハサミも使いやすい。特に外科手術用で使っていた「曲がりのメイヨー」がカーブに切ることが容易だ。元手術で使っていたモノだから、切れ味もOK。外科手術で使うハサミは、このような「曲がり」の刃先がほとんど。この方が、組織を切る場所がよく見えるし、ピンポイントで刃先が入るからだ。
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 白の塗り分けを塗装で再現したかったが、赤のピンストライブがあったんで面倒だ。なので、古く、信頼できないキット付属のデカールを勇気を出して用いる。局面に馴染むように「ソフター」をたっぷり使う。貼っている最中の「しわ」はソフターなどのおかげで、乾燥するとパーンと張ってくれる。でも、白の発色が弱くて裏地が透けたり、皮膜が薄いので敗れかかったり、大変。
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 サイドのエアインテークもそれっぽく仕上がって、これで許してもらおう。
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 乾いてくると、しわしわだったデカールもどうにかフラットに。白く塗ればよりキレイになっただろうにねえ。
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 クリアパーツの組み付けはいつも気を遣う。跡がキレイに仕上がる接着剤を使って、先ずは固定。
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 ピンバイスで貫通した孔をあけ、ライナーを溶かして作った細い棒を突っ込んで接着。手前の切れ端を線香の熱で溶かして「リベット」を表現する。細かな作業が楽しいね。
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 サイドミラーを接着固定するには強度が足りない。付けてもすぐにとれちゃうだろうから、針金を芯にして串刺し。最後に出っ張った余分な針金をニッパーで切れば出来上がり。
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 さあ、完成。エレールはフランスのメーカーで、1957年にパリで創業、その後、様々な企業に買収されたり、合併されたり数奇な経歴の後に、現在も継続中。フランスのクルマや飛行機など、レアものが多い。F1については、1980年代前半に、このリジェとルノーRE20を1/12で製品化したが、さすがにタミヤやプロターと比較されると分が悪かった。それでも、自国のF1カーをキット化しようとした意気込みは大事。海外の古いプラモで大味なキットに慣れてしまった小生には、これを素組みで済ませてしまう暴挙も ”藤井 空” 的に「へでもねーよ」だね(^_^;。

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 シートベルト追加は正解だった。これがなかったら、1/43と言われても信じるくらい大雑把なディテール。
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 エアファンネルもクリアパーツで再現されていたので、墨入れ用のブラックで淡く塗ってみた。カウルでほとんど隠れちゃうから、雑な造りもばれないで済む(^^)
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1979 モナコ Jacques LAFFITE
 リジェは、フランス人ドライバーのギ・リジェが立ち上げたフランスを代表するF1チーム。1976年の参戦から1996年にプロストグランプリとなるまで、20年間活動した。特に、1979年のJS11は、ラフィットとデパイユの2台体制で開幕2連勝などでコンストラクターズでも3位となる、リジェの歴史の中でもっとも輝いた戦績を残した。なるほど、フレンチブルーに塗るだけで、フランス車の雰囲気が出てくる。ピンと跳ねあがったサイドパネルやアッパーカウルのとんがり帽子のようなエンドの処理など、「オレは速いんだぞ」的な心意気を感じるデザイン、いいね〜。

Commented by pirokinpirokin at 2023-03-13 06:46
繊細で手間がかかる作業ですね・・・・
組み立て合わせて色を塗る・・・・
・・・・・・・
私も橋で同じことをしているな?なんて思いました(;^ω^)
Commented by Rip at 2023-03-13 09:34
雑なパーツもakaneさんの手にかかれば立派な仕上がりへ。
まるでヨシムラ流ゴッドハンドのような感じです。

このマシンはあまり記憶にありませんでしたが、一時乗っていたパトリック・デパイユは好きなレーサーでした。
その後死んでしまいましたが。
Commented by akane8150 at 2023-03-13 13:31
>ピロキンさん こんちは
貴殿の今の現場 まさに塗装作業。下地の準備と養生、マスキングが出来るまでが正念場ですね。小生は趣味の塗装技術ですが、施行の大変さは理解できます。作業の進捗を見守っております(^^)。
Commented by akane8150 at 2023-03-13 13:39
>Ripさん こんにちは
パトリック・デパイユは、6輪ティレルで有名になっていますが、その後のリジェでも優勝など活躍しています。フランス人としてオールフレンチのチームで優勝できたのは嬉しかったでしょうね。その後、アルファロメオに移籍した1980年にテスト中に事故死。わずか35才の若さだったそうです。
Commented by bluecapri at 2023-03-13 17:35
タミヤさんの品質が如何に良いのかを思い知らされますよね…。海外模型、手に取る勇気がありません(泣)
Commented by akane8150 at 2023-03-13 21:45
> bluecapri さん こんばんは
いやいや、国内メーカーの製品、安心して手を出せます。それでも、大昔のアオシマとはフジミはB級品のイメージがありましたが、昨今はすっかりカチッとした製品を出すようになりました。特にアオシマのバイクとクルマにかける情熱は素晴らしい!!。
Commented by shb3539 at 2023-03-14 13:54
見事な出来栄えに感嘆!製作時間はどのくらいかかるのかしら。グリ-ンのマット、雑然とした工具類が工房の楽しさを現しています。一心不乱集中している雰囲気が伝わってきます。
Commented by akane8150 at 2023-03-14 18:01
> shb3539さん こんばんは
いやいや、妥協の産物、お恥ずかしい。毎日、1,2時間づつ、ビールを飲みながらの作業、そんなで2週間ぐらいはかかってるんでしょうか。
作業台は工具や部材が散らかっていますが、それはそれで扱いやすいんですよ(^_^;。
by akane8150 | 2023-03-13 06:00 | プラモデル製作 | Comments(8)

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