
霊仙山山頂 10:50
6年越しの願いが叶って、霊仙山に登頂することが出来た。感無量、このお山のおかげで、登山をしてみようなんて思い立ったのだ。天気予報とにらめっこではあったが、合格点の天候のもとで、山頂の展望を味わう。
霊仙山前半はこちら
琵琶湖一望
西方をみおろせば、それは琵琶湖を一望することと同じ。右は長浜のずっと先から、左は近江八幡あたりまで、春霞の中でも同定できる。パノラマ写真を撮れば、1枚の画像にはなるけど、その場で自分の両眼でみた大パノラマには、勝てやしない。お山にのぼった者にだけ味わうことのできるご褒美だろう。
山頂避難小屋
愛用しているオリンパスTaugh6は、水中でも撮影できるくらい雑に扱え、ツーリングや山行で活躍してくれる。しかし、もっと広角、もっと望遠となると役不足。広角は、iPhoneの広角で小生には十分なので、遠望の写真を撮りたいという思いから、Canon M200を使ってみた。さすが、離れた避難小屋もずいぶんとクッキリ写してくれる。
経塚山
これから登るお隣の峰も、登山者の様子がわかるほどズームが効いている。背景を組み合わせれば、奥行きのある画像も残せそう。
彦根市街地
Canon M200
肉眼ではぼんやりとしか見えない遠望の彦根もそれぞれの建物が判別できるくらいよく見える。これらは手持ちで撮ったにもかかわらず、ブレを感じない。手ぶれ機能も優れているのだろう。搭載に余裕のあるとき、遠望がとりたいときなど、M200も携行してみようと思った。


さて、山頂での写真も撮って、憂い無し、さあ下山に向かいましょう。まずはお隣の経塚山に向かう。

山頂付近は、石灰石がゴツゴツと、それ以外は草地と苔が生えている。以前は、もっとクマザサが生い茂っていたが、鹿による食害によって山肌がむき出しになってしまったらしい。この日も5、6頭の野生鹿の群れを山頂近くで見かけた。伊吹山では、柵によってお花畑が守られていると聞く。このままでは、あの美しい福寿草たちも根絶してしまうだろう。米原市や森林組合と力を合わせて対策をねってほしい。

経塚山 11:05
霊仙山は山頂に来ても、峰が3つあるので、そのたびに登らなきゃならない。最後の登りと思って、経塚山を登り切る。この後は、もう、登りは無いだろうと思うと、嬉しいねえ。経塚山を北東に峰を進めば、すぐその先に避難小屋、さらには、柏原登山道となって、直線7km先の東海道線柏原駅に続く。

霊仙山の山頂は、約1km四方のカレンフェルト地形。なだからな3つの嶺を巡回するように登山路が続く。経塚山をおりれば、あとは下る一方だ。


お虎ヶ池 11:25
なだらかな頂上には、鳥居(霊山神社)が祀られた池がある。鳥居はあっても、社は見ない。これは、池自身が御神体なんだね。枯れることなく水をたたえる池は、麓の集落にとっては雨乞いの対象となろう。ところで、お虎とは、どうして名がついたんだろう? 調べると以下の通り、
水辺遍路さん(https://bunbun.hatenablog.com/entry/otoragaike)より引用、
伊吹山の伊吹三郎と夫婦になった霊仙山のお虎。伊吹三郎は歴史上の人物ではなく、神族であろう。伝説では年に一度、伊吹山から訪ねてくる夫のために、お虎さんがこの池の水で米を洗ったため、その研ぎ汁で池の水と下の滝が白濁したという。

鹿の害にあってか、頂上付近は少しの木を除いて丸裸。その表面に踏み跡のような線条が見える。そっか、これは獣道だね、クマザサなどが食べ尽くされて地面がみえてるんだ。植生がかわったことで、動物たちの分布もすっかり変わっただろう。

七合目 お猿岩 11:36
霊仙山のフラットトップな世界も「お猿岩」の標識から先はさよならして下界に向かう。真っ直ぐに向かう旧道??はロープで閉ざされ、左に巻いて降りるルートになっている。銘板にお猿岩とあるが、いったいどれがそれなのか、見渡しても分かんない。


6合目 11:46
6合目前後は、尾根道だったり、つづら折れだったり、グングン高度をさげる。それだけならいいけど、路面が砂、粘土状で根っこや岩など引っかかりが無いものだから、足下が「滑る、滑る」。ポールをつっかえ棒に、ゆっくりと降りるのだが、しりもちの1つくらいは覚悟した。

先達のHさんは、すいすいと先に進むが、小生は転けないようにと自然にペースが落ちてしまう。

5合目 11:54
五合目には、展望台と書かれてあるが、ちょいと長浜方面が見えるだけ。そっか、下から上がってくると、ここで始めて遠望が味わえるんだね。

明るいなだらかな尾根は歩きやすくペースも上がる。このあたりも以前は笹藪で覆われていたと聞くが、すっかり丸裸。

大洞谷源頭 12:12
しかし、5合目付近の穏やかな斜面も、後半は急坂となり転ばないように降りるのがやっと。そのうちに、両足のつま先に痛みを感じるようになってきた。特に左足はズキズキとうずき出す。大洞谷におりると、こんどは沢に沿ってドンドン高度を下げる。

左はトンデモナイほどの深い谷、滑落したら上がってこれないなあ(>_<)。痛む足は横向きに、「カニさん」歩きのように少しずつ降りる。しかも路面は滑りやすく、ポールの先端もしっかりと地面を掴まないから、なおさら怖い。足の痛みのために、時々歩をとめる。


汗拭き峠 12:25
Hさんには何度も立ち止まってもらい、迷惑を掛ける。転ばないこと、これ以上足の指先に負担が増えないよう、ゆっくりと前に進む。そして苦難の先に、汗ふき峠に到着。右に下れば榑ヶ畑登山ルート、左に折れれば落合方面。多くの人たちが、このような鞍部の峠で、汗ふきながら休憩するのは容易に想像出来る。だから、汗ふき峠ってのは、ドンピシャリ。でも、ありそうな名前の「汗ふき峠」って、検索すると日本中で、この峠しか出てこない(^^)。


さあ、あとは消化試合のようなもの、と「舐めていた」が、これはまちがいだった。スリッピーな急坂がところどころあって、設置ロープにしがみついての下降とか、危うく沢に転がり落ちそうになったりと。やはり、足先に力が入らないので、どうしてもふらついてしまう。ポールの力を借りようと上腕で踏ん張りすぎて、今度は腕も疲れてきた。

ドボン
登山道の崩落のため、沢渡りをしなきゃならない場面に遭遇。たまたま先行していた小生は、2mほどの向こう岸まで石伝いに渡り始めたが、、、斜めになった石を信頼したばかりに、バランスを崩し後方へ転んでしまった。転んだ先は清らかな冷たい沢の中、見事な尻餅、「ドボン」であった。すぐさま起き上がるが、あっというまに下着まで濡れてしまう。ずいっと冷水が染みこんできて、お尻が冷たいのなんの(>_<)。やっちまったねえ。せっかく、良い絵面を提供したのに、Hさん、転んだ写真でも撮ってくれれば良いのにねえ(笑)。

二度目の沢渡りは、小生には畏れるもの無し。もう、濡れようがお構いなしで、ジャバジャバ渡渉する。対して、絶対濡れまいと、Hさんは足場を選んで渡り始める。写真構えてるから、かっこよく落ちてくださいよ〜〜〜。でも落ちないんだよねえ。お上手(^^)。

林道終点 12:55
ドボンしちゃったんで、歩くたびにパンツに冷たさを感じる。あ〜、幼い頃の「お漏らし」って、こんな感じだったかな(笑)登山道は木立の中から、砂防堰堤のある林道にでてきた。もうここまでくれば、つま先に荷重もかからないから足の痛みもひと安心。おしゃべりをしながら、落合に向かう。以前には、セローでここまで探検に来たことあり。

支流の分岐には、登山道を示す案内板。このような整備は誰がやってくれてるんだろう。地元の愛好家たち?、市役所のお仕事??どちらにせよ、ピンクテープといい、登山やハイキングは、同好なものたちの協力と助け合いが大事だね。


落合 13:08
足にトラブルを抱えながら、ちゃんと予定どおり落合まで戻って来れた。Hさんが登山届の箱をあけるも、用紙はなく忘れ物が入ってるだけだった。人の多い夏は未だしも、冬の霊仙山も登る人たちがいるようで、そんな際には「届」を出す必要があるだろうね。


今畑登山口 13:14
さあ、ゴールインの今畑に到着。前半に登り300mのキツい西南尾根を登ったのは正解だっただろう。小生はトラブルを抱えての下山だったが、Hさんは腰の痛み知らずに終えることが出来た。走破する自信が無いなんて言っていたから、これですっかり自信がついたんじゃないかな。小生の反省点は、靴の履き方かな。ついついゆるめに縛ってしまい、かかとが遊んで登りでマメを作る。また締め付けすぎたのか、歩き方が悪いのか、下りで指のツメを痛めてしまった。これは、次回への課題だね、勉強と対策をしなきゃ。さて、重い靴を脱いで軽くなったら、養老温泉、ゆせんの里に浸かって帰りましょう。そうそう、運転席のシートが濡れないように、登山クッションをひいて座った(^_^;。
霊仙山 西南尾根
今回の山行、トータルで10kmの走破、標高差860mほど 所要時間は6時間24分(休憩60分を含む)。西南尾根の辺りの景観は、アルプスの山を登っているような体験が出来たし、山頂周囲のカルスト地形のフラットランドは、非日常的な世界。素人の小生から見ても、霊仙山の魅力を感じることが出来た。夏はヒルが出てくるというので、紅葉の秋の頃に再訪したいね。
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