
GL1200 + 東海サイドカー 1986年

名古屋フェリー埠頭 4/28
一年でもっとも長期休暇が作れる楽しみなGW、今年はどこへ行こうか。久しく九州にも行っていないし、学生以来の対馬・壱岐にも再訪したいし。。。悩んだ結果は、行ったことが無い地域ということで、北海道の日高、帯広方面をじっくり回ることにした。GWの前半、4/29,30は家族旅行なので、4/28にサイドカーを太平洋フェリーの名古屋埠頭に預けた。これ以降は、手数料がかかるが、乗船から下船まで、すべてお願い出来る「無人航送システム」を活用する。名古屋から苫小牧までほぼ2日間かかるので、休みが限られている場合には、バイクだけ送るってのは、ナイスだね。

名古屋 出立 5:40 5/2
4/30に名古屋港を出たフェリーは、5/2の10時頃に苫小牧に到着。それに合わせて、新千歳行きの1番便で中部国際空港から北海道に向かう。

中部国際空港セントレア 7:00
名古屋の自宅からセントレアまでは意外と時間がかかる(約1時間)。地下鉄で金山まで、そこから名鉄のミュースカイ(座駅指定特急)にのって空港駅まで。

名古屋上空 8:34
飛行機に乗り慣れていない小生は、携行禁止物はないかとか、チケットは持ってるかなど、毎度緊張する。そんなハードルを乗り越えて、無事に空の上となる。北に向かって離陸すれば、名古屋市内を縦断し松本方面に飛行機は抜けてゆく。右側の座席を選べば、自宅上空も体験できる。離陸4分後には、東山公園があれで。。。平和公園がそこで。。。んっじゃ、お家はあの辺か。

男鹿半島 下風呂温泉上空 9:34
天気が良いので、御岳、乗鞍、北アルプスの上空は、爽快な景観を楽しんだ。新潟上空から日本海を海岸線を見ながら北上。離陸して1時間で男鹿半島を横切る。真下は、東北旅行で思い出のある「下風呂温泉」あたり、くそ熱い硫黄泉を思い出した。あ〜、また行きたいねえ。

新千歳空港 10:00
やがて左手に北海道の陸地が見えてくると、すぐに着陸だ。この席を選ぶと、フラップの作動がよく見えて楽しい。アプローチに乗っかると、スピードブレーキの展開が始まり、着陸すると全開、エンジンは逆噴射。この一連の作動は見ていてホントワクワクするね。搭乗機は、737-800 国内でJALを使うときは、これが多いような気がする。

苫小牧駅 11:10
空港からフェリーが到着する苫小牧までが、JRを使って移動。苫小牧駅からフェリー乗り場まで、一日数本のバスが出ている。これに乗れなければ、タクシーの利用。

道南バス
滞りなく、予定のバスに乗ることが出来た。道南バスは昨年のGWでもお世話になった公共バス。それにして、さびだらけの車体は歴戦の勇士と思える貫禄だ。この車両も大都市などで使われた後の余生を過ごしているはず。大都市のバスでは考えられないボロボロさ、ある意味、すがすがしい。

苫小牧港ターミナル 11:25
駅を出たバスは、結局終点のフェリー乗り場に着くまで、乗客は小生ひとり。しかし、フェリー乗り場のバス乗り場には、フェリーから下りてきた乗客が長蛇の列を作っていた。皆さん、これに乗らないと鉄道に乗れないもんね。バスの運転手さん、どうしたんだろうねえ(>_<)。

苫小牧西港 11:50
6時間弱で、名古屋の自宅から苫小牧のフェリー乗り場にやってきた。11時に着岸したフェリーからは、既にGLばあさんが待機所まで下船されている。係員と手続きを済ませ、バイクのキーを受け取る。さ〜〜、いよいよ、GLばあさんと道東の旅を始めよう。今回の行程をこなせば、クルマ・バイクを含め、自分で運転した足跡は、ほぼ全国制覇したことになる。

日高町 いずみ食堂 12:50
小生は旅行の道中、どこに立ち寄るかなど、Googleマップを丹念に調べて情報を得ることにしている。この日の昼食は、苫小牧から60km先の日高市にある食堂。うどんのような太くてワシワシ系の蕎麦、鴨せいろの汁のしっかりした味付け、そしてたこのかき揚げとたこ飯が評判と知る。楽しみにやってきたが、さすがGW。ここで時間は費やせない、断腸の思いで(大げさな(^^))でパスして先に進む。

日高町 厚賀
北海道の太平洋側の道路は、室蘭から浦河までのR235、そしてそこから釧路までのR336の2本で網羅している。本州に比べれば、かぎりなく信号は少ないし走りやすい路。ただし、市街地に入れば制限速度が下がるので要注意、そんな場面で速度取り締まりをやってたりする。地元の速いクルマが迫ってきたら、さっさと路を譲って先行してもらう。


らーめん銀兵衛 13:20
よさげな店があれば入ろうと東に進むが、なかなか出てこない。というか、食事できるお店が少ないのだ。15kmほど走って、ラーメンの暖簾を発見、やっとお昼ご飯にありつけた。北海道なら、味噌でしょ。しかもマーボーとは変わってる。ということで、「辛味噌マーボー麺」を選択。ちじれ麺と辛味噌が絡んでなかなか濃厚、なので豆腐がクドさを中和して面白い味だった。飛び込みでしたが、美味しかった、ごちそうさま。

大狩部駅跡 13:45
Googleマップで、海岸線に日高線の駅跡を発見していたので、海岸線を覗いてみると。。。線路の基礎が海にすっかり洗い流され、レールが宙ぶらりんになっている。ここに駅があったなんて、信じられない光景だ。

以前の大狩部駅
2年前のGoogleマップの画像を引用してみると、使われなくなった駅舎や線路はまだ残っている。この間に海岸が浸食されて、ホームごと流されてしまったようだ。この光景で俄然と日高線に興味が湧いてきた。この先、日高線の廃線跡を走るので、それぞれの名残の跡を見てこよう。

日高町 サラブレット銀座公園
日高は競走馬のふるさと、このあたりも小生は未開の地、じっくり見て回ることに。まずは、入口とも言える公園に立ち寄る。公園から北に延びる県道は、約8kmの直線路の左右に大規模な競走馬の牧場が連なっている。天気も快晴、よい日に来ることが出来た。

公園には観光客への注意書き。要約すれば、牧場に入るな、大きな音を出すな、フラッシュは使うな、食べものを与えるな などなど。当たり前のことだけど、牧場からの苦情が絶えないらしい。

r209 サラブレット銀座 13:50
苫小牧から走ってきて、直線路が多いことに感激しまくりだったけど、数時間も経てば、感動の閾値も上がりなんとも思わなくなっている。左右に牧草地や原野、そして真っ直ぐな先に、お山たち、こんな景観が繰り返し目の前に現れる。


牧場には競走馬になるであろう子馬をたくさん見かける。いずれも生みの親となかよく草をはんでいる。この春先は出産シーズンで、子馬たちはまだ生後2,3ヶ月であろう。陽射しの暖かい、明るい牧草地をノンビリと親子の馬を眺めるのも十分に癒やされる。

優駿記念館(ゆうしゅん) 14:00
怪物”といわれた平成のスーパーホース「オグリキャップ」の功績を讃える優駿記念館を訪れた。公的な記念館ではなく、優駿という競走馬の商社が運営して、オグリキャップが晩年にすごした牧場だ。

オグリキャップ
オグリキャップは、岐阜の笠松競馬場で競走馬として活躍し、その後中央競馬で輝かしい戦績をのこした。1990年の引退試合となった有馬記念の劇的な優勝は、競馬を知らない小生でも感動した。「オグリ」コールの中、スタンド前を闊歩する雄姿にしびれた。4年間の競走馬としての役割を終え、1991年から骨折による安楽死する2010年まで、この優駿の牧場で暮らした。記念館前には、オグリキャップの戦績と実物大のブロンズ像、死後もこれだけ手厚くされるとは、競走馬冥利につきるだろう。

売店の棚を見て、「おお」ってなったね。実際の競走馬に似せた馬のぬいぐるみ、20種類ほどもあろうか、その馬の毛色などリアルに再現されている。ご贔屓の馬があれば、これは欲しくなるね(^^)。さすが、競馬馬の里、競走馬に対するこだわりや愛情にあふれている。



二十間道路 しずない桜まつり 14:35
サラブレット銀座のある街並のもう一つ東の地域に、南北に7kmほどの直線道があり、その道幅から「二十間道路」と呼ばれている。その沿路にはずーっと桜並木が続き、満開ともなれば、多くの人々を惹きつける。桜は、エゾヤマザクラが大半で、すでにすっかり葉桜になっている。今年は4/24〜4/30まで各種イベントのおまつりが企画されたよう。道路の両側は、すべて駐停車禁止の対策がなされ、要所には係員が見張っている。隣接する牧場の馬たちに影響が無いよう、相当な労力を払っている。祭り期間は、離れた場所に駐車場が用意され、シャトルバスがつないでいた。


桜舞馬公園 14:40
この地域は競走馬で成り立っている、その競争馬の魂を讃え鎮めようと、過去の競走馬たちの墓標が散策路にそって並んでいる。公園内の桜は、満開の姿を残しており、今季最後の桜を愛でてきた。

蓬栄(ほうえい)駅跡 16:40 しずないの集落を抜けると、田舎の風景が続く。日高線は、海沿いがほとんどだけど、ところどころで内陸部に迂回する箇所がある。蓬栄駅もそのような場所にあり、周りはすっかり牧草地。頑丈なコンクリートの待合とホームが今も残っている。里山が近いのどかな景色、なかなか味わいあり。


踏切部分も線路が撤去されて、クルマが一旦停止しなくてもいいように、ゴムマットがひかれている。踏切事故を防ぐ非常ボタンが残っているので、押したい衝動に負けて、押してしまった。意外と押しました感があって、手応えに満足。あ〜、このボタン、一度は押してみたくなるよねえ。
みついし昆布温泉 蔵三
ゴールインの浦河がだいぶ近づいてきた。日没までにはまだちょっと時間があったので、「道の駅みついし」に併設された立ち寄り温泉にGo〜〜

こんぶ湯(HPより)
日が傾きだして、手足が冷たくなっていたので、お湯に浸かりたかったのも正直なところ。冬用のジャケットとグローブだけど、北海道のGWはまだまだ寒い。地元名産の昆布がネットに包まれて湯舟にういている。まるで、昆布の出汁を取ってるみたい。体験してみたけど、香りもヌルヌル感は特に分からなかった。企画としては面白いけど、なんだか自分が煮物になったみたい。(^_^;。

荻伏駅跡(おぎふし)
今日の宿がある浦河のひとつ手前、荻伏にあった駅舎を訪ねる。貨車を流用した貨車駅舎が残っていて、妙に明るいイラストが描かれていて、味わいあるねえ。


日高本線は、2015年に起きた高波の災害で、海岸線の多くの線路が被害を受けて不通となる。午前に見た「大狩部駅跡」などがそのひとつだ。災害発生から様々な検討がなされたが、6年後の2021年に日高本線8割の区間で廃線となった。廃線となった地域はJRバスによる交通転換となり、その当時のポスターが駅舎に今も張ってあった。
さあ、もう少しで浦河だよ。太陽に西に大きく傾き、穏やかな夕刻になってきた。夕方はなんだか寂しいね、お宿に着くのが待ち遠しくなる。


浦河駅跡 18:10
浦河の中心であった駅を訪ねる。これまで見てきた日高本線の駅の中では、もっとも立派な駅舎と構内。プラットホームの壁には「ありがとう」の文字、きっと廃線の際に書かれたのだろう。夕日を浴びて、靜かな駅舎がいっそう寂しそうだった。

浦河 ホテル イースト 18:20
苫小牧を出発、およそ178kmを6時間掛けて走ってきた。浦河は、特に見て回る所も無い靜かな町だから、荷物を降ろしたら、さくっと飲みに行きましょう。


浦河はこのあたりでもっとも大きな町。ビジネスホテル周囲にも飲み食いのお店がちらほらあって、どこに入るかちょいと思案。地方の場末的な飲食街は、味わいがあって小生は好きだねえ。でも、今日はカラオケをするわけじゃないので、居酒屋さんに飛び込んだ。

お店はカウンター中心の居酒屋さん。海鮮もいろいろ選べたが、お任せ夕食セットみたいなメニューがあったんで、これで決まり。ぼちぼち立派なホッケ、真ガレイの煮付け、お刺身に小鉢と手酌のぼっちで飲むにはちょうどいい。これにごはんとお味噌汁をお願いして、2300円は割安感がある。カウンターのお客はほとんどが一見さん。バイクのタンデムで来た同年と思われるご夫婦やゴルフ三昧で旅しているカップルや、皆さんの会話を聞いているだけで楽しかった。小生がサイドカーで来たと伝えると、「@@で見かけたよ」とか「国道ですれ違ったよ」とか、すっかり見られていたよう、狭い世界では筒抜けだねえ。

まさご湯
お隣で飲んでいたジモティから、近くに銭湯があると情報を得る。ビジネスホテルのユニットバスでチマチマ入るより、銭湯がどれほど快適か。タオル1本持って、北海道の銭湯に初挑戦。

銭湯にはシャンプーなどの備品はないので、こんな時は番台で手に入る「使い捨て石けん」で事足りる。贅沢とは無縁だけど、清潔でお湯もキレイな銭湯は快適、極楽。頭から体全体をこの石けん1本でゴシゴシ洗う。脱衣場で地元のおじいさんとしばし歓談。以前はこの町にも数軒の銭湯があったらしい。それでも、浦河のような北海道の小さな街に、よくも銭湯が残っていると感心する。

すっかり体も温まって、お宿であとは寝るだけ。ホテルの自販機には、北海道に来たら、これでしょ的な「サッポロクラシック」。大事に小脇に抱えて寝付きの酒を楽しんだ。すっきりさわやかなのど越しは、やっぱり美味しいねえ。明日は釧路を目指してひたすら海岸線を走ることになる。天気は心配なし、さて、寝るべ。

GL1200サイドカー 31 北海道2/5 野良タンチョウヅル 釧路炉ばた焼 に続く
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