能郷白山より名古屋方面を望む

名古屋 4:40
霊仙山に登ってみたいという思いからはじまった小生の登山。同じく登ってみたいお山は、奥美濃の能郷白山だ。職場の病院5階から北の方向に、冠雪した能郷白山をボーッと眺めるのが好きだ。今回はそのお山に登ろうってわけ。お初のお山だし、単独行を避けて今回もHさんに同行をお願いした。もうすぐで夏至のこの時期、4時過ぎには明るくなり始める。

道の駅 うすずみ桜の里 7:15
Hさんをピックアップし、東海環状自動車道の大野神戸ICまで飛ばす。その後は根尾川沿いにグングンと北上。登山口への最終トイレがある道の駅に立ち寄る。

R157 能郷ゲート 7:25
6/2に起きた太平洋側の大雨の影響で、前日午前までR157は通行止めであったが、規制も解除され鬼門の能郷ゲートもちゃんと開いている。さあ、この先の5kmは特に幅員が狭くすれ違いが困難な区間、はりきって走りましょう。

根尾堰堤 7:40
酷道R157の超難関区間をすり抜ければ、美しい堰堤でちょいと小休止。大雨で水量が多いが、濁りもない清流だ。

洗い越し 8:05
R157名物の洗い越しも雨の影響で豪勢な水量。温見峠までに4,5ヶ所の洗い越しに出会う。


温見峠 8:15
道の駅うすずみ桜の里から、走り始めてちょうど1時間、25km先の峠に到着。さすが酷道、なれた小生の運転でも時速25kmでしか走れない。すでに登山者たちのクルマで路側帯はいっぱいだ。分水嶺だから、この向こうは日本海に、こっちは太平洋に流れ着く。

能郷白山の登山ルートはふたつ。ずいぶん手前から登る「能郷谷コース」は、高低差1237m、距離8.3kmのロングコース。対して、今日は、峠から稜線を伝って山頂をめざす、高低差567m、距離2.3kmの「温見峠コース」だ。

温見峠コース登山口 8:40
自宅を出て4時間、いよいよお山に取りつきます。Hさんは、登山届を提出。同伴者で小生も届けてもらう。標高1000mの峠を抜ける風は、ちょっと肌寒い。でも歩き出せば、すぐに暑くなるだろう。

1/4地点 9:10
前半は急登が続くとガイドにあったが、まさにその通り。30分かけて、行程1/4の標識に到達。


いやいや、聞いていた以上に急な登り。ロープや鉄はしごがところどころに設置され、これに助けてもらう。鉄はしごは、5つ登場するが、これを作った人に感謝だねえ。

お迎えダケカンバ 9:25
「いらっしゃい」って、歓迎?してくれるダケカンバを通過。こんなお札も楽しい。

ユキザサ(たぶん)
高度を上げてくると、登山道の周りに高山植物をみるようになる。白く可憐な花弁を「ユキ・雪」になぞらえたのだろう。ちっちゃいから気をつけていないと気づかない。

ブナ林からダケカンバの植生となり、やがてクマザサの絨毯になる。ぐっと空が近づいた。

コロンブスピーク 10:05
激登りもここでおしまいのコロンブスピーク。標高1492mがその命名の理由、コロンブスが新大陸を発見したのが、1492年だ。ここまでで体力を消耗してしまった登山者は、ここから引き返すようにガイドブックにあった。幸い、小生たちは大丈夫。ここから山頂までは高低差100mのなだらかな尾根歩きとなる。

サラサドウダン
コロンブスピークの看板の横に、見落としちゃいけない可愛いお花。通り過ぎそうだったが、登山者に教えて頂いた。この日出会ったお花の中では、ピカイチだ。「ドウダンツツジ」はその鮮やかな紅葉と同じく提灯のようなお花を付けるのを知っていたが、サラサドウダンは初めてお目にかかった。

イワカガミ
スミレのようだけど、スミレよりも多い花弁。鮮やかな色で目立つね。葉っぱがつやつやで鏡のようだから、イワカガミ。登山道のトレールに沿って群生しているのは何故だろう。登山者が踏まなければ、この一面に咲き誇るのだろうか。

オオバミゾホオズキ
黄色のちっちゃなちっちゃなラッパの様なお花。その実がほおずきに似ているので、こんな名前に。

臥龍ダケカンバ
低く這うように枝を伸ばすダケカンバ。その姿が臥龍になぞらえたのだろう。臥龍通と書かれた看板もあり、厳しい冬の積雪に耐えた姿のダケカンバをくぐりながら先に進む。

3/4地点 10:40
2時間で3/4地点を通過。尾根歩きは、全然楽だ。急な登りを制覇した「ご褒美」だね。

コバイケイソウ
豪勢な葉っぱをつけて群生するコバイケイソウ。トウモロコシのような花弁はまだ早いようで、カチカチ。調べたら、毒としてのアルカロイドで、血管拡張による血圧低下きたして死にも至る場合があるとのこと(°0°)。


砂利谷
山頂まではもうすぐ、悲しいほど美しい尾根道をすすむ。遠くまで折り重なる山の端、青い空、方々で聞こえるウグイスの声、からっとした通り抜ける風、すべてに感謝だ。

さあ、頂上が見えてきたよ。緑の絨毯をかき分けて、登山路が延びる。そう、左右の谷からは、カッコウの声も聞こえる。
能郷白山頂上(1617m) 11:00
さて、三角点のある山頂に到着。念願の能郷白山に登ることが出来て、うれしいねえ。実は、1週間前の計画であったが、天候がいまいちだったので、延期したのがこの日。天候に恵まれ、日を変えて正解だった。


三角点の先に、もう一つのピーク、奥の院がありそちらに向かう。歩を進めると声にならないほどの大っきなパノラマ景観が迫ってきた。切れ落ちるような登山路は、まるで空へのカタパルト。Hさんと壮大な景色を写真に収める。いい写真が残せたねえ(^^)。

能郷白山から南の展望
風もおだやか、クッションをおしりにひいて、地面にどかっと座る。おしゃべりしながらの昼食タイム、おにぎりが旨い。幾重にも山がかさなって、その先には、濃尾平野が見えているはず。

左手前は「前山」、左手奥は、R157が走る谷。美濃のお山を一望する景観、なるほど美濃地方でもっとも高い能郷白山だ。

望遠で写せば、奥の谷間は、根尾の集落だと分かる。あのあたりに、朝立ち寄った道の駅があるはず。

名古屋方面を目一杯、ズームにしてみた。なんとなく平野が広がっているように見える。職場から憧れて眺めていたお山の上から、その名古屋を見下ろしていると思うと楽しいねえ。

AR山ナビ
お山の名前が分かるアプリでこの方向をみれば、名古屋駅のミッドランドや東山公園のスカイタワーが表示されている。さすがに見えはしないが、空気の澄んだ冬であれば、ひょっとして。

奥の院へ
お腹におにぎりを押し込んで、最深部の奥の院へ。緑の斜面に刻まれるトレールが素敵だねえ。


白山権現 奥の院(1610m) 11:40
能郷白山は、白山を開いた泰澄大師が山頂より眺めた折、目に留まった能郷白山に分霊を御祀りした養老2年(西暦718年)が開山とされる。後に、村人のためにふもとの能郷に里宮として、能郷白山神社を祀るようになる。20年ごとに山頂の奥の院が建て直されてきたが、2018年の台風で倒壊。その後は地元民やボランティアの力で、ステンレス製のお社が作られた。


御神体はないものの、寄進されたお札や木像が治められている。また、能郷白山神社の御朱印も備えてあって、小生もお裾分け頂いた。お山の山頂で御朱印を頂くとは、稀な体験だ。下段には、レスキュー用の備品が備えてあって、なんだか嬉しくなるね。


奥の院からは西の展望が頂ける。隠れているが、大きな徳山湖も西にひかえている。能郷白山から延びる尾根の先に、とんがりあたまの冠山が、その頂上だけ顔を覗かせている。あの向こうには、冠山峠、さらには高倉峠があるんだよね。現在は冠山トンネルが掘られている最中だ。

下山開始 12:00
さて、頂上に着いてから、1時間。たっぷり味わったら、降りなきゃね(^^)。登るより下りの方がいやだなあ。

能郷谷コースへの分岐
奥の院と山頂の間に、もうひとつの登山ルート(能郷谷コース)への分岐あり。クルマ2台でやってきて、この2ルートで計画をたてるとフルコース、お腹いっぱいになりそう。

上りと比べ、下りはサクサク行けると思うが。。。それがどっこい、下りの方が危ないし、膝がやられる。霊仙山の時は、指先を痛めてしまったので、今回は相当に注意を払ったが、やっぱりダメ。靴先に指先が当たり、歩くたびに痛む。。下りになるとHさんに置いてけぼりを食らいそうに。。。こりゃ、靴は新調しないといかんなあ。

温見峠登山口 13:50
奥の院から下山を開始して、1時間50分で登山口に戻ってきた。痛む足だったので、小生もホッとする。登りに2時間30分、下りに1時間50分 多分、平均的な登山者のタイムより遅いと思う。みなさん、速いからなあ(^_^;。


温見峠 延命地蔵
峠は何度も来ているはずだけど、お地蔵さんがいるのを初めて知る。斜面の上にあるので、気づかない。Webでこの延命地蔵を調べてみたが、詳細は分からず。この左手から、尾根路に続く登山路が始まるらしい。

登山口から、登ってきた急登とその先のコロンブスピークを見上げる。見上げれば、その急登がよくわかる。

温見峠 登山口 14:05
クルマに戻れば。すっかり他の登山者のクルマが消えていた。都合頂上への往復に5時間半を要したことになる。きつい靴を脱げば、極楽、快適、天国だ。

根尾 薄墨桜 15:25
往路の道の駅に寄りつつ、薄墨桜にご挨拶してきた。この時期なら、規制なく木の近くまで来るまで入ることが出来る。1500年の齢をもつと伝承されているが、それって、能郷白山の開山と同じ頃だね。薄墨の裏には、2世の桜が控えている。これも親を超えるほど大きく高く成長している。それにしても、超高齢な薄墨桜だけど、茂る葉っぱは青々とふさふさと、樹勢はまだまだって頼もしい。

能郷白山(やっぱり単なる日記さんより拝借)
これが名古屋(テレビ塔)から見える能郷白山の図。手前に名古屋城、奥に岐阜駅前の高層ビル。その奥にドッシリと能郷白山が座っている。あ〜、キレイな山だね〜〜。あの頂上まで行けたんだ〜。でも、病院5階から見ていた姿とはちょっと違うぞ〜??
白山 (やっぱり単なる日記さんより拝借)
こっちが、職場から見えていた冠雪のお山。こちらを小生はずーっと能郷白山だと思っていたが、それは小生の思い違いで、白山であることを知る。職場からは周囲のビルが邪魔して、能郷白山は見えていなかった。小牧山や名古屋高速小牧線の先に、各務原の山たち、その右奥に高賀山、最後尾に白山連峰だ。お次は白山に登らなきゃならないね(^^)。
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