岐阜県関市 板取(いたどり) 株杉(かぶすぎ)の森

関市 21世紀の森
関市板取は、板取川の上流に位置して、美濃の秘境だ。険しい山道が残っていたり、古の街道や廃村をかかえる小生は好きなところ。その小生も最近になって、「株杉」なる不思議な姿をした古木があること知る。名古屋から東名高速、北陸自動車道をついで、美並ICから、タラガトンネルを抜けて、名古屋より100km、2時間かけて「21世紀の森公園」に到着。名古屋は雨模様であったが、現地は雲が切れだしていた。


21世紀の森公園
「21世紀の森」で検索すると、日本各地に同名の自然公園を見つけることが出来る。いずれも市立や県立で、どうやら国をあげての整備構想のもとで設置されたものと思われる。自然を保全しつつ、市民のふれあいの場を提供する目的のよう。
駐車場から公園に向かうスロープには、さまざまな色合いのあじさいが旬を迎えている。これから満開になろうって時期のようなんで、鮮やか、豪勢なことかぎりなし。日頃からの管理をしている係の人は報われるだろうね。

あじさい園を過ぎると林道がお山に入ってゆく。かなりの山奥、市街からは遠いのに、見に来ている人たちもそれなりに多い。


お洞を抱いた杉の古木がお出迎え。このあたりから、「杉株の森」に入り込む。整備された散策路が森をぐるっと取り囲む。
株杉
朽ちゆく古木を苗床として、一本の幹から新たな芽が出て複数に枝分かれし、多いのものでは10本以上の細い木が伸びている。でっかく太い古木だけでもすごいのに、さらにそこから真っ直ぐに杉の幹が伸びている。まったく奇怪な姿だ。


かような古木たちが森の中に点在する。見渡すだけでも、10本以上はあるだろうか。光の届かない森の中に、黒々とした杉株が並ぶ姿は、神秘的で神々しい。ゴツゴツの幹に触れて、木の力を感じてみる。

杉株は、大昔からの「木こりたち」と「杉の大木」の営みで形作られたとされる。そのなりたちは、こうだ。「はるか昔、木こりが切り出した後の残された杉の木株。陽射しを獲得した切り株から、小さな枝が伸び始め、やがて立派な幹となって成熟する。杉の生長は速く、真っ直ぐに幹を伸ばすからだ。月日が経って、再度その幹が切り出されると、その切り口から再び枝葉が伸びて幹となる。これを繰り返すことで、根は古木のままだから、どんどんとその幹周りが大きくなって、厳ついすがたの杉株となる。」

調べれば、株杉は非常に珍しく、群生しているのは国内でもこの杉株の森だけのよう。樹齢は500〜600年、長きにわたる人間の生活と木の成長が作り出した芸術作品のようだ。

蕪山(かぶらやま)への登山道
株杉の森の最上部には、背後の山頂をめざす登山道が始まっている。山頂までの往復で9kmほど、登り2時間、下り1時間半の行程。山頂は伐採や除草されて見晴らしもいいらしい。こんど登ってみよう。


板取川温泉バーデェハウス
20世紀の森から、あじさい街道をさらに奥に向かえば、板取川温泉が控えている。熱めのPH8.5のアルカリ泉は、潤沢にながれていてお気に入りの♨。自宅から100km離れているが、2,3ヶ月に1回は訪れている気がする。

チェコ料理 四季路
タラガトンネルの近くに、突然と現れる「チェコ料理」のお店。外食産業も見当たらない山奥に、なぜに「チェコ料理」なんだろう。ずーっと不思議であったが、主からお話を聞けば納得。

自転車によるトライアル選手権を、当時の板取村は1992年から17年間にわたり、開催してきた。1999年に訪れたチェコの選手たちと交流をもった主が、チェコ料理に触れて感銘を受ける。それが高じて、チェコに出向いてチェコ料理を勉強。2003年にはもともと喫茶だったのを「チェコ料理店」に改装してしまった。すごくバイタリティのあるひとだ。

ビーフハンバーグセット
プレート料理で、お昼ご飯を頂く。チェコならではの、料理もあるようだけど、食に冒険の苦手な小生は無難なハンバーグにした(^_^;。それでも、見慣れない添え物、主が説明してくれたけど、忘れちゃった。すっかり完食、ごちそうさまでした。

板取 名もない池(モネの池)
県道53号をさらに南下すれば、名もない池にさしかかる。天気もいいので、立ち寄ってみた。

根道神社
鎮守のお社である根道神社。その境内の清水が湧いて出来た灌漑用の池に、隣接する園芸店が20年前に睡蓮を植えたのが始まり。そこへ住民が鯉を放ったのが今に至るようだ。




この頃には、すっかりと天気が回復し、明るい陽射しが清水の池の底を照らし、ゆったりと泳ぐ鯉の姿が美しい。なんてことない田舎の池であったのに、SNSによる口コミが、知名度を上げてしまった。
フラワーパーク板取
池の管理を手始めた園芸屋さんにも観光客が訪れ、旬のあじさいの販売はもちろん、お土産の団子も販売され、地域活性には大いに貢献している。よほど、あじさいの鉢植えを買って帰ろうかと思ったが、GTさんの低いリアハッチには収まらないので断念(T_T)。


あじさい街道
あじさい街道を下って、名古屋への帰路につく。板取村であった1970年代より、街道沿いにあじさいを植える活動がはじまり今に至る。街路に植えられたあじさいも、居心地のいいところ、陽射しが強すぎるところ、さまざまであろうが、一生懸命に葉を茂らせ、花をつける姿、健気だねえ。
県道52号の板取の先、けわしい山道となって秘境ともいえる世界になる。これをGTさんで完抜きしたツーリングをまとめたのがこの記事。この険道をもう一回、GTで走ろうとは思わない(^_^;。
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