あまがえる 遠州 高天神城
名古屋 7:00
この時期、あじさい園は至るところで人を惹きつけるが、ユリとなると愛でる場所も限られよう。遠州は袋井に、「可睡 ゆりの園」なるユリの名所があると聞きつけ、雨にもかかわらず、GTさんでびゅーんと訪ねに行った。まずは職場に立ち寄って、入院患者さんのお変わりないことを確認して、いざ出発。


袋井 可睡斎 9:33
ユリの園は、「可睡斎」という禅宗のお寺さんが管理する庭園で、3万坪の広さがある期間限定の有料庭園。週末は大混雑が予想されるが、この日は平日。それでも開園の9時に合わせて、到着した。

可睡 ゆりの園
東京ドーム2個分の広い園内で、中央の池の周りを巡るように鑑賞する。入ってそうそう、背丈ほどに成長した5色のゆりが、満開を迎えていた。ゆりの香りで園内は満たされて、これだけでも既に興奮、感嘆。

まあ、よくもこれだけキレイに咲かせたものと、日頃の世話をしているスタッフさんに賛辞を送りたい。

丘陵地を一面に埋めるユリの花たち。特に、この丘は黄色のゆりで埋められていて、インパクトあり。すごいね〜。

こちらは、斜面がさまざまな色のユリで大変な事になっている。雑草が生えないように、もしくは雑草の駆除など、大変な手間暇がかかっているはず。

5色の花のベルトで丘が塗られている。そだね、ラベンダー畑の「ユリ」バージョンだね。

ゆりの園の後半は、あじさいの海。こちらも、さまざまな種類と色のあじさいで彩られていて、来てる人たちも写メを撮るのに忙しそう。

訪れたのは、6月の第4週であったが、ユリはもちろん、あじさいも最盛期に愛でることが出来た。枯れてゆくあじさいはちょっと気の毒、比して、今日はピッカピカにキレイ。

あじさいといえば、青色を思い浮かぶ。手前の下段から、奥の丘に至る一面に、空色のあじさいの絨毯だ。いやいや、きれいだねえ、すてきだねえ。ゆりの園とはいうけど、小生の1番はこの景色かなあ。日差しがさしていたら、もっとすごかったろうに。ところで、このゆりの園、今年の開催は、5/27から7/2まで、以降は閉鎖されるようなので、よいタイミングで訪れる事ができたね。

ゆりの園、鉢植えのユリも展示販売していたので、そりゃ買っちまうよねえ(^_^;。背丈がひくい種類もあったので、色違いを幾つか分けて頂く。これなら、GTのハッチにも収まるでしょう。


可睡斎 10:40
ついでにと言っちゃ失礼だけど、ユリの園を管理する可睡斎も訪れる。徳川家康も幼い頃、この寺で育った逸話があり、「可睡斎」の命名も家康から授かったモノとか。成長して将軍となった家康の面前で、ここの和尚が居眠りしたのを由来とする。しかるどころか、「寝ていいよ」なんて、優しく接したそうな。

山門をくぐった先の境内は、風鈴の回廊になってて、涼やかな音で満たされていた。今風の演出だねえ。

「遠州三山風鈴まつり」・・・・お寺で頂いたパンフで、遠州三山(可睡斎、油山寺、法多山)で、風鈴で彩られるイベントが開催中であることを知る。こりゃ、見て回るしかないようね、ということで、この企画に惹かれて見て回ることにした。

袋井 油山寺 11:07
2つ目の油山寺は可睡斎から10分とかからない近い場所にあった。こちらは飛鳥時代に行基が創建した曹洞宗のお寺。油が湧出していたので、この名がついたよう.


お城のような山門を過ぎると、境内はお山に続いてゆく。なんだか、嫌な予感がしてきた。ちなみに、山門は掛川城の大手門を移転してきたモノ、なるほどねえ。

お〜、本殿はお山の上にあるようだ。ここまで来たのだから、最後まで行かなきゃね。。。がんばりましょう。

歴史をもつ参道は、切り通しの姿も美しい。1000年以上も前から、ここを信者は歩いてきたんだねえ。

うっそうと苔むした参道は、やがて最後のながーい石段となる。本堂を拝まなきゃという一心で、石段を数えながら登る。あれ、何段あったっけ??
本堂 11:14
これで到着と思いきや、まだ石段が残っていた。こんな時、1番がっくりくるね、本殿は江戸時代初期の建築、収められる厨子は室町時代の重要文化財だ。

本坊 風鈴 11:28
ふもとの本坊、方丈の境内に、南部鉄の風鈴がチリンチリンと高い音を奏でていた。風鈴を下げるには過ぎた立派な木枠で作られてるなあ。ふり返って、イベントの演出としては、油山寺がいちばんあっさりしていて、逆に好感持てたなあ(^^)。
法多山(はったさん) 11:54
東海道新幹線をくぐって、油山寺から南に10kmほどで、三つめの法多山に到着。田舎道に、唐突に賑やかな門前が現れるのも面白い。クルマを呼び込む土産物屋が、コロナ禍が過ぎたことを感じさせるね。

法多山は大きな境内で、ながーい参道を歩くことになる。ブルーのグラデイションがさわやかな「てるてるぼうず」の演出は、インスタ映えを狙ったそれっぽい。
仁王門
境内の始まりには、厳かで堂々たる山門がお出迎え。建立されて、1000年近くにもなる国の重要文化財。さすがだ。

200~300mほどの境内をすすむと、あちゃ〜、また長ーい石段の登場です(T_T)。数えて200段以上あったような。
御手洗
石段の先は、ようやく本堂。風鈴と夏の花で彩られた御手洗、清水もザワザワ流れて、顔をザブザブ洗う。めちゃ、気持ちいい。向日葵がまるで造花のよう。
法多山尊永寺 12:16
お寺は、高野山真言宗。このお寺も、奈良時代の初めに行基が建立。中世以降は、遠州今川氏の厚い庇護を得て、特に厄除けにご利益があるとされ、大いに賑わった。最盛期には、60を超える塔頭寺院があり、大寺院であったよう。
願掛け風鈴
回廊はいっぱいの風鈴で賑やかだ。それぞれ願い事が書かれてあって、お願いするとしばらく奉納してもらえるそうな。

万灯幻夜
毎年、7/10は、一年でもっともご利益のある日とされ、その日のお参りは「4万6千日分の参拝」と同じ。7/9,10は 本堂前に何千基もの灯籠が奉納され、夏の夜の境内は幻想的な雰囲気に包まれるそうな。その世界を風鈴と照明で再現した回廊が本堂横に設けられている。
アンブレラスカイ
参道には、軽井沢や名古屋星ヶ丘のアンブレラスカイが再現されている。てるてる坊主、アンブレラ、風鈴、いやいや、ホントにこのお寺さんは、サービス満点だねえ。

厄除け団子 12:40
参道には、美味しそうな団子のお店。江戸時代に、将軍様から命名された「くし団子」5本の串は、「頭・首・胴・手・足」の五体表しているそうで、五体満足とはまさに、このこと(^^)。串を割いて1本づつ頬張れば、やさしいお味の餡子と柔らかなお餅が、ちょうど「ひとくち」サイズ。

こちらも、山手の斜面にあじさいが鮮やかな色を添えている。あじさい色に染まったアンブレラで加飾されていた。ホントにやるなあ、このお寺さん(°0°)。
三山の御朱印を集めて、ご褒美の「ご利益グッズ(水引バンド)」をゲット!!観光組合の思うつぼだねえ(^_^;。


Googleマップを眺めて、近くに高天神城があることを知る。「どうする家康」でも東の要衝として、高天神城はよく登場する。「高天神城はそう易々と落ちまい」、なんて台詞もあり、どれだけ堅固な城なのか、見てこよう。

高天神城 13:28
遠州の丘陵地帯の外れ、菊川河口の平野部を見下ろす里山に高天神城の城趾が残っている。城趾の北側に「搦手門(からめてもん)」があり、城趾への入口となっている。クルマを駐めて、さあ、登ってみましょう。


搦手門(からめてもん)
大手門に対して、搦手門は狭くて急なイメージがあり、やはり高天神城もそんな場所にあった。前もって、掛川市の観光サイトからダウンロードしたアプリを使うと、AR(拡張現実)世界が臨場感をもって体験できる。ARマーカーにスマホをかざすと、目の前にイラストで描かれた搦手門が現れる。これは面白い。


搦手門からは狭い谷の中を急坂が続く。岩壁にはさまれて、日中でも薄暗い感じ。こんな場所で、守り手に上から矢や投石を食らったら、逃げ場もない。

つづら折りの途中に、枯れることのない湧き水があり、三ヶ月井戸と呼ばれるらしい。

標高132mの登山で城趾にたどり着く。登り着いたところは、ちょうど鞍部になっていて、左右に砦が広がる。低い里山だけど、すごく斜度がつよいから、下から攻める側は修羅場になるだろうなあ。

大切な井戸は、曲輪の中心に。第一次高天神城の戦いでは、攻める2万五千の武田勝頼に対して、1000名の小笠原長忠は60日の籠城戦を行うも、徳川の援軍なく軍門に降った。最後は本丸を残すのみとなるまで奮戦したようだ。


本丸 13:44
ARマーカーにスマホをかざすと、目の前に簡素な本丸の建物があらわれる。城主の小笠原氏やその家臣団で、1000名がこの小さな城に立てこもった様子を想像すると、ずいぶんと「密な」生活空間だったろう。このような母屋に寝泊まりできるのは一部であって、多くは露天で雨露を凌いだはず。


御前曲輪は、遠く東を見渡す。第一次高天神城戦では、対峙する武田軍をここから見下ろし、援軍の徳川軍を待っていたんだろう。標高差100mほどではあるが、ずいぶんと高台だ。
高天神社
7年後の第二次高天神城の戦いでは、攻守入れ替わり、今度は籠城する武田軍を徳川軍が攻めることになる。餓死者がでるまで耐えた武田軍は、ついに別れの宴の後に、残る700名の武将は城から討ってでるも、すべて討ち取られた。この戦い以降、武田勝頼の求心力は衰え、織田信長の甲州征伐につながったとされる。どうする家康で、高天神城の戦がどのように表現されるのか、期待していたが、武田勝頼の顛末も含め、ナレーションだけで済まされそうな予感がする(-Φ-)。


資生堂企業資料館 14:25
掛川駅の近くに、資生堂の資料館を見つけて突入。平日の金曜日のみ開館していて、まさにビンゴ!! 明治5年創業からの製品がずらり、おしゃれなポスターや、昭和を思い浮かべるTVコマーシャルなどなど、内容も充実していて面白かった。撮影禁止なので、画像なし。
資生堂のHPから、資料館のオンラインツアーが楽しめる。興味があれば、資生堂の歴史もおもしろいよ。


さわやか 掛川インター店 15:50
平日の早い夕食タイムであれば、激混む「さわやか」も大丈夫だろうと入店すると。。。大正解ですぐに着席できた。いつものげんこつハンバーグじゃない、「ハンバーグとステーキ」を注文。げんこつなら、目の前で半分にして焼くパフォーマンスは見られるけど、これは無し。さわやかでハンバーグを食べれば、静岡に来たことを実感して、ごちそうさまでした。

つま恋リゾート 16:50
最寄りのつま恋の立ち寄り温泉でドボン。バブルでイケイケブンブン鼻息荒かった頃、ヤマハのつま恋や合歓の郷はずいぶんと流行っていた。一日、歩き回った後なので、風呂上がりはさっぱりと気分よし。


新東名 刈谷SA 19:22
掛川から東名高速に乗って一気に名古屋へ。夕焼けをパシャリと1枚。「可睡 ゆりの園」が発端で、今日は掛川周辺を探検してきた。思いつきのお出かけも楽しい。

タイニーコンフォート、シュガーラブ、タイニークリスタル
背丈が低いので、GTのリアハッチに収まって持って帰ったユリたち。つぼみでやってきたが、屋内に入れたらあっという間に満開に。職場の玄関で、たくさんの人に見てもらおう。
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