
宝剣岳 乗越浄土

伊那菅の台 駐車場 11:00
お山に登る趣味が増えて、貴重な休日の過ごし方に変化が出てきた。そもそも、バイクもゴルフも屋外だから、天候次第。さらにお山の趣味も天候次第。つまりは、晴れた日の過ごし方をどうするか、幸せな悩みが増えてしまった。

アプリ 登山天気
お山の状況は、「ヤマップ」なるサイトに行けば、書き込みのおかげで、お山の天候やお花畑の様子がリアルに分かる。千畳敷カールの高山植物が見頃と聞いて、うずうずしていた処、雨雲の切れ間と小生の金曜休みが重なって、思いつきの山行が実現した。


宝剣岳
名古屋を9時に出発、中央高速を快調に飛ばして2時間後に取り付きの菅の台に到着。バスとロープーウエイのチケットを入手、登山の支度を調えていざ出発。バス停からは、これから向かう中央アルプスの宝剣岳がキリリと見えている。雨の心配はなさそう、これで青空になればなお良し。

駒ヶ岳ロープ-ウエイ しらび平駅 11:57
INAバスはマイカー規制のかかった林道の20以上のヘアピンを40分かけて、しらび平駅に到着。バスに酔いやすい人にとっては、地獄のような40分だろうねえ(T_T)。

千畳敷駅 12:15
わずか7分ほどで、日本でもっとも高所(2612m)にある「千畳敷駅」に標高差950m(国内最長)を進んで到着。新穂高のロープーウエイもずいぶんと高いと思ったが、あちらは最高地点の西穂高口駅で,2156m。いずれにしても千畳敷カールは、一般的な観光客が訪れる事のできる国内標高最高地点と言えるだろう。

宝剣岳
千畳敷ホテルのテラスから、出発前に写真を1枚。いやいや、図々しくシャッターをお願い出来るようになってしまった(^_^;。ふもとの気温は32度であったが、千畳敷の気温は 17度 湿度45% こりゃもう、至極快適。さて、出発。

上がってゆく八丁坂を見上げつつ、千畳敷カールの遊歩道をゆく。この遊歩道はカールをぐるりと1周して約40分。観光バスでやってきた観光客も、運動靴があれば散策できるだろう。平日の金曜なので、バスもロープ-ウエイも渋滞知らずであったが、この先のハイシーズンの週末は、バスやロープウエイに乗るのに、最大2時間以上の待ち時間が発生するとのこと。早朝から登り始めて、お昼には下山するくらいの覚悟がいるだろう。

ミヤマクロユリ
千畳敷カールは、高山植物にあふれている。下ばかり見て、写真ばかり撮ってると、なかなか先に進まない。小さくて地味ーな紫色のお花。ちゃんとユリの形をしているけど、とにかくちっちゃい。

八丁坂へのとりつき 12:33
程なくして、登山道への分岐にやってきた。今日は新調した登山靴のお試しでもあり、マメや爪に障害が出ないよう、期待しながら登山開始。

シナノキンバイ
カールというからには、氷河が山の斜面をすり鉢状に削った地形。そのすり鉢を上に登ってゆく。やがて、一面の黄色いお花畑に囲まれる。初心者の小生には、現地では花の名前が分からない。帰ってきてから調べると「シナノキンバイ」と判明。名前が分かれば、お花を見る目も変わってくる。


八丁坂
つづら折れで尾根に上がる登山道は、八丁坂といわれている。「胸突き八丁」とは、富士登山のラスト800m(八丁)が特に急坂で、胸が突かれたように息もできない辛さを表すそうな。この語源より、他の山でも急登の箇所を八丁と言うらしい。たしかに、富士登山の最後は、こんな感じの景色だったなあ。

上を見上げると辛くなるので、転ばないよう、足を乗せる岩を選びながら、淡々と登る。ふり返れば、折り重なる山の端がクッキリ美しい。里山では味わえない、アルプスならではの景色にうっとり。


乗越浄土 13:08
八丁坂を約30分で登り切れば、ご褒美な景色が待ち構えている。2870mの稜線は乗越浄土と呼ばれ、先の駒ヶ岳山頂に続く緩やかな稜線は、なるほど「極楽浄土」だねえ。からっとした冷風が吹いていて、汗ばんだ体には、至極気持ちいい。
チングルマ コイワカガミ
乗越浄土から次のピークの中岳山頂まで、ふたたび上りとなるが、これは短くて緩やか。中岳山頂にいたる岩肌には、いたるところで高山植物に出会う頃が出来た。チングルマは白い花弁と黄色のおしべめしべが華麗だ。けったいな名前だけど、漢字にすれば「稚児車」なるほどねえ。コイワカガミは、紫色のラッパの様なちっちゃなお花が可愛い。イワカガミと言うからには、やっぱり葉っぱがテカってる。
ツガザクラ
ピンク色の小さな小さな釣り鐘の形をしたお花。調べると、ツツジの仲間の低木で、草ではないようだ。中岳の斜面は高山植物にあふれていて、登るよりも撮影に忙しい。

右手を見れば、伊那前岳に続く尾根とその先の伊那市街が見える。よい日に来ることが出来た。

中岳山頂 13:32
乗越浄土から30分ほどで中岳山頂(2925m)に到着。富士登山を除けば、これまでで最も高いお山に登ったことになる。ロープ-ウエイを使っているので、インチキではあるが、中央アルプスの山頂に立てたのだから、満足だねえ。
登山図
駒ヶ岳山頂
中岳の先には、中央アルプス最高峰の駒ヶ岳(2956m)が控えている。中岳よりも30mほど高い。手前には青い頂上山荘の建物も見える。

御嶽山と木曽前岳
ゆったりとした尾根の先には、木曽前岳(2826m)があり、背景には御嶽山(3067m)がその雄姿を見せる。いやいや雄大な景色だねえ。自分の休日と好天の重なりで、望外な景色に出会うことができてた。感謝だねえ〜。

伊那前岳 13:38
すっかりお昼時間も過ぎて、今日は中岳を最終地点と決め、持参したおにぎりを頬張る。面前の伊那前岳をバックに、おにぎりの写真。それにしても、登山で頂くコンビニおにぎりって、なんでこんなに美味しいんだろう。お腹に入ると、みるみる力が湧いてくる。

中岳の山頂にどっかりと座り、まったり景色を愛でる。中岳から乗越浄土の尾根は広く、テントも立てる場所のよう。駒ヶ岳の国道1号線のようで、登山者の姿が切れ目なく見える。

伊那前岳
乗越浄土を東にとれば、伊那市を眼下に見下ろす伊那前岳。望遠でみると、山頂に登山者の姿が見える。満点の青空ではないけど、十分に感謝しなきゃいけないね(^^)。

宝剣岳
千畳敷からの正面に見える宝剣岳は、ゴツゴツ岩の険しい姿。頂上の尖った石に立つ登山者の姿は、見ていてもヒヤヒヤする。小生にはできないなあ、しがみつくので精一杯だろうね(T_T)。宝剣岳の後ろには南に続く中央アルプスの空木岳の姿が見えている。雄雄しい中央アルプスの山なみだ。

奥三ノ沢から上松方面
宝剣山荘から谷を覗くと、まっすぐに谷と沢が東に延びている。その姿がまるでジオラマを見てるようで、非現実的に美しい。この谷をどんどん降りてゆけば、木曽の街、寝覚ノ床にたどり着く。

乗越浄土 14:23
およそ30分、おにぎりと中岳からの景色を味わって、さて帰路につきましょう。乗越浄土から八丁坂を下山開始。

1番険しい辺りで、尾根からガスが降り始める。あっという間に下界が見えなくなって、急に肌寒くなる。ごろごろ岩の多い登山路なので、足をくじかないように慎重に下山する。新調した登山靴は、サイズがちゃんと合ったようで、上りでのかかとのマメも、下りでのツメの痛みも、皆無。これで登山靴の悩みが消えたかなあ、嬉しいなあ。


シナノキンバイ 14:46
八丁坂を過ぎれば、千畳敷の穏やかな景色にひと安心。上りで感嘆したシナノキンバイに再会。漢字にすれば「信濃金梅」、なんで梅なんだろう?? 梅の花に似てるかな。

アオノツガザクラ
ちいちゃくてスズランのような容姿をした白いお花。中岳で見かけたのは、ピンクのツガザクラ、こちらは、アオノツガザクラ。花が青っぽいからだそうな。

千畳敷カール 15:10
さて、千畳敷の遊歩道に合流し、ぐるっと千畳敷を回る。午後に入ると、あれだけ賑わっていた千畳敷も、観光客はグッと減って静かになる。

ホテル千畳敷 15:20
出発地点の千畳敷駅に戻ってきた。約3時間、3km、高低差400mの山行は、まだまだ余力があり。今日は手短に終わってしまったが、木曽前岳や濃ヶ池などを巡って、宿題になった最高峰の駒ヶ岳にも立ってみたい。千畳敷の紅葉もスゴイらしいので、今秋に挑戦かな。駅と一体になっているホテル千畳敷、平日であれば4人部屋で一人、17,600円。前乗りして、満天の夜空を体験して、早朝から山行にいければ、完璧な駒ヶ岳を味わえるだろうね。やってみたい。

早太郎温泉 こまくさの湯 17:14
1時間かけて千畳敷から下山、菅の台バス停近くの立ち寄り温泉で汗を流す。さすがに疲れたのか、帰りのクネクネバスでは爆睡できた。おかげで元気回復、名古屋までのワープ走行ができるまでに復活。思いつきの山行だったが、期待通りのお花畑、千畳敷カールだった。
にほんブログ村
にほんブログ村
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-241859537"
hx-vals='{"url":"https:\/\/akane928.exblog.jp\/241859537\/","__csrf_value":"a6ecc83f24223cf8889b291ac57f7f63a5ba00d0836622822b4e0abec54f37cd58c90e6c6982e99883a1d75d010e647aaf7af84977f9f1b563227d33bc8391e0"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">