SRX250F 1985 伊那
Vmax1200 2LT カナダ仕様 2000年
次女とツーリングに行きたいと思い、足つきのいいSRX250Fが増車されて2年半。しかし、ご多忙の次女だから、なかなか走行距離が伸びない気の毒なSRXだった。そんなところへ、小生のVmax1200を預けている「床屋」の主が、軽量で気楽なSRX250に乗ってみたいと言い出した。つまり、嫁いでいたVmax1200が手元に戻り、SRX250が床屋へいくというドナドナが決まる。

名古屋 8:15
それじゃあ、次女にとってSRXお別れツーリングを企画。その試験走行のつもりで、久しぶりにSRXのエンジンに火を入れた。行く先は、涼しいであろう高山、野麦方面だ。

郡上八幡 10:00
一宮IC付近の慢性渋滞を、スリムな車体を有効に、スイスイとくぐり抜ける。市街地ではショートハンドルなバイクが便利だねえ、町中特急だよ。北陸自動車道では、車列をリードして郡上で下道に。

吉田川
郡上の中心地、新橋で吉田川の清流を見下ろす。3,4mの水深はあるだろうか、底まで見える流れはキレイだねえ。夏休みになると、地元の子供たちが「度胸だめし」に欄干からジャンプする夏の風物詩が見られる。


郡上踊り 手ぬぐい
旧庁舎記念館内は、郡上踊りの紹介やグッズが手に入る観光スポット。数年間中断していた「郡上踊り」がやっと今年から再開、すでに初踊りが済んだよう。9月上旬まで続く郡上踊り、家族で再訪したいねえ。記念手ぬぐいは、毎年更新されその柄がかわる。山登りに使えるので、今年バージョンの手ぬぐいをお土産に購入。

郡上といえば、鮎釣りでも知られていよう。父親が大好きだった影響で、小生も中学生の頃から友釣りに付き合わされた。10mの長い竿を使って、急流の友釣りはなかなか敷居が高いが、周囲の親父たちにしごかれてそれなりに釣れるようになった。町の交差点には、中高生の釣り選手権の案内がはられている。いいなあ、いかにも郡上らしいイベント、きっと親子共々、相当に意気込んで参加するんだろうねえ。


郡上八幡 神明神社 大杉と藤 10:18
郡上の市街のはずれ、通り沿いに雰囲気のあるお社有り。後ろに巌をそろえ、こじんまりとしたお社の周りには、杉の大木。さらに、杉にそうように、老々とした藤の古木が絡んでいる。いずれも朽ちることなく、青々とその葉を茂らせている姿が圧倒的。藤の花咲く頃は、紫でクリスマスツリーの様な姿を見せるらしい。そんな春の姿を見てみたいね。


明宝畑佐
r472は別名、せせらぎ街道と言われる。吉田川を遡上する国道は、信号もほとんどなくて走りやすい。バイクを橋に停めて、ぷち周囲を散策。鮎釣りのメッカの吉田川は、どこも鮎が潜んでいそうな、美味しい瀬や淵にあふれている。


ノウゼンカズラ
ところどころに現れる集落の庭先に、きまってオレンジの花が咲いている。南国の花のように明るくて豪勢だ。Googleカメラで調べれば、ノウゼンカズラと出てきた。葛というからには、蔓を伸ばして成長する。絡んだ木は何の木なんだろう、まるで自分が木のように、ノウゼンカズラが振る舞っている。

寸断国道のR257
清見の先で、R257は左に折れて山の中で消滅。再び荘川で北に延びる寸断国道だ。せせらぎ街道は、国道からr73に名前を変えてさらに上流に進む。


せせらぎ街道 r73
県道になってからの景観が、せせらぎ街道のクライマックスだろう。木漏れ日の緩やかなカーブが続く登りは、すでに標高1000mで風もさわやか。いつしか沿って流れる川は「馬瀬川」となり、源流に近づく。

西ウレ峠 11:15
郡上から1時間掛けて、せせらぎ街道の峠、西ウレ峠に到着。走ってみれば、なにげに通り過ぎてしまうが、標高1113m、信州と美濃の境界、太平洋と日本海の分水嶺と重要な峠だね。

高山 筏橋
峠を越えれば、これまた走りやすい下りを楽しんで高山市内に入ってきた。すでにインバウンドな観光客の姿が目立つ。高山の代名詞、朱塗りの欄干の中橋を望む。

高山 寿美久(すみく) 11:50
お目当ての昼食は寿美久さん。お昼時だから、座れるかなあと心配しながら暖簾をくぐる。

平日でもあり、幸いにも着席できた。いつもの蕎麦を注文して店内を見渡す。いたるところに、バイクの写真が飾られて、主のバイク好きがうかがい知れる。あれ、これって・・ そう、目の前に「モトコンポ」が鎮座していた。そば屋の店内に、バイクがあるなんて、モトコンポを知らない人にはわかるまい(^^)。

エビおろし蕎麦
ちょっと短めの麺は、蕎麦の香りがしっかり、固すぎず、柔らかすぎず、ゆで具合がいいねえ。エビ天もプリプリ、ウマいなあ。さすが、ミシェランのお店。

主の差し入れ、ライダーには、こそっと栄養ドリンクがもれなくついてくる。全国を見渡しても、ライダーにこんなサービスをしてくれるそば屋はないだろうねえ(^^)。ありがとう!!

会計を済ませて店を出れば、主の「住さん」が挨拶にきてくださる。これも、毎度のことで恐縮する。住さんは最近北海道ツーリングに行ってきたばかり、FBでもつながっているので、その話題で盛り上がる。北海道のさいはての町で、タミヤ製の絶版ラジコンヨットを発見ゲットする強運のお話にも花が咲いた。ごちそうさまでした。

住さんの北海道ツーリングの相棒スーパーカブ。125だからパワーはあるけど、自動車道や高速に乗れないのが辛いね。転倒やオイル漏れの武勇伝を残しながら、無事に主を帰還させたんだから、よく頑張りました。

美女街道 12:26
高山を出て、お次の野麦峠に向かう。朝日町に向かう美女街道、の近くには、元々の美女峠が横たわる。飛騨ふるさとトンネルをくぐれば、再び分水嶺を超えて太平洋側に来たことになる。

高山市 朝日町 R361
気持ちいい里山景色のR361を東進する。正面には御岳の雄姿が見えるはずだけど、今日は雲に隠れて頂が見えていない。

r39 12:55
ダムをいくつかやり過ごすと、r39が出てきてこれを左折、この先19kmで野麦峠。道路情報も、今日は通行できることを教えてくれる。さて、峠を目指しましょう。
19kmを30分かけて峠にたどりつく。経験上、この手の峠道は40km/hくらいの平均スピードになることが多い。夏休み前の平日とあって、来訪者がほとんどいなかった。1672mの標高のおかげで、木陰を抜けていく風が涼しい。

お助け小屋
峠に隣接するお助け小屋は、今も昔も、峠を越える人にとって憩いの場所。ここでお店の人と一言二言、会話を交わし、蕎麦を食うのが小生の習い。


調べると、江戸時代の頃から番人をおいて、峠を越える旅人を見守ったよう。「ああ、野麦峠」で一躍名を知られたが、行商人、出稼ぎの人たちの大事な峠だった。今の建物は、50年ほど前にふもとの集落から移転させたと聞く。

高山でさきほど蕎麦を食ったにもかかわらず、ココに来たら食べなきゃならんので、シンプルな山菜蕎麦を注文。この日はおばちゃんがひとりで切り盛り、お元気そうで何より。家族で小屋を維持していると聞いていて、シーズンのはじめと終わりは、家族総出で準備している。

政井みね
映画のヒロイン、政井みね。過酷な製糸工場での労務のなかで、腹膜炎にかかる。迎えに来た兄とともに、ふる里に帰る途中のこの峠で命を落とした。腹膜炎の原因は、虫垂炎?、付属器炎?、もしくは消化管穿孔?。いずれにしても、今であれば、助けることができただろう。

野麦峠の館
このような山奥の峠に、立派な展示の記念館があり、映画の話題や全国の峠の資料など、充実した内容であった。が、なんと昨年をもって閉館となってしまった。こちらも、お助け小屋を管理するご家族が運営していて、冬に向けての準備では、お孫さんもはじめ、皆で片付けをしている姿が微笑ましかった。野麦峠が好きなのは、峠の走りも景観も楽しいが、なによりお助け小屋に寄って、好きな時間を過ごすのも素敵だったから、小生には寂しい限り。

旧野麦街道 13:55
峠を信州側に下りてきた。政井みねたちが歩いた峠道が整備されて残っている。道中には、地蔵様や避難用の室が残っていたりと、アジワイありそう。峠をはさんで5時間ほどの行程のようで、いずれ歩いてみよう。

さて、リザーブに切り替えてから20km近く走ってきた。燃料計は心細くEを示している。奈川の村にはGSがありそうだけど、まだ10km近く走らなきゃ。。。峠の下り部分、危険だけどエンジン切って惰性で降りてきたのは、ナイショだ。

奈川 14:11
ヒヤヒヤしながら、奈川に出てこれた。SRX君に腹一杯、のませてやる。このとき、8.3L飲み込んだので、タンク容量10Lから考えるとリザーブは2Lほど。ということは、17~20kn/L の燃費なんで、リザーブでは30kmくらいなら安心して走れるか。同じ250単気筒のセローはインジェクションもあってか、25~35km/Lと全然燃費がいい。

r26
さて奈川のガソリンスタンドからくるっとUターンして帰路に向かう。r26で木曽福島方面へ。

境峠 14:25
r26は気分のいい道。その峠が境峠で、標高1486mは、今日4回目の分水嶺の乗り越え。この先は、木曽川の源流となって、太平洋に注ぐ。峠からR19の薮原までの15kmほども、走って楽しい快走路。

R361 木曽町 14:49
高所の冷気から、炎天下のR19におりてきた。このままR19で中津川まで走るのが「普通」であろうが、R19はクルマも信号も多く小生は大嫌い。こんな時は、もひとつ山越えして、伊那に抜けましょう。

R361 権兵衛トンネル 14:58
姥神トンネル、番所トンネルとくぐり抜け、最長の権兵衛トンネルにやってきた。じつは、この手前2つのトンネル通過で、5回目,6回目の分水嶺を乗り越えたことになる。このあたり、河川が入り組んで複雑な分水嶺になっている。いつもながら、権兵衛トンネルは夏すずしく、冬暖かい、ライダーにやさしいトンネルだね。

伊那市 15:05
権兵衛トンネルの先は、伊那谷の中心、伊那市におりてくる。中央アルプス、南アルプスに囲まれた伊那谷は、見晴らしがよく、権兵衛トンネルから伊那市街までのR361を走れば実感できるだろう。扇状地を下る直線路の向こうには、対岸の丘陵地が見渡せる。


見えるは、南アルプスの甲斐駒ヶ岳あたり、晴天にモクモクとわきあがる入道雲。幾重にも重なる山の端、とうもろこしの畑、ああ、完璧な夏の風景。SRX君、これまであまり乗れてやれなかったが、今日は夏らしいツーリングができたねえ。

名古屋IC 17:12
灼熱の名古屋に戻ってきた。今日の走行距離、486km。はじめは回り切りにくかったエンジンも、帰りの高速ではスッキリ回り切るようになった。合わせて、高回転への繋がりもスムーズに。やはり、エンジンものは、乗ってやらないと調子悪くなるねえ。SRX君、床屋さんのもとに嫁いでいくけど、いっぱい乗ってもらえるといいねえ。


未来のライダー
高速降りた本郷の交差点。信号が変わるまで、ずーっと小生をふり返っている「未来のライダー」。大きくなったら、おじさんのところにいらっしゃい、このバイクを君に譲ろう。
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