南牧村野辺山 YAMAHA XS1100S 1983
前日はこちら

天気予報通り、外をみれば青空の最終日。今日はカッパを着なくてもいいと思うと、うれしいねえ。

和心の宿 大森(ひろいもの)
お宿自慢の屋上露天風呂。朝日を浴びて、周囲のお山がオレンジに染まってくる。

Day3

三日目 6:40
自宅までまだまだ距離があり、なるべく早く走り出したかった。朝食無しの予約で、昨夕の時点でチェックアウトは済ませてあった。玄関番のスタッフにお手伝いしてもらって、出立の準備。超メッシュなジャケットはさすがに寒く、もう一枚重ね着をする。

伊香保神社
靜かな温泉街に、四方から仲居さんたちがそれぞれのお宿に集まってくる。朝食の準備が始まるのだろう。伊香保温泉の最上部にある伊香保神社を参拝する。早朝からのお勤めで、境内のお掃除を始めた宮司さんにご挨拶。

石段街 6:53
昨夜徘徊した伊香保温泉の石段街を背景にイレブンさんの写真を1枚。東に立つお山がキレイ、さあ今日のツーリングが楽しみだ。

榛名山 連続ヘアピン 7:10
温泉街を西に抜けると、早々に榛名湖にむかって登りが始まる。切り返しのカーブの後は、見通しの良いヘアピンが続く。イニシャルDでAEとFCがバトルするワインディングの設定がこの榛名山。パワーに勝るFCをハチロクが「奥義「溝落とし」で前に出る。バリバリ伝説共々、読み返したくなるコミック(^_^;。

榛名湖マラソン 7:11
ヘアピンを登り切って、榛名山のカルデラ頂部を通過、ここも1000m超えなのでイレブンの機嫌が悪い。「ん??、8時半から通行止め。。。マラソン??」。 この日に榛名湖周辺の道路を閉鎖して、マラソンが行われるよう。全く知らなかった(°0°) 残り1時間、、、先を急ぎましょう。よかった、、、早く通過できて。
榛名ストレート
榛名山はカルデラ地形で、外輪山をこえるとカルデラ盆地となって平坦な高原となる。榛名湖に続くストレートは気分良し。路肩に寄せて写真を撮っていると、後続車両がどんどんやってくる。え?、なに? そうなんだ、マラソンに参加する人たちのクルマたちが、ひっきりなしに登ってきている。

榛名湖 7:20
いつもなら、バイクがうようよいるはずの榛名湖畔も、すっかり靜か。締め出しを食らったらえらいことなので、写真をとったらさっさと山を下りなきゃ。

榛名神社 大鳥居 7:28
外輪山を降りてくると、ほどなく真っ赤な大鳥居が現れる。今日の最も楽しみにしていた訪問地、榛名神社。


榛名神社 7:30
参道をのぼってゆけば境内となって、左手の飲食店の駐車場にバイクを駐める。なにか買ってあげないとイケないだろうが、開店前なので申し訳ない。


隋神門
榛名山は6世紀の創建とされる。榛名山を神とする神社から始まるも、いわゆる神仏習合で中世から近世までは、榛名山巌殿寺・満行宮と称していた。明治の神仏分離の政策により、仏教色が廃されたとされる。江戸時代建立の山門も運慶作の仁王像が安置されていたが、隋神門と称して「随身(ずいじん)」が収められている。

門をくぐると、参道が右に榛名川を従えつつ、登ってゆく。みどりに埋もれる峡谷は、シーンと静かで、神々しい。

千本杉
参道の渓谷には、400年前後の杉の大木が並木のよう。その数、千余本あるとされる。


矢立杉と神門への石段
三重塔や神橋などを過ぎれば左手の矢立杉と石段に至る。矢立杉は樹齢500年、幹の周り約10mの御神木。そっと幹に触れて、巨木の声を聞いてみる。

神門
石段は左右の巨石の間をすり抜けて、神門に通じる。巨木、巨石など、境内を覆う気配は、信仰心関係なく、見る人を強く惹きつけるだろう。多くの社寺を見てきたが、榛名神社の矢立杉あたりの自然と人の営みの融和した世界はすばらしいと思う。とても魅入られてしまった。

神門をくぐれば、一段上の境内。本殿に通じる石段の先には、新たな門とその背後に巌と巨木が控える。

双龍門
豪華な造りの双龍門には、緻密な木彫りの竜が左右に彫られている。これらは200年前の江戸時代の作品で、国指定の重要文化財。


本社 7:51
2年前より修繕工事中のため、すっぽりとカバーで覆われた本社。本来であれば、東照宮を思い起こすような、鮮やかな朱と金箔の社殿を見ることができるはずなので残念。参拝は出来ないのかと、引き戸を開けたら誤って内部に入ってしまった。榛名神社は、素晴らしいと聞いてはいたが、これほどの威容とは思わなかった。本社がお披露目される2年後には、家族を連れて必ず再訪しようと思った。

榛名神社 一の鳥居 8:26
参拝を終えて、ふもとに降りてきた。中途には、路傍に一の鳥居を見つける。鳥居の元には、荷馬車や人が行き交った古道が残っている。

天狗山 8:32
さらにふもとに下り、烏川の近くまで降りてきた。ふり返ると榛名山の南に続く天狗岳がキレイに見えている。榛名山はその名の峰があるのではなく、これらカルデラ地形を形成する多数の火山の総称だ。西の方角にみえるゴツゴツ岩のお山は、妙義山。


下仁田駅 10:00
高崎からこの下仁田を終点に、上信電鉄の上信線が明治の時代から存続している。ローカル線の味わいある駅舎が木造で温かい。

下仁田
駅前から続く細い路地の商店街。写真館や食堂、金物屋など、昔の姿が残っていて、味わい深し。下仁田の街並をくるくるっと回ってみたが、小さなステキな町だった。

下仁田 山車
10月第1週の秋祭りに備えて、山車が外に出されている。直前の週末だから町内の皆さんも準備に追われていそうだ。当日は晴れるといいねえ。

南牧村 10:19
下仁田過ぎると、山あいの道となって、秩父山系に分け入ってゆく。ツーリング前半の憂さ晴らしのように、スイスイとクネクネ道を楽しむ。

湯の沢トンネル 10:29
十石峠に出るために、どんどん南下してゆく。20年前にこのトンネルが出来るまでは、旧道の「塩之沢峠」が山越えのルートだった。狭いが味わいある山越えで、今回も時間に余裕があれば走ってみたかった。廃道になる前に、再訪しておきたい峠だ。
R299 10:35
目的の十石峠に至るR299にでてきた。これを右折してゆけば峠だけど、長期にわたり災害通行止めが続いている。迂回するために左折して、もう一本南を走る「ぶどう峠」へのr124に進む。
r124分岐部 10:41
r124に入ってまもなく分岐が現れる。右が矢弓沢林道で、これがR299の迂回路になって十石峠に続いている。左にすすめばやがて十石峠の南で「ぶどう峠」として山越えしてゆく。ちょうど5年前にMT-01でぶどう峠を山越えしたが、上りで日航機墜落事故現場の御巣鷹の尾根を望むポイントがあった。
5年前のぶどう峠の様子はこちら
矢弓沢林道
矢弓沢林道は、迂回路ではあるが、ひさしく十石峠へのルートとして利用されているので、それなりに整備されているし、交通量もぼちぼち。正直、こちらを格上げして国道にしちゃえばいいのに。

もうすこしで峠のあたり、西をみれば秩父の山々が見える。あの先は両神山の向こう側には秩父の町があるはず。スマホアプリの「AR山ナビ」を使えば、道のお山の名前を教えてくれる。便利だね。お山も名前が分かるのと、分からないとでは、興味具合が全然違う。

十石(じっこく)峠 11:09
矢弓沢林道に入ってから、約30分ほどで十石峠に着いた。名古屋からでは、日帰りで来ることが出来ない峠なので、これまでも数えるほどしか来たことがない。

展望台には、説明板が設置されている。北東側の展望は期待できるが、南側や進んで行く西側は木々に遮られて展望は期待できず。
峠の下りでは、落ちたばかりの栗をひろう。トゲトゲがいたので、上手に持ってバックにしまった。帰宅して、玄関先に飾ってみたけど、すでに虫が入っているようで、カスが出るようになってしまう。落ちている栗のほとんどが、虫に食われているらしい。
佐久穂町
さて、秩父のお山をすり抜けて、信州側にでてきた。山深いところから、盆地や平野に出てくると、その開放感がうれしい。十石峠の名の由来は、米の取れない秩父の地域へ、信州側から毎日、「十石」の米が峠を越えていたからとされる。
八ヶ岳 12:39
佐久穂町にでてきて、通りすがりのラーメン屋で昼飯をかき込む。待望の晴天の下、見慣れた八ヶ岳を眺めれば、旅もエンディングが近いことを知る。予定では、麦草峠を越えて茅野に抜けるつもりであったが、高所の走行で吹けないエンジンのイレブンと格闘するのもつらいものあり。そこで思いついたのが、この近くの「ハム日和」という手作りハム・ソーセージのお店。かねてより訪ねようと思っていたので、こりゃナイスな思いつき。

ハム日和 13:00
ハム日和の主とは、SNSでつながっていて、メッセージで確認すると、今日はご在宅とのこと。実際にお会いするのは初めて、いい機会だから立ち寄らせて頂いた。R141 「道の駅 南きよさと」からわずか数キロの所に、おしゃれなロッジ風の建物が、ハム日和。

あるじは、ヤマハMT-01のバイク乗りで全国のMT-01のグループのメンバーということで、面前でお会いするのは今日が始めて。一見すると、ビックバイクを転がすようなワイルドな雰囲気なく、とても温和な御人とお見受けした。バイクやツーリングの話題に尽きず、10月中旬に行われる「MT-01全国オフ会」の機会に再会できることを願ってお暇した。ハム日和さんはMT-01繋がりののライダー仲間もよく立ち寄るお店。Googleの口コミは、4.3と高得点。リピーターが多いというのは、すばらしい。

口コミを挙げてみると。。「八ヶ岳南麓のハム、ソーセージ専門店です。注文ごとにその場でスライスしてくれます。真空パックも可能です。10年来お世話になっています。非常に高いレベルの味を出してると思います。本場ドイツのものより、若干塩気を減らし気味なのがなお良いです。ハニーマスタードポークは隠れた逸品です。」小生もお土産に、ビールに合いそうな「ビアプルスト」、「ブラートフルスト」、「フランクフルト」を分けて頂く。奥さんが、がっちりと保冷剤で包装してくれたので、名古屋まで大丈夫と太鼓判。

富士山 12:57
ハム日和をおいとまして、中央道長坂ICにむかう。黄金に輝く稲穂の向こうに、富士山がシルエットで遠望できる。福島から山あいの中をクネクネ南下、一切経山、吾妻小富士、男体山、赤城山、榛名山、妙義山などに会ってきた。最後に八ヶ岳や富士山と対面できて、お山好きな小生には満足至極。

Day3

名古屋 17:11
中央高速を快適に飛ばしてきたが、飯田のあたりから恵那山トンネルにかけて、道路工事による10kmほどの渋滞にであう。時折、ノロノロとStop&Goの車列に、バイクを合わせるのはどう見ても理不尽。路側帯を走り抜けるのは明らかな違反取り締まりの対象になる。バイクの機動性を生かして、二車線の車の間を低速で抜けさせて頂く。ドアを開けるクルマはないだろうけど、車線変更をするかもしれない車の動きには要注意。渋滞の通過にすっかり時間と気力を削がれて、やっとの思いで名古屋ICに滑り込んだ。

全行程
前乗りしつつの、2泊3日の東北南部から北関東〜信州の旅。走行距離1453km 平均燃費11.3km/L 区間最高燃費は丸子から相模原の東名区間で13.4km/L 最低燃費は伊香保から榛名山の山岳路で8.9km/L であった。8.9km/Lなんて、バイクの燃費とは思いがたい(T_T)。
車庫でカバーをかけるまえに、コイン洗車場の高圧洗車でツーリングの汚れを洗い落とす。高所での吹け上がりに問題は生じるが、無事にツーリングをこなして帰宅できた。国内でのイレブンは希少で、特に1100Sとなるとどれほど生き残っているのだろう。稀な絶滅危惧種だから、オリジナルのまま元気に走らせて維持してやりたい。
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